2020-06-12 (Fri)

本日のキーワード : バラバ
バラバ(ギリシャ語: Bαραββᾶς, ラテン文字転写: Barabbas)は、新約聖書の福音書に登場するユダヤ人の強盗・囚人。イエスの代わりに恩赦を受け、釈放された。
本日の書物 : 『政治無知が日本を滅ぼす』 小室 直樹 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【ヘロデ】と【イエス・キリスト】の【共通点】なんて言ったら、キリスト教徒でなくても、悪い冗談だと思うだろ。

ヘロデ大王

イエス・キリスト
【民族の偏見】と【エスタブリッシュメント】(Establishment 確立された特権階級)に【煽(あお)られた民衆の暴力】に因(よ)って【殺された者】、其れが【此の二人の共通点】だ。

ローマ法に照らしても、ユダ法に照らしても、どう考えてもイエスは無罪である。
しかし、【エルサレムの長老達】は、【頑(かたく)なにイエスの死刑を要求】する。
ローマ人の総督ピラトは、過越祭(すぎこし)の晩には、民衆が要求する重罪人を一人だけ釈放する事が出来る習慣がイスラエルにある事を思い出した。
彼は、イエスの釈放を民衆に呼び掛けた。

『Ecce homo (エッケ・ホモ/この人を見よ)』 アントニオ・チゼリ
民衆は、口々に叫んだ。「其の人ならじ、バラバを」と。
バラバとは、特に凶悪な大盗賊団の頭目である。やっとの事で捕えられて、死刑を待っていた。
【この民衆の意志に因って、イエスの十字架行きは確定した】。

『バラバの肖像』 ジェームス・ティソ
イエスは、十字架上で殺されたが、三日後に復活した。彼の宗教は今や世界最大の宗教である。

【ヘロデ大王】は、【史筆(歴史家の文章)に因って殺された儘(まま)】、未だに復活していない。いや、心ある人々の間では既に復活しているのであるが、日本人の大多数は是れを知らない。
或(あ)る歴史家は、
「…【ヘロデ】は、ソロモンの様に、いやソロモン以上に【偉大なユダヤの真の王】であった」
と言っているが、【イスラエルが平和であったのは、彼の治世だけ】である。

【ヘロデ大王の治世三十四年】の【平和な御世】に、【イスラエルの経済は史上空前の繁栄を誇り、ギリシャ・ローマの高い文明は、確(しっか)りとイスラエルの民に根を下した】。
世界の主ローマとの関係は極めて良好であって、ユダヤ王国は、ローマの平和(パクス・ロマーナ)の「陽の当たる場所」に存在する事を許される事になった。更に彼は、【一大宗教改革を断行】して、【数百年来の宿弊(しゅくへい/積りに積った悪い事)を一掃】した。
是れが名君でなくて、何処に名君なんて言うものが有り得よう。
と思うのだが、彼は、悪王の代名詞として、青史(せいし/歴史)に其の名を残している。
東洋でいえば、正に、桀(けつ)・紂(ちゅう)である。
英語に“out-herod”と言う言葉があるが、是れは、“悪虐なこと、ヘロデをも凌ぐ”と言う意味であって、ヘロデ大王は、悪しき事の座標軸として用いられている。
どの欧(ヨーロッパ)語だって、大体同じ様なものだと思えばいい。
では【何故、イスラエル史上最大の名君ヘロデ大王が、一度史筆に掛かると、悪王の代名詞に変身してしまうのであろうか】。

【此処(ここ)に、政治の恐ろしさがある】。
【イエスは十字架上に死に、ヘロデは史筆に死んだ】、と言うべきか。
其れ程までに恐ろしい政治のメカニズム、是れに付いて、是れから語ろうと思う。』

イエス・キリストを殺したのは、「アベガー」の「おパヨク」でした(笑)
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、普段から政治に無関心でいるために『政治音痴』な日本国民の方々と、その職務として政治に関心を持っているにもかかわらず、何故か『政治音痴』な「朝日新聞グループ」に代表される日本のメディア関係者と、さらには、それを生業(なりわい)としているにもかかわらず、どうしようもなく『政治音痴』な政治家におすすめの良書で、『政治』というものが何か、がキチンと基本的なところから理解できる書物になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 112,924(112,006)÷2,000,464(1,979,928)=0.0564・・・(0.0565) 「5.64%(5.65%)」

イタリア : 34,114(34,043)÷235,763(235,561)=0.1446・・・(0.1445) 「14.46%(14.45%)」

日本 : 922(920)÷17,146(17,111)=0.0537・・・(0.0537) 「5.37%(5.37%)」

❌「黒人の命は20ドルなのか」 フロイドさんの弟の発言
— 🌸なっかー🇯🇵 (@c9moy60GuFINmG1) June 11, 2020
⭕️「20ドルの偽札のせいで亡くなった」
そもそも偽札は悪いことだよね?それくらいまっとうに仕事して稼ごうと思わなかったのかな?20ドルくらいなら偽札使ってもいいだろうと?
人の命は大切。しかしモヤッする。
https://t.co/XM3WpSKwp6
#バイキング #平井文夫
— 自由 (@FreeTweet000) June 4, 2020
「デモの中にアンティファ(過激派)が交じってる。中国政府と関係する人も交じってる。本来、自由を求める抗議なのにテロに変わってる。トランプさんの言ってる事(軍を投入)は間違いじゃない。」
地上波でこれを言える平井さんは貴重な存在!!#アンティファ #Antifa pic.twitter.com/oqTrSNEI2o
「1989年6月4日の犠牲者を悼みます。米国は、人権、基本的自由、そして基本的な人間としての尊厳を守る政府を引き続き切望する中国の人々と共にあります」――オルタガス国務省報道官 pic.twitter.com/B1aqT8EMPG
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) June 10, 2020
おまいう💢 pic.twitter.com/XMOd6nGdM1
— ツバキジ・ケン (@Kttro51) June 9, 2020
ジヨージ・フロイド氏殺害事件を契機に世界中で巻き起こる反人種差別運動に参加することや、これまで差別反対運動に従事してきた人と連帯することや、圧政や暴政に抗議しマジョリティーの沈黙こそが暴力であると声を上げることが「ANTIFA」ならば、私は喜んでANTIFAと呼ばれたいと思います。
— 石垣のりこ (@norinotes) June 9, 2020



さて、本文中に取り上げられていたのがヘロデ大王とイエス・キリストですが、イエス・キリストは誰もが知っていると思えるのですが、ヘロデ大王に関しては、私たち日本人の認識は、かなり薄いのではないかと思います。
そのヘロデ大王は、イスラエルに平和を齎(もたら)した唯一の名君であったにもかかわらず、まるで、悪王の代名詞の如く扱われています。
現代で言えば、「朝日新聞グループ」を筆頭とする日本のメディアや、絶滅危惧種に指定されようとしている「おパヨク」が、“アベガー”と絶叫しているようなものなんでしょうね💗

で、そのヘロデ大王は、著者が、「イエスは十字架上に死に、ヘロデは史筆に死んだ」と指摘するように、歴史家(歴史学者)によって悪役に仕立て上げられた、疑いようのない「歴史の捏造」だったわけですが、昨日までのところでも書かせて頂きましたように、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒ぎの最中に隠れて行われていた、文部科学省&外務省の“官僚”による「教科書検定問題」によって、それと同様の疑いようのない「歴史の捏造」が行われようとしています。


☆これが文科省の 「トンデモ検定」だ!! - 新しい歴史教科書をつくる会
ここに、今こそ、私たち日本国民が懸命に学ばなければならない「大切なこと」があり、そのエッセンスを本書を読み進めることで理解することができると思うのですが、それを理解する上で大前提となるのが、以前にも書かせて頂きましたように、
〇 政治学の第一の公理
『政治』は、性悪説(人間の本性=“悪”)で考えなければならない
〇 政治学の第二の公理
『政治家』は、特に凶悪でなければ務まらない
ということであって、「政治倫理」というものに、「一般普通人の倫理」を持ち込んではならない場合がある、たとえそれが、「一般普通人の倫理」からかけ離れた行動であると思えたとしても、ということを知っておく必要があります。何故ならば、その所属する集団の「使命(与えられた役割)」を果たすことこそが最優先にされるべき「理(ことわり)」だからです(→☆政治白痴で付和雷同すること野良犬の如き、「朝日新聞グループ」などの“倫理なきマスコミ”)。
つまり、本来、その所属する集団の「使命(与えられた役割)」を果たすことが、何よりも最優先にされるべき「理(ことわり)」であり、それに依って「評価」されなければならないはずであるにもかかわらず、何故か、そこに、非常に曖昧な「一般普通人の倫理」なるモノを持ち込み、その評価をしてはならない!、ということになります。
最近の典型的な事例が、これ(↓)で、
アンジャ・児嶋、コンビ継続の意向か…関係者「渡部のイメージは急落だが解散には至らない」https://t.co/z6QO3d4tCl
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) June 12, 2020
本来の「使命(与えられた役割)」の貢献度で評価するのか、曖昧な「一般普通人の倫理」なるモノで評価するのか、そのどちらを優先するのかは様々だと思いますが、いずれにしても、その判断を下すのは、マスコミに踊らされるだけの一般大衆を含めたすべての人々、です。
ここに、本書の伝えたいエッセンスがあるのではないか、と思います。

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 財務省が「積極財政」を否定するようになった、実にクダラナイ理由 (2020/06/20)
- ネオ・リベラリズムとリバタリアンと緊縮主義 (2020/06/18)
- 大卒でないヒトラーを“小馬鹿”にした、大卒でも“国籍がクラウド”な立憲民主党の蓮舫(笑) (2020/06/17)
- 民主主義的な独裁、全体主義的な独裁 (2020/06/16)
- 今の日本の政治家すべてが、あのヒトラーよりも評価されない“単純な”理由 (2020/06/15)
- 「7つの0(ゼロ)」が「7つとも0(ゼロ)点」 ~ 東京都民の民度が、どれほど低いのかがバレちゃう東京都知事選 (2020/06/14)
- 名君を暴君に、無罪を有罪にするのが「朝日新聞グループ」です (2020/06/13)
- 「イエス・キリスト」と「安倍総理」と「ヘロデ大王」 ~ 朝日・立民が擁護する“バラバ(ANTIFA)” (2020/06/12)
- ナント、驚愕の事実が発覚!!! “クラウド”が理解できていない国会議員と立憲民主党 (2020/06/11)
- それって、ホント!? 学校の歴史教科書に書いてあること・歴史書『史記』に書いてあること (2020/06/10)
- 「平和」と言うと、外国と戦争をしない事だと思い込んでいる日本人 (2020/06/09)
- 「中国四千年の歴史」などと言う“デマ” (2020/06/08)
- 武則天(則天武后)は女性でしたが、無能な習近平とは違って、とても“名君”でした!!! (2020/06/07)
- 戦狼外交(Wolf Warrior Diplomacy) ~ その恐るべき破壊力!? (2020/06/06)
- 「日没する処の天子 = 煬帝」は、実は名君だった!!! (2020/06/05)