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     >  宗教 >  「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」(by ewkefc)ならば、マルクス主義国家のソ連でユダヤ人はどうなったの?

    「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」(by ewkefc)ならば、マルクス主義国家のソ連でユダヤ人はどうなったの?

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    本日のキーワード : ソ連、反ユダヤ主義



    ヨシフ・スターリンの反ユダヤ社主義 : 1931年にヨシフ・スターリンの独裁が始まると親ユダヤ的な文献は発刊されなくなりスターリンはユダヤ主義などカニバリズムの名残にすぎないと述べたスターリンは「ボリシェヴィキはポグロムを組織して党内のユダヤ分子を片付ける」と述べ大粛清のなかヒトラーと同様の「ユダヤ人世界陰謀説」を持ち出しソ連とその衛星国家においてユダヤ人迫害を行った

    本日の書物 : 『みんな大好き陰謀論』 内藤 陽介  ビジネス社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ところで、【ソ連におけるユダヤ人】とはどのような位置づけにあったのでしょうか。

     【レーニン】【「地域的自治制」】を唱えていました。それによると、「民族自決権の承認とは、特定の民族が多数居住する、その民族固有の一定の地域に対してのみ、自決権を認めること」です。結果的に、【その地域におけるマイノリティは「民族」として認定せず、その権利も認めません】。…

    1895年のレーニン
    1895年のレーニン





     さらに、【スターリン】の時代になると、「民族とは、言語、地域、経済生活、および文化の共通性のうちにあらわれる心理状態の共通性を特徴として生じたところの、歴史的に構成された人々の堅固な共同体」という定義が決められます。ソ連領内の【エスニック集団】は、ここに挙げられた【すべての特徴を同時に満たしている場合にのみ、はじめて「民族」が与えられる】のです。

     したがって、【固有の居住地域を持たないユダヤ人】【「民族」たりえない】というのが、【初期ソ連の建前】でした。【差別以前に、民族として承認すらしていない】のです。ところか、【現実にはユダヤ人の集団はソ連領内に大量に存在】します。

     この矛盾を解消するため【ユダヤ人を特定の地域に移住させ、集団居住地をつくる】ことで、【「民族」化しようというプラン】が浮上します。…ところが【ユダヤ人への不信感】があった【スターリンの反対】で【計画は頓挫】します。

    ヨシフ・スターリン(1915年)
    ヨシフ・スターリン(1915年)

     しかし、1928年、「社会主義的な枠組みのなかでユダヤ人の文化的自治をめざす」との名目で、【極東の国境地帯ビロビジャン】【「ユダヤ民族区」】が創設されます。…【スターリン】は、【モスクワはもとより中央ロシアやウクライナからユダヤ人を事実上追放する】とともに【極東における緩衝地帯として活用】することを考えたのです。

     事実、ビロビジャン周辺では、1929年に中ソ国境紛争1931年に満洲事変が起こり、1932年には満洲国が建国されます。…

     ビロビジャンは1930年代まで、ほとんど人の住まない土地でした。冬は寒く、夏は暑い。農業にも適さない。こんな土地に、誰も好んで移住などしません。

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     ただし、歴代指導者の中で特にスターリンがユダヤ人に厳しかったかといえば、そうでもありません。【スターリン以降も、ソ連政権は一貫して反ユダヤ主義】です。

     【スターリン時代】のように【殺されたり、シベリア送り】にはなりませんが、【フルシチョフの時代】にも、【ユダヤ人は露骨に昇進から外され、活躍の場が限られました】。…

     フルシチョフにはスターリンのような残虐性はありませんでしたが、【ユダヤ人に対しては辛辣(しんらつ)】で、【「ソ連では非ユダヤ民族は適性を有しているが、ユダヤ人の否定的な精神には付ける薬がなく、ユダヤ共同体の存続には懐疑的である」】などと語っています。そして、フルシチョフ時代もまた、【依然として、多くのユダヤ人が経済的犯罪、社会的寄生罪の罪状で告発されました】

    フルシチョフと毛沢東 1958年
    フルシチョフと毛沢東 1958年

     さらに、当時は【冷戦時代】です。【アメリカはイスラエル】を、【ソ連はアラブ世界】支援していました。そのため【ソ連】では【「アイヒマン裁判はイスラエルとドイツの共同謀議であり、シオニズムはナチズムと同根である」】など【反イスラエルのキャンペーン】が大々的に行われましたさらに【フルシチョフ】【反ユダヤ主義】を学問的に裏付けようとして、【御用学者トロフィム・キチェコに『素顔のユダヤ教』(1963年)を書かせています】

    エジプト・ナーセル大統領(中央)、ソ連・フルシチョフ首相(右)
    エジプト・ナーセル大統領(中央)、ソ連・フルシチョフ首相(右)

     このように【一貫して虐げられている】ものですから、ソ連からのユダヤ人亡命者1971年に1万3022人72年に3万1681人73年に3万4733人を数えています。そして、冷戦末期の1990年から91年には数十万人が国外へ亡命しました。』

    日の丸

    左翼(「おパヨク」)の「共同体幻想」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという定番の「ユダヤ陰謀論」を中心に、陰謀論者が唱える主な定説(=珍説)について分かりやすく丁寧な解説を交えて反証し、それを“秒殺”してしまうという鮮やかな技を見せて下さるお薦めの良書になります。

    読書 10-049

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 182,885(182,518)÷5,987,975(5,948,816)=0.0305・・・(0.0306) 「3.05%(3.06%)」
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    イタリア : 35,477(35,473)÷268,218(266,853)=0.1322・・・(0.1329) 「13.22%(13.29%)」
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    日本 : 1285(1271)÷67,952(67,353)=0.0189・・・(0.0188) 「1.89%(1.88%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

    無知なewkefc114

    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

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    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは昨日の続きを見て参りましょう。

    『 ファリアス根っからのリベラルである。リベラル・デモクラシーが善であることはファリアスには自明であり、論ずるまでもないことである。ナチスはリベラル・デモクラシーの敵であり、それゆえにナチスに加担する哲学はすべて悪の哲学である。その哲学者の罪悪の度合いはナチスへの加担の度合いに比例する。それからみるとハイデガーは悪人である。この意味でファリアスの立場自体は明快である。』

    ヴィクトル・ファリアス(2010年)
    ヴィクトル・ファリアス(2010年)

    『 このファリアスの批判に対して、いやハイデガーのナチス加担はそれほどのものではない、という反論もありうるし、ある。この種の反論は事実問題で争うことになる。そして事実問題ではハイデガーに不利な材料はたくさんある。だからこの種の反撃はあまり有効ではない。

     だが左派的なハイデガー・ファンこういうかたちでハイデガーを擁護することはできない。そうするのはリベラル・デモクラシーを絶対的な判断基準として承認することになるからだ左派系のハイデガー・ファンはナチスに批判的であろうが、しかし(むしろそれ以上に)リベラル・デモクラシーにも批判的なのである。そしてナチスが多かれ少なかれリベラル・デモクラシーに対する対抗運動であるかぎりでは、ハイデガーのナチス加担はただちに罪である・悪であるということにはならないのである。だから彼らの語り口はどことなくあいまいな物言いとなる。ここらあたりが左派系のハイデガー・ファンにとっては苦しいところである。』


    ここで、もう一度重要なポイントを繰り返し書かせて頂きますが、昨日のところですでに明らかなように、左翼(「おパヨク」)と対峙する関係にあるのが「右派」であり「リベラル」になります「左翼(おパヨク)」を「革新」「右派」を「保守」「リベラル」を「リベラル・デモクラシー(自由民主主義)」読み替えると、より理解しやすくなるのではないでしょうか。

    ポイント 女性

    実は、目下読み進めているところの次の書物に、その辺りのことが非常に分かりやすく書かれていますので、近々ご紹介させて頂きたいと思います💗

    インテリジェンスと保守自由主義 新型コロナに見る日本の動向 

    『 しかしハイデガーの政治・社会思想とくに深いものではない。彼は単に都会と都会の文明が嫌いなだけである。都会では人々は存在の故郷を忘却した人生をすごしている、それは頽廃(たいはい)であるというのがハイデガーの原点にある感覚である。都会に対置されるのが田舎の生き方であり、そこでは人々は自然と和解して暮らしている。都会とは孤立した個人砂のごとき大衆と大衆社会を意味するのである。いってみればこれだけのことである。この感覚ハイデガーにナチスのなにかを期待させたのであろう。それは共同体への願望というか幻想である。分断された個人がふたたび結合される状況への願望である。これを共同体幻想と呼べばこの種の幻想歴史のなかで何度でも反復される現象である。それは近代市民社会が18世紀に登場して以来何度でも反復される批判「近代の超越」論と呼ばれる幻想である。

     現代史においてこの共同体幻想ナチス幻想ボリシェヴィキ幻想文革・毛沢東幻想などといったかたちであらわれる。・・・現代のコミュニタリアンヘーゲルとアリストテレスが好みであるが、これもまた共同体幻想に共通する特性である。ウォーリンが「ハイデガーの子どもたち」のなかにみるのは、ナチス幻想と同型の共同体幻想反個人主義・近代主義であるが、この幻想はナチスから天安門の紅衛兵(への幻想)まで通底している観念である。』


    ヒトラー スターリン 毛沢東 

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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