2021-03-18 (Thu)

本日のキーワード : 私有財産、搾取、剰余価値説
シュルハン・アルーフ(Shulchan Aruch、ヘブライ語: שֻׁלְחָן עָרוּך [ʃulˈħan ʕaˈʁuχ]、「用意されたテーブル」を意味する)は、ユダヤ教における様々な法典の中でも最も広く参照されている書物。1563年にヨセフ・カロによってオスマン帝国領パレスチナのツファット(現在はイスラエル領)で著され、その2年後にヴェネツィアで出版された。

シュルハン・アルーフ
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 さて、もう一つの要素たるものは、ユダヤの民法ともいわれる【タルムードの思想】である。これはユダヤ人たるもの、生まれてから死ぬまで信念としているものである。
タルムードは五〜六世紀ごろ完成された実に膨大な法であるが、また日本では戦後いろいろのユダヤ人、日本人によって紹介されているようであるが、不思議なことに、何故かこの最も肝心なところが紹介されていないようである。
肝心なところというのは、「シュルハン・アルク ノショッツェンハミツバッド第三四八条」である。すなわち「非ユダヤ人の所有する財産は本来ユダヤ人に属するものなれど一時彼らに預けてあるだけである。故に何らの遠慮もなくこれら財産をユダヤ人の手に収むるも可なり」とするものである。
これの意味するところは大別して二つある。一つは、【「一時預けてあるものであるから、何時なん時でも代償を払わずに取り返して然るべきものである」】ということであり、もう一つは【「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」】ということになる。
前者がレヴィーのマルクスへの手紙の骨子になっているものである。つまり、【私有財産の奪取という思想】はここから来ているのである。さらにもう一つの後者の解釈はマルクスの大作【「資本論」の根本思想】をなしているものなのである。つまり、「ユダヤ人の財産は故なく非ユダヤ人に奪われたものである」と教えているところから、かの有名な【剰余価値説】が生まれているわけであり、【「搾取」とマルクスが強調するもの】である。』

主語が述語になると。。。
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 533,671(531,654)÷29,362,038(29,320,580)=0.0181・・・(0.0181) 「1.81%(1.81%)」

イタリア : 101,881(101,564)÷3,201,838(3,175,807)=0.0318・・・(0.0319) 「3.18%(3.19%)」

日本 : 8,566(8,515)÷446,295(444,975)=0.0191・・・(0.0191) 「1.91%(1.91%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 2. マルクスの理論的視座としてのフォイエルバッハ人間学
・・・ヘーゲルの 「国内法」 を批判するにあたってマルクスが依拠した著作は、フォイエルバッハの 「哲学改革のための暫定的テーゼ」 である。 それはヘーゲル主義と徹底的に 「断絶」 したフォイエルバッハがヘーゲルの 「媒介」 概念を批判し、「直接性」 と 「感性」 に基づく 「人間主義」 の哲学を展開した最初の著作である。 その中でフォイエルバッハはヘーゲル 『法哲学』 の 190 節を引いてヘーゲルを批判している。

ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ
それによればヘーゲルは 「欲求や感覚や信念を持つ人間」 を、つまり 「ひと [Person] としての人間を」 その本質規定に従って分解し、「抽象法」 の場合には 「“人格”」 として、「道徳」 の場合には 「“主体”」 として、「家族」 においてはその 「一員」 として、そして 「市民社会」 においては 「市民 (ブルジョワ)」 として登場させているが、いずれの場合にも重要なのは 「人間」 そのものなのだという。 しかし、直観に訴えてこの 「人間」 なるものを 「直接」 に摑もうとするこのような願望は、まさに 「沸き立つ感激を」 頼りにいきなり真理に到達しようとする態度としてヘーゲルが厳しく批判したロマンティークへの回帰にすぎない。 いや、その対象がもはや彼岸の真理ではなく、生身の人間であるという意味では、その世俗版に他ならない。 しかし、問題はそれ以上に深刻である。 ここでフォイエルバッハは 「ひととしての人間」 なるものを 「主語」 として無媒介に定立することによって、「人格」、「主体」、「市民」 という対象把握のための概念を安易にも 「人間から切り離された本質規定」 として 「述語」 の地位に貶め、その結果、社会認識のみならず、法体系そのものの成立根拠さえ破壊しているのである。 「人格」 を主語とせずに一体どのように権利が保障され、またどのように責任が問えるのか。 こうした理論的暴挙をマルクスが踏襲したとすれば、しかもこの論理がさらに具体的にヘーゲル 『法哲学』 の個々の条項に向けられたとすれば、結果は当然致命的である。』

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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