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     >  国際 >  日本の社会の素晴らしさの一つ ~ 弱い立場の人に優しいということ

    日本の社会の素晴らしさの一つ ~ 弱い立場の人に優しいということ

    A storm is coming 9

    本日のキーワード : ボランタリズム、日本、民間、マルクス主義



    ボランタリズム(voluntarism)とは公共・福祉のためにする個人の自発的な協力のこと通常無償で行う



    本日の書物 : 『インドと日本は最強コンビ』 サンジーヴ・スィンハ 講談社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 加えて、【日本の社会の素晴らしさの一つ】は、【弱い立場の人に優しいということ】です。以前、私もそれを実感しました。

     仲間たちとサッカーをやっていたときのことです。私は足をケガしてしまい、あまりの痛みで動けなくなってしまいました。

     救急車を呼ぶと、3分で到着。すぐに呼吸や脈拍、体温をチェックしてくれ、整形外科医のいる近くの病院へ運んでくれました。この【迅速で的確、それに丁寧な対応】に、まず驚かされました。

     病院でもすぐに診察を受けることができましたが、その際も、保険証を持っているかどうかは聞かれませんでした。まずは【診察優先、治療優先だった】のです。私は外国人ですから、何か不便があるかもしれないと思っていたのですが、まったくそんなことはありませんでした。

     病院では数日間、足を安静にするようにといわれ、車椅子を借りて家に帰りました。そういう状態ですから、しばらくは外に出るのをためらっていたのですが、ある日、「天気もいいし、久しぶりに家から出てみよう」と思い立ちました。

     そこで気づかされたことも、たくさんありました。たとえば、マンションのエレベーターに乗ると、車椅子のマークが付いたボタンが低い位置に付いていました。これがなかったら、車椅子に乗ったままでは、一人で一階に降りるにも苦労したでしょう。

     外に出てみると、道路の段差も意外に少ない。このとき、私は家から2キロくらいのところにある築地本願寺まで行ってみたのですが、思っていた以上に楽な道のりでした。

     もう一つ驚いたのは、タクシーでの対応です。車椅子に乗ったままマンションの前に出て手を挙げ、タクシーを止めたのですが、運転手さんが車から降りて、車椅子を折りたたんで、トランクに入れてくれました。

     その親切さに加えて私が驚いたのは、車椅子が折りたたみ式だったことです。それまで私は、車椅子が折りたたみ式になっていることに気づきませんでした。病院で車椅子を借りるときにも、特にリクエストは出しませんでした。

     ―― それでも、こういう持ち運びのしやすい車椅子を貸してくれた、つまり【日本ではそれが普通のこと】なのです。

     【こういうことは、ほかの国ではなかなかないことだといっていいでしょう】。車椅子が大き過ぎて、タクシーのトランクに入らないことだってあると思います。日本で何気なく借りた車椅子がトランクに入るサイズだったのは、誰もが使いやすい規格を作ってきたからではないでしょうか。』

    日の丸

    戦前には存在していた日本の民間ボランタリズムが復活できなかった理由


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「インド・インド人」と「日本・日本人」とのそれぞれの特徴を比較した場合に浮き上がってくる大きな違いをそれぞれが補完する形で結びつくことで新たに大きな可能性を拓くことができると主張する著者が、インド人として見た「日本・日本人」の姿を解説しながらその可能性について分かりやすく解説されている良書になります。

    読書 4-77

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    rtwasodl.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 595,647(595,181)÷33,295,926(33,284,140)=0.0178・・・(0.0178) 「1.78%(1.78%)」
    rtwasodl1.jpg

    イタリア : 126,283(126,221)÷4,223,200(4,220,304)=0.0299・・・(0.0299) 「2.99%(2.99%)」
    rtwasodl2.jpg

    日本 : 13,219(13,107)÷752,864(749,828)=0.0175・・・(0.0174) 「1.75%(1.74%)」
    rtwasodl3.jpg





    Fire Fauci





    An ‘army of fake Chinese accounts’ freely promotes communist propaganda on Twitter













    egdusyed.jpg
    【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology  (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

    さて、これまで、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、それを受け継いできた人々についてその流れを追ってまいりました彼らが言っていたことを、簡単に表現したものを列挙致しますと、次のようになります

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。

    1895年のレーニン
    ウラジミール・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

    W・E・B・デュボイス(1918年)
    W・E・B・デュボイス(1918年)

    世界のことは忘れて。 私はどうなるの?  私は二つ意識の一部です。 助けて!

    ヨシフ・スターリン(1915年)
    ヨシフ・スターリン

    ロシア人だけが世界を修正するのに十分な正義感を持っている。

    ルカーチ・ジェルジュ
    ルカーチ・ジェルジュ

    (人の言いなりになる)従順な者だけが世界を修正するのに十分な正義を持っている。

    毛沢東 5
    毛沢東

    中国人だけが世界を修正するのに十分な正義感を持っている。

    ポイント 女性

    御覧のように、その根底に存在しているのは、ユダヤ・キリスト教的な「贖罪(しょくざい)」の意識になります。キリスト教ならば、イエス・キリストが磔刑に処せられたことを以て、人類の罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いであるとし、人類に救いをもたらす(もたらした)とする、そんな意識です。ですから、これ明確に宗教的な思考・思想であり、これら一連の流れ・系譜は、なんらかの“ひとつの宗教”であると考えることでより一層理解し易くなります

    マルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想も、“とあるひとつの宗教”から生み出された「贖罪」の意識であり、それは“物質的”なものでしかありませんでした。だからこそ大失敗に終わったとも考えられるわけですが。。。

    女性 ポイント これ

    しかしその“とある宗教”の信者らは、大失敗のあとさまざまな“アイデンティティ”を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物としての“罪”を創り出し自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になることとなります。



    また、シカゴのコミュニティ・オーガナイザーとして有名な極左活動家ソウル・アリンスキーは次のようなことを言っていました。

    ソウル・デヴィッド・アリンスキー
    ソウル・デヴィッド・アリンスキー

    The job of the organizer is to maneuver and bait the establishment so that it will publicly attack him as a "dangerous enemy". The word "enemy" is sufficient to put the organizer on the side of the people, to identify him with the Have-Nots, but it is not enough to endow him with the special qualities his own power against the establishment. Here again we find that it is power and fear that are essential to the development of faith.

    (オーガナイザーの仕事は、エスタブリッシュメントが彼を「危険な敵」として公然と攻撃するように工作し、おとりとなることです。「敵」という言葉は、オーガナイザーを人々の側に置き、「持たざる者」と同一視するには十分であるが、オーガナイザーが体制側に対抗して自らの力を発揮する特別な資質を与えるには不十分である。ここでもまた、信仰の発展に欠かせないのは、権力と恐怖であることがわかる。)

    これを、もっと簡単に言い換えてみますと、次のようになります。

    上流階級を打ち負かすための鍵は、中流階級を誘惑することである。

    要するに、弱者(下流階級)に寄り添う素振りを見せつつ(つまり、単なる道具として用いることで)中流階級を惑わせてそれを誘導することで上流階級に勝つことができると主張しているわけです。

    女性 ポイント ひとつ

    で、この人物と非常に関係が深いのが、同じくコミュニティ・オーガナイザーだったバラク・フセイン・オバマ2世と、ソウル・アリンスキーの著書をもとに論文を書いたヒラリー・クリントンです。

    オバマ 56

    ヒラリークリントン

    ヒラリー クリントン 5

    そして、ソウル・アリンスキーの「過激派のルール」に沿って我が国で極左活動を続けているのが、あの「九条の会」となります。

    詳しくはこちらをご参照💗

    オバマと、アメリカ共産党と、ユダヤ人



    このコミュニティ・オーガナイザーの役割を、あたかもボランティアや慈善活動のように勘違いされている方々が非常に多いのですが、これは極左活動家がその目的を果たすために考え出した理論に基づくものであり本来あるべき弱者救済とは著しく異なる異質なものです。

    そこで、現在、そのような危険極まりない過激派の思想に惑わされることがないように本来あるべき弱者救済の在り方がどのようなものであるべきなのかを、次の論文を参考にしながら考えているところとなります。

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    『日本型「市民活動」の源流 1868 − 1951』 椎木 哲太郎

    それでは早速、見て参りましょう。

    『 本稿では比較制度分析の手法を援用し、日本の 「市民活動」 の源流を解明しようと試みた。市民活動の前史としての戦前期日本の民間社会事業 ・協同組合運動 ・企業フィランソロピー活動は、後発資本主義体制下での官僚機構による利用という側面を有しながらも「大正デモクラシー」 を契機に一定の内発的発展を遂げてきたしかし戦時体制下の統制によってほぼ完全に国家機構の末端に組み込まれてしまったそして戦後占領体制 (「1945年体制」) とともに復活を見た訳であるが、ニューディーラーの理想主義が日本的事情に合わせて若干の修正を加えられ占領終了後官僚統制とイデオロギー対立という戦前 ・戦中的側面を継承して定着した体制が戦後一貫して継続してきたと見ることができよう

    The paper deals with a tentative exploration of Japanese Citizen’s Voluntary Association’s Origin, based on the comparative institutional analysis. It has been frequently stated in the existing researches that private-based social works, co-operative movements, and philanthropy were developed as a consequence of Taisho Democracy whereas the state bureaucracy under the late coming capitalism which was seemingly inherent in Japan successfully capitalized on the voluntarism of these social organizations. However, they were politically embedded in the imperial regime as the total war systems were organized. The tradition of voluntary associations reemerged in the occupation period of allied nations, being modified by the New Dealers of GHQ. It may be concluded that there is a clear discontinuity between the prewar and postwar systems of voluntary associations in terms of the comparative institutional analysis.


    Ⅸ 終わりに

     戦後のインフレーションと財閥解体、持株会社の禁止は、社会福祉さらに言えばその後の市民の自発的社会参加活動、フィランソロピー活動に大きな環境変化をもたらした正確に言えば戦時総力戦体制への移行過程が既にそれを推し進めていた遡れば 1905 (明治38) 年の相続税の導入1913 (大正2) 年の所得税への超過累進税率の導入1920 (大正9) 年の銀行定期預金利子、配当、賞与への課税開始等オーナー資産家の所得 ・資産管理に影響を及ぼしさらに所得税の最高税率は1920 (大正9) 年の 36 %から順次上昇して戦時中の 1944 (昭和 19) 年には 74 %にまで引き上げられていた

     しかし、それにしても戦後直後の最高税率 90 %という財産税や戦時補償特別税とインフレの追い討ちの影響は甚大で、戦前の民間社会事業を支えた民間財団や恩賜財団、篤志家としての大資本家 (オーナー経営者)、財閥という資金提供者の蓄積を一気に消滅させてしまったのである。皇室下賜金の存在もなくなった。また、その後の個人所得税の急な累進構造や寄付税制の不備も個人の寄付を減少させた相続税の最高税率も戦前に比べて大きく上昇した。資産と所得をめぐる大きな貧富の格差の解消とともに 「支援・助成する側」の事情が一変し戦前の状態へ回帰するための制度的条件 (制度補完性) が失われたのである。

     さらに、戦後今日に至る措置費制度の継続によって少ない資金の中で創意工夫を凝らしながら献身的な活動で後世に名を残したような戦前期の 「社会事業家」 の自由な活動を十分に復活させることができなかった。既に見たように、石井十次、石井亮一、留岡幸助、賀川豊彦、さらには救世軍の山室軍平といった先駆者たちの存在である。勿論近江学園園長糸賀一雄のような理念的にも優れた実践者を世に送ることはあったが、戦前に比べると自己犠牲によって多くの人々に感銘を与えた 「社会事業家群像」 は限られており、措置費に依存し、社会事業家というよりは単なるビジネスの一つとしての施設経営者にとどまり高い志や使命感を放棄してしまった人々を少なからず生み出してしまった

     プログラム規定とはいえ憲法 25 条で国家責任が認められたということは以後それ以前の民間社会事業関係者の間に存在したボランタリズムが戦時体制以前のような形で復活することを阻害したとも見なせよう。セツルメント活動も停滞ないしは衰退した。確かに思想 ・結社の自由が認められ、インテリ層のマルクス主義への横すべりが起きたことも大きいさらに、学制変更によって良い意味でのエリート意識を育んだ旧制高校や帝国大学が消滅したことも無視できないが福祉の基幹的部分が国家責任となればボランティアの存在意義は減少せざるを得なかったのである。資金不足の社会福祉法人や社会福祉協議会の人手不足の穴埋め程度の位置づけしか得ることができなかったというのは言い過ぎであろうか。勿論、第一線の現場で働く職員や民生委員の間には 「奉仕の精神」 が受け継がれたが、戦前からの過剰気味な精神主義もまた継承されたと言わざるを得ない。』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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