2021-04-25 (Sun)

本日のキーワード : 他人、敵、中国人、「ありがとう」
他人(たにん) :
1 つながりのない人。
2 ほかの人。自分以外の人。
本日の書物 : 『この厄介な国、中国』 岡田 英弘 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 大家族の中で暮らすのが理想 ―― これは一見すると、ひじょうに美しく麗しく、懐かしい話に聞こえるかもしれない。しかし、【日本人とまったく違う】のは、【中国人】の場合、これは裏を返せば、【同じコミュニティーに属さない人間はまったく信用しない】、ということに繋がる点である。
つまり、【他人はすべて敵】であり、油断をすれば、いつ寝首を掻かれるか分からないという考えが、【中国人のメンタリティーの中に牢固として根ざしている】のである。
台湾の作家・柏楊(ボーヤン)が書いた『醜い中国人』(光文社刊)、これは中国人の書いた中国論の中で出色のものだと考えているが、その中に、こういう話が記されている。

柏楊氏が講演旅行のためにアメリカに行ったとき、アメリカ在住の友だち(中国人)から忠告されたことがひとつあった。それは「ドアを通ったら、次に来る人のために、そのドアを押さえていろ」といえアドバイスである。
しかし、大陸生まれで台湾で長く暮らした柏楊氏には、なぜ、そんなことをするのか理解できなかった。「赤の他人のために、そんなことをしてやる義理はない」と彼は思う。
それでビルに入るときに、いつものとおりにビルの入り口で、ドアを後ろも見ずにバタンと閉めた。すると、後ろから悲鳴が聞こえてくるではないか。振り返ると、戻ってきたドアにぶつかって老人が引っくり返って、大騒ぎになっている。
そこでさすがに反省した柏楊氏は、次からは自分につづく人のためにドアを押さえてみることにした。すると仰天したことに、ドアを押さえてもらったアメリカ人たちが、彼に「サンキュー」と言うではないか。
なにしろ、【「ありがとう」などという言葉】は、【中国人社会】において、【他人には絶対使わない文句である】。【自分も使わない】が、【相手も言ってくれない】 ―― これが普通の社会だと思っていたところ、ドアを押さえておいたくらいで、「ありがとう」とは…。
しかし、驚くと同時に柏楊氏は、何だか温かい気持ちになった。「そうか、他人から『ありがとう』と言われるのは、こんな気持ちがいいことなのか」、彼は台湾に帰っても、この習慣を守ろうと心に決めた。
さて、台湾に戻った柏楊氏は、さっそくアメリカで覚えた習慣を実践した。台北市内のビルに入ったとき、後ろから来る人のために、ドアを押さえてあげたのである。すると、後ろからきた女性が、ドアを押さえている彼を「死んだ魚のような目」でジロッと睨んだのである。それは「いったい、こいつは何の下心があるのか」という顔であったという。』

黒人がどれほど 「同化」 しようとカラー・ラインが揺らぐことはない、というデュボイスの思い込み
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、およそ20年前に出版されたものですが、そこから現在に至るまで相も変わらず、「中国」というものを正確に理解できない(=トンチンカンな幻想を抱く)日本人が数多く存在していて、開いた口が塞がらない状況にあるのですが、そのような方々に、まさに“打って付け”の内容となっており、是非とも正しい「中国」理解を広く一般国民に知らしめるべく、当ブログが自信を持ってお勧めする良書になります。学校教育で教え込まれる「中国」のイメージが、如何に実態とかけ離れているのかが、非常によく理解できると思います(笑)

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 567,092(566,863)÷31,650,993(31,618,578)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」

イタリア : 116,927(116,676)÷3,870,131(3,857,443)=0.0302・・・(0.0302) 「3.02%(3.02%)」

日本 : 9,599(9,593)÷532,641(531,109)=0.0180・・・(0.0180) 「1.80%(1.80%)」

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☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、それを受け継いできた人々についてその流れを追ってまいりました。彼らが言っていたことを、簡単に表現したものを列挙致しますと、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。

ウラジミール・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

W・E・B・デュボイス(1918年)
世界のことは忘れて。 私はどうなるの? 私は二つ意識の一部です。 助けて!

御覧のように、その根底に存在しているのは、ユダヤ・キリスト教的な「贖罪(しょくざい)」の意識になります。キリスト教ならば、イエス・キリストが磔刑に処せられたことを以て、人類の罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いであるとし、人類に救いをもたらす(もたらした)とする、そんな意識です。ですから、これは明確に宗教的な思考・思想であり、これら一連の流れ・系譜は、なんらかの“ひとつの宗教”であると考えることで、より一層理解し易くなります。
マルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想も、“とあるひとつの宗教”から生み出された「贖罪」の意識であり、それは“物質的”なものでしかありませんでした。だからこそ、大失敗に終わったとも考えられるわけですが。。。

しかし、その“とある宗教”の信者らは、大失敗のあと、さまざまな“アイデンティティ”を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物としての“罪”を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になることとなります。
それでは昨日の続きになりますが、ヨーロッパのウラジミール・レーニンとは別の、もう一つの流れでもあるアメリカのウィリアム・エドワード・バーグハード・デュボイスについて、次の論文で確認しながら、いま一度、“アイデンティティ”について考えてみたいと思います。

☆『黒人と20世紀初期におけるアメリカの移民問題 ― W・E・B・デュボイスの移民観 ―』 竹本 友子
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 おわりに
移民をめぐるデュボイスの言説は、初期には他の黒人指導者と変わるところはなく、移民にはなんら敵意や警戒心を示さず、むしろアジア系の移民に対する人種差別的な措置を批判している。世紀転換期以後、移民が激増し、第一次大戦中の中断を経て戦後に再び移民の流入が始まると、南部から北部の都市へ移住した黒人と移民との労働市場での競争が激しさを増し、黒人の間に移民制限を求める声が強まっていくが、デュボイスは一貫して移民制限への動きや移民に対する偏見を批判し続けた。そして 1924 年移民制限法が論議される頃にはほとんどの黒人指導者がこの間題に沈黙するという形で移民制限を事実上容認するのであるが、デュボイスは移民制限反対の立場を貫いた。これは他の黒人指導者が、移民の流入停止による黒人の経済的利益という直接的な利益を重視したのに対し、デュボイスが移民制限をアメリカの人種差別という、より大きな問題の一環として位置づけたからであり、黒人にとって争うべき相手は移民ではなく、両者をともに抑圧するアメリカの体制自体であった。すでに見たように他の黒人指導者と同様にデュボイスも第一次大戦直後には黒人の利益という観点を前面に掲げ、それが移民観にもある程度投影されているのが見て取れる。しかしこの頃すでにアメリカの人種差別や移民制限を世界規模での有色人種に対する抑圧という大きな枠組みの中で捉えるようになっていたデュボイスは、移民制限がもたらす黒人の直接的利益という狭い観点にとどまり続けることはなかった。
1924 年移民制限法の西インド諸島に関する条項や移民害蛸当ての算定からの黒人の除外についてデュボイスが触れていることから、この法律が一見するとヨーロッパ系の新移民を対象にしているかのように見えて、実は合衆国における黒人の位置づけに深く関わっていることをデュボイスが意識していたことが窺える。他の黒人指導者や黒人新聞がこの法を容認する中でぶれることなく反対を貫いたのは、そのためでもあろう。
さらに大不況のさなかに彼が批判した白人化する黒人とは、 1924 年移民制限法の支持に転じた 『ピッツバーグ・クーリア』 紙が主張するハイフンの取れた黒人、すなわち移民との競争の中で進んでアメリカ化し、外国人である移民よりも有利な位置を得ようとする黒人像と重なるものである。 1924 年移民制限法が黒人に意味するものを感じ取っており、黒人がどれほど 「同化」 しようとカラー・ラインが揺らぐことはないということを理解していたデュボイスにとっては、それはむなしい行為であったろう。目指すべきはさまざまな民族・人種がアメリカ化-アングロサクソン化せずに共生できる文化多元主義であり、また移民と黒人のどちらをも抑圧するアメリカの体制を手を携えて変革することであった。
とはいえ白人労働者の黒人に対する敵意や新来の移民がすみやかに身につけていく人種偏見さを考えると、デュボイスには人種を超えた労働者の連帯は不可能に感じられた。そのため 1930 年代の経済不況によって黒人の境遇がさらに悪化する中、結局彼は人種を拠り所とした方策を模索していくことになる。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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