2021-02-19 (Fri)

本日のキーワード : 人身売買、国境の壁
人身売買(じんしんばいばい)とは、人間を物品と同様に売買すること。現代ではこれに類する行為に対して、多様な実態と法的位置づけの、広い範囲に用いられている。

本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ここで【非常に重要なこと】をルソーは言っているのである。今日本では絶対の善玉の神として一切の批判をタブー化されている【民主主義】というものは、ルソーによれば【君民共治の代替物にすぎない】ということである。私が日本人を最高に尊敬するようになったのも、この【天皇制】というものの【比類ない本質】を知ったからである。
日本では戦前、【比類なき国体】という言葉があった。またポツダム宣言受諾の際にも、この【国体の護持】という点が一番問題になったのである。これは真に賢明なことであった。この【日本の天皇制】は【ユダヤ思想の理想】であったことはルソーの言葉でも分かるが、他にもあるユダヤ人の言った言葉に次のようなものがある。
「 わがユダヤの王は、目な見えない護衛だけで守られる。われらの王は威厳に満ちてその権力を行使するのは人民の幸福のためにだけであり、決して王自身や王朝一族のためにこれを用うることはない。かくして王への尊敬と威厳はいやが上にも高まり、人民に崇拝され敬愛されるのである。そのため王は神格化されるだろうが、それはひとえに王の権威が人民に安らぎと幸福を保証するコーディネーターの役を果たすからに他ならない」
断っておくが、これは日本の天皇制の描写ではない。【ユダヤ民族の理想の表現】なのである。これを見てもお分かりと思うが、【ユダヤ人はルソーの言った如く、国民との利害関係をもたない君主が理想なのである】。
私が【日本の天皇制の本質】を知ったときの驚きが如何なるものであったかは、推して知られたい。【地球上にユダヤ民族の理想が実在した】のである。一般のヨーロッパ人は、とてもこのような素晴らしいものを創ることはできないであろう。我々ユダヤ民族も残念ながら未だ創ってはいないのであるが、しかしそれが素晴らしい理想であるということを知っているだけでも日本人に近く、ヨーロッパ人よりも優れていることを日本人に認めていただければ無上の光栄である。
一般にユダヤ人が天皇制の類い稀な点を発見したのは、戦後の天皇のマッカーサーの会見の時であった。かといって、ユダヤ人全部が知ったわけではない。今、日本で勝手気ままにペンを走らせている若僧たちは、もとよりこんなところまで知っているわけではない。』

アメリカ社会の実態
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 479,458(473,873)÷27,444,481(27,340,882)=0.0174・・・(0.0173) 「1.74%(1.73%)」

イタリア : 93,045(92,729)÷2,697,296(2,683,403)=0.0344・・・(0.0345) 「3.44%(3.45%)」

日本 : 6,863(6,800)÷413,424(412,124)=0.0166・・・(0.0164) 「1.66%(1.64%)」



☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、昨日に続きまして、次のエッセイをご紹介させて頂きたいと思います。

☆『〈エッセイ〉米中新冷戦時代 、日本こそ世界を救う : 学生諸君へのメッセージ』 筒井 正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 米中新冷戦時代、日本こそ世界を救う
学生諸君へのメッセージ
アメリカ社会の実態を知ろう
現在、新冷戦で激しい対立を繰り広げているGDP世界一位・二位の米中両国の実態をきちんと理解しておく必要があります。まず世界最大の経済大国としてのアメリカですが、様々な問題点を抱えています。歴史的には、独立過程においても、一千万人ともいわれる先住民の土地を奪い大量虐殺を行い、さらにバイソン、リョコウバトなどの固有の動物をもほとんど絶滅に追い込み、メキシコ、フィリピンに戦争を仕掛け、領土を拡張していきました。スペインの植民地フィリピンでも、独立運動家を支援しつつもスペイン打倒後は独立も与えず、反抗する住民は婦女子も含め約40万人も虐殺されています。日本に助けを求めていたハワイ王国も潰されてアメリカの領土に組込まれていったのです。先住民抹殺と共に労働力が足りなくなると、アフリカ等から住民を強制的に拉致したり、中国からなかば拉致して連れて来たりして奴隷として労働力に組込み、産業革命の工場や奴隷的大農場、大陸横断鉄道敷設等のために使役しました(藤永茂『アメリカ・インディアン悲史』1974年、朝日新聞社)。
こうした歴史的背景があるためアメリカでは現在でも国民が銃を離せません。今では、4人以上が銃撃され死傷した銃乱射事件は、毎日のように起き、年間1万3千人以上の人々が犠牲になっています。またアメリカでは自由な経済活動が保障されていますが、この30年間は株や資産を持った上流階級に富が集中し、ウォール街の国際金融資本の1%のミリオネアが全所得の約半分を占めていると言われるほどに階級格差や貧富の差が広がっています。日本のような国民皆保険制度も整っていませんから、風邪などで病院に行っても高額な診療代を請求され、貧困者には大きな負担となり、今回のウィルス禍もそうした貧しい層が直撃されています。
多様な人種と階級の坩堝の中で激しい競争が繰り広げられ、常に競争相手や他者を攻撃して勝利を勝ち取っていかなければなりません。消費欲はテレビやマスコミやネットでこれでもかと刺激されますが、それを購入することは貧困者には夢の世界です。そうした環境ではストレスと攻撃性が蔓延し、敗北したものには絶望感やルサンチマンが蓄積され、犯罪や暴力の引き金になり、銃社会から脱却することは至難の業です。
もちろん、アメリカでは自由と民主主義、議会政治が保障され、自由な経済活動の中から新たなイノヴェーションや新産業が産みだされ、才覚とやる気さえあれば貧しくとも事業を成功させアメリカンドリームを実現できる可能性が保障されているという、アメリカの持つ最大の利点を忘れてはなりません。しかし、上記の問題点を考えると私たちが手本とする理想社会はここには見いだせないように思われます。
社会主義・共産主義社会の実態を知ろう
これに対する社会主義・共産主義世界の実態は、どうでしょうか。1917年、ロシアで社会主義革命が成功し、階級搾取の無い平等な理想国家の実現を掲げて、第2次世界大戦後にかけて、東欧・アジア・アフリカ・中南米等に次々と社会主義国家が樹立され、日本を含む資本主義国でもこの思想は幅広く普及して今日に至っていきました。ところが現実は、社会主義・共産主義諸国では、平等で搾取の無い理想社会が実現されるどころか、世界中で1億人以上の人々が、革命とその後の独裁的な政権運営の中で「階級の敵」というレッテルを貼られて粛清・虐殺されたり、共産党の恣意的な計画経済や統制経済、強制的な移住政策等の断行によって餓死させられたりするという、人類史上類を見ない惨禍が繰り広げられたのです。共産党のみに生殺与奪の特権が付与され、あらゆる情報が操作・捏造され、教育も政治的プロパガンダの手段となり、共産党やそれに協力する人のみが巨万の富を集積する一方、一般農民や労働者には富が還流せず資本主義以上に搾取と格差が拡大していきました。空気・大地・水・食糧もすべて汚染され、癌などの成人病も多発する等の問題を露呈しました。その要因は、個々の国や指導者のあり方によって異なるでしょうが、彼らが絶対的な科学的真実として信奉しその思考や行動の根底を規定していた剰余価値学説と唯物史観そのものに関係していたことは、拙稿「社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点」(1)-(4)『彦根論叢』418・419・420・421号で詳しく立証しましたので、それを参考にしてください。
1949年に建国された中華人民共和国でも共産党が政権を取ってから、反右派闘争、大躍進政策、文化大革命といった一連の政策の中で少なくとも6千万人以上の国民が犠牲となり、またティベット・ウィグル・南モンゴル等への侵略とその後の弾圧過程で数百万人が犠牲となり、壮絶な環境破壊は今も継続しています。これらの実態については前掲新唐人テレビの中の「九評 共産党」が詳細に伝えているのでぜひご覧になってください。』

さて、これまでに、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について確認してきましたが、

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

カール・マルクス
それに続いて今度は、“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントの“悪”についての思索を確認しているところになります。

イマヌエル・カント
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
他方、カントの言っていたことというのは、次のようなものでした(→☆無学の靴職人が妄想したにすぎない“悪”)。
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

それでは、昨日に続きまして、次の論文を参照させて頂き、カントが“悪”をどのように捉えていたのかを確認して参りましょう。

☆『カントと悪の問題』 小倉 貞秀
『 5.根本悪
既にわれわれは悪の問題について、前章において「悪の根拠」について述べてきたのであるが、それは人間が善であるか悪であるかについてみずからが採用する格率について、両者のいずれを他方の条件とするかという「従属関係」が問題であった。そこでは「格率の形式」が間われて「格率の実質」すなわち、いずれのうちの格率を採用するかという動機の差異は問われることはなかった。ところがカントは『宗教諭jの第一論文第四節において「悪の根源」の問題を取り扱っている。
さて「根源 Ursprung 」というのは「第一原因からの結果の発生である。」 したがって自然現象に目をそそぐとき、因果の系列が存することは疑いない。しかし他方人間の道徳的行為の善悪について考察された場合、それらの生じる原因と結果とについて、つまりは道徳的行為の因果関係に基づく必然的行為は肯定されないであろう。カントは語っている、「人間の道徳的性質についても、自由な行為そのものについて時間根源を探すのは矛盾である。というのもこの性質は自由の使用の根拠を意味し、この根拠は全く理性表象のうちに求められねばならないからである」と(VI,40)。ここでは自然現象に基づく現象の世界に住む人間にとっては確かに影響を及ぼす自然原因の作用は否定されないけれども、それにもかかわらず自由な行為を有する人間にとっては彼に影響を及ぼす自然原因がどんな種類のものであっても、やはり彼の行為は自由であり、いかなる原因によっても限定されない。だから彼がいかなる状態、いかなる関係の中に捲き込まれていても、反法則的行為は中止すべきであったのである。「彼はこの世におけるいかなる原因によっても自由に行為する存在者であることを止めることはできないのである」(VI,41)。
カントは「悪の根源」の問題を取り扱うに当たって、根源の問題を「時間根源」と「理性根源」 とに分かって考察したことになるが、ここでは批判哲学から受け継がれている自由と必然性とに関する思想の再現を見るわけである。特に人聞の自由意志に関する問題が重要であった。人間の責任の根拠は人間の自由意志に求められるのである。理性的存在者の個々の行為は、自然機構から解き放たれて、「自由の使用の根源性」が強調され、「理性根源」としての叡知的根拠に帰せられるのである。その問題は上述のごとく批判哲学に関するものである。つまり『第一批判』において行為の自由の叡知的行いへの根源性が強調されたことと関連している。「自由の超越論的理念は…行為の責任の本来的根拠としての行為の絶対的自発性の理念を構成している」(B.476)。したがってすべての行為をその叡知的根拠から導出する試み、いわば超越論的考察は、『宗教論』においても保持されている。ところで自由の問題に関して『宗教諭』は批判哲学においてカントが超越論的自由として基礎づけてきた問題が薄れてきたと言われる異論がある。例えばシュヴァイツアーは彼の著名なカントの宗教哲学研究において次のように語っている、「『宗教諭jの第一章において提供される自由問題がある。超越論的自由の理念との結合は放棄されて、それと同時に批判的観念論の助けを借りて道徳的意味における自由の問題を解決することのできる確信が放棄されたのである。」 さらにまた次のように言われる、「自由の問題に関して言えば、カントの宗教哲学の発展は道徳的要素が漸進的に現われてきて批判的観念論が自由問題構成のためにもってくる材料が漸次退いていくことによって特色づけられる」と。ともかく「悪の根源」の問題において批判哲学における自然と自由とに関する思想の再現を見ることができるのであって、シュヴァイツアーに対する批判は肯繋に当たっているものが多い。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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