2020-06-10 (Wed)

本日のキーワード : 教科書、歴史書、史記
『史記』(しき)は、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書である。正史の第一に数えられる。二十四史のひとつ。

司馬遷
本日の書物 : 『政治無知が日本を滅ぼす』 小室 直樹 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 彼女の時代は、燦然(さんぜん)と輝く戦勝を脚光として開けた。
【唐】が【高句麗(こうくり)遠征に成功した】のだ。

武則天(則天武后)
高句麗遠征は、実に、【隋代以来の懸案】であった。中国の大統一を成し遂げた文帝も是れに失敗し、煬帝は、更に大仕掛けに是れを行ったが、また失敗した。
【此の失敗が、隋の滅亡を早める事になった】。
唐の太宗の外征は、他の場合、成功したが、高句麗遠征に限って、成功しなかった。
高宗の時代、唐軍は、655年から軍事行動を開始した。新羅(しらぎ)と同盟して、高句麗、百済(くだら)を攻め、着々と戦果を拡大していった。
百済は我が国と仲が良かったから、軍事援助して呉れと言ってきた。
【天智(てんじ)天皇】は大軍を送って是れを助けたが、【白村江(はくすきのえ)で大敗】した。…是れに懲りたか、日本は、其の後一度も、外国の軍事援助をした事はない。

天智天皇 『古今偉傑全身肖像』(1899年ごろ)
扨(さ)て、【唐軍】は更に勝ち進んで、668年、遂に【高句麗の首都平壌を落とした】。総司令官は、太宗の名将として、中国の代表的将軍の一人李勣(りせき)である。…
扨(さ)て此の大戦果も、李勣を始めとする「太宗の遺臣」達の力に依る。
決して【武后の戦争指導が良かったと言うのではない】。
しかし、此の時代の唐には、名将が多く、兵士は強かった。
もし、彼女が征服欲に駆られて、其の気になりさえすれば、幾らでも戦果の拡大ができた筈であった。…
しかし、【彼女は是れをしなかった】。【皇帝になってからも同様】である。

征服どころか、彼女の治下に於いて、唐の支配範囲は辺境に於いて少しばかりだが、却(かえ)って狭くなった。
しかし、「そんな所ぐらい呉れてやれ、戦争をするより増(まし)じゃ」とばかり、【本格的な軍事行動を起こそうとはしなかった】。

【権力者】にとって、是れは【自制がいる】。漢の武帝やジンギスカンや明の成祖だったら、忽(たちま)ち烈火の如く怒り、征討の軍を差し向けた事だろう。…

無能な某指導者
【武后こそ、偉大なる帝王で、大戦争をしなかった(大内乱も含めて)、恐らく唯一人の人物であろう】。
是れだけでも、【人民は彼女に感謝しない訳にはゆくまい】。』

漢の武帝と習近平が似ているのは何故でしょう(笑)
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、普段から政治に無関心でいるために『政治音痴』な日本国民の方々と、その職務として政治に関心を持っているにもかかわらず、何故か『政治音痴』な「朝日新聞グループ」に代表される日本のメディア関係者と、さらには、それを生業(なりわい)としているにもかかわらず、どうしようもなく『政治音痴』な政治家におすすめの良書で、『政治』というものが何か、がキチンと基本的なところから理解できる書物になります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 110,932(110,514)÷1,956,527(1,942,363)=0.0566・・・(0.0568) 「5.66%(5.68%)」

イタリア : 33,964(33,899)÷235,278(234,998)=0.1443・・・(0.1442) 「14.43%(14.42%)」

日本 : 920(920)÷17,060(17,056)=0.0539・・・(0.0539) 「5.39%(5.39%)」

もう、お気付きになられている事かと思いますが、ここ連日、文部科学省の「教科書検定問題」にスポットを当てさせて頂いておりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒ぎに隠れて、コソコソと陰に隠れて“非常に陰湿”な行動をしており、目に余るものがあります。


☆これが文科省の 「トンデモ検定」だ!! - 新しい歴史教科書をつくる会
まあ、文部科学省は、あの「まえだっち」こと、前川喜平なる低俗で卑猥な“東大法学部”の無能なオッサンでさえ、楽々とトップに成れた程度の組織ですから(笑)


— 🇯🇵「マスコミは日本人の敵」党を日本全国で立ち上げませんか?こにゃ✖️7➕こにゃんくん (@CUk2YQdfzXLmEpF) June 9, 2020
タレント・ゆきぽよ「安倍さんに『何でも反対』って人はほんの一握りで、ただ声が大きいだけ」〜ネットの反応「パヨクに叩かれるだけだから、政治的発言は気を付けてな。俺の中での好感度はすごい上がったけど」 https://t.co/GAq5z7bPrf
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) June 7, 2020
昨日までのところで書かせて頂きましたように、どんなに少なく見積もっても、『支那(China)2千2百年の歴史』よりも、由緒正しく古いのが『我が国の2千6百年の歴史』ということが言えるということが御理解頂けると思いますが、それにもかかわらず、学校の歴史教科書では、支那の方が一方的に先進性があったかのような記述がなされ、また、お勉強の足りない学校の教員が、そんな教科書に書かれた通りの内容の授業を行い、そしてテストに出題し、その教科書通りの内容を答えなければ点数がもらえないルールになっています。「おバカ」が書いたものを「おバカ」が教える構図です。
そして、そのルールを忠実に守った「おバカ」が、晴れて“東大法学部”に合格できるわけですから、見事に「おバカ」の拡大再生産システムが出来上がっているわけです💗

本文中に書かれていましたように、名君であった武則天が、660年に百済を滅ぼし、668年に高句麗を滅ぼし、一時的に朝鮮半島全体を支配します。
この破竹の勢いで快進撃を続ける武則天の唐軍を見て、我が国がどうしたかと言うと、667年に飛鳥から近江(現在の滋賀県大津市)へと遷都を行っています。そしてこの時、すでに我が国では、「当時のアジアで唯一の銀の貨幣、しかも計数貨幣」が存在していて、支那よりも先進性があることが明白なのですが、何故か、こういった事実が学校の歴史教科書には書かれていません(→中国・朝鮮半島よりも遥かに早かった「日本のおカネ」の誕生)。


前漢の領域

それでは、ここからは昨日の続きになりますが、始皇帝の死後、秦が滅亡し、「支那大戦(War in China)」を経て、漢(前漢:紀元前206年~8年)の時代が始まりますが、それは、支那人民にとって、悲惨な時代の始まりでした。
そこで、まず大前提として理解しておきたいのが、下図にある黄色の四角の部分は、秦が統一・支配した領域の大体の範囲で、当時の「支那」と呼ばれる地域になりますが、それほど広くもない、限定された範囲内において、話し言葉がバラバラで、唯一、“表意文字”としての「漢字」が共通のコミュニケーション手段であったということです。

☆The True Size Of...
しかし、その「漢字」を上手く使いこなせたわけではありませんでした(※詳しくは下の動画でご確認ください)。


で、漢(前漢:紀元前206年~8年)の時代の第7代皇帝に「武帝」という“四頭身”の暴君がいました。

武帝(前漢第7代皇帝)

この「武帝」という名の暴君は、何の戦略性もなく、また、合理性もなく、単なる思い付きのまま(例:カッコいい馬が欲しいからなどの理由だけで)、四方八方に軍を派遣します(まるで、どこかの最高指導者のようにw)。



で、そんな暴君・武帝の部下の一人が、『史記』を著した司馬遷で、暴君である武帝を褒めそやし、同時に、名君であった始皇帝を扱き下ろす“歴史書(!?)”を書き残したわけです(中国共産党が無能極まりない最高指導者を褒めそやすのと同じw)。何しろ、武帝に殺されかかった司馬遷でしたから、そんな風にしか書けませんよね~(笑)

実際、暴君・武帝が亡くなったときには、人口は半分になっていて、当然、その国力もかなり落ち込んでしまっていました。

すると、どうなるでしょうか? 支那の歴史が繰り返されることになります(笑)

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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