
本日のキーワード : 反資本主義、反ユダヤ主義、ユダヤ陰謀論
反資本主義(はんしほんしゅぎ、英語: Anti-capitalism)とは、資本主義に反対する思想や行動である。反資本主義の例には社会主義、共産主義、国家社会主義(ナチズム)等がある。

本日の書物 : 『みんな大好き陰謀論』 内藤 陽介 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 このように、【西洋社会】に抜きがたく染みついているがゆえに、ひとくちに【“反ユダヤ主義”】といってもその内実は【多種多様】です。ただし、あえて【大まかに二分】するなら、【反ユダヤ主義とそこから派生するユダヤ陰謀論】には、【“右派”と“左派”がある】といってもよいでしょう。

海洋投棄問題の3割は中国だって言うのを避けるとポエムになる。 https://t.co/lmpQbDqM8E
— 深田萌絵 (@Fukadamoe) July 30, 2020
#中井次官は憲法違反の越権官僚 #中井次官の免職を求めます
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) July 28, 2020
7月22日、小泉環境相は新宿御苑を”視察”し、芸能人と楽しくおしゃべり。その小泉大臣が4月にコロナ禍で炭素税要望は困難と明言したのに、同日、中井次官はこれを無視して就任会見で新税・炭素税に“意欲”。どう考えてもおかしくないか。 https://t.co/QI7Pu9veLw
選挙で国民に選ばれた国会議員でもない官僚が、炭素税という増税を就任早々発言するなど越権行為。許してはならないと思います。#中井次官の免職を求めます#炭素税に反対します#レジ袋の自由化を求めますhttps://t.co/vWZhIoxlWr
— huskyblue (@huskyblue2) July 27, 2020
右派・左派の区分や定義もなかなか難しいのですが、本書では、とりあえず、“右派”については、「自分の属する共同体の伝統的な価値観や規範、慣習などを重視し、共同体の一体性・純粋性を強く求める傾向を持つ人々」としておきましょう。こうした傾向が極端に強くなると、マイノリティを差別・迫害し、(しばしば暴力を伴う)排外主義に走る“極右”になるわけで、そのイメージに最も合致するのがナチス・ドイツです。もちろん、ナチス・ドイツに限らず、キリスト教徒が多数派を占める国・地域では、ユダヤ人・ユダヤ教徒がマイノリティであることは疑いようのない事実ですから、彼らを排除したいと考えている人々は(自らそうした意思を表明するかどうかは別として)一定の割合で必ず存在します。一般的な反ユダヤ主義のイメージに合致するのは、こうした【右派の反ユダヤ主義】です。

9月までに引きずり下ろさないと日本の経済がボンボンに破壊される。:https://t.co/eFw1J9yuqp
— ワタセユウヤ@Drain The Swamp! (@yuyawatase) July 30, 2020
おっしゃる通りです。省令による「レジ袋有料化(の全業種一律強制と無償配布の禁止)」も、中井次官の会見での炭素税発言も、根は全て一緒。いままで、辛うじて尊重されてきた民主国家の建前を平然と踏みにじる風潮が表面化してきたのが現状。本当にまずい状況です。#中井次官の免職を求めます https://t.co/3cE9QyDY4D
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) July 30, 2020
この #小泉進次郎 環境大臣 の発言を知り、#環境省 にお尋ねの電話をしてみたところナビダイヤルを案内され、さらに怒りが‼️💢💢💢#レジ袋の有料化 に関しては苦情殺到のため(?)、#専用のコールセンター が対応しているとのこと‼️💢💢💢
— Julie減税スイシンジャー (@Julie_majimeka) July 30, 2020
なんなの❓これ❓いらないじゃん‼️環境省‼️💢💢💢
これに対して、【“左派”は“右派”の逆】、すなわち、「人間は平等であり、全世界は普遍的な価値観の元に統合されるべきで、共同体の伝統的な価値観や規範、習慣などに合理的な根拠が見いだせなければ積極的に変更すべきと考える人々」となります。その典型が【社会主義者・共産主義者】です。

環境系の学問を修めた身として言わせていただきます。中井次官は環境について無知が過ぎます。環境行政職を目指す者として、中井次官の下では絶対に働きたくありません。#中井次官は憲法違反の越権官僚#中井次官の免職を求めます
— ayoui44 (@ayoui44) July 30, 2020
気づくのが遅くなりましたが、こんな記事がありました。ぜひ、お読みください。
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) July 31, 2020
レジ袋有料化はSDGsウォッシュ|藤枝一也 #note https://t.co/13gPXqwBh6
【社会主義・共産主義と“ユダヤ”の関係】については後述しますが、彼らの重要な主張の一つに【反資本主義】があります。この文脈で、【資本主義は悪】であり、【その資本主義を牛耳っているのはユダヤ人】だから、【ユダヤの国際金融資本はけしからん】という論調が出てくるわけです。…

「レジ袋有料化(の全業種一律強制と無償配布の禁止)」は、営業の自由の侵害。さらに、ワザと不便にして国民の意識を強制しようとするのは思想信条の自由を侵しています。次から次へと人権侵害を繰り返し、なんら恥じるようすのない #小泉進次郎大臣の罷免を求めます https://t.co/CAYRXkIjk7
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) July 30, 2020
本文より「ちょっと待ってほしい。石原先生のツイートが強烈すぎて、みなさん忘れてませんか?この騒動の発端はだれの発言だったでしょうか?」
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) August 1, 2020
そうです。すべては官僚の矩を超えた憲法違反の中井次官発言が発端。忘れずに #中井次官の免職を求めます https://t.co/JexthwkSlR
#中井次官は憲法違反の越権官僚 #中井次官の免職を求めます
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) August 2, 2020
おっしゃる通り。憲法の租税法律主義を踏みにじる中井次官の暴挙は、官僚の矩を超えた壟断行為。自ら釈明せず、副大臣の陰に隠れて逃げ切りを図る卑劣な姿は、文字通り、壟断の出典となった孟子・公孫丑の”賤丈夫”そのものです。 https://t.co/ISMnhFE1OQ
さらに、【左派系の反ユダヤ主義】には、【イスラエル国家の問題も絡んでくる】ので話は複雑です。
1948年5月にイスラエルが建国を宣言して以来、パレスチナの地を巡るアラブ諸国とイスラエルの紛争は、当初は、米ソの冷戦とは無関係のものでした。
ところが、1956年、エジプト大統領のナセルは、アスワン・ハイ・ダムの建設資金を確保するため、スエズ運河の国有化を宣言。これに対して、国有化を阻止しようとする英仏がイスラエルとともに干渉戦争を起こしました。第二次中東戦争(スエズ動乱)です。
☆ユダヤ・イスラエルとアラブ・イシュマエル
#中井次官は憲法違反の越権官僚 #中井次官の免職を求めます
— 内藤陽介 (@naito_yosuke) August 2, 2020
立憲民主党という党名は、民主国家として憲法の理念を尊重するという意思の表明ではないのか。憲法の租税法律主義を踏みにじり、記者会見で新税に意欲を示す官僚の越権行為を黙認するなら、“立憲”も”民主”も悪質なブラックジョークだ。 https://t.co/3iWvQybgWH
小泉大臣と中井次官は、炭素税やレジ袋有料化で、経済を破壊し、新型コロナをバラまいていることになります。これはテロ行為ではありませんか?環境省はテロ組織に国民側から認定される覚悟はおありでしょうか?#小泉進次郎大臣の罷免を求めます #中井次官の免職を求めます https://t.co/kBu6NKdndc
— rune (@rune_mu93648099) August 2, 2020
このときは、国際世論の圧力もあって英仏は撤退しましたが、【ナセル政権】は【ソ連の支援を得て】アスワン・ハイ・ダムを建設し、【ナセルを支持するアラブ民族主義者たちはこぞって親ソ派となりました】。このため、アラブ世界へのソ連の浸透を防ぐため、【アメリカは必然的にイスラエルの支援を増大】させ、【アラブとイスラエルの対立】も【東西冷戦の文脈へと組み込まれていきました】。…
こうしたことから、“弱者の味方”を標榜する【欧米の左派勢力】が【アラブ諸国を支持】するとともに、【イスラエルとその後援者ともいうべきアメリカを非難】するという構図ができあがります。具体的には、「【イスラエルは国際金融資本を牛耳るユダヤ人の国】だ。さらに、イスラエルは国連決議を無視してパレスチナを圧迫しているから、正義はアラブにあり、【イスラエルは悪】である」という論法です。
ところが、「イスラエル=悪」と【一方的に決めつけるリベラルの論調】に対しては、【人種差別に反対する別のリベラル勢力】から【“反ユダヤ主義”との批判】が浴びせられ、議論がますます錯綜していきます。…

いずれにせよ、【欧米社会に脈々と流れている反ユダヤ主義の感情】は、ふとしたきっかけで、政治的・社会的な大事件について、【ユダヤの陰謀だという風説につながります】。』

かつてのマルクス主義研究の致命的な誤謬
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという定番の「ユダヤ陰謀論」を中心に、陰謀論者が唱える主な定説(=珍説)について、分かりやすく丁寧な解説を交えて反証し、それを“秒殺”してしまうという鮮やかな技を見せて下さるお薦めの良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 175,843(174,967)÷5,648,235(5,609,167)=0.0311・・・(0.0311) 「3.11%(3.11%)」

イタリア : 35,430(35,427)÷258,136(257,065)=0.1372・・・(0.1378) 「13.72%(13.78%)」

日本 : 1179(1157)÷61,914(60,940)=0.0190・・・(0.0192) 「1.90%(1.92%)」


この夏休みに、伊豆半島へ小旅行に行ってきた我が家(もちろん愛犬ちゃんも一緒です)がお世話になった南伊豆の『太陽人』さんですが、

☆愛犬と癒しのアジアンリゾート 海宿 太陽人【公式サイト】
車で少し行った所に、あの有名な「龍宮窟」があります。早朝に行ったので、日の出も拝むことができました。



さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”、“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」、

あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。


☆「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、次のマルクス自身の言葉からも明らかなように、

『 社会がユダヤ教の経験的本質を、つまりはボロ儲けとその諸前提を廃棄できれば、ユダヤ人の存在は即座に不可能になる。なぜならユダヤ教の主体的基礎すなわち実利的要求が人間化されるからであり、人間の私的存在と類的存在との抗争が止むからである。ユダヤ人の社会的解放とは、社会をユダヤ教から解放することである。』
『 ユダヤ教の現世的根拠とは何か。それは実利的欲求すなわち利己心である。ユダヤ人の現世的崇拝の対象は何か。それはボロ儲けである。ユダヤ人の現世的な神とは何か。それはカネである。・・・そうだとすれば、ボロ儲けとカネから、すなわちこの実際的で現実的なユダヤ教から解放されることが現代の自己解放ということになろう。』

1875年のマルクス
カール・マルクスは正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類であることは明白なのですが、

アドルフ・ヒトラー 1938年
それにも関わらず、

『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』 by ewkefc
などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していますので、折角なので、いわゆる「おパヨク」が知りたがらない、認めたがらない、本当のマルクスの実像(=単なる「おバカ」のマルクス)について、少し考えてみたいと思い、次の論文から、本当のマルクスの実像を確認しているところになります。

☆『マルクス社会理論の形成とその問題性:社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは昨日の続きを見て参りましょう。
『 マルクスは学生時代から読書ノートを記す習慣を身につけている。それは読書をし、その全体の趣旨を把握したうえで記されるような読書ノートとは異なる。彼は本を読みながら、とにかく重要と思われる個所を、時にはコメントを加えながら抜き書きし、抜き書きしてはさらに読書を進める。それによって彼は理解に到達できると考えているようである。だから彼のノートには熟考し反省した結果が記されるのではなく、対象となる文献からの膨大な抜き書きと、抜き書きの途中で加えられるコメントが記されている。そこには彼の対象との格闘が、そして彼の思考のプロセスがそのまま記録されている。その意味で「ヘーゲル法哲学批判」と名づけられた彼のヘーゲル『法哲学』との対決の詳細な記録は、彼の対象理解の記録であると同時に誤解や曲解の記録でもある。それはマルクス自身も認める決定的な思考的転機を跡づけることのできる重要な史料なのである。』

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ
『 すでに見たように、マルクスは彼のいう近代の「二元論」を、現実の経験的分析からではなく、むしろフォイエルバッハの宗教批判の論理から捏造した。しかも彼はこの「国家と市民社会の対立」として把握された「二元論」をヘーゲルもまた前提にしていると決めてかかっている。しかしながら、そのような「二元論」をヘーゲルは前提にしたこともなければ、主張したこともない。マルクスの「ヘーゲル法哲学批判」を扱ったこれまでの研究の誤謬(ごびゅう)はマルクスのいうこの「二元論」を鵜呑みにし、ヘーゲルもそれを前提としていると決め込んで論議している点にある。そのような前提から出発すれば、どのような立場に立とうとも、結果はマルクスの批判の追認以外ではあり得ない。』
御覧のように、大変アタマが悪かったカール・マルクスは、勉強不足もあって、散々な誤解や曲解をし、さらには朝日新聞のように捏造も行った挙句に、ヘーゲルも同じことを言っていると無知な思い込みから嘘を吐き、そんなマルクスの主張を鵜呑みにして研究が行われてきたことが明らかになっています。一体、それまでの研究者は何をやっていたんでしょうね?
で、これと良く似た構図が、現在のキリスト教世界でも存在しているのですが、ご参考までに、次の引用をご紹介させて頂きます。

『 キリスト教は、その誕生から最初の数世紀は、いろんな点で今よりももっと多様だった。いや、複数のキリスト教宗派が共存するではないか、と反対する人もいるだろう。しかし、これはある意味、錯覚だ。カトリック、正教会、英国教会、改革派・改革派プロテスタント(長老派、ルター派など)、福音派は皆、パウロの神学理論を、それぞれの根本精神の拠り所としている。これらの宗派が、どれだけ互いに違っていても、どれだけ各々の神学上の差異が重要だと思っていても、現代のキリスト教の五大宗派は、同じ基礎の上に多様性を見いだしている。その基礎とは、パウロのキリスト教なのだ。
だが、我々の古文書は、淘汰されていった宗派にも光をあてる。例えば、文書の中に、非パウロ派の罪の贖(あがな)いについての教義があった。この隠蔽された福音書は、つまるところ魂の救済の物語だ。今日の我々に馴染みのある見解を呈してはいないが、当時は多くの人々に信じられていたのである。パウロとその信者たちから受け継がれたものとは際だって異なる、人間を解き放つ神学理論がそこに展開する。それはイエスの死ではなく、イエスの結婚に基づき、イエスの受難ではなく、喜びの瞬間に基づく教義なのだ。』

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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