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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  科学・数学 >  陰謀論と暴力的な過激主義との関係

    陰謀論と暴力的な過激主義との関係

    Violent extremism

    本日のキーワード : 過激主義、暴力、陰謀論



    暴力的な過激主義(ぼうりょくてきかげきしゅぎ、英語:Violent extremism)とは、イデオロギー的に動機づけられた暴力を支持したり使用して過激なイデオロギー的、宗教的、政治的見解を達成する人々の信念と行動を指す暴力的過激主義観は、政治、宗教、ジェンダー関係を含む様々な問題に沿ってみられる



    本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン  ダイヤモンド社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 2010年、デモスというイギリスのシンクタンクの研究者ジェイミー・バートレットとカール・ミラーが、50以上の過激派グループ印刷物、声明、宣伝活動綿密に調べた。その調査は、極右から極左まで過激な宗教団体やカルトから環境保全活動家や無政府主義者まであらゆる範囲を網羅していた。

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    The Power of Unreason: Conspiracy Theories, Extremism and Counter-Terrorism

     その結果わかったのは、陰謀論多くの団体の信念の核となる要素だということだ。陰謀論は「私たちにはコントロールできない力があることを示し、敵を嫌うように仕向け自分たちのグループの人間かどうかをはっきり区別し、ときには暴力を正当化する」ことで過激派をより過激な潜在的に危険なほうへ向かわせる、と研究者は結論づける。





     だがそれはあまり明確な傾向ではなかった。バートレットとミラーの調査結果から、多くのグループ(たとえば、アメリカ同時多発テロの真相究明運動の支持者たち)が暴力に訴えることなく陰謀論を信じ多くの暴力的な過激派グループ(たとえば、アイルランドの民族主義民兵組織、真のIRA)が陰謀論を信じていないようだということもわかった。








     過激派組織についてはそのくらいにしておこう。では普通の人はどうだろうか?

     2012年、ジョー・ウシンスキーとジョセフ・ペアレントが1200人のアメリカ人に対して、陰謀論を信じる人々潜在的に暴力の傾向があるかどうか調べた。その結果過激派組織の場合と同様はっきりとした傾向は見られなかった。確かに、陰謀論を支持する人ほど銃規制を緩和する法律に賛成し、「暴力はときには政府に対して反対を表明するための容認できる方法だ」とか「暴力は政治的過激派グループが我が国に危害を加えることを阻止するための容認できる方法だ」というような主張に同意する傾向があった。だが、大半の人が――もっとも熱心な陰謀論支持者でさえ――政治的な主張に暴力を利用することに反対だと言っているのは安心できる話だ。

    American Conspiracy Theories

     したがって【陰謀論と暴力的な過激主義の間には厄介な関係があるかもしれない】が【確かなことはほとんどない】もちろん【陰謀論】のなかには、【状況によって人々を残虐行為に走らせてしまうものがあることは否定できない】――ジャーナリストのチップ・バーレットが指摘したように、特に【陰謀論】【既存の偏見を利用し、脆弱な敵を悪者扱いし、その敵に責任転嫁し、緊急措置が必要だと主張するときにはそのようになる】




     だが、不満を抱える大勢の陰謀論支持者が私たちをひどい目に合わせようとしている、と想像するのは時期尚早だろう。【陰謀論を信じることが、いつも暴力の原因となるわけではない】。それどころか、たいていの陰謀論者が政治的暴力は容認できる方策ではないと言い、容認できると言う人々のほとんどは感情に従って行動しない。「人口の1%が強行措置を取るという主張に強く賛成すれば、毎日街に血が流れるだろう」とウシンスキーとペアレントが指摘している。

     悲惨でニュースになる暴力やテロ行為は注目を集めずにはいられないが、陰謀論を信じたからといって驚くほど面倒なことになるとは限らない

     【しかし、陰謀論が与える影響が深刻な結果をもたらすこともある】。』

    日の丸

    「生産性の向上」は、資本主義で可能? 社会主義で可能?


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」「世界は嘘塗(まみ)れ」「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想SNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

    無知なewkefc116

    過去が分かれば自動的に現在が分かりさらには未来まで分かるなどという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係にその脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

    読書 10-036

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 185,594(184,270)÷6,107,350(6,062,162)=0.0303・・・(0.0303) 「3.03%(3.03%)」
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    イタリア : 35,497(35,491)÷271,515(270,189)=0.1307・・・(0.1313) 「13.07%(13.13%)」
    yehgsfad3.jpg

    日本 : 1,317(1,312)÷69,619(69,022)=0.0190・・・(0.0190) 「1.90%(1.90%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは一昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

    無知なewkefc114

    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは一昨日の続きを見て参りましょう。

    『 マルクーゼは窮乏化論にも恐慌論にも興味はない。彼がマルクスからとりだすのは「自由時間」「オートメーション」という概念である。・・・

     経済学はそもそも希少性の科学である。希少性の現象を社会問題の解決の切り札とする古典派希少性の縮減生産性の向上によって実現するとするのだが、この点ではマルクスも同じである。ただ古典派が資本主義こそが生産性の向上を可能とすると考えるのに対してマルクスは資本主義による生産性の向上には限界がある、と考えるだけである。

    無知なewkefc117

    社会主義のもと(オートメーションによって)生産性が向上していくと人間はもう働く必要はなくなる自由時間は飛躍的に増加する人類は「必然の国」から「自由の王国」に入るこれがマルクスの「千年王国論」である。こうした発想はマルクスだけのものではない。経済学者に共通する発想であり、ケインズなども同じようなことを書いている。ケインズとマルクスの違いは、ケインズは、資本主義であっても適切に管理すれば人類を自由の王国に案内するであろうと考えている、それだけのことである。基本の思考のラインに違いはない。

     マルクーゼこのマルクス、自由時間のマルクスにフロイトをつなげる。それが時代的にうけた。』


    ヘルベルト・マルクーゼ
    ヘルベルト・マルクーゼ

    ジョン・メイナード・ケインズ 1933年
    ジョン・メイナード・ケインズ

    上記引用部分に書かれている内容について考える際に、次の動画が参考になると思いますので、ぜひ御覧下さいませ💗



    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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