2021-07-15 (Thu)

本日のキーワード : 酵素、タンパク質、細胞
酵素(こうそ、英: enzyme、中: 酶)とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子である。酵素によって触媒される反応を「酵素的」反応という。
酵素は生物が物質を消化する段階から吸収・分布・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程(ADME)に関与しており、生体が物質を変化させて利用するのに欠かせない。したがって、酵素は生化学研究における一大分野であり、早い段階から研究対象になっている。
多くの酵素は生体内で作り出されるタンパク質をもとにして構成されている。したがって、生体内での生成や分布の特性、熱やpHによって変性して活性を失う(失活)といった特性などは、ほかのタンパク質と同様である。
生体を機関に例えると、核酸塩基配列が表すゲノムが設計図に相当するのに対して、生体内における酵素は組立て工具に相当する。酵素の特徴である作用する物質(基質)をえり好みする性質(基質特異性)と目的の反応だけを進行させる性質(反応選択性(反応特異性ともいう))などによって、生命維持に必要なさまざまな化学変化を起こさせるのである。
古来から人類は発酵という形で酵素を利用してきた。今日では、酵素の利用は食品製造だけにとどまらず、化学工業製品の製造や日用品の機能向上、医療など広い分野に応用されている。医療では消化酵素を消化酵素剤として利用したり、疾患により増減する酵素量を検査することで診断に利用されている。またほとんどの医薬品は酵素作用を調節することで機能しているなど、酵素は医療に深く関わっている。
本日の書物 : 『LIFESPAN (ライフスパン) : 老いなき世界』 デビッド・A・シンクレア 東洋経済新報社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 生命活動を成り立たせるために、【酵素】は偶発的な分子の運動を利用している。私たちが生きているあいだはどの瞬間にも、体を構成する何兆個という【細胞】におびただしい数の【ブドウ糖分子】が取り込まれている。取り込まれたブドウ糖は、【ヘキソキナーゼ】という酵素によって【リン酸化】される。このリン酸化が目印となって、ブドウ糖はエネルギー生成のための経路に回される。
ブドウ糖から最終的にエネルギーが取り出され、その大部分は【リボソーム (RNAとタンパク質の複合体) 】によって使われる。【リボソームの主な仕事は、アミノ酸をつかまえて別のアミノ酸とつなげ、新しいタンパク質をつくること】だ。
こんな話を聞いたら頭の中が真っ白になる? 大丈夫、そうなるのはあなた 1 人じゃないし、あなたが悪いわけでもない。どうも私たち【教師】というのは、カッコいい科学を退屈なものにして、ずいぶんと【社会に迷惑をかけてきた】ようだ。【教科書や科学論文では、動きのない 2 次元の世界として生体内の活動を表現】する。化学物質は短い棒で、生化学経路は矢印で描かれる。DNAは直線で、遺伝子は長方形、酵素は楕円だ。しかも、【細胞との大きさの比を実際より何千倍も拡大】している。
しかし、【細胞が具体的にどんな仕事をしているか】を一度理解してしまえば、【これほどすごいものはない】とわかる。では、この驚きを教室で伝えるのがどうして難しいのか。それは、【細胞が 4 次元で存在】し、私たち【人間には知覚できない】、いや、【想像すらできない速さとスケールで活動している】ためだ。私たちからすれば、秒やミリといった単位はごく小さい区切りに思える。しかし、【 1,000 兆分の 1 秒ごとに振動する直径 10 ナノメートルの酵素】にとって、1 ミリは大陸の大きさであり、1 秒は 1 年以上に相当する。』

ウクライナ危機とオリガルヒの役割
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、『老化』 に対して私たちが思い描くイメージあるいは先入観を、その根底から覆す可能性があるということを主張する著者によって書かれた書物で、ひょっとすると、現代を生きる私たちが近い将来に目の当たりにするかもしれない 「コペルニクス的転回」 が、果たしてどういった科学的な考え方に立脚して現在進行形で進んでいるのかについて、分かりやすい表現で解説がなされている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 605,578(605,199)÷33,711,612(33,687,320)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」

イタリア : 127,637(127,615)÷4,262,511(4,261,582)=0.0299・・・(0.0299) 「2.99%(2.99%)」

日本 : 14,788(14,779)÷805,693(803,812)=0.0183・・・(0.0183) 「1.83%(1.83%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、ドイツで生まれた「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想を経て、ソ連崩壊とともに死滅したかに思われたものの、現在に至るまで一貫して受け継がれていく “信仰” が存在していて、その根底にある、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の意識により、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物として “罪” を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になっている、そんな 「極左おパヨク」 に繋がる一連の系譜について確認して参りました。
ここで御理解頂きたいのは、そんなおバカな 「極左おパヨク」 は、飽くまでも、ある連中が果たそうとしている、ある目的の達成のための道具でしかないということです。
その目的とは、さまざまな “アイデンティティ” を意図的に粗製濫造することで、社会分断を行い、到底達成不可能な目標である “平等 (equality)” を強要(←全人類の均一化・同質化などは不可能であることは自明です!)し、多くの人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し(←これが、ポリコレw)、人々の “自由” を奪う極めて権威主義的な統制社会の再構築を目指す、というものです。
では、なぜ、それを目指そうとするのでしょうか?
それは、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」のもとで、ある連中にとって非常にコントロールしやすい社会が構築できるからです。

その「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」については、これまたドイツ出身の社会学者・歴史学者であり、マルクス主義者で、エリート理論の信奉者で、ファシズム(全体主義者)でもあったロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy)について確認をしてきましたが、そこにもやはり「キリスト教神智学(Christian theosophy)」・「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」の影響を見ることができました。

ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
この「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」と同根の言葉に 「オリガルヒ(oligarch)」 というものがあります。現代のロシアに見られるもの(ロシアに限ったものではありませんがw)ですが、いまから数十年前に、マルクス主義が生み出した “社会主義・共産主義の幻想” が瓦解・崩壊する過程で作り出されたもので、その理解を一層深めるために、次の論文を参照しながら考えているところとなります。

☆『ウクライナ政変とオリガルヒの動き』 服部 倫卓
それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 1 は じ め に
ウクライナでは、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領と地域党による政権が、欧州連合 (EU) との連合協定の締結を目指したものの、2013 年 11 月にいったんそれを棚上げし、ロシアに接近して当座の経済難を凌ぐ路線に傾いた。これに反発した市民が同年暮れから首都キエフなどで抗議行動を続け、反政府派の中で過激な民族派が台頭したことなどもあって、治安部隊との衝突が次第にエスカレート。2014 年 2 月 22 日にヤヌコーヴィチが首都から逃亡し、政権が瓦解する事態となった。「ユーロマイダン革命」 と呼ばれている政変である。その後、ロシアによるウクライナ領クリミアの併合、東ウクライナ・ドンバス地方の内戦と続き、ウクライナ危機はさらに錯綜していくことになる。そうした中、5 月 25 日に実施された大統領選挙では、ペトロ・ポロシェンコが当選を果たした。

ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ


本稿は、このプロセスにおいてウクライナの 「オリガルヒ」 たちがいかなる利害・関心を抱き、どのように立ち回ったかを考察する試みである。ここで言うオリガルヒとは、新興の大資本家のことであり、しばしば政治権力と癒着し政商という様相を呈する人々である。ウクライナでは元々、経済が新興財閥主導で、それらを率いるオリガルヒの存在感にはきわめて大きなものがあった。今般の政変でオリガルヒたちが果たした役割にも関心が向かう所以である。
以下、まず第 2 節では、2014 年 2 月の政変に至るまでの底流を分析する。ヤヌコーヴィチ大統領 / 地域党体制は、当初は派閥連合政権という性格を有し、特定のオリガルヒのグループが権勢を誇りつつも、グループ間の権力・利益のバランスはある程度保たれていた。ところが、しばらくするとヤヌコーヴィチ・ファミリーの肥大化が顕著となり、同派による要職の独占、公金の収奪が横行し、一家出入りのオリガルヒが他の企業家の権益を侵す事態も生じた。他方で、国民による地域党関係企業商品の不買運動が発生する。こうしたことから、ユーロマイダンに突入した時点で、地域党体制の求心力はかなり低下していたものと推察される。また、やや文脈は異なるが、ウクライナで鉄鋼業を中心とする重工業から、農業・食品産業へのシフトが生じ、このことが地域党体制の相対的な弱体化に繋がったとの仮説も提示したい。
第 3 章では、① ユーロマイダン革命からペトロ・ポロシェンコ大統領の誕生まで、② ロシアによるクリミア編入、③ ドンバス紛争、という各ステージで、オリガルヒたちが具体的にどのような動きを見せたかを整理する。
ウクライナ危機とオリガルヒの役割というテーマに関しては、現地 『ヴラースチ・ジェーネク』 誌のオリガルヒ特集号など、参考になる資料は数多い。本稿の叙述は、特にこの 『ヴラースチ・ジェーネク』 誌のオリガルヒ特集号の分析に追うところが大きく、その他様々なソースからの情報と合わせて肉付けをしている。ただ、事柄の性格上、また同時代の報道を主たる情報源としているがゆえに、事実関係の厳密な実証は困難であり、限界を抱えていることをお断りしておく。なお、本稿においてはウクライナの固有名詞をロシア語ではなく、ウクライナ語風に日本語表記することにする。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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