
本日のキーワード : 中国共産党(CCP)、格差、腐敗、独裁、虐殺
中国共産党(ちゅうごくきょうさんとう、英語:Communist Party of China(CPC)、Chinese Communist Party(CCP))は、中華人民共和国の政党である。略称は中共(ちゅうきょう)。事実上の一党独裁であるヘゲモニー政党制の下、中国大陸の唯一の指導政党であり、国内の略称は単に党(とう)である。
本日の書物 : 『歴史の教訓 ― 「失敗の本質」と国家戦略』 兼原 信克 新潮社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 現在ではロシアの力が退潮し、中国の台頭が著しくなっている。【中国】は【共産党独裁体制】を残したまま、【国家資本主義】とでも言うような、正統派の共産主義とは全く相容れない体制の国になった。アジアの多くの国々が民主化に舵を切った80年代後半、【中国人民解放軍】は、【天安門】で【自由を求める多くの学生たち】を【虐殺】し、民主化への扉を固く閉ざした。中国は、【格差と腐敗と独裁】という【初期の開発独裁に典型的に見られる深刻な病状】をかかえたまま、「ジャックと豆の木」に出てくる豆の木のように日々、巨大化している。
【国民に責任を負わない政府】は、【権力保持だけを目的とするビヒモス(怪物)になる】。民意のないところに天意はない。天命を失ったものは匹夫(ひっぷ)に戻り、民によって斃(たお)される。それが孟子の教えである。【中国共産党】は孟子の教えから学ぶよりも、津々浦々に電子監視の網を巡らせ、【自らに敵対するものすべてを潰しにかかる道を選んだ】ようである。【特殊なイデオロギーを社会に注入】し、【チベットやウイグルの少数民族を圧迫】し、【国家統治を強化する方向】に動いている。発揚する中国の国威に若い世代のナショナリズムも刺激され始めている。【中国の支配者】は、【国民の拡張主義的ナショナリズムを統治に利用】しようとするであろう。
米中の軋(きし)みは普通の覇権争い、権力闘争に見えるかも知れない。しかし、米国自身の価値観に対する思い入れは本物である。
A vote for Sleepy Joe Biden is a vote to give control of government over to Globalists, Communists, Socialists, and Wealthy Liberal Hypocrites who want to silence, censor, cancel, and punish you. Get out and VOTE #MAGA tomorrow! https://t.co/gsFSghkmdM
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 3, 2020
ウォール街の拝金主義だけが米国の利益を代表するわけではない。国民を代表しない政府と地球を分割統治するほど、米国は権力政治に擦れていない。米中関係の行方は、今後の世界の大きな論点である。』

カントの理論の自己撞着
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、平成25年(2013年)に、戦後初めて、「国家戦略」を策定する仕組みが誕生した我が国の歴史を、明治から昭和にかけて振り返りつつ、「国家戦略」というものが一体どういったものであるべきか、また、それが如何に重要であるかを解説されている良書で、大日本帝国が滅亡した理由も、「国家戦略」というものが存在していなかったからだということが明らかにされる、お薦めの書物になります

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 231,754(231,227)÷9,309,298(9,247,036)=0.0248・・・(0.0250) 「2.48%(2.50%)」

イタリア : 39,412(39,059)÷759,829(731,588)=0.0518・・・(0.0533) 「5.18%(5.33%)」

日本 : 1,794(1,787)÷103,293(102,427)=0.0173・・・(0.0174) 「1.73%(1.74%)」

宣誓を経て最高裁判事となったエイミー・コニー・バレット。個人的に彼女の美しい立ち姿、強くて真っ直ぐな眼差しに好感を覚える。 https://t.co/VChJKC2pJJ
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 27, 2020
アメリカで民主党に騙されていたと目覚めた人たちが民主党支持をやめて立ち去る#WalkAway運動。日本の場合は左派政党の支持が圧倒的に少ないので事情は異なるが、日本にもリベラルっぽい発言、振る舞いをすることが正しい、イケてると信じている人が多いことを勘案すると、その戦略は非常に興味深い。 https://t.co/9Lh23eDcYm
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 27, 2020
世界中の科学技術を盗む中国。その中の1つ“千人計画”に応じる日本の科学者達を新潮が詳報。論文1本で1500万円など破格の条件に魂を売る人々だ。経産省の大量破壊兵器ブラックリストに載る北京航空航天大で研究を続ける学者の話には“日本人の命の敵”という言葉しか浮かばない。 https://t.co/usenyFSk8T
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 29, 2020
北大の奈良林直名誉教授が日本の防衛研究を阻害してきた左翼組織を告発。軍学共同反対連絡会である。同会議の軍事研究反対声明をタテに50以上の大学や研究機関に圧力。一方で中国で軍事研究する科学者への批判はなし。“日本の敵”はどうぞ中国へ。きっと幸せに過ごせるだろう。 https://t.co/BVpIH79E8r
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) October 30, 2020
日本学術会議の件で、映画人有志が抗議声明。
— 青いクラゲ (@masugominikatu) October 30, 2020
大島新監督の名前もありますね。 https://t.co/OrlhqTfnj4
日本学術会議の会員及び今回拒否された人たちの本業での業績を、主権者たる国民が一覧できるようなかたちで公表すべき、とツイートしたら、フォロワー1桁~2桁のアカウントからの反論?リプライが急増しました。どういうことでしょうね。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) October 30, 2020
中国による反体制派狩り「キツネ狩り作戦」は日本国内でも実行されているはずだ。これを阻止する能力がないと自由民主主義国家として信頼されない。豪州に政治亡命する中国人工作員はいるが日本に亡命する者はいないのはそのせいだ。まずは孔子学院の閉鎖から始めよう。 https://t.co/Bg0NTOZOhL
— 山岡鉄秀 (@jcn92977110) October 29, 2020
バイデン氏が「もしあなたが私を選ぶなら、あなたの払う税金は増えるだろう、減るのではなく」というのを聞き、あからさまに顔をこわばらせ、ドン引きする支持者たち。 https://t.co/ROJRshKBxK
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 29, 2020

さて、ここからは昨日の続きになりますが、カール・マルクスのユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら、現代においても“辛うじて”生き残っていますが、
イギリス労働党は反ユダヤ主義を理由にコービン氏の党員資格停止。メディアの皆さんが昨年、次に英首相になるのはコービンだと言い続けてきたことを私は忘れない。なおコービンはハマスとヒズボラを「友達」と呼び、両者に篤く支援されてきた親イスラム過激派でもある。https://t.co/c6NUmm42Xe
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 30, 2020

デヴィッド・ハーヴェイ

例えば、デヴィッド・ハーヴェイはマルクス主義の地理学者で、いわゆる「新自由主義」を誤った解釈に基づいて批判した人物で、
☆官僚たちが、民間企業の活動をあれこれと指図する「規制」は、本当に必要ですか?
以前にも書かせて頂きましたが(→☆「新自由主義」の本質が理解できない人々の主張 → 「弱肉強食」「大きな政府から小さな政府への展開」「ハイエクガー」)、「全体主義の脅威」を目前にした、自由主義体制側の“自由主義再生の潮流”こそが、「新自由主義」と呼ばれるもので、それは「国家の法的介入」に関心を寄せた自由主義体制側の変革になります。このデヴィッド・ハーヴェイが定義するところの「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」は「マルクス主義」から生じているものであり(→☆日本の官僚たちの理想は、「行政国家」です! ~ 「官僚の、官僚による、官僚のための政治の実現」)、より正確に言うと、レフ・トロツキーが批判していたものと同じであり(→☆“自由全体主義” ~ 新自由主義(ネオリベラリズム)のはじまり )、トロツキー以後の西欧の「トロツキー主義左翼(反スターリン主義的マルクス主義者)」がほぼ共有する考え方になります(→☆現代の“ハルマゲドン” ~ 「おパヨク」 V.S. 「自由」)。

そこで、「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」ではない、本来の「新自由主義」を考える場合に、よく比較対象にされる「ケインズ主義」について、現在次の論文で、「ケインズ主義」の変遷を確認しているところになります。

☆『ケインズ主義政策戦略の変転』 野口 旭
また、参考書として、次の書物もお勧めさせて頂きます。


それでは早速、続きを見て参りましょう。
『 3.財政主導ケインズ主義の歴史的意義と問題点
(3)財政主導ケインズ主義の黄昏
・・・見逃してはならないのは、ケインズ主義の凋落は、マネタリズムがこのような形で政策世界において影響を及ぼし始める以前から、学界を中心とする専門世界の内部では既に進行していたという事実である。ミクロ的基礎を持たないケインズ型消費関数に依存する単純な財政乗数理論を、そのままの形でアカデミックな理論・実証研究のための道具として用いることは、ケインズ派のエコノミストの間でさえ忌避されるようになっていた。また、そのような図式から導き出される財政政策万能論は、しばしば crude Keynesianism と蔑視されるようになっていた。経済学のセミナーでそのような研究が報告されると出席者たちはそれを無視し始めるという、ルーカスによる「社会学的な観察」は、彼がそれを書くかなり以前から既に現実化し始めていたのである。
実際、初期ケインジアンたちによるケインズ主義Ⅰの思考様式は、1960年代末には、マネタリストのような反ケインズ的立場からのみならず、ケインジアン内部からも批判されるようになる。その内部者の一人であったアクセル・レイヨンフーブッドは、以下のように述べている。
「 金融政策の有効性に対するケインズの悲観論と、財政政策の慫慂(しょうよう/そうするように誘って、しきりに勧めること)は『一般理論』の特徴点ではあるが、これが多くの初期“ケインジアン”の手により、単純化されたドグマに作りあげられてしまった。つまり景気後退期における金融政策はまったく有効でなく、一方財政政策は景気の加熱、停滞どちらにも有効であり、かつマクロ経済問題に対する唯一の処方箋である、とされたのである。こうした議論が展開されていく過程で、金融政策手段が有効でないという主張を説明するにあたっての大きな変化があった。この変化こそ、ケインズとケインジアンとを比較するうえで、関心が持たれる点である」(Leijonhufvud[1968]p.158)
レイヨンフーブッドは要するに、初期ケインジアンたちの特質ともいえる財政主導ケインズ主義は、ケインズの考え方に忠実であればこそ放棄されるべきことを指摘したのである。』

それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。


アイザイア・バーリン

『 二つの自由概念
内なる砦への退却
・・・けれども、カントの考えたように、あらゆる価値は人間が創り出したものであり、そうである限りにおいてのみ価値と名づけられるのであるとしたならば、個人よりも高い価値というものは存在しないはずである。』

イマヌエル・カント
ここで、バーリンはカントのような考え方をする人々の論理的な矛盾を衝いています。
カントの考え方の出発点は、「人間の本質」は人間が自律的存在であるところにあるとするもので、一人ひとりの人間は、様々な価値の作者であり、様々な目的の設定者であり、それらの価値や目的はその人自身の自由な意志によって決定されるという自律的な存在であることが何よりも重要であるとしていました。
一見すると、「えっ? この考え方のどこがマズいの?」って思われるのではないでしょうか?

でも、このカントの考え方からすると、人間を自律的な存在ではないように扱うことは、何よりも否定すべきこととなります。だからこそ、「なんびともわたくしに、そのひとの流儀でわたくしが幸福であることを強いることはできぬ」、「温情的干渉主義( パターナリズム / paternalism )は想像しうるかぎり最大の専制主義である」とカントは言ったわけです。
そこでバーリンは疑問を投げかけます。
『・・・かれらが意志せず、また同意しなかったことをやらせるように強制することを、わたくしはいったいなにものの名において正当化することができるのだろうか。それは、かれら自身よりも高いところにあるなにかの価値の名においてのみである。』
そして、先ほどの冒頭にあったように、次のように続けます。
『・・・けれども、カントの考えたように、あらゆる価値は人間が創り出したものであり、そうである限りにおいてのみ価値と名づけられるのであるとしたならば、個人よりも高い価値というものは存在しないはずである。』

『 だとすると、ひとが意志せず、同意せぬことを強制するのは、かれら自身よりも究極的ならざるなにものかの名においてひとを強制することである ―― つまり、わたくしの意志に、あるいは幸福なり便宜なり安全なり便利さなりへのだれか他のひとの特定の渇望に、ひとを屈服させることなのだ。わたくしが自分ないし自分のグループが欲求するあるものを目的として狙いを定め、そしてそのために他のひとびとを手段として利用しているということになる。しかしながら、これはあるべき人間の本質に矛盾し、結局において自家撞着(じかどうちゃく/同じ人の言行が前とあとで矛盾していること、自己矛盾)をきたす。人間に干渉し手出しをし、かれらの意志に反してあなた自身の型に押し込めようとする一切の形態、あらゆる思想統制および思想調整は、それゆえ、人間のうちの、人間を人間たらしめ人間の価値を究極的なものたらしめるところのものの否定であることになる。』
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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