2021-04-14 (Wed)

本日のキーワード : 贖罪(しょくざい)
ヨム・キプル(英語: Yom Kippur)または贖罪の日(しょくざいのひ)は、レビ記16章に規定されるユダヤ教の祭日。ユダヤ教における最大の休日の1つである。ユダヤ暦でティシュレー月10日にあたり、ザドク暦では第七のホデシュの10日で、グレゴリオ暦では毎年9月末から10月半ばの間の1日にあたる。
前夜の日没時にコル・ニドレイが唱えられ、これがヨム・キプルの始まりを告げる。ユダヤ教徒はこの日は、飲食、入浴、化粧などや、一切の労働を禁じられる。ユダヤ教徒は、ヨム・キプルのあいだは断食を行わなければならない。

『シナゴーグで祈るユダヤ人』 M・Gottlieb (1878)
コル・ニドレイ(Kol Nidrei)は、ヨム・キプル(贖罪の日)の開始にシナゴーグで唱えられるユダヤ教の贖罪の祈りの文句。通常はアラム語で唱えられる。ヨム・キプルにおいてもっとも人気のある儀礼である。とくにアシュケナジムでは節をつけて歌われる習慣があり、その旋律はよく知られる。
「コル・ニドレイ」とはアラム語で「すべての誓いは」を意味し、最初の2語を取ったものである。1年のあいだに個人がうっかり、軽率に、あるいは無意識に行った誓い(したがって達成されなかった誓い)が無効になることを宣言する内容を持つ。
ユダヤ教では神に誓いをたてて果たさない場合には罪とされる(申命記23:22以下)。コル・ニドレイはこの罪を犯してしまうことを防ぐためのものである。

ヴォルムスのマハゾールに載せられたコル・ニドレイ(13世紀)
本日の書物 : 『この厄介な国、中国』 岡田 英弘 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ここまで読んできた多くの読者は、おそらく【「そんな馬鹿な」という感慨】を抱かれるにちがいない。なるほど、【日中戦争勃発のそもそもの発端】は、【中国共産党と国民党との内紛】であり、そして、【蒋介石】が政治家としての【保身を図るために戦争を選んだ】という物語は、多くの日本人にとっては【信じられない話】であろう。
【しかし、中国人にとっては、これが当たり前の話である】。つまり、【日本人】と【中国人】とでは【人生哲学が決定的に違っている】。彼らの人生哲学とはなにかは二章以下に詳しく述べるが、【この哲学の相違こそ、彼らの行動の謎を解く鍵である】。端的に言えば、【中国人】にとっては、【なによりも自分が大切】なのである。【自己の保身のためなら、同胞が戦争によって死のうがどうなろうが関係ない】。そのような冷徹な計算ができるのが、まさに中国人なのである。』

差異からアイデンティティを構成すること、アイデンティティから差異を構成すること
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、およそ20年前に出版されたものですが、そこから現在に至るまで相も変わらず、「中国」というものを正確に理解できない(=トンチンカンな幻想を抱く)日本人が数多く存在していて、開いた口が塞がらない状況にあるのですが、そのような方々に、まさに“打って付け”の内容となっており、是非とも正しい「中国」理解を広く一般国民に知らしめるべく、当ブログが自信を持ってお勧めする良書になります。学校教育で教え込まれる「中国」のイメージが、如何に実態とかけ離れているのかが、非常によく理解できると思います(笑)

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 558,626(556,032)÷30,876,041(30,814,315)=0.0180・・・(0.0180) 「1.80%(1.80%)」

イタリア : 112,374(111,747)÷3,700,393(3,686,707)=0.0303・・・(0.0303) 「3.03%(3.03%)」

日本 : 9,286(9,251)÷492,860(489,407)=0.0188・・・(0.0189) 「1.88%(1.89%)」

↓↓↓【YouTubeによる“検閲”の実例】↓↓↓

☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまで、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、それを受け継いできた人々についてその流れを追ってまいりました。彼らが言っていたことを、簡単に表現したものを列挙致しますと、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。

ウラジミール・レーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

W・E・B・デュボイス(1918年)
世界のことは忘れて。 私はどうなるの? 私は二つ意識の一部です。 助けて!

御覧のように、その根底に存在しているのは、ユダヤ・キリスト教的な「贖罪(しょくざい)」の意識になります。キリスト教ならば、イエス・キリストが磔刑に処せられたことを以て、人類の罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いであるとし、人類に救いをもたらす(もたらした)とする、そんな意識です。ですから、これは明確に宗教的な思考・思想であり、これら一連の流れ・系譜は、なんらかの“ひとつの宗教”であると考えることで、より一層理解し易くなります。
マルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想も、“とあるひとつの宗教”から生み出された「贖罪」の意識であり、それは“物質的”なものでしかありませんでした。だからこそ、大失敗に終わったとも考えられるわけですが。。。

しかし、その“とある宗教”の信者らは、大失敗のあと、さまざまな“アイデンティティ”を次から次へと粗製濫造することによって、「贖罪」の対象物としての“罪”を創り出し、自らの罪に対する償(つぐな)い・贖(あがな)いを果たそうと躍起になることとなります。


☆Adrenochrome “Black Eye Club”‘s Secret Entirely Revealed!

☆Finally- Adrenachrome “Black Eye Club” Exposed In Detail…
で、ここから先を考える上でのヒントと致しまして、ローレンス・グロスバーグ(Lawrence Grossberg)の次の言葉をご紹介させて頂きます。

ローレンス・グロスバーグ
近代的なるものは、差異からアイデンティティを構成するのではなく、アイデンティティから差異を構成する。

「差異からアイデンティティを構成する」ことと、「アイデンティティから差異を構成する」ことの違いが分かり難いという方々がいらっしゃるかもしれませんので、念のため、我が国の古典である『古事記』の記述をご紹介させて頂きます。

『 国生み
別天神(ことあまつかみ)と神世七代(かみよのななよ)が成った物語の次に、伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)による「国生み」と「神生み」の物語に移ります。
天つ神(あまつかみ)[高天原(たかまのはら)の神全体のこと]はその総意によって、神世七代のうち、最後に成った伊耶那岐神と伊耶那美神に、下界の海をお指し示しになり「この漂っている国を修め理(つく)り固め成せ」と命ぜられ、美しい玉で飾られた天の沼矛(あめのぬぼこ)を賜い、ご委任なさいました。
伊耶那岐神と伊耶那美神は、・・・海に矛を下し、海水を「こおろ、こおろ」と掻き鳴らして矛を引き上げましたすると、その先から海水がしたたり落ち、塩が固まって島ができました・・・その後、二柱(ふたはしら)の神はこの島を拠点に、次々と島をお生みになります・・・
一息ついたところで、伊耶那岐神は、自分の下半身に何か不思議なものがぶらさがっているのにお気付きになり、
「あなたの体はどのようになっているか」
とお尋ねになりました。
すると、伊耶那美神は
「私の体はすでに出来上がっているのですが、一ヶ所だけ何か足りずに、くぼんでいる所があります」
とお答えになったので、伊耶那岐神は
「 私の体もすでに出来上がっているのだが、一ヶ所だけ何か余って、でっぱっている所がある。それでは、私のでっぱっているものを、あなたのくぼんでいる穴に挿し入れて、塞いで、国を生もうと思うが、どうだろう」
と仰せになると、伊耶那美神はこれに賛成なさいました。・・・』

それでは、次回以降、ヨーロッパのウラジミール・レーニンとは別の、もう一つの流れでもあるアメリカのウィリアム・エドワード・バーグハード・デュボイスについて、次の論文で確認しながら、いま一度、“アイデンティティ”について考えてみたいと思います。

☆『黒人と20世紀初期におけるアメリカの移民問題 ― W・E・B・デュボイスの移民観 ―』 竹本 友子
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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