
本日のキーワード : 反面教師
反面教師(はんめんきょうし)とは、反省の材料となるような人や事例を指す。中国共産党中央委員会主席の毛沢東により発案された言葉で、中国語の原語では「反面教员」である。
日本の似たような諺に「人のふり見て我がふり直せ」というものがあり、日本でも一般にはその意味で慣用される語句になっているが、毛沢東の原典ではさらに詳細な意図が語られている。
本日の書物 : 『ルトワックの日本改造論』 エドワード・ルトワック 飛鳥新社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 最後に【日本の防衛】について、【一つ注意】しておきたいことがある。
私は今回の米中対立が、軍事的な「戦争」という形には至らずに終わると言ったが、それでも、【日本の備えが完全に非現実的な方向に向かうのが我慢ならない】。例えば、【イージス・アショア(地上イージス)計画】だ。…
河野防衛相がイージスアショアの導入を停止したのはいいことだと思う。ブースター落下が危険だからではない。自衛隊の戦力は防御に偏しておりこれ以上防御に大金をかけるよりは攻撃力を持つことに金をかけるべきだと思うからだ。攻撃力を持たない軍は抑止力にならない。
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) June 15, 2020
【日本】には【北のミサイルの脅威から自国を守る権利がある】。そして【日本政府】は、【北の核の脅威から国民を守るために、複数のミサイル防衛システムを調達することができる】。そのうちの一つが日本がすでに運用しているイージスシステムだ。本来のイージス・アショアのシステム獲得方法を比喩的にいえば、海上自衛隊のイージス艦にドライバーを持って出かけ、ネジを外して陸上に持って行き設置する、というものだ。
ところが【防衛省】は、【十年かけて最新式のレーダーシステムを搭載した、イージス艦に導入されているものとは別のイージスシステムを導入するという】。これは科学の進歩という側面では意味のあることかもしれないが、【日本人を守るという点ではまったくナンセンス】だ。
冷戦時代の日本は、たしかにアメリカに守られた子供のような立場であった。それで生まれた余裕を、日本の防衛産業は国内の細かい注文に応えることや、最先端の科学研究へと振り向けてしまい、【例えばイスラエルが対戦車ミサイルを100機購入している間に、ようやく1台の高性能戦車を製造する、という有り様】になってしまった。
日本がミサイル防衛システムに本気で取り組むのであれば、【いまあるイージス艦のシステムを外して陸上に設置すればいいだけだ】。【脅威が迫っているのに、十年計画で開発するのは論外】と言える。【それは科学の進歩の話であり、国防の話ではない】。
しかも、【開発しているテクノロジーが完成した時に、それが本当の意味で最新式となり、日本の置かれた現状に適合した装備になる確率はゼロである】。IT技術やレーダーの技術の進歩は極めて速いからだ。
専守防衛変える「敵基地攻撃能力」持つべきではない | | 岩屋毅 | 毎日新聞「政治プレミア」 https://t.co/Q44h67YNLC
— T.REX/雨に濡れても (@s8t8r9n0) July 14, 2020
こんな奴が防衛相だったんだよなぁ😅
引用>自衛隊が、常に敵基地を攻撃することを目的とする体制をとり、それを抑止力と位置づけることとは似て非なるものだ。
【論点がズレている朝日の記事①→「敵基地攻撃」ではなく「自衛反撃」 積極自民に公明は。】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 11, 2020
佐藤は朝日の取材は受けていない。如何に国民の命を守るかがポイント。佐藤の「自衛反撃能力」は迎撃困難な飽和攻撃や新型ミサイルを抑止する為、専守防衛の範囲内で反撃するもの https://t.co/Pwjt4KfT6r
【論点がズレている朝日の記事②】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 11, 2020
専守防衛の範囲と言えども拒否的抑止の反撃目標は、敵基地だけでなく、指揮所や策源地等もあり「敵基地攻撃」は実態とも乖離。
目標ではなく目的の「自衛」を先に書き、先制攻撃でない事から「反撃」と実態に名称を合わせたもの。国民理解を先に意識したものではない
【論点がズレている朝日の記事③】
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 11, 2020
防衛省の国会答弁でも、一箇所に同時の飽和攻撃がなされた場合、全てを迎撃するのは困難で、北朝鮮はそれを実行する能力がある(防衛省の評価)。であれば、国民を守る為に備えるのが国の責任。
その現実を見ずに、見ないふりは無責任。反対、反対だけでは守れない

【十年計画は「リアリズム」の完全な欠如だ】。【現実を完全に忘れている】。第五世代のコンピュータの開発の話だったら悪くない。だが、【国防というのはエンジニアが発明に取り組むような科学技術の開発ではない】。【実戦の役に立つ】ために、【ごく短期で成果が求められる世界】なのに、【長期計画を立てるのは意味不明】で、【完全に間違っている】。』

とどの詰まり「科学を誤解・錯覚」しているだけのこと
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、非常に複雑な国際情勢の中、その中でも特に、様々な問題の発生源となっている支那や朝鮮半島が位置する東アジアにおいて、地理的に近い位置にいる我が国は最前線に立たされているようなものであるのですが、そんな我が国の国家戦略の在り方について、稀代の戦略家である著者が、リアリズムに基づいた思考で、私たち日本人に対して考えるヒントを与えて下さっている良書になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 136,466(135,605)÷3,431,574(3,363,056)=0.0397・・・(0.0403) 「3.97%(4.03%)」

イタリア : 34,984(34,967)÷243,344(243,230)=0.1437・・・(0.1437) 「14.37%(14.37%)」

日本 : 984(984)÷22,431(22,098)=0.0438・・・(0.0445) 「4.38%(4.45%)」

舞台「THE★JINRO」クラスター、感染者48人に拡大 うちひとりの観客女性は病院で新生児を担当 新生児11人がPCR検査の対象 また別の女性は認定子ども園に勤務していて、園児65人らにPCR検査 https://t.co/1MDp7QPsxK
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) July 15, 2020
【速報】大阪府、61人の新規感染者確認~ネットの反応「うわああああああああああああああああああああああああ」「突き抜けたな」「大阪の2週間後は東京」 https://t.co/EgERryLcxG
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) July 15, 2020
各自治体の長が次々とGoToキャンペーンに難色を示しているんですが、じゃあ観光客が連休に押し寄せた時の対策はたててるのかというと、ほとんどそんな話もでてなくて大丈夫なんですかね?難色を示すだけじゃ感染拡大は防げませんよ
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) July 15, 2020
北海道の鈴木知事が菅官房長官に、訪日外国人のビザ発給要件緩和を求めた。現段階でこの要請をする神経がわからない。多そうに見えてもインバウンドは全観光客の約1割。北海道でも12%程度。1割の客欲しさに道民の命を危険にさらし、北海道観光の質まで下げるつもりか。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) July 10, 2020
https://t.co/WEVyA9jL96
日本政府、入国時PCR検査を1日当たり1万人に増強し、中韓台などとの往来再開を目指す方針~ネットの反応「アホかと」「感染してたら日本人の税金で入院治療ですかw」「なぜ再開国して大丈夫なのかの具体的な詳細希望」 https://t.co/yydkr1DYdo
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) July 10, 2020
【話題】『共同通信が報じたアイヌの踊り、伝統的なアイヌの儀式とは全然違うと話題に。素人が適当にやってる感…』 https://t.co/oOuOYxyG2T
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) July 11, 2020
共同通信が報じたアイヌの踊り、伝統的なアイヌの儀式とは全然違うと話題に。素人が適当にやってる感。アイヌとは関係ない連中が勝手にアイヌを名乗り、新たな歴史問題を捏造している可能性がある。https://t.co/U9wnZVdOuC
— 黒瀬 深 (@Shin_kurose) July 11, 2020
公金の不正取得が問題となっているアイヌ協会に更に利権を与え、200億円もの建設費で捏造歴史館を建て、その広報活動+イベント費+人件費がこれからどれだけかかるのか?
— 城之内みな🌻 (@7Znv478Zu8TnSWj) July 12, 2020
鈴木知事、これはすべて納税者が納めた血税ですよ? https://t.co/HkLj4AcSYe
アイヌ文化にOK印、岡田製作所の短刀w https://t.co/cXMoo95RxW
— 前川修寛@ありがとう (@exstar444) July 12, 2020
流石、ウソポイのバッグ…
— 小野寺まさる (@onoderamasaru) July 15, 2020
お似合いです!(๑•̀ㅂ•́)و✧‼️‼️ https://t.co/UnX6KSsA7a

さて、昨日のところでも書かせて頂きましたように、「おバカ」な「おパヨク」が唱え、それにまんまと騙されてしまう「おバカ」が後を絶たない、“ワクチン陰謀論”、“ワクチン有害説”などの類の「妄想」になります(笑)
ウェストが信じる「新型コロナウイルスのワクチンが、人々にマイクロチップを埋め込むために用いられる」との陰謀論は、共和党支持者の間では広く支持されている─
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) July 9, 2020
→大統領目指すカニエ・ウェスト、「ワクチン陰謀論」を熱弁https://t.co/hq5vZYPZrb


で、そんな「妄想」の一例が、これと、

新しいニセ医学「新型コロナ否認主義」 #BLOGOS https://t.co/Or2QFRK5DJ
— 親子チョコ♥(親子で、ちょこっと。。。) (@oyakochoko) July 14, 2020
Fake Science: XMRV, COVID-19, and the Toxic Legacy of Dr. Judy Mikovits | AIDS Research and Human Retroviruses https://t.co/J82bE55SSC
— 親子チョコ♥(親子で、ちょこっと。。。) (@oyakochoko) July 14, 2020
そして、これなどになります(→☆「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」)。



上が、「疑似科学(pseudoscience)」と呼ばれるものを主張する例で、下がそれを妄信する例です。
実は、このような「疑似科学」を唱えたり、またそれを簡単に妄信したりする人々が存在するのは何故か、といったテーマでの調査研究がすでに行われていて、本日はその一つである、次の論文の中身を確認してみたいと思います。

☆『ワクチン有害説の背景構造 ―科学教育教材への導入を目指して―』 山本輝太郎
この論文では、要旨に説明がされているように、「ワクチン後進国」とみなされている我が国では、ワクチンの「副反応への恐怖」、ワクチン不信を増長させる「ワクチン有害説」(=「ワクチン接種は人類にとって有害だ」という趣旨の言説の総称)の影響があると考えられ、その背景に「過度な自然信奉」、「陰謀論への傾倒」、「科学的知見への誤解や錯覚」がみられ、建設的な議論の妨げになっていることが明らかにされています。その上で、国民全体の科学リテラシーを高めるためにも、「ワクチン有害説」などのような「疑似科学」を、“よい教材”として教育教材に導入してみては、という提唱がなされているものとなります。
要するに、「疑似科学」は、毛沢東が言うところの“反面教師”みたいなもの、ということになります(笑)

で、論文の中では、「ワクチン有害説」を構成するものとして、次の4つの主張に分類されています。
① 強い免疫をつけるためにワクチン接種ではなく自然罹患すべきだ
② 政府や製薬会社などの陰謀によって、ワクチン接種が不当に推し進められている
③ ワクチンを打っても効かない(効果が実感できない)
④ ワクチン接種によって別の疾患(特に自閉症)が誘発される
この何(いず)れもが、「誤解・錯覚・思い込み」に基づいた、医学・科学的知見からみて、「誤った理解」であると言えるものになります。

それぞれの詳細な解説は論文をご覧頂くと致しまして、それらの主張で構成される「ワクチン有害説」について、本論文では、次のような分析がなされています。

○ 「ワクチン有害説」は、医療を含めた科学・技術や社会に対する不満と不信感が根底にある
○ 「ワクチン有害説」は、本来的にはよりよい社会を築くために行われている営みを「不当」に敵視するものである
○ 「ワクチン有害説」は、科学的根拠の誤解や錯覚によって主張が展開されているものである
ここで、下線部分を一つにまとめてみますと、
☆ 「ワクチン有害説」は、よりよい社会を築くために行われている営みを「不当」に敵視するものであるが、それは、医療を含めた科学・技術に対する不信感が背景にあり、かつ、そもそも科学的根拠の誤解や錯覚によって主張が展開されているものと言える
といった感じになります。
つまり、「科学」を誤解・錯覚し、それ故に、「科学・技術」に不信感を抱き、その結果、本来は社会全体にとって有益であるはずの営みを“不当に敵視”しているということになります。

おや? 問題の大本が浮かび上がってきましたね💗
次回以降に、この点をもう少し掘り下げてみたいと思います。
続きは次回に♥
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