2021-02-25 (Thu)
本日のキーワード : ベーメ神智学、パラケルスス、錬金術、カバラ
パラケルスス(スイスドイツ語:Paracelsus)こと本名:テオフラストゥス・(フォン)・ホーエンハイム(Theophrastus (von) Hohenheim, 1493年11月10日または12月17日 - 1541年9月24日)は、スイスアインジーデルン出身の医師、化学者、錬金術師、神秘思想家。悪魔使いであったという伝承もあるが、根拠はない。バーゼル大学で医学を講じた1年間を例外に、生涯のほとんどを放浪して過ごした。
ザルツブルクのパラケルススの墓
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 話がちょっと飛んだが、面白い話というのは、アルベール・トーマが来日し、日本へ階級闘争の激化工作をしようとしたとき、その前に立ちはだかったのが、【日本の強固な家族制度】だったのだ。
アルベール・トーマ
アルベール・トーマは、「日本では家族制度が強固なため階級闘争、つまり労働運動の激化を仕掛けることは非常に困難である。何故ならば、労働者は失業しても労働運動などする必要はない。【家族が暖かく迎え入れてくれるから】である。この家族制度をなんとかしない限り、日本へ階級闘争を持ち込むことは難しい」といっているのである。
アインシュタインもまた来日した時、日光の金谷ホテルからドイツのユダヤ機関へ手紙を書いているが、その中に【日本の家族制度の立派さ】を書いているのである。
かくの如く、【日本の家族制度はこれまた類い稀な存在】であったのだ。戦前の日本の家族制度にはとても及ばないが、現在世界中で一番この家族制度というものを強固に有しているのは我々ユダヤ人社会であろうと思う。この点、我々は常にそれを誇りとしている。
ここでまた日本人にお詫びしなければならないのであるが、この日本の家族制度を破壊したのは我々ユダヤ人なのである。具体的には、占領改革の時の【ニューディール派】が行ったものである。
前述のアルベール・トーマの件でもお分かりと思うが、ユダヤ人がマルクス主義的変革を実行するためには、家族制度は国内の君主制といわれる如く邪魔な存在だったのだ。家族制度が「小さな君主制」としてユダヤ民族のマルクス主義的変革事業の邪魔になるということは、なにも今日昨日の問題ではなかったのである。』
ベーメ神智学とパラケルスス錬金術とユダヤ神秘主義カバラ
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。
それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値
☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 491,724(489,221)÷27,866,972(27,786,719)=0.0176・・・(0.0176) 「1.76%(1.76%)」
イタリア : 94,887(94,540)÷2,765,412(2,751,657)=0.0343・・・(0.0343) 「3.43%(3.43%)」
日本 : 7,294(7,218)÷421,408(419,869)=0.0173・・・(0.0171) 「1.73%(1.71%)」
☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、昨日に続きまして、次のエッセイをご紹介させて頂きたいと思います。
☆『〈エッセイ〉米中新冷戦時代 、日本こそ世界を救う : 学生諸君へのメッセージ』 筒井 正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 米中新冷戦時代、日本こそ世界を救う
学生諸君へのメッセージ
グローバリズムからナショナリズムへの転換
ソ連崩壊を機に、改革開放路線の共産主義中国と自由主義圏の欧・米・日の国際資本が、資本・人・物の自由交流を原則として結びついて30年余にわたって続いてきたグローバリズムの波は、2017年1月のアメリカ・トランプ政権の誕生、2020年1月のイギリスのEU離脱を機に大きく転換し、それぞれの国家が独立して互いの国益を尊重し、その上で相互の利害を調整していくナショナリズムを基調とした世界秩序が復活しつつあります。これは大量移民の発生といったグローバリズムの弊害という側面と共に、グローバリズムの恩恵によって資本主義諸国から技術や企業経営のノウハウを学び、あるいは詐取して巨大な経済的軍事的大国となった共産主義中国が、5Gの主導権を獲得していよいよ世界制覇の野望を明確にしたことから、その脅威に直面したアメリカが中国と、貿易面だけでなく安全保障も含めた全面的な冷戦を展開しているのです。
アメリカは、2019年11月7日、「共産主義犠牲者の国家的記念日」を制定して共産主義に圧迫され命を奪われた1億人の人々を追悼し、共産主義と戦う姿勢を明確にしました。そして中国からのサイバー攻撃や技術詐取の防止に努めるとともに、大規模減税で経済を回復させて黒人やヒスパニック、さらに女性労働者の就業率を上げ、海外に出ていった製造業を国内に呼び戻して産業空洞化の防止を図って、空前の好景気を現出していきました。現在は、コロナ禍で大変な苦境にありますが、スピード感のある救済策が大規模に実行されつつあります。
共産主義中国は、改革開放路線をとって経済は爆発的に発展しましたが政治的民主化は棚上げされ、言論・出版・表現の自由や基本的人権が制限されてあらゆる活動が共産党の監視下に置かれ、キリスト教や法輪功への弾圧、ウィグル・ティベット・南モンゴルへの民族浄化策、香港自治への弾圧、台湾・南シナ海・尖閣諸島等への軍事的脅威の拡大が進み、自由主義国家の価値観とは根本的に相いれないことが明白となり、これまで中国と協力関係にあったグローバルな金融資本さえ脱中国の途を選択しています。
これまで中国・韓国・北朝鮮・日本・アメリカ等の左翼勢力が連携して展開していた反日プロパガンダについても事実による反撃が展開されています。特に文在寅左翼政権のもとで社会主義化を推し進める韓国において、いわゆる「慰安婦問題」も強制連行による性奴隷ではなく、李氏朝鮮時代 ─ 日本統治時代 ─ 戦後と一貫して韓国内に存在していた売春制度の一環であったこと、またいわゆる「徴用工問題」も強制連行による奴隷労働ではなく、ほとんどが戦時期の募集や官斡旋によるもので、賃金も含め特段差別的で劣悪な待遇に置かれていたわけではないことが、不確かで信憑性のない証言に依拠するのではなく日記を含めた客観的な一次史料に基づいて実証的に解明されました(李栄薫『反日種族主義』文藝春秋、2019年)。
これらは日本でも西岡力氏らの献身的な努力によって明らかにされてきたことですが、いまや韓国との反・反日共闘が生まれています。さらに、香港での民主化を弾圧する中国共産党に対して、市民や学生たちの民主主義をもとめる大規模で勇敢な抵抗運動は、日本や台湾、アメリカや欧州にも広範な支持者を獲得し、台湾では2020年1月の総統選では中国の覇権に対抗する民進党の蔡英文氏が再選されました。今後とも日本は、こうした自由主義・民主主義・自由経済の原則に則った国々との連携を深めていくべきでしょう。』
さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)、
ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
カール・マルクス
そして、“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントの2人の人物に焦点をあてて、“悪”についての思索を確認して参りました。
イマヌエル・カント
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
他方、カントの言っていたことというのは、次のようなものでした(→☆無学の靴職人が妄想したにすぎない“悪”)。
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない
そして、現在、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)、イマヌエル・カントに続きまして、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて、その“悪”についての思索を確認しているところとなります。
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
なお、ヘーゲルとマルクスとの関係につきましては、以前に書かせて頂いておりますので、ここでは割愛させて頂きます(→☆カール・マルクスの実像 ~ ヘーゲルとバウアー、そして、「おバカ」なマルクス)。
因みに、ヘーゲルが言っていたことは、次のようなものになります。
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
それでは、昨日に続きまして、次の論文を参考に、ヘーゲルとベーメの関連性を確認して参りたいと思います。
☆『ベーメの神智学とヘーゲル』福島 正彦
『 ベーメの神智学とヘーゲル
二
・・・確かにベーメの神智学はパラケルススの錬金術用語やユダヤ神秘思想カバラの言語を借りて記述されているために、その表現がきわめて難解となっていることは否定できない。(錬金術用語はすでに処女作『黎明』の中にも頻繁に使用されているが、ヘーゲルはそのうちの一つ「サルニタ Salniter 」について、その語源を sal nitri にあるとみなしている。コレイも「天のサルニタ」の概念を詳細に分析し、その本質的意味は父なる神の力に含まれる個体化と凝固化の原理であることを指摘しているが、しかし元来「サルニタ」の語は、ヘーゲルの言うように sal nitri に由来し、尿酸を意味する、と述べている。更にコイレは、カバラ Kabbalah についてベーメが知っていたことは十分ありうることだと主張し、彼自身が『神智学的な問い』の中で計二度カバラの語を使用していることを指摘している。コイレの言う通り、事実ベーメは同著の Fr.3 〔34〕 で「カバラ全体の根拠」について、 Fr..6 〔11〕 で「神聖なるカバラ」について言及し、 Fr.3 〔33〕 ではカバラのテトラグラマトン Tetragrammaton について述べている。なお、このテトラグラマトンに関するベーメの見解については、拙著『ベーメ倫理思想の研究』松濤社、158-9頁で説明したので、参照されたい。)
パラケルスス
しかし、ヘーゲルによれば、このような表現様式に慣れ親しむことによって理解されるベーメの神智学は、絶対的存在の最内奥の本性を把えようとする試みとして、十分受け入れることができるものであった。次に、ヘーゲルが積極的に評価する限りでのベーメの最も基礎的な部分を略述する。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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