2021-07-28 (Wed)

本日のキーワード : 気温上昇、地球温暖化問題
気温(きおん)とは、大気の温度のこと。気象を構成する要素の1つ。通常は地上の大気の温度の事を指す。
☆人工説隠蔽のコロナと嘘だらけの脱炭素はよく似ている
本日の書物 : 『「脱炭素」 は嘘だらけ』 杉山 大志 産経新聞出版
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 現在、【パリ協定に定める目標】は、世界全体の【気温上昇】を【産業革命以前】に比べて【 2 ℃ より十分低く保ち、1.5 ℃ に抑える努力をする】というものだ。【気温上昇は一体どの程度、悪なのだろうか】。
現在、【大気中の CO 2 濃度】は【 410 ppm 】に達している。CO 2 濃度は【毎年 2 ppm 程度の増加を続けている】ので、あと 5 年後の【 2025 年頃には 420 ppm に達するだろう】。
420 ppm と言えば、温暖化研究で 「産業革命前」 と呼ばれる【 1850 年頃の約 280 ppm の 5 割増し】である。
この 「節目」 において、あらためて【地球温暖化問題】を【俯瞰】し、今後の CO 2 濃度目標の設定について考察しよう。
IPCCによれば【地球の平均気温】は【産業革命前比べ約 0.8 ℃ 上昇】した。これが【どの程度 CO 2 の増加によるものかはよく分かっていない】けれども、以下では、【仮に全て CO 2 の増加によるものだった、としてみよう】。
まず思い当たることは、【この 0.8 ℃ の上昇で、特段困ったことは起きていない】ことだ。緩やかな CO 2 の濃度上昇と温暖化は、【むしろ人の健康にも農業にもプラスだった】。豪雨、台風、猛暑などへの影響はなかったか、あったとしてもごく僅かだった。そして何より、【この 170 年間の技術進歩と経済成長で世界も日本も豊かになり、緩やかな地球温暖化の影響など、あったとしても誤差の内に掻き消してしまった】。
さて、【これまでさしたる問題はなかった】のだから、今後も同じ程度のペースの地球温暖化であれば、【さほどの問題があるとは思えない】が、今後はどうなるだろうか? 』

プーチンとシラヴィキー
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、義務教育期間中にお勉強が出来なかった、あるいは、その後の高校・大学でも何ら学ぶことがなかった、さらには、社会人になっても何ひとつ正しい知識を得られない、そのような自分のアタマでモノゴトを考えることができない方々 (とくに “ド文系や体育会系” ) が、昨今流行りの 「グリーン・バブル」 に騙され踊らされてしまう現象に警鐘を鳴らす書物で、『脱炭素』 という非常に馬鹿々々しい 「作り話 (フィクション)」 について、何がどう間違っているのかを、文字中心に書かれていることで、モノゴトを知らない “ド文系や体育会系” な方々でさえも簡単に理解できるレベルに分かりやすく解説されている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 608,229(607,988)÷33,959,407(33,932,050)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」

イタリア : 127,840(127,831)÷4,278,319(4,275,846)=0.0298・・・(0.0298) 「2.98%(2.98%)」

日本 : 14,965(14,943)÷831,587(828,169)=0.0179・・・(0.0180) 「1.79%(1.80%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、本日からは次の論文を参照して考えてみたいと思います。

☆『プーチンの選択したもの[I] : ユーコスつぶしとオリガルヒ資本主義の行方』 鈴木 博信
それでは早速、見て参りましょう。
『 はじめに
高騰する原油価格のおかげで一挙に財政赤字が消え、ソ連崩壊後の急激な落ち込みから一転して五年つづきの高成長に転じ、 政局も安定していたプーチンのロシア……。

ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン
ところが、 2003 年 7 月、 オリガルヒ (1) 切っての富豪ミハイル・ハダルコフスキーの経営するロシア隨一の優良企業といわれたユーコス石油がだしぬけに強制捜査をうけた。 10 年前に不当な落札行為によって国有企業を超安値で入手したとして、ユーコスの子会社の社長とハダルコフスキー社長の側近中の側近であるプラトン・レーベジェフが逮捕された。 かれらにたいする告発には、 まもなく殺人・殺人未遂・詐欺・巨額の脱税等々が付けくわえられた。

ミハイル・ホドルコフスキー
この事件がおきた直後、わたしは、プーチン政権のユーコス弾圧はハダルコフスキーが金力を駆って政界に進出するのを牽制することがなによりの狙いとおもわれるので、ロシア切っての優良企業であるユーコス社つぶしそのものは強行せずに踏みとどまるやもしれぬ、と推測して、大要つぎのように記した。
―― ロシアの政治家が競争的選挙で選ばれるようになったことはロシア史上の画期的な変化にはちがいないが、立法府など三権の上にクレムリンが一種の絶対的権力として君臨するという構造そのものはかわっていない。 ソ連崩壊後のロシアに生まれたほんとうにあたらしい要素は、オリガルヒが出現し、その金力を背景にしてクレムリンに挑戦する真の野党勢力をつくり出す潜在力をもつに至ったことであろう。
果たせるかな、ユーコスのハダルコフスキー社長は右派・リベラル派の右派同盟とヤブロコの 2 野党と左派の反対勢力である共産党にたいして巨額の選挙資金を提供しはじめた。
これをみたクレムリンの主柱たる 「シラヴィキー」 派の反応は明快だった。
「シラヴィキー」 というのは、ソ連時代の治安機関や軍関係者、とりわけ 「 KGB = 国家保安委員会」 (ロシア連邦になってからは 「 FSB = 連邦保安局」 とよび名がかわった) 出身者の謂(い)いである。 (ロシア語の 「シーラ」 = パワー;力、権力から来たことばで、「シーラをもつ連中」、つまり 「腕力派」、「強権的統制派」 とでもいえばよい。) プーチン政権の中枢である 「大統領府」 を構成する主勢力は、経済運営を主体とするリベラル派のエコノミストや法律家からなる政策マンの集団とならんで、これらのいわゆる、シラヴィキーが圧倒的な比重を占めている。 シラヴィキーの、多くは生まれも育ちもプーチンと同郷のピーチェル出身者が目立つわけだが (「ピーチェル」 は地元市民がサンクト・ペテルブルクを指すときの愛称)、腕力派がクレムリンを占領したかにみえるのは、いうまでもなくクレムリンの主人であるプーチンが KGB 育ちの同郷者たちを信頼できる忠臣団・家臣群として大量にクレムリンに引き連れてきたからに他ならない。 みずからが KGB の諜報将校出身のプーチンのことである。 ジャーマン・シェパードが、おなじで毛並みと育ちのジャーマン・シェパードと群れを作ろうとするのに、不思議はない。
プーチンに忠誠なシラヴィキーらはすばやくうごいた。 クレムリンの主人公である 「大統領」 の権力、すなわち、クレムリンの一元的・集権的権力支配に挑戦するおそれのあるもう一つの権力中心がロシアに誕生し、 ロシアの政治社会が 2 つの権力中心をもつ楕円構造になることだけは許さない、という決然たる意思をしめしたのである。 それが、7 月にレーベジェフら 2 人をおそった逮捕劇だった。 その意味では、いかに有力なオリガルヒといえどもクレムリンが許容する範囲でのみ生存できるのであり、 オリガルヒの権勢といってもいまなお神話にすぎないのである。(2)

ミハイル・ホドルコフスキー
とはいえ、プーチンがハダルコフスキーの政治的野心にはしたたかに痛棒をふるう一方で、ロシア切っての優良企業として税収の上でも企業統治の面でも国際水準を抜く水際だったパーフォーマンスを示しはじめていたユーコス石油そのものをもただちにつぶしてしまうには至らないのではないのか。 いまは、世界にむけて有力なロシア企業は開いてみせねばならないとき、世界経済のなかにロシア経済を食いこませて資本と技術を集中的に吸収してゆかざるをえない段階にあるロシア経済にとって、ユーコス社についてはいまひととき利用・活用したあとで処置をきめればすむことだ。 そうプーチンが認識していること明らかなようである。
ユーコスしめつけ劇の直後に、かねてからユーコスが申請していた、「シブネフチ石油と合併して世界的な石油メジャーを発足させたい」 という計画にロシア政府独占禁止委員会がゴー・サインを出したことは、その例証といえるのではないだろうか――。
2003 年 9 月 11 日現在で筆者が立てていた、あらまし以上のような予測は、まもなく消しとんだ。
注(1)
権力とむすびつくことによって石油・鉱物資源などの‘おいしい’国有企業を有利きわまる条件で入手して一挙に億万長者になった、エリツィン・ロシアの申し子ともいえる 「オリガルフ」 (寡頭支配者・寡占資本家を意味するロシア語) の複数が 「オリガルヒ」。 組織としての寡頭支配制はオリガルヒヤ、その複数がオリガルヒー。 以上のいずれもが、日本では 「新興財閥」 と訳されることが多い。
かれらはソ連崩壊にともなう体制転換に乗じてそれぞれにいち早く銀行をつくり、エリツィン・ファミリーの庇護のもとに銀行をテコにして優良国有企業の分捕り合戦に成功し、権勢をふるうが、エリツィンのあとをおそったプーチンは、オリガルヒの政治的影響力を削ぎおとすことからスタートした。
プーチンは、つぎのようにオリガルヒを定義することによってエリツィン系のオリガリヒを押さえ込みつぶし、プーチン直系のオリガリヒを育ていく。 「かげにかくれて政治上の決定に影響力をふるおうとする大企業の首脳を、わが国では、オリガルヒとよぶ。 このような人物集団の存在をゆるしてはならない」 (『独立新聞』 [ロシア語], 2002年12月26日)。
注(2)
個人資産 70 ~ 80 億ドルとも推定されるロシアの億万長者が、優良なエネルギー産業を強奪しただけで満足せずに、さらに政界にまでのり出そうというのでは、厚かましさにもほどがある。 ハダルコフスキーらはまだ奪い足りないというのか?
すくなくともこれが大統領府副長官をつとめていたプーチン直参の武闘派、イーゴリ・セーチン ―― その献身ぶりで 「忠臣イーゴリ」 とよばれ大統領後継者候補のひとりにも取りざたされている ―― の反応だった。

イーゴリ・イワノヴィチ・セーチン
盗聴されロシアのマスコミに洩れた携帯電話記録のなかで、セーチンはしゃべっている。
「 2、3 日あのひどいブトゥイルカ監獄にユーコスの連中を泊めてやるがいい。 森を支配しているのがだれか、わかるだろう」。 つまり、ロシアをだれが仕切っているか、目にものをみせてやれというのである。マーシャル・ゴールドマン著, 鈴木博信訳 『強奪されたロシア経済』(日本放送協会, 2003年), 15ページ参照 』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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