2020-12-30 (Wed)

本日のキーワード : 国交、台湾
国交(こっこう)とは、二国間の外交関係のこと。国交は、互いの国が相手国を主権国家と認める国家の承認を前提として行われ、 大使(特命全権大使)を長とする外交使節団の交換を伴うのが通常である。外交使節団は相手国(複数の国家を担当する場合はそのいずれか)に大使館を設置し、外交活動や自国民の保護などの業務を行う。
本日の書物 : 『日本人に忘れられた ガダルカナル島の近現代史』 内藤 陽介 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 1978年7月7日に【独立】した【ソロモン諸島】は、同年8月、【国連に加盟】を果たした。
当時、【“中国”としての国連の代表権】は、すでに、【中華民国(台湾)】ではなく、【中華人民共和国(北京政府。以下、適宜“中共”と略す)】が有していたが、当初、【ソロモン諸島政府】は中台いずれとも正規の国交は結ばず、1983年、【台湾との国交を樹立した】。
すでに述べたように、【ソロモン諸島】には第二次世界大戦以前から【華人のコミュニティ】があり、大戦後はホニアラに【在外華人を対象とした中国国民党の在外支部が置かれていた】こともあって、【台湾との関係が深かった】。
ちなみに、1983年の時点で、オーストラリアとニュージーランドを除くオセアニアの独立島嶼国のうち、【中共と国交】を結んでいたのは、【フィジー】(国交樹立は1975年)、【キリバス】(同1980年)、【パプアニューギニア】(同1976年)、【サモア】(同1975年)、【ヴァヌアツ】(同1982年)の【5カ国】、【台湾と国交】を結んでいたのは、【ソロモン諸島】のほか、【ナウル】(同1980年)、【トンガ】(同1972年)、【ツバル】(同1979年)の【計4カ国】で、国の数でいえば【中台はほぼ互角だった】。
一方、台湾としても、【ソロモン諸島は台湾と外交関係を有する太平洋島嶼国のうち、面積・人口ともに最大】であったため、農業分野を中心にソロモン諸島を積極的に支援した。』

残酷な暴君や迫害者たちの心のなかにあるもの
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、かつての大日本帝国が、その地政学上の重要性を理解していた南太平洋の島々に対して、もはや全世界共通の敵となった中国共産党(CCP)が現在、どのような工作を行っているのかが理解できる良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 321,301(318,563)÷18,134,027(17,923,881)=0.0177・・・(0.0177) 「1.77%(1.77%)」

イタリア : 69,842(69,214)÷1,977,370(1,964,054)=0.0353・・・(0.0352) 「3.53%(3.52%)」

日本 : 2,877(2,832)÷203,732(201,045)=0.0141・・・(0.0140) 「1.41%(1.40%)」

さて、カール・マルクスのユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら、現代においても“辛うじて”生き残っていますが、
イギリス労働党は反ユダヤ主義を理由にコービン氏の党員資格停止。メディアの皆さんが昨年、次に英首相になるのはコービンだと言い続けてきたことを私は忘れない。なおコービンはハマスとヒズボラを「友達」と呼び、両者に篤く支援されてきた親イスラム過激派でもある。https://t.co/c6NUmm42Xe
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 30, 2020
今回の「2020年米大統領選」を廻る混乱も、中国共産党(CCP)が「中華式革命の輸出」を、過去何十年にもわたって行ってきたことで生じているものになります(☆自由民主主義国で全体主義を推し進める悪玉は誰???)。
その証左が、アメリカで推し進められてきた、“ポリコレ”、「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」で、そのそもそもの生みの親こそが、中国共産党(CCP)の毛沢東でした。

毛沢東
そして、その“ポリコレ”を助長してきたのが、アメリカのメインストリーム・メディア(MSM、mainstream media)でした。
で、私たち一人ひとりにとって大切なことは、「社会主義社会」の後にやってくるものこそが「共産主義社会」である、と妄信し、ひたすら、その実践を宗教的ドグマ(教義)として試み続けている危険極まりない連中が存在している、という現実(もはや隠そうともしてませんがw)を幅広く認識する必要があるということです。
【図解:悪いヤツ】 https://t.co/RvdWjN48hS
— ゆきつきはな🇺🇸正義は死なず! (@iiwakoiwa2323) November 22, 2020
以上のことを踏まえた上で、「社会主義社会」と「共産主義社会」の違いを理解できる、非常に参考となる動画がこちら(↓)になりますので、ぜひ御覧下さいませ💗
それでは、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
ここでは剰余価値学説とともに社会主義・共産主義的世界観の根幹をなす今一つの柱である唯物史観について、その概要をまず示し、その上で問題点を検討しよう。
1 概説
マルクスが唯物史観の概要を公式化して示した『経済学批判』(武田隆夫他訳、岩波文庫)の序文の文章を掲げよう。本文は区切りの無い一続きの文章であるが、内容をわかりやすく示すために、三つの段落に区切り、それぞれ 1) 2) 3) と記号を付して書き表した。
わたくしにとってあきらかになり、そしてひとたびこれをえてからはわたくしの研究にとって導きの糸として役立った一般的結論は、簡単につぎのように公式化することができる。・・・

カール・マルクス
2) 社会の物質的生産諸力は、その発展がある段階にたっすると、いままでそれがそのなかで動いてきた既存の生産諸関係、あるいはその法的表現にすぎない所有諸関係と矛盾するようになる。これらの諸関係は、生産諸力の発展諸形態からその桎梏(しっこく)へと一変する。この時社会革命の時期がはじまるのである。経済的基礎の変化につれて、巨大な上部構造全体が、徐々にせよ急激にせよ、くつがえる。このような諸変革を考察するさいには、経済的な生産諸条件におこった物質的な、自然科学的な正確さで確認できる変革と、人間がこの衝突を意識し、それと決戦する場となる法律、政治、宗教、芸術、または哲学の諸形態、つづめていえばイデオロギーの諸形態とをつねに区別しなければならない。ある個人を判断するのに、彼が自分自身をどう考えているかということにはたよれないのと同様、このような変革の時期を、その時代の意識から判断することはできないのであって、むしろ、この意識を、物質的生活の諸矛盾、社会的生産諸力と社会的生産諸関係とのあいだに現存する衝突から説明しなければならないのである。一つの社会構成は、すべての生産諸力がそのなかではもう発展の余地がないほどに発展しないうちは崩壊することはけっしてなく、また新しいより高度な生産諸関係は、その物質的な存在諸条件が古い社会の胎内で孵化しおわるまでは、古いものにとってかわることはけっしてない。だから人間が立ちむかうのはいつも自分が解決できる課題だけである、というのは、もしさらにくわしく考察するならば、課題そのものは、その解決の物質的諸条件がすでに現存しているか、またはすくなくともそれができはじめているばあいにかぎって発生するものだ、ということがつねにわかるであろうから。』

それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。


アイザイア・バーリン


『 二つの自由概念
一と多
・・・われわれが日常的経験において遭遇する世界は、いずれもひとしく究極的であるような諸目的 ―― そしてそのあるものを実現すれば不可避的に他のものを犠牲にせざるをえないような諸目的 ―― の間での選択を迫られている世界である。事実、このような状況であればこそ、人間は選択の自由にひじょうに大きな価値をおいているのである。もしも人間によってこの地上に実現しうるある完全な状態において、人間の追求するいかなる目的も相互に矛盾・衝突することがないという保証があるとしたら、選択の必要も選択の苦しみもなくなってしまい、それとともに選択の自由というものの重要な意義も失われてしまうことになるであろう。そしてこの究極的・最終的状態を近づけるための方法は、たとえどれほど自由がそのために犠牲にされても、すべて完全に正当化されることになるであろう。歴史上見られるもっとも残酷な暴君や迫害者たちの心のなかにあった、ゆらぐことなき、平静な、深い信念 ―― 自分のすることはその目的によってじゅうぶん正当化されるのだという信念 ―― は、このようなある独断的な、ア・プリオリの確信によるものであった、とわたくしは信ずる。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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