2021-08-10 (Tue)

本日のキーワード : 聖地、ユダヤ人、ウクライナ、ウマン
聖地(せいち)とは、特定の宗教・信仰にとっての本山・本拠地・拠点となる寺院・教会・神社のあるところ、またはその宗教の開祖・創始者にまつわる重要なところ、あるいは奇跡や霊的な出来事の舞台となったところをいう。
そこに参拝することは、信者にとって特別なことであり、それへの巡礼は信仰生活にとって特別な意味を持っている。
本日の書物 : 『犬のココロをよむ ―― 伴侶動物学からわかること』 菊水 健史、永澤 美保 岩波書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【ネアンデルタール人】と【現代人】との【差異】を徹底的に調べあげて、その違いこそが【ネアンデルタール人の滅亡】と【現代人の繁栄】を分けた要因だったのではないか、という論文が 2012 年に発表されました。その研究によれば、【ネアンデルタール人が滅びた理由】として、【現代人のように狩猟用石器技術が進歩せず】、【社会性も未発達】で、また【気候変動などの影響】もあったとされています。社会性の発達に関しては、それほど多くはまだ考察されていませんが、【現代人が攻撃性を抑え、交友的な気質を獲得した】がゆえに、【共同生活を形成】でき、【協力関係のもとに生き延びてきた】のではないかという仮説を出しています。この論文について、ペンシルバニア大学のシップマン博士らは、さらにその考察を広げて解釈しています。シップマン博士らは【ネアンデルタール人との生存競争を勝ち抜いて現在の人を人たるものにした影の立役者】は【犬】ではないかというのです。

【ネアンデルタール人の絶滅】は【約 2 万年前】でした。これまでの考古学的な解釈から【犬が家畜化された時期】はそれよりもあと、約 1 万 5,000 年くらい前だと考えられていました。しかし、新たな考古学の調査の結果、【飼い犬は約 3 万年前から存在していた可能性がある】こと、また遺伝子の解析によっても【犬とオオカミが分化した時期】も【最も古くて 5 万年前までさかのぼれる】ことがわかりました。

とくに【特徴的な発見】として、ネアンデルタール人も現代人(ホモ・サピエンス)も共に生息していたとされる時期、ベルギーの洞窟からはおよそ 3 万年前、チェコからは 2 万 7,000 年前のものと推定された【犬に似た動物の頭骨】がいくつか発掘されました。これらの骨はすべて【ネアンデルタール人の遺跡からではなく、現代人の遺跡から発掘された】のです。これら 2 つの遺跡から発掘された動物の骨は【儀式的に手厚く埋葬】されていました。これは【犬を食べていたのではなく、その犬に似た動物は狩猟の友、あるいは夜の見張り役として、現代人にとって大切なものとされていた】と考えられる証拠になります。
この考古学的な発見が正しいとすれば、【犬が現代人と共に住むようになったのは 1 万 5,000 年よりも前の時期、現代人とネアンデルタール人がいずれもヨーロッパで生存していた時期ではないか】と考えられ始めています。』

離散の地にあるユダヤ人の聖地・ウマン
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「伴侶動物(コンパニオンアニマル)」 と呼ばれる、私たちヒトと共生する動物の中でも、特に 「犬」 に注目し、これまでに判明している驚愕の事実について、科学的観点から解説がなされている書物になります。すでに 「犬」 を飼われている方々も、また、いつかは「犬」 を飼ってみたいなと思われている方々も、本書を通じて 「犬」 に対する興味がますます高まること間違いなし、のおすすめの良書です。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 612,343(611,959)÷34,799,412(34,706,025)=0.0175・・・(0.0176) 「1.75%(1.76%)」

イタリア : 128,047(128,029)÷4,343,519(4,336,906)=0.0294・・・(0.0295) 「2.94%(2.95%)」

日本 : 15,197(15,188)÷914,718(903,973)=0.0166・・・(0.0168) 「1.66%(1.68%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 はじめに
・・・その理由としてまず考えられるのは、ウマン (ウーマニ) という土地が、現代のイスラエルという地理的範囲を越え、離散の地において聖地化した稀有な例であるという点が挙げられる。また、現在ブレスラフ・ハシディームの大多数を構成するのが、スファラディーム [Sephardim] (20) やバアレイ・チュヴァー [ba’aley tshuva] (21) という、もともと東欧で発生したハシディズムとは直接歴史的つながりを持たない層の人々であるという特殊な事情も、これまでの研究の枠組みでは捉えきれない側面をもっている。
しかし、ウマン巡礼のこうした例外的な側面は、ユダヤ人の文化的な 「景観」 [landscapes] (22) の特殊性を、却って際立たせることになるものと思われる。なぜなら、イスラエルという土地がユダヤ人の空間認識において常に特権的な位置を占めていたとしても、離散の地とユダヤ人との関わり方を同時に見ていくことは、本来重層的なユダヤ人の空間認識のあり方を、包括的に捉えることを可能にするからである。と同時に、かつて大量のユダヤ人人口を抱えていた東欧地域に居住する人々の集合的記憶にとっても、ユダヤ人の存在が喚起する歴史・文化的な重要性は今も失われていない (23)。
以上のような点を踏まえながら、本稿ではウマン巡礼の歴史に反映されてきた、空間的・イデオロギー的な側面を中心に考察していく。流れとしては、まず、(1) ユダヤ文化における義人廟崇拝の基本的な特徴と、現代におけるその主な動向を押さえた上で、(2) ラビ・ナフマンの生前の言動において、ウマン (ウーマニ) という土地がいかにして意味付けられ、後の巡礼の布石を築いたのか、という巡礼のイデオロギー的側面を検討する。次に、(3) その盛衰の歴史を跡付けながら、時代の制約とともに、巡礼制度がいかに移り変わり、それとともにウマン (ウーマニ)、ひいてはウクライナという土地に対する信奉者達の態度がどのように変化していったのか、という巡礼過程の通時的側面について考察する。最後に、(4) ブレスラフ・ハシディズム内部で最近持ち上がった、ラビ・ナフマンの埋葬地をめぐる論争を取り上げる。そこでは、ブレスラフ・ハシディーム世界会議 [Ha-Va’ad ha-’Olami de-Khasidey Braslav] に代表される伝統主義的な主流派のハシディームと、バアレイ・チュヴァーやスファラディーム層を中心とした、グループ内の新たなセクトとの間の土地認識のズレを浮き彫りにしながら、ウクライナのウマン (ウーマニ) に代表される離散の地が、ポスト・シオニズム時代において持つ象徴的意味の広がりと限界を同時に指摘するつもりである。
注 (8)
中世以来、ライン川上流地域 (現在のドイツ西南部) のことをユダヤ人は ashkenaz と呼び慣わしてきた。そこから東欧を経て世界各地へ移動を繰り返してきた、元来イディッシュ語を母語としたユダヤ人の末裔全体を総称してアシュケナジームと呼ぶ。注 20 を参照。
注 (20)
中世以来、ユダヤ人は現在のスペインに当たる地域を sfarad と呼び慣わしてきた。スファラディームとは、元来は 1492 年にスペインから追放されたユダヤ人の末裔のことを指すが、現在ではイスラム諸国出身のユダヤ人を総称する場合が多い。注 8 を参照。
注 (21)
「悔い改めし者」 とでもいった意味で、世俗的な生活からユダヤ教に基づく生活へと回帰したユダヤ人のことを指す。
注 (22)
「景観」とはここでは、様々な人間集団によって社会的に構築された空間の体系、という意味で使用する。J. B. Jackson, Discovering the Vernacular Landscape (New Haven, 1984), p.8.
注 (23)
例えば、第二次世界大戦中に建設された強制収容所跡が集中するポーランドなどでは、こうした負の遺産の扱いが容易に外交問題となり得るだけでなく、ユダヤ文化史跡観光など、いわゆるショアー (ホロコースト)・ビジネスの資源をも提供している。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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