2021-07-30 (Fri)

本日のキーワード : 錯誤、ゼロエミッション、地球温暖化問題
錯誤(さくご)
① まちがうこと。まちがい。誤り。「錯誤を犯す」「試行錯誤」
② その人の認識と客観的事実とが一致しないこと。「時代錯誤」
☆人工説隠蔽のコロナと嘘だらけの脱炭素はよく似ている
本日の書物 : 『「脱炭素」 は嘘だらけ』 杉山 大志 産経新聞出版
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 1.6 ℃ から、さらに 0.8 ℃ の気温上昇をするのは、630 ppm の 1.5 倍で 945 ppm の時点となる。この時の気温上昇は産業革命前から比較して 2.4 ℃。こうなるまでの期間は、毎年 3 ppm 増大するとしても、105 年 (630×0.5÷3=105) かかる計算になる。

このように、【気温上昇】が【 CO 2 濃度の対数で決まる】ので、【同じだけの CO 2 濃度上昇に対する気温の伸びは鈍化する】。他方で【人類の防災能力】は経済成長に伴って【一方的に向上してゆく】ので、【この程度の地球温暖化が重大な悪影響を及ぼすとは思えない】。

今、「ゼロエミッションにすることが必要だ」 という意見が多い。だが【この意見には、「特定の濃度以下に安定化させるためには “いずれ” ゼロエミッションが必要だ」 という程度の論拠しかない】。人類が 2050 年までにゼロエミッションを達成しなければならないという【 「科学的根拠」 などない】。それに 2100 年以降であっても、【 100 年で 1 ℃ 程度の気温上昇】が【有害であるとは全く思えない】。【これまで 100 年で 1 ℃ 程度であれば問題なかった】のだから、【今後 100 年で 1 ℃ 程度はもっと問題がない】。【その先はますます問題がない】。
【むしろ、このぐらい緩やかな温暖化が続くのであれば、人類にとって有益】だろう。』

権力の 「垂直化」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、義務教育期間中にお勉強が出来なかった、あるいは、その後の高校・大学でも何ら学ぶことがなかった、さらには、社会人になっても何ひとつ正しい知識を得られない、そのような自分のアタマでモノゴトを考えることができない方々 (とくに “ド文系や体育会系” ) が、昨今流行りの 「グリーン・バブル」 に騙され踊らされてしまう現象に警鐘を鳴らす書物で、『脱炭素』 という非常に馬鹿々々しい 「作り話 (フィクション)」 について、何がどう間違っているのかを、文字中心に書かれていることで、モノゴトを知らない “ド文系や体育会系” な方々でさえも簡単に理解できるレベルに分かりやすく解説されている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 608,870(608,530)÷34,064,168(33,991,412)=0.0178・・・(0.0179) 「1.78%(1.79%)」

イタリア : 127,864(127,851)÷4,284,332(4,281,214)=0.0298・・・(0.0298) 「2.98%(2.98%)」

日本 : 14,990(14,976)÷838,915(835,029)=0.0178・・・(0.0179) 「1.78%(1.79%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『プーチンの選択したもの[I] : ユーコスつぶしとオリガルヒ資本主義の行方』 鈴木 博信
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1章 プーチンのユーコスつぶし
1989 年初夏の北京。 ゴルバチョフのソ連につづけ、と政治の民主化をもとめて天安門広場に集まっていた学生たちに共産党の 「元老」 鄧小平の命令一下、人民解放軍の戦車がおそいかかった。 民主化運動は数千人は下らないといわれる (が, 今も正確な数字は公表されていない) 死者を出してけちらされ、中国のゴルバチョフ役を演じようとしていた趙紫陽も失脚して、中国の 「ペレストロイカ時代」 は挫折におわった。
中国共産党は、国民に鉄腕をふるうことも辞さない 「権力機構の垂直化」 (5) を打ちたて、その管理下で 「国家資本主義」 を展開する時代に入った。ここで採用された、経済は市場化するが、その分、政治権力は垂直化・強権化するという、この政治と経済の組み合わせのテクノロジーは、日々有効さを立証しつつある。
欧米日のビジネスマンと資本が 「もうけ」 の香りを嗅ぎつけて中国に流れ込んでくれる。 そこでは、お金は匂わない。 戦車がふみつぶした若者たちの血の匂いはしない。 いかに非倫理的な方策をつかった、いかに無慚な貪婪さが産みだした金であっても、政治の場をとおすと匂いは消えるのだ。 あるいは匂いが消えたものと了解しあって権力者たちが権力と貪欲を満たしあう活動分野が政治の場である、といいかえてもよいだろう。
天安門事件から 20 年経って中国はアジアの虎になった。 自由経済は自由のない国家においてすら大した成果をあげうることを明らかにした。
かつてはアメリカと張り合う世界第 2 の超大国だった国も、中国の後を追う追従国のひとつとなった。 いまやロシアはすすんで中国に武器を売り込み外貨を稼いでいる。 ちなみにアメリカの政治は 「天安門の虐殺」 にたいするこだわりから武器売り込みは自制しつづけており (6)、ヨーロッパの元首たちもしぶしぶながらアメリカに義理をたてているが、フランスやドイツの大企業首脳たちが 「そんな些細な名分に囚われていては政治家の本分に悖るのではないか」 と、自国の政治家に不満を鳴らしていることはよく知られている。
注 (5)
共産党という上着を脱ぎ捨ててしまったという点で共産中国とちがいはあるものの、 プーチンのロシアが採用・活用しているのも、おなじテクノロジーにほかならない。
あとにもふれるとおり、権力の 「垂直化」 (ロシア語でいう 「ヴェルティカリ」) こそプーチンの愛用するテクノロジーであり, かれのスピーチにしきりに登場するキーワードのひとつでもある。 2004 年 3 月に再選を果たしたプーチンが選挙戦中に行った演説といえば、同年 2 月にモスクワ大学に中央・地方の 「忠臣たち」 や支持者を集めて行った出馬演説だけであるが、この演説の山場にもこのキーワードがちりばめられていた。
いわく、―― わたしにはこの出馬声明いがいに選挙運動や選挙演説をする必要がない。 日々の活動をとおして刻々に国民の信を問うているからだ。 わたしが第 1 期目にあげたなによりの実績はロシアに 「秩序」 と「安定」 を回復させたことである。 1999 年以降、国内総生産は 29.9 %上昇した。 失業者は 3 分の 1 に減り、最低賃金は過去 3 年間で 4 倍になった。 「不確実で不安にみちた時代はすぎ、生活水準を向上させる条件がととのった、あたらしい時代の到来が実感できる」。 そうした新時代を招きよせるために、わたしは憲法秩序を回復させ、 「権力機構の垂直化を実現した」 と ( 『論拠と事実』 [ロシア語]、 2004 年 2 月、 6 号)。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- いつから犬は犬だったのでしょうか? (2021/08/07)
- オオカミ&イヌと、ライオン&ハイエナとの違いって、な~んだ? (2021/08/06)
- ヒト、イヌ、オオカミの共通点って、な~んだ? (2021/08/05)
- 共産党 = 権力保持のための同業者組合 (2021/08/04)
- 人と一緒に、それも自然に過ごせる動物で一番は何? (2021/08/02)
- アカデミックな世界では、地球の温暖期のことを 『気候最適期』 と呼びます(⌒∇⌒) (2021/08/01)
- 現在のCO 2 濃度の 「 3 分の 2 」 だった江戸時代末期の気候は? (2021/07/31)
- 「ゼロエミッションにすることが必要だ」 という、科学的根拠がまったくない “錯誤” (2021/07/30)
- あまり大げさに心配する必要はなさそうな、「地球温暖化問題」 という “法螺話” (2021/07/29)
- 地球温暖化で気温が上昇すると、それがいったいどれ程悪いというのでしょうか? (2021/07/28)
- 太陽光発電には、一体どれだけの価値があるのか? (2021/07/27)
- 消費需要に合わせて産出するからこそ、その価値が生まれる! ~ これ、経済学の基本ですが(笑) (2021/07/26)
- 「 2050 年 CO2 ゼロ 」って、いったい誰の得になるの??? (2021/07/25)
- 造言蜚語 ~ 何の根拠もなく、ワクチンと地球温暖化の “リスク” を誇張する 「お馬鹿」 (2021/07/24)
- ESG (Environmental, social and corporate governance) の 「S (Social concerns) 」 に含まれている “Human rights (人権)” を無視する企業の株は 「売り」 !!! (2021/07/23)