2020-12-29 (Tue)

本日のキーワード : 唯物史観
唯物史観(ゆいぶつしかん)は、「唯物論的歴史観」の略であり、史的唯物論(ドイツ語: Historischer Materialismus)と同義である。19世紀にカール・マルクスの唱えた歴史観である。その内容は、人間社会にも自然と同様に客観的な法則が存在しており、無階級社会から階級社会へ、階級社会から無階級社会へと、生産力の発展に照応して生産関係が移行していくと妄想する歴史発展観である。
本日の書物 : 『日本人に忘れられた ガダルカナル島の近現代史』 内藤 陽介 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 建国以来、常に日本の脅威を取り除くことに腐心し続けてきた【オーストラリア】は、第二次世界大戦を通じて、【あらためて日本軍の強さを実感】。“優秀な日本人”は、戦争によって壊滅的な打撃を受け、去勢されたといっても過言ではないほどまでに徹底して武装解除された後でさえ、【いずれ復興を果たし、再び自分たちにとって深刻な脅威となるはずだと認識】しており、【南氷洋捕鯨に出漁する日本船(しかも、旧海軍の元軍艦)が自国の近海を通過することなど、到底許すことはできなかった】。
結局、この件に関しては、西側世界の盟主にして、日本占領を実質的に仕切っていた【米国】が【「(日本の捕鯨再開に)反対する国は日本向けに1000万ドルの食糧援助をしてもらいたい」と一喝したことで決着】。オーストラリアは矛を収めざるを得なかった。
【オーストラリアの妨害が除去された】ことで、【捕鯨に続き、カツオ・マグロ漁業の復興も本格的に進んでいく】。』

プラトンからヘーゲル、マルクスに繋がる連中の勝手な思い込み
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、かつての大日本帝国が、その地政学上の重要性を理解していた南太平洋の島々に対して、もはや全世界共通の敵となった中国共産党(CCP)が現在、どのような工作を行っているのかが理解できる良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 318,563(317,408)÷17,923,881(17,807,491)=0.0177・・・(0.0178) 「1.77%(1.78%)」

イタリア : 69,214(68,799)÷1,964,054(1,953,185)=0.0352・・・(0.0352) 「3.52%(3.52%)」

日本 : 2,832(2,778)÷201,045(199,239)=0.0140・・・(0.0139) 「1.40%(1.39%)」

彼、共和党全国大会でスピーチした時に、車椅子から立ち上がって「自由のために立ち上がろう」って呼びかけたんだよ。pic.twitter.com/TjlUM0ZyMa
— Tomo (@Tomo20309138) December 22, 2020
#CCP fascist China bio-attacked the World with #WuhanCoronavirus! https://t.co/fSkvvQbjOz
— Solomon Yue (@SolomonYue) November 28, 2020
さて、カール・マルクスのユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら、現代においても“辛うじて”生き残っていますが、
イギリス労働党は反ユダヤ主義を理由にコービン氏の党員資格停止。メディアの皆さんが昨年、次に英首相になるのはコービンだと言い続けてきたことを私は忘れない。なおコービンはハマスとヒズボラを「友達」と呼び、両者に篤く支援されてきた親イスラム過激派でもある。https://t.co/c6NUmm42Xe
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 30, 2020
今回の「2020年米大統領選」を廻る混乱も、中国共産党(CCP)が「中華式革命の輸出」を、過去何十年にもわたって行ってきたことで生じているものになります(☆自由民主主義国で全体主義を推し進める悪玉は誰???)。
その証左が、アメリカで推し進められてきた、“ポリコレ”、「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」で、そのそもそもの生みの親こそが、中国共産党(CCP)の毛沢東でした。

毛沢東
そして、その“ポリコレ”を助長してきたのが、アメリカのメインストリーム・メディア(MSM、mainstream media)でした。
で、私たち一人ひとりにとって大切なことは、「社会主義社会」の後にやってくるものこそが「共産主義社会」である、と妄信し、ひたすら、その実践を宗教的ドグマ(教義)として試み続けている危険極まりない連中が存在している、という現実(もはや隠そうともしてませんがw)を幅広く認識する必要があるということです。
【図解:悪いヤツ】 https://t.co/RvdWjN48hS
— ゆきつきはな🇺🇸正義は死なず! (@iiwakoiwa2323) November 22, 2020
以上のことを踏まえた上で、「社会主義社会」と「共産主義社会」の違いを理解できる、非常に参考となる動画がこちら(↓)になりますので、ぜひ御覧下さいませ💗
それでは、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)』筒井正夫
それでは早速見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(2)
Ⅱ 唯物史観とその問題点
ここでは剰余価値学説とともに社会主義・共産主義的世界観の根幹をなす今一つの柱である唯物史観について、その概要をまず示し、その上で問題点を検討しよう。
1 概説
マルクスが唯物史観の概要を公式化して示した『経済学批判』(武田隆夫他訳、岩波文庫)の序文の文章を掲げよう。本文は区切りの無い一続きの文章であるが、内容をわかりやすく示すために、三つの段落に区切り、それぞれ 1) 2) 3) と記号を付して書き表した。
わたくしにとってあきらかになり、そしてひとたびこれをえてからはわたくしの研究にとって導きの糸として役立った一般的結論は、簡単につぎのように公式化することができる。
1) 人間は、その生活の社会的生産において、一定の、必然的な、かれらの意思から独立した諸関係を、つまりかれらの物質的生産諸力の一定の発展段階に対応する生産諸関係を、とりむすぶ。この生産諸関係の総体は社会の経済的機構を形づくっており、これが現実の土台となって、そのうえに、法律的、政治的上部構造がそびえたち、また、一定の社会的意識諸形態は、この現実の土台に対応している。物質的生活の生産様式は、社会的、政治的、精神的生活諸過程一般を制約する。人間の意識がその存在を規定するのではなくて、逆に、人間の社会的存在がその意識を規定するのである。』

それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。


アイザイア・バーリン


『 二つの自由概念
一と多
・・・われわれの理想のあるものを達成することが、原理的に別の理想の達成を不可能にするということを容認することは、全人類的な達成という観念が形式上矛盾であり、一個の形而上学的妄想であると言うことである。プラトンからヘーゲルの最近の弟子たち、さらにマルクスに至るすべての合理主義的形而上学者とって、この究極的・最終的調和 ―― そこにおいて一切の謎は解かれ、一切の矛盾は調停される ―― という観念を放棄することは、一つの粗野・未熟な経験主義であり、なまの事実に対する譲位であり、あるがままの事物を前にしての理性の堪えがたい破産であり、説明し弁明して、すべてを一体系に還元しえなかったことであって、これは「理性」が憤然として斥けるところのことである。しかしながら、真の価値の全体的調和は、どこかに ―― おそらく、その特徴はわれわれ有限者の分際としては想像さえできないような、ある理想の王国において ―― 発見されねばならぬという大前提のア・プリオリな保証で身を固めているのでなければ、われわれは当然、経験的観察と通常の人間的知識というごくありきたりの手段・方法に依拠せざるをえないわけだ。そしておそらくこうした手段・方法によっては、すべてのよきものが相互に調和可能である ―― またその点に関してはすべての悪しきものも ―― と想定することの(あるいはそういうことが何を意味しているのかを理解することに対してさえ)なんの保証もえられないであろう。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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