FC2ブログ

    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  宗教 >  フランス革命の「平等」 ~ ユダヤ人である以上に、「フランス国民」でなければならない

    フランス革命の「平等」 ~ ユダヤ人である以上に、「フランス国民」でなければならない

    eudhegstd3.jpg

    本日のキーワード : 平等



    国民国家(こくみんこっか、英: Nation-state、仏: État-nation、独: Nationalstaat)とは、国家内部の全住民をひとつのまとまった構成員(=「国民」)として統合することによって成り立つ国家領域内の住民を国民単位に統合した国家そのものだけではなく単一の民族がそのまま主権国家として成立する国家概念やそれを成り立たせるイデオロギーをも指している

    本日の書物 : 『みんな大好き陰謀論』 内藤 陽介  ビジネス社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 日本語では【ユダヤ人】【ユダヤ教徒】別の単語として使い分けていますが、たとえば、英語の jew ユダヤ人、ユダヤ教徒両方の意味があるように、【欧米語では両者を区別せず、同じ語が使われるのが一般的】です。

     これは、【近代以前のキリスト教世界】では、【ユダヤ人とユダヤ教徒がほぼイコールだったから】です。もちろん、血統としてのユダヤ人が、宗教としてのユダヤ教を信仰しているとは限りませんし、非ユダヤ人の家庭に生まれ育った人であっても、正規の手続きを経て、ユダヤ教に改宗することは可能です。実際、15世紀のイベリア半島では、ユダヤ人への迫害が激しかったため、キリスト教に改宗するユダヤ人、「コンヴェルソ」が少なからずいました。

     しかし、ヨーロッパ全体から見れば、近代以前には、改宗ユダヤ人の数は圧倒的な少数派で、【ユダヤ人/ユダヤ教徒はキリスト教社会では「枠外」の存在】とみなされていました。…

     ところが1789年に始まる【フランス革命】【「国民国家」】という概念持ち出してきたことで、【ユダヤ人の社会的な地位も大きな変容をせまられます】

    女性 ポイント ひとつ



     フランス革命の基本理念自由・平等・友愛です。【平等】ということは、【宗教宗派を問わず、「フランス国民」として誰もが同じ権利と義務を有する】、ということです。当然のことながら、…【ユダヤ人/ユダヤ教徒である以前に、「フランス国民」】とされます。逆に言えば、【「フランス国民」はフランス語を話し、フランス社会に溶け込まなければなりません】

     この流れを特に進めたのが、1804年に皇帝として即位したナポレオン・ボナパルトでした。

    『戴冠式の正装の皇帝ナポレオン』 フランソワ・ジェラール
    『戴冠式の正装の皇帝ナポレオン』 フランソワ・ジェラール



     1806年7月、皇帝ナポレオンは、ユダヤ人名望家会議を招集します。…そして、【ユダヤ教徒を「フランス国民」に組み入れ】、国民の力を国家に吸収するためには、【フランスのユダヤ教徒】が、他国のユダヤ教徒と連帯する以上に【フランスに忠誠を感じるよう、ユダヤ教徒を改変することが必要】です。そのため、ナポレオン法典(1804年制定)とユダヤ社会の慣習やタルムードは矛盾しないとされました。

     これを契機に、その後【ユダヤの側からフランス社会への同化】が進められ、また【フランス国家からのユダヤ人への同化圧力】も増していきます。…

     こうして、フランス「国民国家」を形成し、ユダヤ人/ユダヤ教徒をフランス国民として統合していったわけですが、ドイツイタリアなどでも国民国家としての統合が進むにつれ似たようなユダヤ人/ユダヤ教徒政策が導入されていくことになります。



     一方【ユダヤ社会の側】も、こうした社会潮流の変化を【積極的に受け入れようとする立場の人】と、【それを拒否してユダヤ人の独自性にこだわる立場の人】分かれていきました。』

    日の丸

    左翼 V.S. 右派&リベラル・デモクラシー(自由民主主義)


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという定番の「ユダヤ陰謀論」を中心に、陰謀論者が唱える主な定説(=珍説)について分かりやすく丁寧な解説を交えて反証し、それを“秒殺”してしまうという鮮やかな技を見せて下さるお薦めの良書になります。

    読書 10-033

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    yegdyse.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 182,518(181,409)÷5,948,816(5,892,779)=0.0306・・・(0.0307) 「3.06%(3.07%)」
    yegdyse1.jpg

    イタリア : 35,473(35,472)÷266,853(265,409)=0.1329・・・(0.1336) 「13.29%(13.36%)」
    yegdyse2.jpg

    日本 : 1271(1251)÷67,353(66,499)=0.0188・・・(0.0188) 「1.88%(1.88%)」
    yegdyse3.jpg























    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

    eokflgjjjjj.jpg

    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

    無知なewkefc114

    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは昨日の続きを見て参りましょう。

    『 ハイデガーとナチスをめぐる論争火を噴いたのはドイツではなくフランスであった。

     最初の問題提起はごくささやかなものであった。1961年、スイス在住のG・シュネーベルガーという在野の人が『ハイデガー拾遺(しゅうい)』という本を出した。彼はナチス時代のハイデガーに関する新聞・雑誌などの記事を丹念に収集し、それを本にした。そこにはナチスの党支部の新聞からの資料もあってハイデガーがかなり深くナチスに関わっていたことがわかるようになっていた。

     しかし、シュネーベルガーはこの資料集をドイツで出版することはできなかったドイツの出版社のどこも出版をこばんだのである。・・・シュネーベルガーはしかたなくこの本を自費出版で出した。そのせいかどうか、この本は多少の波風を立てたがほぼ黙殺された

     しかし今度は黙殺できないようなことがおきた。』


    ヴィクトル・ファリアス(2010年)
    ヴィクトル・ファリアス(2010年)

    『 1987年のこと、ヴィクトル・ファリアスというドイツ在住の哲学者『ハイデガーとナチズム』というタイトルの本をフランスで出版した。この本のなかでファリアスは、ハイデガーのナチス加担は「ちょっとしたまちがい」なんかではない、ハイデガーは筋金入りのナチだ、と告発した。

     ファリアスは1940年に南米チリに生まれた人、60年代にドイツに留学し、ハイデガーの指導も受けた哲学者である。彼は当初ドイツで出版社を探したが、引き受けるところはどこもなく、やむなくフランス(語)で出版したのである。』


    ハイデガーとナチズム 

    『 これが大当たりであった。フランスではハイデガー・ファンも多いがハイデガー(ドイツ)嫌いも多い。そしてハイデガー・ファンの多くは左翼の知識人である。・・・「68年の哲学者たち」はみなニーチェ・ファンであり、ハイデガー・ファンであった。そこにファリアスの爆弾である。ファリアスによれば、ハイデガー哲学=ナチである。そこから推理するとハイデガー・ファンの哲学や思想もナチ的である、ということになる。つまり左翼の哲学はナチと似ている、全体主義的であり、自由の敵である、ということになる。右派やリベラルな哲学者たちここを突いた。フランスに生息するハイデガー主義者(隠れナチ)を攻撃した。マスコミはこの騒動に喜び、新聞やテレビで騒動を大きく取りあげた。』

    ポイント 女性 重要 5

    ここで非常に重要なポイントが書かれているのですが、皆さまはお気付きでございますでしょうか

    女性 悩む 02

    いわゆる「三段論法」で証明されているのですが(→「文系アタマ」では、理解することさえ出来ないのが「宗教」です)。。。

    ハイデガー・ファンの多くは左翼の知識人である

    ハイデガー哲学ナチである

    ハイデガー・ファンの哲学や思想もナチ的である

    つまり左翼の哲学ナチと似ている、全体主義的であり、自由の敵である


    子ども 笑う

    そして、それら左翼(「おパヨク」)と対峙する関係にあるのが「右派」であり「リベラル」である、という点です。なお、ここでの「リベラル」は「リベラル・デモクラシー(自由民主主義)支持者」と読み替えて頂ければ混乱が避けれるのではないかと思います。自称・リベラルの連中には「左翼リベラル」にカテゴライズされる者が非常に多くいますので(笑)

    ポイント 女性

    それでは本日の最後になりますが、現代キリスト教を理解する上で、そもそもキリスト教の始まりの頃の状況が、どのようなものであったのかをイメージして頂くために、ご参考までに、次の引用をご紹介させて頂きます。

    これ 女性

    『 イエスのメッセージは、言ってみれば過激で扇動的だった。

    「 『神の国』は近づいた」

     つまり、『神の国』が新しい歴史の幕開けとなると宣言したことは、ローマ帝国がユダヤの国を支配し続ける事に挑戦状を突きつけた、ということになるのだ。イエスは更に、彼を信奉する者の多くは生きている内に救済されるだろうとも言った。つまりローマ帝国の滅亡神の国の到来だ。これは非常に素晴らしいメッセージではないか。人々の期待を大きく膨らませた。イエスの力強い言葉は、救世主が現れるであろうという古代イスラエルの夢を再度呼び起こしたのだ。神がモーセのような使者、つまり救世主をこの世に送り、人間の諸問題を仲裁すると思われた。ローマを含む全ての悪の帝国、悪の人々が一掃され、歴史のくずと化すのだ。そしてこれは遠い未来に起こるのではなく今すぐに起こる事だった


    『両替商を神殿から追い払うキリスト』 マティアス・ストム
    『両替商を神殿から追い払うキリスト』 マティアス・ストム

     こんなメッセージを受けて、ローマ人がイエスと反乱を起こし得る信奉者たちを放っておく訳にはいかなかった。同じく、イエスの同胞である一般のユダヤ民衆には、特に熱狂する理由があった。これは爆発寸前の危険な状態だった。イエスが3年もの間、教えを説いて回れたことは、その教えが扇動的な性質を持っていたことを考えると、非常に驚くべきことなのだ。イエスのメッセージ宗教的なだけではなく極めて政治的で既存の権力者に十分に脅威を与えるものだったのだから。不思議なことに、このようなイエスの政治的側面というのは非常に過小評価されてきた。我々の手にした古文書は、福音書の中で語られているイエスの暗殺計画よりも以前の、知られざる計画を浮き彫りにすることで、そぎ取られていた歴史・政治背景をも明瞭にするものだ。』

    失われた福音 ― 『ダ・ヴィンチ・コード』を裏付ける衝撃の暗号解読

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。




    続きは次回に♥




    ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
    ↓↓↓↓↓↓↓

    にほんブログ村 本ブログへ
    にほんブログ村


    人気ブログランキング



    PVアクセスランキング にほんブログ村

    関連記事

    コメント






    管理者にだけ表示を許可する