2021-03-12 (Fri)

『ロシアの農奴解放の日 — 自由な労働は国家の基盤である』 アルフォンス・ミュシャ
本日のキーワード :ボリシェビキ革命、、十月革命、レーニン
十月革命(じゅうがつかくめい)は、ロシア革命の一局面。ユリウス暦の1917年10月25日(現在のグレゴリオ暦の11月7日)、ロシアの首都ペトログラード(後のレニングラード、現在のサンクトペテルブルク)で起きた労働者や兵士らによる武装蜂起を発端として始まった革命である。多数の労働者や兵士らを扇動した革命家らによるクーデターとも解される。ソビエト革命あるいはボリシェヴィキ革命とも。
十月革命は、社会主義左派勢力ボリシェヴィキにより引き起こされた。一連のロシア革命のなかでは、帝政を崩壊させ、立憲民主党(カデット)主導の臨時政府を成立させた二月革命に次ぐ第二段階にあたる。
ボリシェヴィキはかねてから暴力による革命を主張しており、1917年10月12日、影響下にあったペトログラード・ソビエトに軍事革命委員会を作らせて武装蜂起の準備を進めた。軍事革命委員会の指令下にあるボリシェヴィキの軍隊・赤衛隊(赤衛軍)は、1917年10月24日にペトログラードの政府施設の占拠を開始し、10月25日に軍事革命委員会が「臨時政府は打倒され軍事革命委員会に権力が移った」とする宣言を発表した。10月26日未明には臨時政府が置かれていたペトログラードの冬宮が制圧され臨時政府メンバーは逮捕された。
こうしてボリシェヴィキ主導のソビエト(労働者・農民・兵士の評議会)へと権力が集中された。これに引き続いてロシア内戦(1917年 - 1922年)が起こり、最終的には1922年に史上初の社会主義国家であるソビエト連邦(ソ連)が誕生する。

Biden now says there is nothing we can do to change the trajectory of the pandemic in next several months. (Disclose.tv)
(バイデンは今、今後数ヶ月でパンデミックの軌道を変えるために我々ができることは何もないと言っています。)
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【日本国憲法の支柱】は【「自由」、「平等」】である。自由、平等を支配・被支配関係にある国家へ持ち込むことは、特に民族的支配・被支配の関係が宿命的な国家内においては建設的なものと考えられる。勿論、これは被支配民族から見てのことである。しかも十八世紀、十九世紀の未成熟社会においては国民の大多数が社会的、経済的に不満分子であるだろう。
そうした場合、被支配民族にとってもまた、支配民族の中でも社会的、経済的な不満の多い人たちが数の上から圧倒的多数を占める場合、「自由」「平等」は建設的なものであると我々ユダヤ人は考える。
フランス革命はこうして成功したのであろう。我々はこの成果を誇れるものと考えていた。
しかし、このような考えを直截的に日本へ適用したのは全くもって認識不足の一語につきるのである。何故なら、【日本は万世一系の天皇を頂く君民共治の鑑であった】からである。【世界の歴史を通じてこのような国家は決して存在しなかった】し、【今後も他の民族は作り得ない】のではないだろうか。
このような【「和」の保たれた社会】へ、【「自由」「平等」を持ち込むと、どういうことになるだろうか】。
恐るべき【分裂現象を起こすであろう】。【「和」は、たちまちにして破壊されるであろう】。事実、戦後の日本は今日みる如く世界でも最も「和」のない国となってしまった。この点に我々は気がつかなかったのであるから、全く信じがたいほど頭が悪いといわれても仕方がないと思う。日本の戦後改革は我々がこのような極端な単純思考から起こしたものであり、その結果は今日見る如くである。
この誤りのすべては、【天皇制という比類のない日本人の誇るべき財産】を全く我々が認識していなかったことに起因する。我々は、日本にはユダヤ人はいないことは勿論知っている。しかも日本にも社会的、経済的不満分子は当然存在すると考えたのである。事実、皆無ということはなかったと思う。
しかし【日本】では、その問題は小さな問題だったのだ。それより【強度な理性の働きにより、天皇を中心とした君民共治の方がはるかに大きな意義を持っていた】のだ。その点は我々の能力ではとても知り得なかったのである。それくらいの【偉大な存在】だったのだ。
それを認識できなかった我々が、さも解放者の如く得意然としているのを見ると、全く穴があれば入りたい気持ちである。くれぐれもお許しいただきたい。』

レーニンによる“皆殺し命令”
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 523,495(520,794)÷28,926,677(28,845,228)=0.0180・・・(0.0180) 「1.80%(1.80%)」

イタリア : 99,578(99,271)÷3,046,762(3,023,129)=0.0326・・・(0.0328) 「3.26%(3.28%)」

日本 : 8,196(8,190)÷437,634(437,222)=0.0187・・・(0.0187) 「1.87%(1.87%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 ・・・実際、ボルシェヴィキの観念的な政策の最大の犠牲者は農民であった。 戦争で疲弊したところに クーデターを起こし、もっぱら権力を維持するために ドイツとの間に極めて不利な講和を結び、一時的とはいえ工業地帯と穀倉地帯を失ったうえ、全土を内戦の渦の中に投げ込んだボルシェヴィキ 「革命」 はロシアを飢餓の淵に追いやった。 もちろん飢饉の兆候は革命以前からみられてはいたが、 1918 年から 21 年の飢餓の蔓延は疑いもなくボルシェヴィキの無謀な食糧徴発によって引き起こされたものであった。 ボルシェヴィキは徴収率を実質余剰収穫高の 30 %と定めていたが、穀倉地帯に対しては、農民が収穫した穀物を隠せないように意図的に高く設定し、 1920 年のボルガ周辺の農村では 42 %にまで引き上げて収奪したため、作付け用の穀物まで不足する有様だったという。 そのうえ徴発は過酷さを極め、密告制度も導入して富農も貧農も関係なくおこなわれ、抵抗する農民はその場で射殺された。こうした徴発によって獲得された食料は飢餓に見舞われた北部地域に送られ、あるいは外国に売られたのである。このような無謀で過酷な徴発に対して各地で農民の反乱が発生し、 1920 年にはロシア全土に広がった。 中でも左派エスエルのアレクサンダー・アントノフに率いられた中央ロシア、タムポフにおける 「アントノフの乱」 は地域一帯の農民だけでなく 11 万の逃亡兵も加わり、最大規模の反乱となった。 これに対してはボルシェヴィキも通常のテロルでは対抗できなかった。

アレクサンドル・アントーノフ
レーニンはパニック状態となり、事実上皆殺しに等しい命令を下している。 結局、ボルシェヴィキは軍の精鋭部隊とコムソモール総勢 10 万人以上を動員し、数百の重火器や列車砲、飛行機や毒ガスを投入してようやく鎮圧した。 反乱に加わった者のうち 1.5 万人が殺され、10 万人が投獄された。 このような過酷な徴発と弾圧に加え、1921 年 22 年には干ばつと冷害によって飢餓はさらに拡大し、餓死者は総計約 500 万人に達し、食糧もなく草木や鼠や犬猫など食べ得る物すべてを失った地域ではカニバリズムがおうこうしたという。 10 月 クーデター以来、ロシアではこの飢餓に加え、内戦やテロルや疾病によっておよそ 1,000 万人の人命が失われたのである。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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