2021-03-10 (Wed)

本日のキーワード : 虚構、ワイマール憲法、ボルシェヴィキ革命
虚構(きょこう)とは、① 事実ではないことを事実らしくつくり上げること。つくりごと。② 文芸作品などで、作者の想像力によって、人物・出来事・場面などを現実であるかのように組み立てること。フィクション。

CNN Paid Antifa Agitator at Capitol Riots
(CNNは米議会暴動で Antifa の扇動者にお金を支払った)
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 それにはやはり理由があるようである。
【ワイマール憲法そのもの】が【国際的にタブーとなっている】ことである。口でこそワイマール憲法というものは決して珍しい言葉ではないかも知れないが、【現実にその内容に関してはタブーの網が張られている】ことに存外気がつかないものである。
他章でも述べるが如く、【フランクリン・ルーズベルト】は、【ユダヤの世界では今日絶対のタブーとなっている】。したがって、ルーズベルトに関するあたりさわりのない評はいろいろ出ているが、その本質を穿(うが)ったものは皆無に近いといえよう。このため、【第二次大戦の真因】はだいぶ混乱させられているのだ。

フランクリン・ルーズベルト
では何故、【ワイマール憲法】は【ユダヤ人にとって都合が悪い】のであろうか。それはその本質を徹底的に掘り下げれば分かることであるが、そこに発見されるものは【ナチズム台頭の必然性】である。【何故ナチズムが発生したのか】。今日までナチズムに関する著書はあまたあるが、真因を突きとめたものはないようである。大抵の場合、例の「集団発狂伝説」といわれる類いのものである。
しかし、この【ワイマール憲法】を深く掘り下げるときそこに発見されるのは、【自然の摂理に背くものを内包している】ということである。ひるがえって、日本国憲法のルーツを探るためにも、この【ワイマール憲法の本質】にメスを入れることが焦眉の急となってくるわけである。
このワイマール憲法というものは、一口でいえば、中世以来、言語に絶する苦難の道を歩まされた【在独ユダヤ人の血の出るような最低限の要求を実現させたもの】といえよう。
問題がそれだけなら、それはそれとして結構であるというべきかも知れない。しかし、実は、それだけではすまないものである。ここにこそ問題が秘められているといえよう。この点については逐次詳述するが、【日本国憲法も重要な部分】は【これと全く軌を一にするもの】なのである。
【ワイマール憲法】は表面に出すことを【タブー】とされ、【日本国憲法】は改訂を唱えることを【タブー】とされている。真に皮肉なパラドックスである。何故このような【逆説】が生じるのか。その理由は、ドイツ国民はワイマール憲法をまたたくまにその【虚構性】を発見して引きずり下ろしたが、日本国民はいまだその【虚構性】を発見できずその呪縛の中で呻吟(しんぎん)していることにあるといえよう。』

ウソは、いずれはバレる!
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 518,817(515,337)÷28,777,256(28,678,537)=0.0180・・・(0.0179) 「1.80%(1.79%)」

イタリア : 98,974(98,288)÷2,999,119(2,955,434)=0.0330・・・(0.0332) 「3.30%(3.32%)」

日本 : 8,135(8,005)÷436,073(433,659)=0.0186・・・(0.0184) 「1.86%(1.84%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)

さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである

イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。

1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう

そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『・・・やはりロシアの農民共同体に社会主義の可能性を求めるチュルニシェフスキやトカチェフに対してエンゲルスはそれをきっぱりと否定する。 「資本主義の時代をそっくり飛び越して、ロシアの農民共同体からいきなり生産手段の近代社会主義的共有に移行する」 などというのは幻想にすぎない。ロシアのような 「後進国」 は、「資本主義経済がその祖国で、またその繁栄の地で克服されてはじめて」、 それを 「お手本として」 社会主義への 「最短の発展過程を歩み始めることができるのだ」 と。

フリードリヒ・エンゲルス
だが、 このような資本主義的生産様式の発達を前提としてはじめて起こるはずの社会主義革命は、 その後のヨーロッパにおいては起こらなかった。 この革命は皮肉にも 「後進国」 ロシアで、しかもマルクス主義の名において実現されたのである。

ボルシェヴィキ革命の実態については、近年ようやく原史料を踏まえた本格的研究が始まりつつある。社会主義崩壊以降、旧マルクス・レーニン主義研究所党中央文書館や KGB 中央文書館の奥深くに極秘文書として封印されていた大量の史料が公開され、 それらに基づく研究によって、 これまでロマンとプロパガンダで塗り固められてきた革命像が着実に書き変えられつつある。 たとえばロシア革命の象徴として華々しく描かれてきた 10 月 「革命」 が、実際にはペテログラードの日常生活が通常通り営まれる中、 住民の多くも気づかぬままに行われた小規模な 「軍事クーデター」 にすぎないことが明らかにされ、 またレーニンのいう富農 「クラーク」 との闘いが、 現実には強引な食糧徴発に抗して反乱を起こした大多数の農民に対する大規模かつ残忍な弾圧であったことが具体的に解明されている。 あるいは上記の極秘文書を縦横に駆使したヴォルコゴーノフの冷酷なレーニン伝によって、 偶像の陰に隠されたレーニンの真の姿が暴露されている。 彼によれば、 レーニンをはじめとするボルシェヴィキの指導者たちの多くは、 「生活のために働いた経験もなく」 ボルシェヴィキの資金に寄生して暮らす 「労働者階級とは無縁の」 存在であったという。 しかも、この資金たるや、 ほとんどが銀行強盗、現金輸送車の強奪、 詐欺まがいの手法で略奪されたものだったというのである。 そのような犯罪的手法は、 1906 年のロシア社会民主労働党の第 4 回党大会においてメンシェヴィキの猛烈な反対にあって否決されたものの、 レーニンの指示で続行され、 その資金の管理はもっぱらレーニンが独占していた。 そしてこのボルシェヴィキ強盗団の頭目が、 スターリンであった。

ヨシフ・スターリン(1915年)
またテロルによる恐怖支配は、 ボルシェヴィキが権力を強化し、 農民や労働者を軍に組織する過程で恒常的に用いた手法であり、 大量虐殺や強制収容所は、 ボルシェヴィキの空想的かつ無謀な経済政策が破綻する中、 農民や労働者の大規模な反乱に戦慄したレーニンがあくまで独裁支配を貫徹するために導入したものであった。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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