2021-08-25 (Wed)

本日のキーワード : 征服、ユダヤ人、異教徒の地
征服(せいふく、英語:conquest)とは、武力・軍事力によって敵を負かして支配下におくこと、武力征伐によって相手を屈服させることであり、歴史的には国家や民族集団が武力によって他の国家や領域を占領、併合し、消滅させる全過程を指している。
本日の書物 : 『 「アメリカ」 の終わり “忘れられたアメリカ人” のこころの声を聞け』 山中 泉 方丈社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ニューヨークに住み、多くのユダヤ人と仕事をしたことがある人ならば、【ユダヤ人の影響力と団結力がいかにすごいものか】は理解できるだろう。私の場合は、彼らが大きな力を持つウォール街にいたこともあるが、その後の事業で幾度もユダヤ人たちと仕事で付き合い、時には激しく闘ってきた。【彼らの仕事のやり方、考え方】はどのようなバックグラウンドを持つかによってもまったく違うが、【いわゆるアメリカの通常の会社やビジネスマンたちとはかなり違う】。
【ユダヤ系の人たちは、昔から民主党支持者が多い】。アメリカの最初のエスタブリッシュメントとなったWASP(白人アングロサクソン・プロテスタント)の多い共和党よりも、【 1950 年代から左傾化を進めてきた民主党】に【ユダヤ人が馴染みやすかった】ということもある。また【ユダヤ系アメリカ人たちに対して、影響力を提供したのが民主党だった】ということもあるだろう。
しかし、ニューヨークは民主党岩盤の地域であるが、【その中で一つのマイノリティ・グループ】が【他の多くの移民グループと違い、強固な共和党支持、トランプ支持であるのはあまり知られていない】。
ニューヨークの中で数少ない【トランプ支持者が多い】のが、この章で前述した【ベトナム】や【キューバ】と同様に、【共産国からの移民であるロシア系アメリカ人たち】だ。
現在、アメリカには 313 万人のロシア系アメリカ人がいるが、その中でニューヨーク州に約 160 万人が在住している。そして、【ニューヨーク市には約 35 万人のロシア系移民がいて、その多くがユダヤ系ロシア人たちだ】。
第 1 世代のそれらのユダヤ系ロシア人には、【共産主義のソビエト連邦から亡命】してアメリカへ避難してきた人たちも多い。現在のロシアとは違い、【当時の共産国ソビエト連邦は今の北朝鮮と同じで、移民するには亡命しかなかった】のである。』

征服者ラビ・ナフマン
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在のアメリカで起こっている現実について、非常に正しく理解されている方々の御一人である著者が、主要メディアの “素っ惚け” “しらばっくれ” によって多くの人々が知らない事実を列挙している書物で、また、主要メディアの “歪曲” “捏造” によって多くの方々が事実誤認している出来事の真実を明らかにされている書物になります。2016 年から始まった本物の「陰謀」について理解する上でも、まずはアメリカの現実を正しく把握することが必須となりますが、まさにそのために打って付けの御薦めの良書です。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 618,585(617,704)÷36,119,200(35,983,375)=0.0171・・・(0.0171) 「1.71%(1.71%)」

イタリア : 128,304(128,273)÷4,413,162(4,406,241)=0.0290・・・(0.0291) 「2.90%(2.91%)」

日本 : 15,336(15,327)÷1,071,348(1,055,566)=0.0143・・・(0.0145) 「1.43%(1.45%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 2.ラビ・ナフマンとウマン巡礼
2 - 3 ラビ・ナフマンの思想における聖地イスラエルとウマン
・・・実のところラビ・ナフマンのイスラエル観には、他のハシディズムの指導者にも共通する要素が数多くある。バール・シェム・トーヴが何度となくイスラエルに巡礼しようとしたことは有名であるし、彼の弟子たちの中には実際にパレスチナに移住した者も多かった。一方、イスラエルの聖性の実現が離散の地でも可能であると表明した者も多くいた。しかしハシディズム全体を通して、ナフマンの思想は次の二点で際立っている。第一に、聖地巡礼による物理的なイスラエルのエネルギーの獲得と、その離散の地への延長という往復運動が強調される点、第二に、住居を変更する際にナフマンが発した以下の言動が示すように、義人 (彼自身) の具体的な居住地とその聖性とが強調される点である。
ナフマンはブラツラフを住居にしてまもなく、故郷メソポタミアのウルを出立しカナンの地に入った父祖アブラハムに自らをなぞらえ、「祈りの際の拍手と踊りによってブレスラフの街を征服した」。そしてブラツラフにおける最初の教えこそ、まさにイスラエルの聖性の延長に関するものであった。ナフマンは、『詩篇』 111 章 6 節の 「もろもろの国の所領 みわざ [nakhalat goyim] をおのれの民にあたへて、その作為のちからを之にあらはしたまへり」 という聖書の記述を、イスラエルの聖性が非ユダヤ人 (異教徒) の土地全体、すなわちイスラエルの外へ延長されるという文脈で解釈した。
「 諸国の民の大地、イスラエルを出でし所なれば、不浄の気 [avir] (84) が支配せり。されど、我らが祈りのさなか、双手を鳴らせば、『創世記』 の 28 文字より神の御業たる力生ずるやすなわち、異教徒の地を我らに下し賜はん。全ては神のもとにあり、然らば我らこそもろもろの国の所領を清める者なれ。」
ウーマニに移住する際にも、同様の神話的思考が働いていた。それは、啓蒙主義者の家に住み着いた矢先ナフマンが残した興味深い発言から、容易に読み取ることができる。「我らは今、イスラエルの遠き縁しの果て、イスラエルの境界尽きる所にあり」。
ブラツラフがナフマンの公的な活動の開始点であったとするならば、ウーマニはその終局点であった。ナフマンはいずれの地にあっても、イスラエル巡礼によって得た聖性によって、象徴的に異教徒の土地を浄化しようとしたことがわかる。しかしその方法は著しく異なる。ブラツラフでは 「手拍子と踊り」 という比較的単純な方法によって、自らのハシディズムの礎を築くことに難なく成功した。それに対してウマン (ウーマニ) は、地理的にナフマンの影響力が及ばない場所であったばかりか、不浄な魂の存在によってその 「征服」 が予め困難な場所であった。つまり、彼の神話的思考においてイスラエルの聖性が尽きる所ウマンとは、「異端者」 がたむろし、ポグロムの嵐に呑まれた殉教者の魂が彷徨う、「混沌」 に支配された危険な町であった。最高の義人としての使命感に突き動かされたナフマンは、死を賭してこの街の土を踏み、精神的なイスラエルをこの地に打ち立てる事業の途上で死を遂げたのである。
ここで、こうしたナフマンの言動を文化記号論的に読み直すと、彼のナラティヴは、一つの英雄神話的な構造をもっていることに気付かされる。人間界に創造と秩序をもたらすために冥界に降り立ち、魔物 (混沌) と戦うという英雄神話は世界中にみられるが、彼のウマン (ウーマニ) 行きは、これと同じ構造をもつと考えられる。ウマンとは、ナフマンが生前約束したように、救われぬ殉教者の魂、そしてあらゆる悪業にまみれた生者の救済事業が行われる闘争の舞台なのである (87)。もちろん、このような冥界と天上界との仲介者、人間と神との仲介者という役割を担う義人は、バール・シェム・トーヴ以来珍しいものではない。しかし、ナフマンにおいては、それが死後にも永続的に行われるという確信を信奉者に与えることによって、空前の神話的次元を獲得したといえるのではなかろうか。すなわち、ナフマンの存在によって、ウマンという周縁の地が、イスラエルの聖性に匹敵する中心性を獲得し、混沌と創造の力が救世主の到来の日まで拮抗し続ける、境界的な土地へと変貌したといえよう。巡礼が行われる新年という象徴的な時間が、この境界性を一層際立たせることは言うまでもない (88)。
注 (84)
「空気」 [air]、「大気」 [atmosphere] に対応する言葉。
注 (87)
この半永久的な闘争は、「我が炎は救世主の到来まで燃え続かん」 というナフマンの有名な言葉に集約されており、後にこの言葉を象徴する 「永劫の蝋燭」 [Ner Tamid] が墓の前に灯されることになった。Nathan, Khayey mohara”n, I:46.
注 (88)
巡礼地の 「辺境性」、「境界的現象」 としての巡礼とはとりもなおさず、ターナーがその巡礼研究で広範に論じている中心的主題である。この二点において、ウマン巡礼は、「理想的な」 巡礼形式を備えているといえるだろう。ヴィクター・ターナー著、『象徴と社会』、121-207 頁。 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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