
本日のキーワード : 仮想敵国、ロシア連邦、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国
仮想敵国(かそうてきこく、英: hypothetical enemy)は、軍事戦略・作戦用兵計画を作成するうえにおいて、軍事的な衝突が発生すると想定される国をいう。一部には仮想敵国イコール敵国との誤解も存在するが、必ずしも敵国となるという意味ではなく、あくまでも想定である。旧日本軍では「想定敵国」、自衛隊用語では「対象国」と呼ぶ。
本日の書物 : 『歴史の教訓 ― 「失敗の本質」と国家戦略』 兼原 信克 新潮社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日露戦争が終わった後、【日本の国家安全保障戦略上、特筆すべき文書】が書かれている。【第一次帝国国防方針】である。起案したのは後の総理大臣で、陸軍長州閥最後の大物である【田中義一】(当時中佐)である。田中の起草した案文を山縣有朋が明治天皇に奏上したこの帝国国防方針は、【戦略的思考に貫かれ、現在の国家安全保障戦略体系に近く、その論理の組み立て方は現在のものよりも優れている】。

田中義一
第一次帝国国防方針では、【日英同盟を前提】にして【国家戦略と言うべき「国防方針」を定め】、その下での【軍事戦略というべき「用兵綱領」を定め】、最後に【防衛戦略というべき「所要兵力」を定めている】。何が優れているかというと、【対英協調外交を軸】にして【仮想敵と味方を分け】、【仮想敵(筆頭はロシア、続いて米仏独)を分類して戦い方を構想】し、そのために【必要な防衛力整備を提案】しようという、その【合理的な考え方】である。【「国防方針」「用兵綱領」「所要兵力」が三位一体になっている】ところが素晴らしい。
この考え方は、【国家安全保障戦略、防衛戦略、軍事戦略という三本柱からなる米国の国家安全保障戦略体系と同様】であり、【戦略的思考の基本に忠実】である。
なお【今の日本の国家安全保障戦略体系には】、国家安全保障戦略があり、その下に防衛装備調達の基本方針を示す防衛大綱(事実上の国防戦略。帝国国防方針の「所要兵力」に相当)が揃っているが、【帝国国防方針にいう「用兵綱領」、すなわち統合軍事戦略がない】。【ありうべき紛争シナリオを国民に説明し、陸海空三軍の統合運用計画に関して政治指導者の了承を得る、という作業が為されていない】からである。これは田中の【第一次国防方針と比較して、根本的な欠陥である】。』

「マルクス主義者」の「積極的」な自由観がもたらす、「真」の自我に基づく支配
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、平成25年(2013年)に、戦後初めて、「国家戦略」を策定する仕組みが誕生した我が国の歴史を、明治から昭和にかけて振り返りつつ、「国家戦略」というものが一体どういったものであるべきか、また、それが如何に重要であるかを解説されている良書で、大日本帝国が滅亡した理由も、「国家戦略」というものが存在していなかったからだということが明らかにされる、お薦めの書物になります

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 227,421(226,211)÷8,837,688(8,740,824)=0.0257・・・(0.0258) 「2.57%(2.58%)」

イタリア : 37,905(37,700)÷589,766(564,778)=0.0642・・・(0.0667) 「6.42%(6.67%)」

日本 : 1,731(1,726)÷98,877(98,146)=0.0175・・・(0.0175) 「1.75%(1.75%)」

「任命」という同じ言葉を利用した論点ずらしの詭弁。天皇による総理の任命は憲法で規定された国事行為であり、天皇にはそもそも国政の権限はない。https://t.co/Jemlt963Sf
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 4, 2020
このときにも無知識なコマたちが導入されていて、逆に可哀想になりました。
— 坂東 忠信 (@Japangard) October 5, 2020
一部は違う方面に勇名を馳せて特殊な芸人さんとして社会認識されましたが、独自の意見と知識を持っているかもしれないので、いろいろと質問してみましょう(^o^)https://t.co/BwAzZUOW3C
共産党員とその関係者の方々へ 悲しいお知らせです。 10月2日 米国が共産党員と関係者などの移民を禁じました。また、米国へ赴任予定がある方や留学予定がある方、移民を希望する方は、共産党や関係者と関係を持たない又は距離をとることをお勧めします。 https://t.co/vFF5g2ysCS
— 渡邉哲也 (@daitojimari) October 5, 2020
>米国は「共産党員、または共産党員だった人」や「他の全体主義政党のメンバー、またはその政党のメンバーだった人」などを「受け入れることができない」と強調した。
— 坂東 忠信 (@Japangard) October 6, 2020
日本共産党構成員も完全な対象者です。
裸官計画中だった中国共産党上層部がどよめいています(^o^)https://t.co/wQBXHON0Ss
この動画は決して拡散しないで下さい。 https://t.co/2kliucWlSk
— 隼🇯🇵JAPAN🇺🇸国守衆 (@Hayabusa__JAPAN) October 3, 2020
JRに過激派・革マル派が浸透している証拠を貼っておきますね。
— 青いクラゲ (@masugominikatu) October 6, 2020
「国の治安を脅かす反社会集団の浸透を放置してはなりません」 pic.twitter.com/x90jCzzGbR

さて、ここからは昨日の続きになりますが、カール・マルクスのユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら、現代においても“辛うじて”生き残っていますが、
イギリス労働党は反ユダヤ主義を理由にコービン氏の党員資格停止。メディアの皆さんが昨年、次に英首相になるのはコービンだと言い続けてきたことを私は忘れない。なおコービンはハマスとヒズボラを「友達」と呼び、両者に篤く支援されてきた親イスラム過激派でもある。https://t.co/c6NUmm42Xe
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 30, 2020

デヴィッド・ハーヴェイ

例えば、デヴィッド・ハーヴェイはマルクス主義の地理学者で、いわゆる「新自由主義」を誤った解釈に基づいて批判した人物で、
☆官僚たちが、民間企業の活動をあれこれと指図する「規制」は、本当に必要ですか?
以前にも書かせて頂きましたが(→☆「新自由主義」の本質が理解できない人々の主張 → 「弱肉強食」「大きな政府から小さな政府への展開」「ハイエクガー」)、「全体主義の脅威」を目前にした、自由主義体制側の“自由主義再生の潮流”こそが、「新自由主義」と呼ばれるもので、それは「国家の法的介入」に関心を寄せた自由主義体制側の変革になります。このデヴィッド・ハーヴェイが定義するところの「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」は「マルクス主義」から生じているものであり(→☆日本の官僚たちの理想は、「行政国家」です! ~ 「官僚の、官僚による、官僚のための政治の実現」)、より正確に言うと、レフ・トロツキーが批判していたものと同じであり(→☆“自由全体主義” ~ 新自由主義(ネオリベラリズム)のはじまり )、トロツキー以後の西欧の「トロツキー主義左翼(反スターリン主義的マルクス主義者)」がほぼ共有する考え方になります(→☆現代の“ハルマゲドン” ~ 「おパヨク」 V.S. 「自由」)。

そこで、「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」ではない、本来の「新自由主義」を考える場合に、よく比較対象にされる「ケインズ主義」について、現在次の論文で、「ケインズ主義」の変遷を確認しているところになります。

☆『ケインズ主義政策戦略の変転』 野口 旭
また、参考書として、次の書物もお勧めさせて頂きます。


それでは早速、続きを見て参りましょう。なお、補足的なことはすでに以前に書かせて頂いておりますので、下記のリンク先を御覧下さいませ。
『 2.ケインズ主義はなぜ死ななかったのか
・・・その後の現実は、二つの点において、このルーカスの予測を裏切った。第一に、ルーカスらの考えは確かにマクロ経済学に革命を引き起こしたが、それは「30歳のケインジアン」を根絶やしにすることはなかった。実際にはその後、ニュー・ケインジアンと呼ばれるようになる新しい世代のケインジアンたちが現れた。彼らは、ケインズ的な考えを放棄して新しい古典派に転向するのではなく、ルーカスら新しい古典派の考えや分析用具をも取り込んだ新しいケインズ経済学を構築し始めたのである。第二に、それから30年たっても40年たっても、新しい古典派がケインジアンたちを駆逐して政策世界を支配するという事態は生じなかった。

ロバート・ルーカス
☆ネオ・クラシカルとニュー・クラシカルとケインズ経済学
ニュー・ケインジアンを代表する一人であるグレゴリー・マンキューは、2006年に公表された「科学者と工学者としてのマクロ経済学者」(Mankiw[2006])の中で、以下のように述べている。
「 新しい古典派一派の先導者たちの中で、学究的世界を離れて国政の重要な職に就いた者は、(私の知る限り)一人もいない。対照的に、ニュー・ケインジアンの動向は、これに先立つ世代のケインジアンたちと同様に、象牙の塔を出て数年を国家の首都で過ごした人々で溢れている。そうした例として、スタンリー・フィッシャー、ラリー・サマーズ、ジョセフ・スティグリッツ、ジャネット・イェレン、ジョン・テイラー、リチャード・クラリダ、ベン・バーナンキ、そして私が挙げられる。最初の4人はクリントン時代にワシントンへ行き、後の4人はブッシュ時代にそこに行った。新しい古典派とニュー・ケインジアンを分け隔てるものは、基本的には、政治的な右派と左派ではない。それはかなりの程度まで、純粋な科学者と経済学的工学者の違いによるものである」(Mankiw[2006]p.37)
つまり、政策世界を闊歩していたのは、昔も今も結局はケインジアンたちだったということである。』

グレゴリー・マンキュー


ジョン・メイナード・ケインズ 1933年
☆「スターリン」と「ヒトラー」の決定的な違い

それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)と「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。


アイザイア・バーリン

『 二つの自由概念
「積極的」自由の概念
・・・もしあるひとが現にそうでない、少なくともまだそうでないあるものであるならば、そのひとが選ぶであろうところのものと、そのひとが現実に求め選択するものとを同等視するところには一種の偽装が行われているわけだが、このおそろしい偽装は、政治上のあらゆる自己実現 〔 self-realization 〕 説の核心をなすものである。目がくらんでいて見ることのできないわたくし自身の善のためにわたくしが強制されてよいということと、もしそれがわたくしの善であるならば、わたくしは強制されているのではない、なぜなら、わたくしが知ろうと知るまいとわたくしはそれを意志したのであり、わたくしの貧弱なこの地上の肉体や愚かしい心がそれを手きびしくしりぞけ、それをわたくしに強いようとするひとに対して必死にあらがおうとも、そのときにおいてさえわたくしは自由なのだからということとは、まったく別のことなのである。この魔術的な変換あるいは奇術(ウィリアム・ジェームズがヘーゲル主義者たちを見事に嘲弄(ちょうろう)していった言葉)が、自由の「消極的」概念についても同様にやすやすと行われうることは明らかである。

この場合には、干渉されてはならない自我はもはや普通に考えられるような、現実の願望と要求をもった個人的自我ではなく、経験的自我の夢想だにしない理想的目的の追求と一体化された、内なる「真実」の人間である。そして、「積極的」な意味で自由な自我の場合と同じく、この実体はある超個人的な実態 ―― 国家、階級、国民、歴史の進行そのもの ―― にまで拡大されて、経験的な自我よりもいっそう「真実」な、諸属性の主体とみなされる。

ところで、自己支配としての「積極的」な自由観は、人間の自己分裂を示唆するものであるから、この人格の二分化に手をかすのはいともたやすいことである。つまり、超越的・支配的な統制者と訓練され服従させらるべき一群の経験的な欲求や情念と。これは、自由観というものが、自我・個人・人間を構成しているものはなにかという人間観に直接に由来しているものであることを証明している(これほど明白な心理が証明を必要とするのであるならば)。人間の定義にあれこれ細工を加えれば、その人の思いのままの意味を自由という言葉に与えることができるわけだ。近似の歴史を見てもこれは明々白々たる事実で、この問題はたんなるアカデミックな問題ではないのである。
この二つの自我を区別することからもたらされる結果は、自己支配 ―― 「真」の自我による支配 ―― の欲求が歴史的にとった二つの主要な形態を考えてみれば、さらにいっそう明瞭になるであろう。一つは独立達成のための自己否定という形態であり、もう一つは、同一の目的達成のための自己実現、いいかえれば特殊な原理ないし理想との全面的な自己同一化という形態である。』

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
北村先生、
— ただちゃん (@bicedayo) October 10, 2020
こういうことだそうです。https://t.co/PGSKYv0dsk
河野行政改革担当相
— 御厨一彦 (@greyclown2014) October 9, 2020
日本学術会議について党から党の方から行政改革の観点から見て欲しいと要請があった。私の所で予算、機構、定員については聖域なく例外なくしっかり見ていく。今朝の日経一面で工程表を作るとあったが、そんな生ぬるい事をやるつもりなはい。やれるものはどんどん前倒しでやる pic.twitter.com/d3eTXfBZJ2
終わらせましょうよ、こんなもの。
— ゆきつきはな (@iiwakoiwa2323) October 9, 2020
マジで売国会議じゃないですか! https://t.co/PRbRcwTXGc
教育行政の元トップが権力に対して自分の置かれた立場で発言を変えることを肯定する発言をしている時点で終わっている。
— ワタセユウヤ@Drain The Swamp! (@yuyawatase) October 16, 2020
国家転覆を目論む左翼は国家から公金をせしめようとし、政府批判をする学者は政府のお墨付きを得ようとする。彼らは自らが憎み破壊を目指すものに認められること、そこから金を得ることによって、歪んだ自己顕示欲を満たそうとしている。親のスネをかじりながら親の悪口を吹聴するニートのようだ。 https://t.co/O5xzbkRBQ6
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) October 16, 2020
続きは次回に♥
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