2020-12-23 (Wed)

本日のキーワード : 境界線、境界、自由
境界(きょうかい、きょうがい、けいかい)とは、事物や領域などを分ける境目のこと。分野や用法により様々な用例がある。
本日の書物 : 『日本人に忘れられた ガダルカナル島の近現代史』 内藤 陽介 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【真珠湾攻撃に先立つ】こと約1時間40分の1941年12月8日深夜0時35分、日本陸軍第十八師団の佗美(たくみ)支隊が英領マレーの北端、コタバルへ向けて出発する。彼らがコタバルの海岸へ上陸を開始したのは午前2時15分のことだったが、現地の守備にあたっていたインド第八歩兵旅団はこれに激しく抵抗。さらに、コタバルの飛行場からはオーストラリア空軍第一飛行隊のハドソン機が日本の輸送船3隻に対して爆撃を行い、【日豪間の本格的な戦闘が始まった】。

12月10日には英東方艦隊の主力艦、「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」が撃沈され、英連邦側はシンガポール周辺のごく限られた地域を除き、マレー半島の制空・制海権を喪失。その後、怒涛のごとくマレー半島を南下した日本軍は、1942年1月31日には、上陸地点のコタバルから5,500キロを南下してマレー半島南端、シンガポール島対岸のジョホール・バルを制圧する。
“東洋のジブラルタル”と呼ばれた【大英帝国の拠点】、【シンガポールが陥落】すれば、【オーストラリアは日本軍の直接的な攻撃圏内に入る】。このため、シンガポールの防衛に動員された【ゴードン・ベネット指揮下のオーストラリア第八師団】としては、シンガポール島を防衛するだけではなく、そこから【日本軍を押し戻して、なんとしても自国の安全を確保したい】という思いが強かった。
ところが、【米英蘭統合部隊の最高指揮官だったアーサー・パーシヴァル】は、あくまでも、【英本国からの援軍が来るまでシンガポール島の要塞を守り抜くこと】こそが【自らの任務】であると信じており、【ベネットの意見具申をことごとく退けた】。…
結局、2月15日、【激戦の末に英連邦側は降伏した】が、降伏文書の調印後、【ベネット】は二人の参謀とともに【パーシヴァルを見捨ててシンガポールを脱出】し、【無断でオーストラリアに帰国】した。オーストラリアが日本の直接侵略にさらされる前に、自分が日本軍との戦闘から学んだ教訓を自国民に伝えるためというのがその理由である。』

マルクス主義者には到底理解ができない「企業経営者の役割」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、かつての大日本帝国が、その地政学上の重要性を理解していた南太平洋の島々に対して、もはや全世界共通の敵となった中国共産党(CCP)が現在、どのような工作を行っているのかが理解できる良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 300,456(298,569)÷16,425,955(16,136,675)=0.0182・・・(0.0185) 「1.82%(1.85%)」

イタリア : 65,011(64,520)÷1,855,737(1,843,712)=0.0350・・・(0.0349) 「3.50%(3.49%)」

日本 : 2,528(2,480)÷182,278(180,599)=0.0138・・・(0.0137) 「1.38%(1.37%)」

#CCP fascist China bio-attacked the World with #WuhanCoronavirus! https://t.co/fSkvvQbjOz
— Solomon Yue (@SolomonYue) November 28, 2020

さて、カール・マルクスのユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら、現代においても“辛うじて”生き残っていますが、
イギリス労働党は反ユダヤ主義を理由にコービン氏の党員資格停止。メディアの皆さんが昨年、次に英首相になるのはコービンだと言い続けてきたことを私は忘れない。なおコービンはハマスとヒズボラを「友達」と呼び、両者に篤く支援されてきた親イスラム過激派でもある。https://t.co/c6NUmm42Xe
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 30, 2020
今回の「2020年米大統領選」を廻る混乱も、中国共産党(CCP)が「中華式革命の輸出」を、過去何十年にもわたって行ってきたことで生じているものになります(☆自由民主主義国で全体主義を推し進める悪玉は誰???)。
その証左が、アメリカで推し進められてきた、“ポリコレ”、「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」で、そのそもそもの生みの親こそが、中国共産党(CCP)の毛沢東でした。

毛沢東




そして、その“ポリコレ”を助長してきたのが、アメリカのメインストリーム・メディア(MSM、mainstream media)でした。
で、私たち一人ひとりにとって大切なことは、「社会主義社会」の後にやってくるものこそが「共産主義社会」である、と妄信し、ひたすら、その実践を宗教的ドグマ(教義)として試み続けている危険極まりない連中が存在している、という現実(もはや隠そうともしてませんがw)を幅広く認識する必要があるということです。
【図解:悪いヤツ】 https://t.co/RvdWjN48hS
— ゆきつきはな🇺🇸正義は死なず! (@iiwakoiwa2323) November 22, 2020
以上のことを踏まえた上で、「社会主義社会」と「共産主義社会」の違いを理解できる、非常に参考となる動画がこちら(↓)になりますので、ぜひ御覧下さいませ💗
それでは、昨日に引き続きまして、次の論文を読み進めることで、「社会主義」・「共産主義」の世界観について確認して参りたいと思います。

☆『社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点 :剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(1)』筒井正夫
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 社会主義・共産主義的世界観の特質と問題点
剰余価値学説と唯物史観の批判的検討(1)
Ⅰ 剰余価値学説とその問題点
2 問題点
3)剰余価値はいかにして生み出されるか。
では、小泉・佐野両氏の説を検討した上で、剰余価値はいかに生み出されるかを検討しよう。先ず会社を起業する場合、元手になる資金が必要であり、それを提供した起業家や株主の存在が不可欠である。また工場敷地を確保するには地主から購入するか、借入の場合は地代を払わなければならない。あまりに当然のことながら、これらが存在しなければ、営利活動を営む企業そのもの、その生産拠点である工場そのものが存在せず、生産価格の回収も利潤の確保も出来ない。
また労働力として購入され、商品の価値及び剰余価値を唯一生み出すとされる賃金労働者も、ただ工場に連れてこられてそこに居るだけでは、いくら「抽象的人間労働力」を保持しているといっても、何も新たな価値を生み出さない。まず、取扱う製品の性質や機械の操縦法を学び、工場内での規律や振舞い方を体得して、まさにあらたな価値を生みだす生きた労働力として訓育されねばならない。社内教育や研修、絶えざる訓練を施して有用な労働力を創り上げ、適切な部署への配置転換や効率よく無駄のない作業法の育成等によって作用効率を上げ、企業内の事務ならびに職務の組織や部局を構築し、給与システムや昇進の規則を決め、工場や企業内部において労働環境や福利厚生を整えて労働者の日々の労働と生活を保全して、安定的に迅速で能率的な生産力を維持し、利益を確保していくのも企業経営者の役割である。
ただし、新製品は売れなければ意味がない。市場に出して売れる商品を作りださねばならない。そのためには、一企業内に限った場合でも右に述べた有能な労働者の訓育と労働・生産体制の整備とともに、三つの条件が必要である。』

それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。


アイザイア・バーリン


『 二つの自由概念
自由と主権
・・・十九世紀を通じて自由主義的思想家は、もしも自由が、強権またはだれかあるひとによって、わたくしのしたいと思わなかったことをさせられるという制限を含むものであったら、その名において強制されるその思想がなんであれ、わたくしは自由ではない、絶対的主権という教義はそれ自身において圧倒的な教義なのだ、と正しく主張した。
もしわたくしが自分の自由を護持しようとするなら、だれか、またはなにか ―― 絶対的な支配者、民衆集会、議会における国王、裁判官、いくつかの権威の結びつき、あるいは法律そのもの(というのは、法律も抑圧的なものでありうるから) ―― がその侵害を認可しないかぎり、自由は侵害されてはならぬ、と言うだけではじゅうぶんではないのだ。
わたくしは、なんびとも決して超えることを許されない自由の境界線の厳存するような一つの社会をうちたてなければならない。この自由の境界線を決定する諸規則に与えられる名はさまざまであり、またその性質もさまざまであるかもしれない。あるいは自然権と名づけられ、あるいは神の言葉、あるいは自然法、あるいは功利の要求、あるいは「人間のもっとも深い関心」の要求、等々と名づけられるであろう。わたくしはそれらをア・プリオリに真なるものとして信じ、それらがわたくし自身の主観的な目的、またはわたくしの社会・文化の目的であると主張することができる。これらの規則あるいは命令に共通していることは、その歴史的展開に示されているように、それらがきわめて広汎に受けいれられ、また人間の実際の本性にきわめて深くもとづいているものであって、今日までのところ、ひとりの正常な人間が思い描かれるときにその本質的な部分をなすものとされるにいたっているということだ。最小限度の個人的自由の不可侵性に対する真正の信仰は、このようななんらかの絶対的な足溜りを必要とする。なぜなら、多数決の規則にほとんど期待が持てないことは明らかであるから。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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