2021-03-16 (Tue)

本日のキーワード : 国境、バイデン&ハリス側政権、国家転覆
国境(こっきょう)とは、国家の領域の境目、境界のことである。
古来より、国家領域の周囲はフロンティアとして曖昧にされていたが、1648年のヴェストファーレン条約以降、主権国家は明確な領域を持つこととされ、地球の連続的な広がりを有界化して、バウンダリーとしての国境線が地表上にひかれることとなった。
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 「メシアは団結せるユダヤそれ自身である。宇宙の支配は他人種の統一に、【各個独立主義の城壁たる国境及び君主国の廃止】と、ユダヤ人に対し随所に市民的権利を認むる【世界共和国の建設】によって保たれるであろう。全然同一種族でかつ全く同一の伝統的陶治をうけているイスラエルの子孫、しかも特殊国家を形成していないイスラエルの子孫は、爾後(じご/それ以来)地球の全表面に拡がりこの新しい人類社会の組織の裡(うち)に至るところ何らの抵抗なく指導要因となるであろう。殊(こと)に彼らの中のある学者の賢実なる指導を労働大衆に課するに至ったならば尚更のことである。世界共和国を建設したならば、国家の統治権は無産者の勝利によって何ら努力を要せずしてイスラエル人の手に移る。ここにおいて私有権は至るところ公共財産を管理するユダヤ人の支配によって廃止せらるるに至るべく、かくてメシアの時代の到来せる時、ユダヤ人は全世界の人民の財産をその鍵の下に掌握すべしユダヤ伝統の約束は実現せらるるものと信ずる」
この手紙の意味するところを概略すると、自己のメシア思想の実現には先ず、非ユダヤ人、つまり【キリスト教社会の現状維持の砦である国家を転覆する必要がある】。しかも【その国家転覆の最大の障害は君主制である】。これを実現して人類社会に新秩序を建設する。つまりユダヤ王国による逆転劇である。
これだけで十分とも考えられるはずだが、さらに【もう一つの考えが附随している】のである。それはユダヤ民族固有の【唯物思想】である。既存の秩序を転覆すれば協力者たるプロレタリアートによりなんなく全財産がユダヤのもとに転がり込んでくるであろうという。しかも、そのことはユダヤ民族の伝統的約束であるということである。』

マルクスの重要な思想的転機
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 529,849(528,469)÷29,172,422(29,128,816)=0.0181・・・(0.0181) 「1.81%(1.81%)」

イタリア : 101,184(100,811)÷3,149,017(3,123,368)=0.0321・・・(0.0322) 「3.21%(3.22%)」

日本 : 8,457(8,412)÷443,704(442,385)=0.0190・・・(0.0190) 「1.90%(1.90%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 1. マルクス社会理論誕生の場としての 「ヘーゲル法哲学批判」
・・・このようにマルクス自身が重要な思想的転機として認めるこのヘーゲル 『法哲学』 との対決は、しかしながら、これまで十分に研究されることはなかった。 従来のマルクス研究は、その多くが 1844 年以降のマルクスをめぐって行われてきた。 そこでは 「経済学・哲学草稿」 や 「ドイツ・イデオロギー」 が、そして 『共産党宣言』 が対象となり、主に 「疎外感」 や 「唯物史観」 に関心が向けられた。 しかし、マルクスのこの 『法哲学』 との対決には、彼が十数年の時の流れを経てもなおその重要性を認めているだけに、彼の思想の原型ともいうべきものが含まれているはずである。 と同時にそこにはまた問題性も隠されているはずである。
マルクスは学生時代から読書ノートを記す習慣を身につけている。 それは読書をし、その全体の趣旨を把握したうえで記されるような読書ノートとは異なる。 彼は本を読みながら、とにかく重要と思われる個所を、時にはコメントを加えながら抜き書きし、抜き書きしてはさらに読書を進める。 それによって彼は理解に到達できると考えているようである。 だから彼のノートには熟孝し反省した結果が記されるのではなく、対象となる文献からの膨大な抜き書きと、抜き書きの途中で加えられるコメントが記されている。 そこには彼の対象との格闘が、そして彼の思考のプロセスがそのまま記録されている。 その意味で 「ヘーゲル法哲学批判」 と名づけられた彼のヘーゲル 『法哲学』 との対決の詳細な記録は、彼の対象理解の記録であると同時に誤解や曲解の記録でもある。 それはマルクス自身も認める決定的な思想的転機を跡づけることのできる重要な史料なのである。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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