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    マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人!? ~ 陰謀論者の妄想を掻き立てたモノ

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    本日のキーワード : ユダヤ、秘密結社、フリーメイソン



    掻き立てる(かきたてる)

    ① 勢いよくかき回して、まぜる。「卵を―・てる」

    ② 刺激を与えて、感情や行動を起こすように促す。そそる。「関心を―・てる」

    ③ 灯心を上に引き上げて明るくする。また、薪や炭火などを、つついて火の勢いを強くする。「灯心を―・てる」「囲炉裏の火を―・てる」

    ④ オーバーなどの襟を立てる。「寒風に襟を―・てる」

    ⑤ 弦楽器を弾く。「琴の音のあるかぎり―・てて遊ぶに」


    『洗礼者ヨハネの頭を持つサロメ』 マティアス・ストム
    『洗礼者ヨハネの頭を持つサロメ』 マティアス・ストム

    本日の書物 : 『みんな大好き陰謀論』 内藤 陽介  ビジネス社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 現在、【共産主義】というと、一般には、【カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスが体系化した思想】のことを言い、それゆえ、【マルクス主義と共産主義はほぼ同じ意味】で使われています。【「共産主義はユダヤの思想」と主張する人たち】は、このマルクスが血統的にユダヤ人であったことを自説の根拠(のひとつ)としていますが、【その主張にどれほどの妥当性があるのか】、見ていくことにしましょう。

    ポイント 000




     カール・マルクスは、1818年5月5日、ドイツ南西部のトリーアで生まれました。

     父親のヒルシェル(後にハインリヒと改名)はユダヤ教のラビ(宗教指導者)で弁護士、母親のヘンリエッテ(旧姓プレスボルク)はオランダ出身のユダヤ教徒で、カールは二人の間の次男(姉がいるので第三子)です。

     マルクス家は、1723年以来、トリーアのラビ職を輩出してきた家柄で、カールの祖父マイヤー・ハレヴィ・マルクス、伯父ザムエル・マルクスもラビを務めています。また、父のヒルシェルラビの資格を持っていました。しかし、その一方でフランス革命という時代背景の下、ヴォルテールやディドロの影響を受けた自由主義者でもありさらに、1812年にはフリーメイソンの会員にもなっています。




     【フリーメイソン】は、「自由」、「平等」、「友愛」、「寛容」、「人道」の基本理念の下、【宗教の枠を超えて活動】しようという友愛互助組織です。その基本的な性格は、ロータリークラブやライオンズクラブともよく似ています。

     ただし、宗教の枠を超えて理性や自由博愛の思想を掲げることは【特定の宗教に優越的な地位を与えない】ということでもあります。そのため【カトリック教会など、宗教権力はフリーメイソンを自由思想として敵視】しました。特に、フランス革命の指導者にはフリーメイソンの会員が数多く含まれていたため【反革命派は彼らを体制転覆の陰謀組織として攻撃】しました。

    女性 ポイント これ

     もともと秘密結社であったフリーメイソンですが、【反対派からの弾圧】を避けるため【秘密結社としての性格がより色濃くなり】【ますます陰謀論者の妄想を掻き立てる】存在となっていきました。【ここに、キリスト教の伝統的な反ユダヤ主義が結びつき】【「ユダヤの組織であるフリーメイソン」の陰謀】【まことしやかに語られることになります】。』

    日の丸

    「おパヨク」と呼ばれる連中は、病人なんですw


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという定番の「ユダヤ陰謀論」を中心に、陰謀論者が唱える主な定説(=珍説)について分かりやすく丁寧な解説を交えて反証し、それを“秒殺”してしまうという鮮やかな技を見せて下さるお薦めの良書になります。

    読書 10-032

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 181,409(180,380)÷5,892,779(5,854,342)=0.0307・・・(0.0308) 「3.07%(3.08%)」
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    イタリア : 35,472(35,463)÷265,409(263,949)=0.1336・・・(0.1343) 「13.36%(13.43%)」
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    日本 : 1251(1240)÷66,499(65,625)=0.0188・・・(0.0188) 「1.88%(1.88%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

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    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは早速、中身を拝見してみましょう。

    『 マルクーゼアーレント、マルクーゼは1898年、アーレントは1906年の生まれである。・・・両名はともに(R・ウォーリンのいう)「ハイデガーの子どもたち」のひとりである。ウォーリン的にいえば、両者とも師ハイデガーの危険な哲学を共有しているということになる。ハイデガー哲学のもつ危ない性格とは共同体への幻想共同幻想である。』

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    ハンナ・アーレント(1933年)
    ハンナ・アーレント(1933年)

    ハンナ・アーレントについては昨日のところで触れさせて頂きましたので省略させて頂きますが、さきほど登場したもう一人の人物、ヘルベルト・マルクーゼについて少し補足させて頂きますと、

    ヘルベルト・マルクーゼ
    ヘルベルト・マルクーゼ

    ユダヤ教徒でナチスの迫害を受けアメリカへと渡ったフランクフルト学派のマルクス主義哲学者で、アメリカにおけるポリティカル・コレクトネス運動の「父」と呼ばれる「おパヨク」で、新左翼(ニュー・レフト)の素となる“病原体”になります(→文部科学省が大量にウイルス感染した理由)。

    『 不安、死、無といった概念で構成されるハイデガーの哲学がどれほど政治哲学的な意味を持っていたのか、それはともかくとして、ハイデガー自身がナチス党員であったということは否定し得ない事実である。ハイデガー信奉者たちこの事実の重みを何とか抹消しようとしてきたけれど(「ちょっとした間違い」「ハイデガー先生は政治に無知であった」といった論法で)、しかし旗色はよろしくないハイデガー自身戦後一貫してこの問題では口を開くことはなかったそれどころか、戦後1953年になっても、国家社会主義(ナチス)の「内的真理と偉大さ」について語る姿勢を崩すことはなかった。それがまた世間のひんしゅくを買うことになる。

     しかしハイデガーとナチスをめぐる論争のなかでみえてくるものの、本当に重要な問題はハイデガーがナチスに荷担したかどうかではないその事実問題であればすでに決着がついている問題は別の次元にある。』


    さてその問題とは何なのでしょうか?(もちろん、論文中に答えはありますので、先に読み進めていただいて構いません💗)

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    それでは本日の最後になりますが、現代キリスト教を理解する上で、そもそもキリスト教の始まりの頃の状況が、どのようなものであったのかをイメージして頂くために、ご参考までに、次の引用をご紹介させて頂きます。

    これ 女性

    『 この古文書は、今まで知られていなかったイエスの生涯の私的な側面を詳しく記しているだけでなく、政治的な側面の詳細についても明かしている。特に、イエスがエルサレムで捕らえられ磔刑に処される前の陰謀についての記述を見つけた。イエスは明らかに目をつけられていたが、それはイエス自身わかっていた。イエスの従兄弟にあたる「洗礼者ヨハネ」が処刑された後特に危険だった。ヨハネは、イスラエル北部のガリラヤと現在のヨルダンのペアレという二つのローマ帝国の領土を統治する支配者、ヘロデ・アンティパスの手によって殺された。

    ティツィアーノ 『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』1515年頃
    『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』 ティツィアーノ 

     イエスには多くの敵対者がいたヘロデの一派、つまりヘロデの親族と信奉者は、文字通り、イエスを捕らえるために探し回った。エルサレムの大祭司カイアファローマ帝国の総督ポンティオ・ピラト、その他遠く離れたローマの高官など、権力のある者もイエスの敵となっていた。さらには、イエスを批判し異論を投げかけるユダヤ人つまりファリサイ人や律法学者敵の一部だった

    『カイアファの前に立つキリスト』 マティアス・ストム
    『カイアファの前に立つキリスト』 マティアス・ストム

     事実として、イエスと信者たちはローマ帝国の役人や身分の低いユダヤ人が自分たちを見張っているのはよくわかっていた。言うまでもなく、「ユダヤ人の王」となるイエスが、ずっと長い間誰にも気付かれないでいるということは不可能だった。』

    失われた福音 ― 『ダ・ヴィンチ・コード』を裏付ける衝撃の暗号解読

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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