2021-03-23 (Tue)

本日のキーワード : インター、インターナショナル、プロレタリアート
インター(inter-) は、中、〜間、相互を意味するラテン語の接頭辞であり、インターはその英語読みである。
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ここでちょっと【インター】について触れておこう。
この【インターナショナル】というのは【ユダヤ人の横の連帯のこと】であり、【日本語でいう「国際」という観念とは根本的に異なる】。【ユダヤ人】は国家を持たなかったのであるから、【インターナショナルあるのみ】である。【国家をもった民族がいう「国際」とは次元が違う】のである。ただし、マルクス主義の建前論を盲信する人々は、「プロレタリア国際主義」という虚構を信じてユダヤ人と同様に国家を否定して階級間の横の串刺しの方が国家より優先すると考えている。これが虚妄であることは中ソ対立、中越戦争を見れば明白なことである。

国際ユダヤ勢力は今世紀に入ってからも、得意の【両建て主義】の一方の雄として【「プロレタリアート」なる階級を創造】し、国家を内部から崩壊させるための階級闘争なるものを使嗾(しそう/けしかける)してきた。それは【ラテン語の Proles = 子孫という意味の言葉から出ているもの】であり、その意味するところは、【子孫しか財産のない者】、つまり古い言葉でいうところの【「無産者」】である。また別の意味では、【子孫を生産する以外に能のないもの】、つまり【「無産者」は何も生産しないもの】という意味にもユダヤ人は考えているのである。つまり、【この用語にはユダヤ人の侮辱的意味が込められている】のである。』

ヘーゲルが描いた分裂を克服し統合する戦略
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 538,799(538,052)÷29,651,206(29,605,933)=0.0181・・・(0.0181) 「1.81%(1.81%)」

イタリア : 103,855(103,432)÷3,306,711(3,281,810)=0.0314・・・(0.0315) 「3.14%(3.15%)」

日本 : 8,750(8,718)÷452,147(450,687)=0.0193・・・(0.0193) 「1.93%(1.93%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 4. 近代市民社会の矛盾と国家的統合
―― 福祉国家モデルとしてのヘーゲル 『法哲学』 ――
・・・市民社会においては私人といえども自己の意思を 「一般的 [通用性のある] 仕方で定め、自己をこの [無限に連なる目的・手段] “関係”の連鎖の“一員”とする」 ことができなければ、その広範な目的を達成することは不可能である。 ちょうどひとが食欲を充たすのに、パン屋の店先からパンを盗むのではなく、買うという一般的社会的行為によってそれを行うように、そしてその行為が他ならぬ自分自身のためであるにもかかわらず、結果としてはパン屋のためにもなり、さらには市場メカニズムを支え、社会規範を再生産するように、私人の 「特殊な目的は他者の目的と結び付けられることによって一般性の形式を得、同時に他者の福利をも実現することによって達成されるのである」。 「万人の万人に対する私的利害の闘争の場」 としての市民社会は、 同時に万人を結ぶネットワークでもあった。 そのような 「欲求の体系」 をヘーゲルは西ヨーロッパの近代国民経済学者たちに倣って 「全面的依存関係の体系」 と名づけたのである。 したがって近代市民社会にはすでにひとつの統一性が、すなわち 「特殊性」 を自己の内に提案した 「一般性」 が成立しているように見える。 しかし、その 「一般性」 は私人にとっては自己の私的欲求を実現するために不本意ながら従わざるを得ない 「形式」 であり 「手段」 であるにすぎない。 だとすれば、市民社会の 「一般性」 は私人にとっては外面的強制でしかない。 それは、まさに野放しの市場経済のように私人を翻弄するのである。

私人は依然として自己の利益のみを追求する私的世界に没頭し、市民社会の体系はますます外在化し、疎遠な 「必然性」 として私人に対峙している。 「特殊性の権利」 と 「全面的依存関係の体系」 という近代市民社会の両原理は盲目的連関を持ちながらも両極分解しているのである。 市民社会の 「一般性」 は、だから 「仮象の段階」 にあるにすぎない。 そのような仮象を近代の国家学者たちは国家であると看做してきた。 だが 「国家が市民社会と取り違えられ、国家の使命が財産や個人の自由を保障し保護するものだとされるならば、“個々人自身の利害”が個々人を統合する目的となり、したがって国家の成員であることはどうでもよいことになる」。 国家は公的性格を持ち得ず、私人の欲求や恣意に、そしてそれらの総和としての盲目的必然性に仕える機関となるのである。 そのような国家は 「主体的自由」 実現の場ではあり得ない。 そこでは法は外面的強制であり得ても、権利であり正義でもある 法 [レヒト] たり得ない。 そこでは人は市民ではあり得ても、国家公民たり得ないのだ。 ヘーゲルは、近代国民経済学の成果に立脚しながら、しかしそれよりもはるかに歴史的総体的な見地に立って、近代市民社会が、それに規定された自由主義的国家が、そして究極的には近代的自由そのものが内包する分裂を明らかにした。 そのような分裂を克服し、共同性への通路を見失った近代的私人を共同的なものへ統合する戦略として描かれている。』

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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