2021-02-06 (Sat)

本日のキーワード : ジョン・ロバーツ最高裁判事、人身売買
ジョン・グローバー・ロバーツ・ジュニア(John Glover Roberts, Jr. 1955年1月27日 - )は、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領によって2005年に任命された、第17代アメリカ合衆国最高裁判所首席判事(最高裁長官に相当)である。

ジョン・ロバーツ
本日の書物 : 『日本共産党 噂の真相』 篠原 常一郎 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 2009年のはじめごろ、外向きに「共産党員が増えている」と宣伝されているウラで、日本共産党の最高幹部のひとりが都道府県委員会の財政責任者を集めた会議でこんな趣旨の話をしました。
「ある党員を大きく拡大した党組織(県委員会)は、党費の納入率が6割前後で低迷している。『赤旗』を読んでいない党員の数も多い…。一方、党員を増やしながら実態のない党員を整理して減らした別の党組織は、党費が7割前後となっている。――どちらも問題だ」
つまり、【新しく党員がたくさん入党し、党員の数が増えている党組織では、「党費の納入」を4割の党員が守らなかった】ということです。【党費の納入は党員の資格要件の大事な柱】ですから、【名簿に載っている人の6割しか党員として十分な資格を満たしていない】わけです。
また、こういった連絡の取れない人や活動をしない【“幽霊党員”】の党籍を整理し、新たな入党者を迎えても、3割程度の党員が党費を納めていないのです。これは何を意味するのでしょうか。
【日本共産党に入ると、党員は次の義務を負う】ことになります。
①党費を納入すること(金額は実質収入の1%)。
②『赤旗』を購読すること。
③党の組織に所属し、活動すること。
いろいろ細かい決まりごとがあるのですが、【党員になってやるべきこと、つまり「義務」の大枠はこの三つの項目】で表せます。ところが困ったことに、【1番目と2番目の項目がだんだんとおろそかになってきている】のです。
党費を納めることは、政治活動を営む党にとってもちろん重要な事柄です。また、購読料を払って党の機関紙である『赤旗』を読むことは、財政的に党を支えると同時に、党の方針や考え方を党員が学ぶ重要な機会ですから、【共産党員であることの原点にかかわる問題】です。党の方針を知らずに活動はできません。
その【党費を納めない党員が3〜4割もいて、さらに日々の活動の指針となる『赤旗』を読まない人もたくさんいる】となると、【党の基盤を揺るがす大問題】です。』

ディープステート(deep state)が目指すのは、社会主義社会の延長線上にある社会
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、日本共産党の内部事情を知り尽くした著者によって、日本共産党の実体を詳(つまび)らかに解説がなされている書物で、日本共産党のことだけではなく、グローバリズムを推し進めるディープステート(deep state)や、その走狗(そうく)となっている“ANTIFA”や“BLM”、あるいは“しばき隊”、かつての“SEALDs”などに代表される、じつは哀れな存在でしかない「おパヨク」らについても、その思考様式を理解することができる御薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 440,843(437,711)÷26,147,162(25,980,190)=0.0168・・・(0.0168) 「1.68%(1.68%)」

イタリア : 88,516(88,279)÷2,553,032(2,541,783)=0.0346・・・(0.0347) 「3.46%(3.47%)」

日本 : 5,753(5,688)÷390,153(387,480)=0.0147・・・(0.0146) 「1.47%(1.46%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
それでは、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(4)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(4)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
2 問題点
以上、唯物史観の内容を概説し、未曾有の影響力を持ちえた理由の一端を考察してきた。だが、この唯物史観は多大な問題をはらんでいる。次にそれを、1)・2)・3) の内容に即して検討していこう。
(3)経済的社会構成の継起的発展段階論について
・・・このように、唯物史観の歴史発展論では、物質的な経済の段階的発展の延長線上に人類史の発展を構想してしまうため、上に見たような広域な交易や文化・宗教の交流がもたらした多様な影響とともにその過程で起った戦争や虐殺といった多大な負の側面もまた歴史の教訓として汲み取ることができなかった。そのことの歴史的省察や反省が真摯になされず、無自覚であったことが、やがて社会主義革命やその世界制覇の過程で、自国民だけでなく他国民・他民族まで迫害や侵略によって、安易に多大な犠牲者を産みだしてしまう遠因の一つとなったと思われる。
最後にマルクスは、社会的生産過程の敵対的な関係としての人類の前史は資本主義的生産様式で終わりをつげ、階級支配の無い人類史の新たな、しかも最高の発展段階として社会主義・共産主義に至ると展望している。社会主義体制を実現した人類は、人類史の理想的な最高段階に達したということになり、それを指導したマルクス主義者は、自分たちこそ階級社会の搾取の秘密と人類の歴史の発展法則を知っている、最高の価値と真理に目覚めた教導者ということになり、真理に目覚めぬ遅れた搾取社会である「人類の前史」は、価値的にも劣り、積極的に廃絶することが理想社会建設のための任務となるわけである。
だが、マルクスの言う階級社会としての「人類の前史」といえども、これまで検討してきたようにいわゆる支配階級も剰余価値の生産に大いに寄与し、それぞれの階級が社会的富の形成に応分の役割を担って貢献し、社会各層との協力や妥協も図られたわけだから「社会的生産過程の敵対的な関係」と断言するのは極めて一面的であろう。
ところが、社会主義国家こそ、マルクスの「少数の簒奪者が収奪される」という倒錯した言質に従って、資本家や経営者が主導して築き上げた生産手段や財産を、彼らの生命もろとも収奪し、国有化の名のもとに独裁的革命政権の支配の下におき、今度は直接的生産者の生殺与奪の権を握って、生産から消費まで強制的に統制し、新たな少数の支配層の富の独占と大多数の勤労民衆への貧困の蓄積が強制され、これまで人類によって積み上げられてきた貴重な民族文化や伝統文化も、遅れた段階の搾取階級の利益に奉仕するものとして徹底的に破壊された。たとえ市場経済を取り入れたとしても、根本的な所有制度、一党独裁制、表現・思想・言論の自由を欠いた空間で、投資・為替・貿易等の経済活動もすべて共産党の統制下に置かれているかぎり組織的搾取体制としての本質は変わらないであろう。この社会主義体制こそ、階級社会の前史を終わらせるどころか支配者が直接多数の国民諸階層を過酷に、意のままに直接支配し、組織的にその剰余価値を吸い上げるための歴史上最高度に発達した体制であったということができよう。』

さて、これまでに、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について確認してきましたが、

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

カール・マルクス
それに続いて今度は、“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントの“悪”についての思索を確認しているところになります。

イマヌエル・カント
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
他方、カントの言っていたことというのは、次のようなものでした(→☆無学の靴職人が妄想したにすぎない“悪”)。
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない

それでは、昨日に続きまして、次の論文を参照させて頂き、カントが“悪”をどのように捉えていたのかを確認して参りましょう。

☆『カントと悪の問題』 小倉 貞秀
『 2.人間の本性
既に述べられたように、「悪」についてはライプニッツ同様にカントにおいても、道徳的に悪なるものは「反法則的 gesetzwidrig, de regle」というあり方を有している。したがって悪の前提となるのは道徳法則なのである。既にカントは『第二批判』においても語っていた、「善および悪の概念は道徳法則に先立ってではなくして、ただ道徳のあとに、そしてそれによって限定されなければならないj と(K.d.p.V,V.63)。こうした法則に従うのは「主体の意志」にとっての問題であって、意志の制約となるのは主観的には「格率 Maxime」と呼ばれる(ib.,19)。その格率が道徳法則を採用するか、否か、つまりは主観的であるか、客観的であるかによって、善悪が判定されることになる。ここでは格率が採用するものをただ法則と反法則との二分割のみに限定して、人間行為を大きく善悪のみに区分することは問題であるが、特に善悪の優先作用は無視されている。ともかくカントにとっては「ある人間を悪と名付けるためには、…それらの行為がその人聞のうちに悪しき格率を推論させるような性質をもっているからである」(Rel. ,VI ,20)。また同じく「ある人聞を悪であると名付けるためには、意識的に唯一つの悪しき行為からその根底に存する悪しき格率が、そしてこの格率から主体のうちに普遍的に存する一切の特殊な道徳的 ― 悪なる格率の根拠がアプリオリに推論されねばならない」(ib.)。
☆【日本語訳】 Paul Harvey : If I were the Devil... リン・ウッド弁護士御推奨動画 (⌒∇⌒)
ともかく人聞の悪の根拠となるのは悪格率を採用する点に存するのであるが、その格率についてカントは「随意志 Wilhir がみずからの自由を使用するために自己自身で作りあげる規則」(IV,21)であると言う。したがって悪なる行為は「自由の作用」の結果でなくてはならない。それは悪のみではなく、善に関しでも同様である。ここで明らかであるように善・悪の行為については自由の作用について明らかにされなければならないが、カントは『宗教論』の第一論文においてはその各節はその表題の示すように「人間本性における善あるいは悪」という表現を用いている。ここで本性と訳した語は長い間西洋で用いられてきた語であるが、古くはアリストテレスによって、その著『形而上学』第5巻第 4章において physis という語として用いられていた。この語がラテン語の学会において natura と訳されるようになった。日本語においては「自然」とか、時には「本性」と訳されている。このラテン語 natura はドイツ語 Natur、英語 nature として使用されるが、特にキリスト教神学においては中世以来究明される用語であり、最初スコラ学者ボエティウス(A.M.S.Boethius,ca.480-524)はその著『ペルソナと二つの本性についての書 Liber de persona et duabus naturis (512)』において「ナトゥラ natura」の概念を究明しているが、これについて大きな関心を抱いたのはトマス・アクイナス(Th.Aquinas,1225-74)である。彼はアリストテレスを引き合いに出して次のように語っている、「哲学者はまた『形而上学』において、すべて実体はナトゥラであると語る。しかしこのように引用されたナトゥラという名称は、それが事物の固有な活動に関連するかぎり、事物の本質 essentia を表わすと思われる」と。ここでナトゥラ( physis, Natur )は実体として事物の本質を表わすことは明らかである。この解釈の下において言えば、カントが「人間本性における善あるいは悪」と言った場合、人間の本質は善であるか、それとも悪であるかということになり、悪は道徳的悪として強制の下に立ち、自由すなわち強制から独立の意味をもたないことになる。このことについてカント自身も次のように言っている、「本性 Natur という表現が(普通そうであるように)自由から発する行為の根拠の反対を意味するということになれば、それは道徳的に善いとか悪いとかいう述語と全く矛盾することになろうが、この本性という表現に直ちに躓(つまづ)くことがないためには、次のように覚えておかなければならない、つまりここで人聞の本性と解釈されるのは、感覚に浮ぶ一切の行為に先立つ人間の自由一般の使用の主観的根拠(客観的な道徳法則の下での)にすぎないのであって、この根拠がどこにあろうとしても、それは問題ではない、ということである」(VI,20f.)。』



ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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