2021-02-03 (Wed)

本日のキーワード : ベーメ、カント、悪
資本家(しほんか):
1.企業体に資本を提供し、最高意思決定能力を持ち、出資した範囲ですべての責任を負う人、そして、最終的に残った利益の配分にあずかる人。
2.資本(自己増殖する価値の運動体)の人格化。(マルクス経済学で定義される概念。)
マルクス経済学においては、資本家は資本の人格化という以上の意味をもたない。産業資本においては、生産手段と労働力を結合させることによって自己増殖する価値としての資本を形成し、産業資本家は、両要素を結合し、剰余価値を搾取しようと意思する人格である。利子生み資本においては、貨幣を運用することで価値の自己増殖をおこなわせ、利子生み資本家は、自己増殖のための運用を日夜考え実践する人格である。資本家が労働者を長時間働かせて絶対的剰余価値を搾取するのも、できるかぎり健康管理設備に投資をせずに不変資本を節約するのも、資本家が「悪人」だからではなく、資本という、あくなき剰余価値の追求者であるからにすぎない、というのが、マルクス経済学の考えである。
本日の書物 : 『日本共産党 噂の真相』 篠原 常一郎 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【日本共産党】の組織は、わずかな国会議席しか獲得できない少数政党である今日の実態には見合わないほどで、このシステムの維持には【巨額のお金が必要】です。したがって、【実は資産家・資本家は「共産党の敵」ではありません】。むしろ、【収入や資産の多い人が共産党に入ることは大いに歓迎されます】。共産党に【収める党費も高額になりますし】(実収入の1%、年収1億なら党費は100万円!)、共産党が専従職員への一時金支給や選挙活動準備を名目にして年に2〜3度は展開する募金運動(カンパ集め)でも、【多額の寄付が期待できるから】です。
共産主義理論の創始者の一人である【エンゲルスが金持ちで資本家だった】ことは、前述しました。だから、資本家の人が入党しても「資本家の息子だから」「金持ちだから」と、共産党内で変な目で見られたり、疑われたりすることはありません。事実、大金持ちとまではいかなくても、“小金持ち”の党員はけっこういます。また、親が官僚や警察官、自衛隊だという共産党員も普通にいます。人手の足りない地区委員会では入党者をいちいちスパイと疑ったり、親の職業が原因で不信がられるようなことは最近ではまずありません。


DIARY: Biden’s Daughter Thought Hunter’s $2.5 Million Hollywood Mansion Would Be Scandalous – Whistleblower
Hunter Biden bought a $2.5 million home in the Hollywood Hills in June of 2019.
(日記 : バイデンの娘、ハンターの250万ドルのハリウッド・マンションはスキャンダラスだと思っていた - 内部告発者
ハンター・バイデンは2019年6月にハリウッドヒルズに250万ドル(約2億5,000万円)の自宅を購入した。)


☆『DIARY: Biden’s Daughter Thought Hunter’s $2.5 Million Hollywood Mansion Would Be Scandalous – Whistleblower』

私は国会議員秘書になる前は国会議員候補者の事務所員としてしばらく活動していましたが、そうした事務所の経費の大きな部分を独自の財政活動で補っていました。その財政活動は、大きく分けて「寄付集め」と「独自の事業活動」からなります。
この「寄付集め」は、共産党の地区委員会事務所が行うものとは別枠で、事務所が独自にお金持ちの党員や支持者をリストアップして、定期的に訪問して寄付してもらっていました。「事務所維持カンパ」とか、「今度、宣伝カーを買うため」だとか、その時々の名目で協力をお願いして、事務所員が回ったものです。
私もずいぶん寄付集めに歩きましたが、対象となるのはちょっと売れている作家や漫画家、俳優、さらにはいろいろな偶然で有力企業の幹部や経営陣の一員となった共産党員や支持者たちでした。こうした方々には募金の他、上級の機関(都道府県委員会や時には中央委員会)の指示で借金の申し入れに行ったこともあります。』

ベーメからカントへと受け継がれる“悪”
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、日本共産党の内部事情を知り尽くした著者によって、日本共産党の実体を詳(つまび)らかに解説がなされている書物で、日本共産党のことだけではなく、グローバリズムを推し進めるディープステート(deep state)や、その走狗(そうく)となっている“ANTIFA”や“BLM”、あるいは“しばき隊”、かつての“SEALDs”などに代表される、じつは哀れな存在でしかない「おパヨク」らについても、その思考様式を理解することができる御薦めの良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 431,289(427,432)÷25,686,826(25,531,924)=0.0167・・・(0.0167) 「1.67%(1.67%)」

イタリア : 87,381(86,889)÷2,515,507(2,501,147)=0.0347・・・(0.0347) 「3.47%(3.47%)」

日本 : 5,500(5,387)÷380,600(376,468)=0.0144・・・(0.0143) 「1.44%(1.43%)」


☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
それでは、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(4)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(4)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
2 問題点
以上、唯物史観の内容を概説し、未曾有の影響力を持ちえた理由の一端を考察してきた。だが、この唯物史観は多大な問題をはらんでいる。次にそれを、1)・2)・3) の内容に即して検討していこう。
(3)経済的社会構成の継起的発展段階論について
・・・アジア的共同体に属すといわれる日本の共同体は、湿潤地帯にあり、水田(米)・畑(麦・豆・稗・粟・黍・蕎麦等)と森林の三部構成を成していた。宅地・庭畑地・耕地は私有であったが、入会地(山林)は共同所有・共同利用、水利の共同利用、農作業も田植え・害虫駆除などが共同で行われた。日本でも温暖地方の水田優勢地帯、関東ローム層の畑作優勢地帯、山間部の畑作地帯等のバラエティが存在したが、主食は米(玄米)と穀物(麦・豆・稗・粟・黍等)、さらに共有地である入会山から春は山菜、秋は茸を採取し、冬は狩によって獣を捕獲し、時に河川や海から魚介類や海藻を補った。
米は、豊富な雨量をもとに作った水田が、土壌を保つ効果を発揮して連作障害が無く、地力を保って毎年耕作可能であり、麦に比べ単位面積当たりの収穫高が高く、二季作が可能な土地もあり、小面積で多くの人間を養うことができた。米(特に玄米)はほとんどあらゆる栄養素を備え、貯蔵性に優れており、また餅や鮨にも加工でき、飢饉にも相対的に強かった。これに多様な畑作物や蕎麦・うどん等の加工品、山菜、味噌・醤油・納豆・漬物・酒等の発酵食品を加えて多様で栄養価の高い食生活を実現できた。畑作物のうち麦や菜種、豆等は米の栽培と組み合されて二毛作として栽培された。そのほか麻・棉・桑の栽培で多様な衣料を製造した。
このように日本の農業は、ゲルマン的共同体に比べて相対的に狭い面積で、労働集約的に多様で栄養価の高い作物を生産できたのであり、連作障害もないため効率的でしかも貯蓄性が高く、戦国期が終焉し江戸期に入ると飢饉は、17世紀12.5回、18世紀10.5回、19世紀6回と減少していった。
そして水田は洪水を防止し、周辺の動植物にとっても生息地としての役割を果たした。また土地の乾燥化を防ぎ、水質浄化の機能も担った。日本の約七割を占める森林のうち村々が入会地とした里山は、資源を保全しつつ共同で利用するルールのもとで木材・竹材・萱漆・焼畑・薪炭材・山菜・茸等の林産物の活用が図られてきた。入会規定も、商業的農業が進展するとともに破られたり、森林の乱伐が進んでいった地域もあるが、森林破壊的なヨーロッパの共同体と比べると、森林との共存が図られてきたといえよう。したがって豊富な森林から栄養分が河川から海へ運ばれ、そこは世界でもまれな海洋資源の宝庫となり、さらにそこで繁茂した藻は採取されて耕地の肥料に供されたのである。
このようにアジア的共同体から発した日本の農業も封建制への進展があり、それを同時期のヨーロッパ農業と比較した時には、決して劣らない優れた特徴も有していたのである。マルクスのヨーロッパ中心の進歩発展史観からはこうしたアジア的共同体の質定側面が見落とされてしまうのではなかろうか。』

さて、こちらも昨日の続きになりますが、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)について確認するために、次の論文を見て参りたいと思います。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

カール・マルクス

☆『ヤコブ・ベーメにおける悪の思索 : 形而上の悪と人間』 中山みどり
因みに、ベーメの言っていたことというのは、次のようなもので。。。
〇 人類は、神の恵みの状態から、罪と苦しみの状態に堕ちた
〇 悪の力には神に反抗した堕天使も含まれている
〇 神の目標は世界を恵みの状態に回復させることである
これが意味することは、世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである、ということになります。
それでは早速見て参りましょう。
『 5.結びにかえて
ベーメは、否定的な原理である悪が存在するとしただけではなく、その積極的な意義を認め、神の自己顕現によって、存在が確立していく神の運動全体の中に、悪を位置づけることを試みた。「悪がなければ、あらゆる存在、生命はない」とかれは明確に主張した。悪とは、人間の理解の及ばない、神の暗闇に由来する圧倒的なエネルギーであり、人間の実存に纏(まつ)わる苦悩の源泉であるが、悪を通じてこそ、逆説的に人間は愛の本質に接近し得るのである。

ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
☆【日本語訳】 Paul Harvey : If I were the Devil... リン・ウッド弁護士御推奨動画 (⌒∇⌒)

イマヌエル・カント
ところでカントは『理性の限界内における宗教』の中で、「悪は我々自身の行為であるにも拘らず、なぜ我々の内で悪がまさしく最高の格率(Maxime)を腐敗させたのかについて、我々の本性に属する根本性質についてと同様に、原因を示すことはできない」と述べて、人間のうちの悪の根拠は、理性では認識できないことを認めている。また、人間本性のうちに悪への性癖として、深く普遍的に根づいている、生得的な、にも拘らず自らの行いによって招かれた悪は「根源悪」と呼ばれる。

この根源悪という概念から、悪に誘惑されて転落したアダムを思い浮かべることは自然である。カントは悪について考察した際、理性の対象とし得る範囲に限定し、それ以外のことには沈黙したが、根源悪の概念は人間の内にありながら、人間を超える形而上の起源を有し、人間に働きかける悪の本質を示唆しているように思う。』

The GirlLover logo (GLogo) depicted below is a small heart surrounded by a larger heart, which symbolizes a relationship between an adult male or female and minor girl.
(下に描かれているGirlLoverのロゴ(GLogo)は、大きなハートで囲まれた小さなハートで、大人の男性や女性と未成年の女の子の関係を象徴しています。)




ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- チャイルド・マレスターとは? ~ ワシントンの沼の水を抜け! (2021/02/10)
- メインストリームメディア(mainstream media)を有効活用した“偽装” (2021/02/09)
- メインストリームメディア(mainstream media)が必死に隠し続けているもの (2021/02/08)
- “学習ドリル”を使って、自分の名前を書く練習をさせられているバイデン (⌒∇⌒) (2021/02/07)
- 児童人身売買アカウントや児童性的虐待アカウントに“極めて寛容”なことが、「Twitter」の方針です(⌒∇⌒) (2021/02/06)
- バイデンとかハリスという“悪”の捨て駒 (2021/02/05)
- 異なる意見の具申や表明は、“要監視対象”になるの? (2021/02/04)
- 資産家・資本家は「共産党の敵」ではありません! (2021/02/03)
- 違法な大統領の共通点は? (2021/02/02)
- フェイク・プレジデント、ペド・バイデン(笑) (2021/02/01)
- “両性具有”の完全な身体を持つアダム (2021/01/31)
- ANTIFAやBLMという「アバンギャルド」 (2021/01/30)
- カール・マルクスも知っていたエンゲルスの“買春癖” (2021/01/29)
- 贅沢をやめることができなかったカール・マルクス (2021/01/28)
- 共産主義 = 革命のグローバリズム (2021/01/27)