2021-08-07 (Sat)

本日のキーワード : ハシディズム、ユダヤ教敬虔主義運動、ウクライナ
ハシディズム(ドイツ語:Chassidismus、英語:Hasidism, Hasidic Judaism、ヘブライ語:חֲסִידוּת, Chasidut, chǎsīdhūth、アシュケナジム式ヘブライ語:chasidu(i,e)s)とは、有徳で思いやりのある行動であることを意味するヘブライ語「ヘーセド chesed חסד "loving kindness"」に起源を持つ「敬虔な者 pious」(ハーシード chāsīdh, chosid)という言葉に由来する、超正統派(ハレディーム、חרדים - Haredim)のユダヤ教運動のこと。
18世紀にバアル・シェム・トーヴが開始したとされる。敬虔主義運動とも訳される。ガリツィア地方がその中心であった。
少人数によるミクラー・ラビ文学の研究より、大勢による祈りを重視する。
最初から独自の典礼、独自のシナゴーグを発展させたが、ユダヤ教の主流から離れることはなかった。
神(絶対者)はすべての生命に内在するカバラ神学を持ている。

ハシディズムの集会
本日の書物 : 『犬のココロをよむ ―― 伴侶動物学からわかること』 菊水 健史、永澤 美保 岩波書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【犬】は【オオカミ】から【ある時点で分岐】し、独立した進化を遂げてきたと考えられます。では【いつから犬は犬だったのでしょうか】。

キノディクティス
【考古学】と【進化学】から推定されている【犬の祖先】はまず【キノディクティス(Cynodictis)】に始まります。キノディクティスは【すべての肉食哺乳類の祖先に相当】するといわれており、爪は出し入れ可能で、おそらく樹上生活を営んでいたと想像されています。このキノディクティスの出現が【約 1,200 万年くらい前】です。その後ネコ科とイヌ科が分かれ、【イヌ科の祖先】としては【トマルクタス(Tomarctus)】が現れます。トマルクタスは地上生活を始め、犬と同等の生活パターンを示していたと想定されています。このトマルクタスが【イヌ科の動物、犬、オオカミ、コヨーテ、ジャッカルなどの共通の祖先】となるわけです。

トマルクタス
古い論争として、犬の祖先がオオカミなのかジャッカルなのかというものがありました。ローレンツの 『人イヌにあう』 でも、ローレンツは犬の祖先がオオカミ系列とジャッカル系列があることを述べているほどです。しかし、1997 年に世界 27 ヶ所から集めたオオカミ 162 頭と 67 品種 140 頭の犬を用いて、【ミトコンドリアDNAの塩基配列の比較】を試みた結果が報告され、【すべての犬はオオカミと共通の祖先を持っており、ジャッカルとはそれ以前に分かれた】ことが明らかとなりました。さらに【犬とオオカミの遺伝子配列に大きな違いは認められず、犬とオオカミが同種である】こともわかりました。このような【分子系統学】の成果と、犬とオオカミがお互いの間の子の子孫を何世代かにわたってつくることが可能である事実を考え合わせると、実は【生物学的には犬とオオカミは同じ動物種である】ということになります。
このような研究結果を受け、世界の哺乳類分類表である 《 Mammal Species of the World 》 では、【犬の種の分類上の位置づけ】は【オオカミ( Canis lupus )の亜種】とされ、【学名】も【 Canis lupus familiaris 】に改められました。実際にアメリカ大陸に現存するオオカミのほとんどが犬との混血であることもわかりました。なんと黒色のオオカミはもうすでに遺伝的にはオオカミではないのです。』

ユダヤ教敬虔主義運動 (ハシディズム)
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「伴侶動物(コンパニオンアニマル)」 と呼ばれる、私たちヒトと共生する動物の中でも、特に 「犬」 に注目し、これまでに判明している驚愕の事実について、科学的観点から解説がなされている書物になります。すでに 「犬」 を飼われている方々も、また、いつかは「犬」 を飼ってみたいなと思われている方々も、本書を通じて 「犬」 に対する興味がますます高まること間違いなし、のおすすめの良書です。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 611,115(610,859)÷34,517,648(34,434,864)=0.0177・・・(0.0177) 「1.77%(1.77%)」

イタリア : 127,971(127,949)÷4,320,530(4,317,415)=0.0296・・・(0.0296) 「2.96%(2.96%)」

日本 : 15,084(15,072)÷876,037(871,018)=0.0172・・・(0.0173) 「1.72%(1.73%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、少し視点を変えて、ウクライナにおけるユダヤ人に焦点をあてて、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウマン巡礼の歴史 : ウクライナにおけるユダヤ人の聖地とその変遷』 赤尾 光春
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 はじめに
・・・ハシディズムとは、18 世紀中葉にウクライナのポドリア地方 [Podoliia] で、奇跡業者の一人バール・シェム・トーヴ [Israel Eliezer Ba’al Shem Tov 1700 - 1760 ] (5) によって創始された、ユダヤ教敬虔主義運動である (6)。

ボフダン・フメリニツキー
ボフダン・フメリニツキー [Bohdan Khmel’nyts’kyi 1595? - 1657 ] (7) による 1648 年のユダヤ人大虐殺、1666 年を頂点とするシャブタイ・ツヴィ [Shabtai Tsvi 1627 - 1676 ] の偽メシア運動など、17 世紀のアシュケナジーム [Ashkenazim] (8) 社会は、大破局に見舞われた。この精神的空白を埋めるかのように現れたハシディズムは、たちまち幅広い大衆的基盤を獲得し、19 世紀末までには東欧全域を席捲した。共産主義革命、内戦とポグロム、そしてとりわけホロコーストといった、20 世紀前半に東欧・ロシアのユダヤ人社会全体を襲った一連の出来事は、ハシディズムの存続にとっては致命的な打撃となったが (9)、少数の生き残りが移住した北米やイスラエルなどにおいて、この運動は一命をとりとめた。ニューヨーク、テルアビブ、ロンドンといった超近代的な大都市で、典型的なゲットー社会を形成したハシディズムは、やがてその頑迷な反近代主義的なイデオロギーと出生率の高さに支えられて大きく息を吹き返し、今日では繁栄を誇るまでになった。
注 (5)
「善き御名の所持者」 という意味。東欧一帯に当時みられた奇跡業者は 「御名の所持者」 [ba’al shem] と呼ばれ、神の名を知り、神通力をもっていると信じられた。その一人であったことからこの名がついた。名前の頭文字をとって別名ベシュト [Besh‘‘t] とも呼ばれる。
注 (6)
ハシディズムは、ユダヤ教神秘主義カバラ [kabbala] の流れを汲み、祈り、歌、踊りといった非知性的な活動に重きを置く一方、禁欲主義的な生活を送ることで知られる。この性格は、リトアニアを中心に東欧で主流だったラビ・ユダヤ教の、タルムードの解釈を最重要視する知性偏重型とは著しい対照をなす。当時のラビ・ユダヤ教については、権力機構との癒着やエリート主義など信仰の形骸化がしばしば指摘されるが、ハシディズムの出現は、その批判・対抗勢力であった側面が強い。一方、「ヴィルナの碩学」 [VilnaGaon] ことRabbi Elijah ben Solomon Zalman (1720 - 1797) 率いるリトアニア系ユダヤ人 [Litvakes] は、ハシディズムに対する 「反対派」 [Misnagdim] 陣営を形成し、ハシディズムをその発生以来異端視し、度々破門宣告を出したばかりでなく、帝政ロシア当局に密告することも辞さなかった。
注 (7)
ポーランド人貴族の支配からウクライナを解放した民族の英雄としてみられるこの同じ人物が、「ユダヤ史観」 ではヒトラーに次ぐ大悪人とされる。
注 (8)
中世以来、ライン川上流地域 (現在のドイツ西南部) のことをユダヤ人は ashkenaz と呼び慣わしてきた。そこから東欧を経て世界各地へ移動を繰り返してきた、元来イディッシュ語を母語としたユダヤ人の末裔全体を総称してアシュケナジームと呼ぶ。注 20 を参照。
注 (9)
生来の楽観主義、反近代的世界観で知られるハシディズムは、東欧一体がナチス・ドイツの脅威にさらされてもなお、自由の国アメリカや、シオニストの支配するパレスチナに移住することを拒んだ。そのためホロコーストによる犠牲者の割合は著しく高かったといわれる。
注 (20)
中世以来、ユダヤ人は現在のスペインに当たる地域を sfarad と呼び慣わしてきた。スファラディームとは、元来は 1492 年にスペインから追放されたユダヤ人の末裔のことを指すが、現在ではイスラム諸国出身のユダヤ人を総称する場合が多い。注 8 を参照。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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