2021-07-17 (Sat)

本日のキーワード : NMN
ニコチンアミドモノヌクレオチド(nicotinamide mononucleotide、略称:NMN、β-NMN)は、リボースとニコチンアミドに由来するヌクレオチドである。すべての生物種に存在する補酵素であり、牛乳など様々な栄養源に含まれている。ヒトにはNMNを利用してニコチンアミドアデニンヌクレオチド(NADHおよびNAD+)を生成する酵素が存在する。NMNはNAD+の生化学的前駆体として、ペラグラの予防に有用な可能性がある。
本来は生体内でも生成されているが、加齢に伴うNMN生成能力の低下によりNAD+も減少し、細胞核の損傷やミトコンドリアの活性低下が進むと考えられている。
NADHはミトコンドリア内の諸過程や、サーチュイン、PARPの補因子であるため、NMNは神経保護薬や抗加齢薬としての動物モデルでの研究が行われている。サプリメント企業はこうした点を主張して積極的なマーケティングを行っている。近年、ヒトでの研究によって健康な男性で最大500 mgの単回経口投与が安全であること、投与した量に応じて体内で代謝されることが示されており、長期の安全性に関する複数の研究が行われている。
本日の書物 : 『LIFESPAN (ライフスパン) : 老いなき世界』 デビッド・A・シンクレア 東洋経済新報社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 現在はアイオワ大学の生化学部長を務めるチャールズ・ブレナーは、ビタミンB 3 の一形態である【NR (ニコチンアミドリボシド) 】が、きわめて重要な【NAD (ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド) の前駆体】の 1 つであることを 2004 年に発見した (前駆体とは、生化学反応において特定の生成物の前の段階にある一連の物質をいう)。そしてのちには、【NRがNADを増加させ、結果的に Sir 2 ( 「サイレント情報調節因子 2 」 の略) 酵素の活動を高めることで、酵母細胞の寿命を延ばせる】ことを見出した。NRは牛乳に微量が含まれるだけで、かつては希少物質だった。今や機能性食品として毎月トン単位で販売されている。
一方、NRとは別の前駆体に狙いを定める研究者たちもいた。私たちもそちらのグループだ。その前駆体は【NMN (ニコチンアミドモノヌクレオチド) 】と呼ばれている。これは、【人間の細胞内でもつくられている】し、【アボカド、ブロッコリー、キャベツなどの食物にも含まれている】。体内では、【NRがまずNMNに変換され、次にそれがNADに変わる】。NRかNMNを入れた飲み物を動物に与えると、体内のNAD濃度はそれから 2 〜 3 時間で約 25 %上昇する。まるで、それまで絶食か相当な運動をしていたかのような上がり方だ。
今井眞一郎は同じガレンティ研究室にいた友人だ。2011 年に今井は、【NMNがNAD濃度を回復させることで、高齢マウスの 2 型糖尿病のいくつかの症状を治療できる】ことを示した。その後、ハーバード大学の私の研究室のメンバーが、【高齢マウスにNMNの注射を 1 週間続けただけで、ミトコンドリアが若いマウスのものと比べて遜色なく機能する】ことを見出した。
2016 年、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学にある私のもう 1 つの研究室が、同じ大学の薬理学教授マーガレット・モリスと共に、【メスの肥満マウスとその子マウス (糖尿病になりやすい) にNMNを投与】する共同研究を行なった。すると、【 2 型糖尿病の 1 つのタイプをNMNで治療できる】ことがわかった。また、本拠地であるハーバード大学の研究室では、【NMNが高齢マウスに若いマウス以上の持久力を与えられる】ことを発見した。このとき、しまいには例の 「 2017 年マウス用ランニングマシンの大いなる悲劇」 を引き起こしたわけだ。このせいで、ミニ・ランニングマシンの距離追跡プログラムの設定を変更せざるを得なくなる。というのも、高齢のマウスが、いや、“どんな” マウスであれ、3 キロ近く走るとは誰も想定していなかったからだ。』

オリガルヒとバイデン一家とディープステート
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、『老化』 に対して私たちが思い描くイメージあるいは先入観を、その根底から覆す可能性があるということを主張する著者によって書かれた書物で、ひょっとすると、現代を生きる私たちが近い将来に目の当たりにするかもしれない 「コペルニクス的転回」 が、果たしてどういった科学的な考え方に立脚して現在進行形で進んでいるのかについて、分かりやすい表現で解説がなされている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 605,551(605,519)÷33,720,509(33,716,377)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」

イタリア : 127,680(127,649)÷4,263,797(4,263,317)=0.0299・・・(0.0299) 「2.99%(2.99%)」

日本 : 14,811(14,793)÷808,208(807,178)=0.0183・・・(0.0183) 「1.83%(1.83%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウクライナ政変とオリガルヒの動き』 服部 倫卓
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 2 ウクライナ危機に至る底流
(2) ヤヌコーヴィチ・ファミリーの肥大化
このような利益のバランスを決定的に損なうことになったのが、ヤヌコーヴィチ・ファミリーの増長である。当然のことながら、2010 年の政権発足当時から、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領に特に近い政権幹部はおり、一つの勢力を形成していた。しかし、ヤヌコーヴィチ派は次第に変容し、いつしか私的利益を貪欲にむさぼるマフィア的な存在と化していった。それが顕著になったのが、2011 年後半から 2012 年初めにかけての時期だったと見られている。ヤヌコーヴィチ大統領、その長男のオレクサンドル・ヤヌコーヴィチが飽くことなく私腹を肥やし、セルヒー・クルチェンコ、ユーリー・イヴァニュシチェンコといった一家出入りの政商たちがそれを支え、さらには主立った閣僚たちでさえもがファミリーの蓄財に奉仕する体制が作り上げられていった。

ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ
スウェーデン人エコノミストのオスルンドは、ヤヌコーヴィチ・ファミリーは主に 3 つのルートを通じて国の富を簒奪していたと指摘している。具体的には、① 天然ガス取引、② インフラ整備プロジェクト、③ 税務および関税業務である。ファミリーは、こうしたルートを通じて毎年 80 億 ~ 100 億ドルを我が物にしていたというのが、オスルンドの見立てである。

実際、ヤヌコーヴィチ政権の末期になると、経済関連の要職 (特に公金の流れにかかわるポスト) と、治安・安全保障関連機関のトップが、軒並みファミリーに連なる人物によって占められるようになった。第一副首相を経て 2014 年 1 月に首相代行に就任したセルヒー・アルブゾフ、2012 年 12 月に徴税相に就任したオレクサンドル・クリメンコ、2013 年 1 月に中銀総裁に就任したイーホル・ソルキン、2012 年 12 月に外相に就任したレオニード・コジャラ、2011 年 11 月に内相に就任したヴィタリー・ザハルチェンコなどは、いずれもオレクサンドル・ヤヌコーヴィチの息のかかった人々であった。アルブゾフらはその妥協を許さぬ姿勢ゆえに 「若き改革派」 などと称されることもあったが、実際にやっていたことは国家ではなくヤヌコーヴィチ一家への奉仕であった。
ファミリーの肥大化は、他の派閥を犠牲にする形で進んだ。2010 年に第一次アザロフ内閣が成立した時には何人かのアザロフ派閣僚がいたが、彼らは軒並み姿を消し、ミコラ・アザロフ首相は飾り物と化していった (結局 2014 年 1 月に退任)。アフメトフ派はまだしも影響力を保ったと言われているが、政権内でフィルタシ派の影は薄くなった。
一家のビジネス帝国の中核は、オレクサンドルが管理している 「全ウクライナ開発銀行」 である。2009 年に設立された当時は泡沫銀行だったが、父親が大統領に選出されると資産が倍々ゲームで増えていき、2013 年には資産額でウクライナ 24 位の銀行になった。成長の秘訣は、同銀行がオレクサンドルの MAKO ホールディングの銀行取引を担ったことであり、同時に鉄道、警察、税務署、郵便などの国家機関の取引も担当した。同行は高利で国家機関に融資を提供し、それらは期限内に満額返済された。
オスルンドによれば、上述の年間 80 億 ~ 100 億ドルという簒奪は、あくまでも公的部門を対象とした場合であり、これ以外にファミリーは私的部門にも権益を広げていった。その際に、ファミリーの金庫番を務めたのが、1985 年ハルキウ生まれの若手、クルチェンコであった。
ヤヌコーヴィチ体制後期の 2 年間でクルチェンコの東欧燃料エネルギー会社 (VETEK) は、ブロクビジネスバンク、オデッサ製油所、サッカークラブ 「メタリスト・ハルキウ」、統一メディアホールディング (UMH) に対する支配を確立した。また、MAKO と VETEK は、表向きは石炭産業の資産を持っていなかったが、現実には石炭企業に対する絶大な影響力を有した。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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