2021-02-18 (Thu)

本日のキーワード : 民主政、君民共治
民主政(みんしゅせい、英: democracy)とは、ルソーの『社会契約論』によれば、その執政体(政府)の構成員が市民全体の半数以上であるような統治のことである。
ルソーは、政策の執行権を人民全体に対し多数者に任せるのを民主政、少数者に任せるのを貴族政、一人に任せるのを君主政とした。人民集会では立法権(意思決定)が民衆に属さなければならず、一方で執行権は、立法者、あるいは主権者としての人民一般には属しえないものであり、公僕たる政府に委任するものとした。ルソーの民主政概念は、その限りで古典的なものであり、そのためルソーを最後の古代人であるとみる者もいる。
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【日本民族のもつ最大の財産】は【天皇制】である。これは【全く世界に類例のない偉大なもの】であり、【人類の理想とするもの】である。

かつてユダヤ人の大思想家でフランス革命に大きな思想的影響を与えた【ジャン・ジャック・ルソー】は、かの有名な【『社会契約論』】で次の如きことを言っている。
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ジャン=ジャック・ルソー
「 人もし随意に祖国を選べというなら、君主と人民の間に利害関係の対立のない国を選ぶ。自分は【君民共治を理想とする】が、そのようなものが地上に存在するはずもないだろう。したがって自分は【やむを得ず民主主義を選ぶ】のである」
ここでいう【君民共治】というのは、【君主が決して国民大衆に対して搾取者の位置にあることなく】、したがって【国民大衆も君主から搾取されることのない政治体制のこと】である。
ところがここで驚いたのは、【日本人にこの話をするとみな不思議そうな顔でキョトンとする】。私は最初その意味が全く分からなかった。しかし、だんだんその意味が分かってきた。【日本の天皇制にはそのような搾取者と被搾取者の関係が存在しない】、ということを私が知らされたからである。今度は私の方が驚かされた。
日本人のためにちょっと説明しておくと、欧州でも、また最近追放されたイランの王室でも、君主はみな国民大衆に対しては搾取者の地位にあるものである。したがって、亡命するときは財産を持って高飛びする。これが常識である。だが、日本人の知っている限り、このようなことは君主制というものの概念の中には全く存在しないのである。
しかるに、ユダヤ人ルソーの思想は搾取、被搾取の関係にない君主制を求めているわけである。これは確かに理想である。しかし残念ながら、ルソーはそのようなものが実在できるはずもないからやむを得ず、民主主義を選ぶというものである。
私がルソーの時代に生きていたならば、ルソーにこう言ったであろう。「直ちに、書きかけの社会契約論など破り捨て、速やかに東洋の偉大な君主国へ馳せ参ぜよ!」と。』

既存の新聞やメディアの大きな限界
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 473,873(470,200)÷27,340,882(27,249,586)=0.0173・・・(0.0172) 「1.73%(1.72%)」

イタリア : 92,729(92,338)÷2,683,403(2,668,266)=0.0345・・・(0.0346) 「3.45%(3.46%)」

日本 : 6,800(6,722)÷412,124(410,434)=0.0164・・・(0.0163) 「1.64%(1.63%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、昨日までのところでは、論文を参考にしながら、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りましたが、その論文と同じ著者による次のエッセイを本日からはご紹介させて頂きたいと思います。

☆『〈エッセイ〉米中新冷戦時代 、日本こそ世界を救う : 学生諸君へのメッセージ』 筒井 正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 米中新冷戦時代、日本こそ世界を救う
学生諸君へのメッセージ
はじめに
私は今、3月末に35年間勤めた滋賀大学を定年退職するにあたってこの原稿を書いています。一昨年から本格化した米中の対立がいよいよ激化するなか、昨年暮れから中国武漢発のウィルスが世界中に広がってパンデミック状況となり、人々の出入り、観光、商工業の生産が分断・休止されて人々の生活と経済が落ち込み、連日株価は大暴落し、世界恐慌へと発展する様相を呈しています。東京オリンピックも延期が決定され、非常事態宣言も発令され、この原稿が刊行されて皆さんが目にする7月頃には世界が一体どうなっているか予想だにできません。
このように現在、世界と日本は未曾有の危機に直面しています。しかし、私は、中長期的には日本の将来にけっして悲観していません。それどころか世界史の大きなトレンドは、日本に有利に展開し、様々な困難を抱える世界は日本に救いを求め、日本の存在意義がますます大きくなっていくように思われます。それには、これからの日本を担っていく若者が、複雑で激変する国際情勢を的確につかみ、なおかつ日本の果たしていく役割は何なのか、つまり日本の文化や経済や知的ストックはなぜ世界に貢献出来るのかを自らしっかり認識し、どのように学生生活を送っていったらよいのか、についてしっかりと考えておく必要があるように思われます。それについて以下私の知見を述べてみたいと思います。
世界情勢に常にアンテナを張ろう
先ず何よりも的確な情報を得るためにアンテナを張り巡らしておく必要があります。まず左右の相反した新聞社の記事、すなわち左の代表として朝日新聞、右の代表として産経新聞、アメリカメディアならニューヨークタイムスやワシントンポストだけでなくウォールストリートジャーナルやフォックスニュースの双方に目配せすることが肝要です。
しかし、既存の新聞やメディアでは大きな限界があります。新聞紙上に現れた言論空間は、戦後培われた秩序の枠内に限定されていて、それを根底から批判したり、その枠を超えて日本や世界の現実を捉えること自体に見えない枠がはめられているからです。
インターネットでは、既存メディアで報じられない本質的な情報を発信している番組が日々用意されています。具体的にはまず以下のサイトをぜひ参照してみて下さい。
〇チャンネル桜
ニュース解説「フロント・ジャパン」
「闘論 倒論 討論」アップデートなテーマに即した討論番組
〇真相深入り
「虎の門ニュース」 毎朝
〇新唐人テレビ
アメリカに拠点を置く中国の真実の歴史・実情を伝える情報番組(NTD)
そしてネットだけに情報源を限るのではなく、たまには大きな書店や広い閲覧書架を設けている図書館に出向いて、新聞記事そのものをまとめ読みしたり、多様な書籍群を縦覧したりすることも重要です。思わぬ小さな記事や関心外に置かれていた書籍に出会って視野が見開かれ、新たな重要情報が得られたという経験を私はしばしば持っています。ネット空間はたしかに情報源を飛躍的に高めますが、自己の趣向や気に入った情報しか入手しない方向に進んでかえって視野狭窄に陥る危険性を秘めている点を注意してください。』

さて、これまでに、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について確認してきましたが、

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

カール・マルクス
それに続いて今度は、“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントの“悪”についての思索を確認しているところになります。

イマヌエル・カント
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
他方、カントの言っていたことというのは、次のようなものでした(→☆無学の靴職人が妄想したにすぎない“悪”)。
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

それでは、昨日に続きまして、次の論文を参照させて頂き、カントが“悪”をどのように捉えていたのかを確認して参りましょう。

☆『カントと悪の問題』 小倉 貞秀
『 4.悪の根拠
・・・さて人間は行為するにさいしていかなる格率を採用するのであるか。既に明らかであるように、人間は感性的にして理性的存在者である。したがって人間は自分を構成する感性と理性との二つの素質に基づいてそれぞれの格率を採用するであろう。二つの案質は一は「道徳的素質」、一は「自然的素質」である。これらの素質によって「動機 Triebfeder 」が生じ、格率に採用されるのである(ib.,f)。人間はその「道徳的素質」により、道徳法則によって動機づけられ、他のいかなる動機によっても動かされないのであれば、随意志の十分な動因として法則が格率のうちに採用されるであろう。この場合には「人間は道徳的に善であるだろう。」 しかしこれに対して「自然的素質」によって動機づけられた場合、もしそれが「感性的動機」によって動かされた場合ならば、「自愛の主観的原理」に従うことになり、「人間は(やはり自らのうちに有する)道徳法則を意に介せずに、それらの動機を随意志の規定にとってそれだけで十分なものとして、自己の格率のうちに取りいれるならば、彼は道徳的に悪であるだろう」(VI,36)。以上によって人間の道徳的善悪の根拠が一応明らかにされていくのであるが、一は人間は道徳的法則によって動機づけられることにより善が生じる。また他方「自然素質jはそのものとしては「無邪な自然素質」であるが、しかしこれが感性の動機によって動かされて、「道徳法則を意に介さずに」最上の格率とされれば、悪なる人間が生じてくる。それゆえ人間が善であるか悪であるかの区別は、人間が自己の格率の中に取りあげる動機の区別、つまり道徳的素質によるか、それとも自然的素質によるか、という動機の区別に存するのではなくして、その「格率の形式」 換言すれば、「両者のいずれを他方の制約とするかという従属関係 Unterordnung に存するのである。」 続いて悪の根拠は次の事実に求められるべきである。「したがって人間は(最善の人でも)動機を自分の格率の中に採用するに当たって、動機の道徳的秩序を転倒するということによってのみ悪である、その転倒とは彼が道徳法則を自愛の法則と共に格率の中に採用するのではあるが、しかし彼は一方が他方と並んで存立することはできず、一方がその最上の制約としての他方に従属させられねばならないということを認めるから、むしろ道徳法則が自愛を満足させる最高の条件として唯一の動機として随意志の普遍的格率のうちに採用されるべきであるのに、自愛の動機とその傾向性を道徳法則遵守の条件とするのである」(ib.)。
さて以上のように悪の根拠の前提となっているのは、「自然的素質」 と「道徳的素質」とであるが、両者それぞれの動機から生じる格率の採用に当たっての「従属関係」が問題となった。その問題の根底に存するのは、人間本性の二重性、すなわち感性と理性との対立の関係なのである。そのままの関係では、そこでは善悪は生じないが、両者の従属関係によって善悪が生じてくるのである。やはりこうした感性と理性との対立は超越論的哲学の確立以来十分に承認されてきていることなのである。ここでみられるように「感性の動機を道徳法則遵守の最高の条件とする」点に悪の根拠が存するのであって、動機の「従属関係」「転倒」が重要なことである。こうした見解はのちにシェリングにも継続されている。すなわち、彼によれば悪の説明は従来の一つの考えとして、上に述べられたような両原理の積極的対立を忘却して「被造物の不完全性という否定的概念」に基づかせようとしている。「最近特にパアーダー(F.Baader,1765-1841)によって再び強調された悪についての唯一の正しい概念は、すなわち悪は原理の積極的な逆倒または転倒に基づく」ということであった。ここでパアーダーによって「再び強調された」と言われるためには、やはりカントの見解が最初に存したと言われてよいであろう。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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