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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

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     >  科学・数学 >  「アベガー!!!」というパラノイド・スタイル ~ この社会の片隅で・・・

    「アベガー!!!」というパラノイド・スタイル ~ この社会の片隅で・・・

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    本日のキーワード : パラノイド、パラノイド・スタイル、陰謀論



    偏執病(へんしゅうびょう、偏執症)、パラノイア(英: paranoia)は、 不安や恐怖の影響を強く受けており他人が常に自分を批判しているという妄想を抱くものを指す妄想性パーソナリティ障害の一種

    自らを特殊な人間であると信じたり(誇大性)隣人に攻撃を受けているなどといった異常な妄想に囚われるが、強い妄想を抱いている、という点以外では人格や職業能力面において常人と変わらない点が特徴

    原因は主に薬物の過剰摂取・過度のストレスなどが挙げられる



    本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン  ダイヤモンド社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ホーフスタッターは彼の論文にわざと「アメリカの政治における【パラノイド・スタイル】(The Paranoid Style in American Politics)」〔【「パラノイド」】とは【「偏った考えにこだわり、妄想癖を持っている」】という意味〕という挑発的な題名をつけた。

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    Paranoid Style in American Politics and Other Essays. HARVARD UNIVERSITY PRESS.

    それがあまりにもわかりにくいといけないので、自分が【「パラノイド・スタイル」と言うときは、侮辱のつもり】だと喜んで説明した。ホーフスタッターによると、パラノイド・スタイルは【歪んだ世界の見方】で

    【妄想的な思考】



    【過度の疑念】



    【いい加減な知識】




    【事実の誇張】



    【筋の通らない想像の飛躍】



    という特徴がある

    リチャード・ホフスタッター
    リチャード・ホフスタッター

    アメリカの反知性主義 

    だが、重要な特徴【「陰謀的空想」】だと彼は書いた。もちろんホーフスタッターは、政治には合理的な陰謀論もあると、そして、陰謀の存在の可能性について深く考えることは必ずしも妄想ではないと認めた。だがそのうえで、

    「 【パラノイド・スタイル】【特徴的】なのは、【その支持者が】、歴史上のあちこちで陰謀やたくらみを目にするということではなく、【『広大な』あるいは『巨大な』陰謀を歴史的出来事の原動力とみなすこと】だ」

    と主張した。つまり、パラノイド・スタイルに悩まされている人は、【至るところで陰謀を目にする】

    「妄想癖を持っている人の代表者は…全世界における生と死、政治的秩序のすべて、人的価値の全体系を利用する」

    とホーフスタッターは熱狂的に語った。

    「彼らはいつも文明のバリケードのそばにいる。いつも分析点で生きている。陰謀に対して抵抗運動を組織するチャンスは今を逃せばもうないぞ、と思いながら。そして、時間はただ永久に過ぎていく」

     パラノイド・スタイル>は、アメリカの歴史を通して、また世界中で、少数派の政治運動の考えを汚してきた、とホーフスタッターは主張する。これらの異なるグループはさまざまな意図を持っていたが、【パラノイド・スタイルの基本的な特徴はいつも同じ】だ。「世界をこのように見る傾向がある精神は、永続的な心的現象かもしれない」とホーフスタッターは推測している。「さまざまな強さの波が押し寄せるのに、ほとんど根絶できないようだ」。だが、ありがたいことに、通常それは「ひどく怒った心」を持つ「控えめな少数の人々」を悩ませるだけだと締めくくった。つまり、パラノイド・スタイルは尊敬すべき社会の片隅で栄えるのだ。』

    日の丸

    資本主義社会で財の収奪・分配を権益化している「財務省官僚」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」「世界は嘘塗(まみ)れ」「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想SNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

    無知なewkefc116

    過去が分かれば自動的に現在が分かりさらには未来まで分かるなどという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係にその脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

    読書 10-046

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 189,095(188,791)÷6,292,206(6,268,757)=0.0300・・・(0.0301) 「3.00%(3.01%)」
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    イタリア : 35,553(35,541)÷278,784(277,634)=0.1275・・・(0.1280) 「12.75%(12.80%)」
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    日本 : 1,376(1,366)÷72,211(71,918)=0.0190・・・(0.0189) 「1.90%(1.89%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

    無知なewkefc114

    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは昨日の続きを見て参りましょう。

    『 資本主義社会では財の分配方法を指示する人間や組織は存在しない前近代社会では王や酋長たちが社会主義社会では国家や党が分配割合を決定する。』



    『 しかし資本主義ではそうした人格的な力は作用していない人々がどれほどの所得を得るかそれは単に市場での偶然である。だからxが豊かyが貧困であるとしても、yの貧困に関してxの責任を問うのは不合理である。ましてyを救済するためにxから強制的に財貨を収用しそれをyに再分配するという行為はまちがっている。つまり福祉国家は自由の原理に反するこれがハイエクなどリバタリアンの考え方である。』

    フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク
    フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク





    『 これに対してロールズはxによる高所得の権原を否定することによって、つまりいわゆる格差原理をもって「友愛」行動の基礎付けをはかる

     しかし福祉をめぐってハイエク的な思想ロールズ的なそれとが衝突するとはいえ両者とも広い意味でのリベラリズムという点では一致する。この現代のリベラリズム「善に対する権利の優位」(the right is prior to the good)を基本思考としたリベラリズムである。それは「各人は自分が善いと考える生活を選択する権利がある」という哲学である。まず個人が選択する権利が優先し、そのあとで諸個人が善を選択するわけである。だから「権利」が「善」に優先するのである。

    女性 ポイント ひとつ

     しかし、リベラルな社会はいっさいの価値判断を停止するわけではない。すべての行為を個人の選択の自由にゆだねる社会など存在しない。ホッブズの言うように、社会と自由とは両立しない。社会のなかで暮らすとは自由を(いくぶんかは)放棄するという意味である。』


    ジョン・ボードリー・ロールズ
    ジョン・ボードリー・ロールズ

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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