
本日のキーワード : 朝日新聞、プレプリント、査読
プレプリントは査読を通過する前の論文のことであり、査読前論文(さどくまえろんぶん)とも呼ばれる。
査読(さどく、英: peer review、ピア・レビュー)とは、研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証のことである。研究者が学術雑誌に投稿した論文が掲載される前に行われる。研究助成団体に研究費を申請する際のそれも指すことがある。審査(しんさ、refereeing)とも呼ばれることがある。
本日の書物 : 『東大法学部という洗脳』 倉山 満 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【宮澤の戦後憲法学の基礎】となっているのが【「八月革命説」】です。

簡単にまとめれば「昭和二十年八月十五日に【革命が起こって】、【日本は国民主権となった】」という【説】になります。【一言で言うと、詭弁(きべん)です】。

詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆野崎 昭弘 詭弁論理学 改版

以前、八項目に分けて順を追って説明しておきましたので、再掲します。
八月革命説の八つの詭弁
一、大日本帝国憲法(帝国憲法)では、主権が天皇にあった。
→ 【「天皇主権」など書いていない】。明記されているのは【統治権】の所在だけ。国内法における主権とは、絶対主義の国王の権力のこと。伊藤博文ら制憲者は、【天皇は実際に権力をふるう絶対君主ではなく、国家儀礼を行ない、それに権威を付与する存在】が立憲君主との考え。
二、帝国憲法では、天皇主権は国体そのものである。
→ 一により「天皇主権は国体」との結論は【自動的に崩れる】。
三、天皇主権は、いかなる憲法改正でも変更できない改正の限界であった。
→ 仮に統治権と主権を同じものと看做(みな)す立場で議論を進めると、「天皇主権」を「天皇の統治権」と読み替えれば、確かに通説でも有権解釈でも採用されていた説。ポツダム宣言受諾に際しても、【国体の護持とは天皇の統治権だと解釈】されていた。少なくとも軍を含む政官界の多数派は、そう考えていた。【ただし、それは狭義の解釈であり、広義には皇室の存続である】と看做されていた。
四、ところが、昭和二十年八月のポツダム宣言受諾により、天皇の主権は連合軍の制約下に置かれることとなった。
→ 主権の語にこだわらなければ事実。遺憾ながら、【天皇も含め日本国全体が占領軍の強い制限下に置かれた】。【国家主権そのものを喪失】。
五、結果、国民主権の日本国憲法が制定された。
→ 【誰もが否定しようがない事実】。【日本国憲法は国民主権を明記した憲法】。
六、本来は改正できないはずの国体変更がなされた。
→ 【議論の余地あり】。三の「改正の限界」の議論を前提としているので、そちらを考察せねば軽々に結論は出せない。現に、日本国憲法制定時には、国体が変更されたか否かに関して、多くの議論があった。
七、これは天皇から国民への主権の変更であるから、革命である。
→ 【まったくの詭弁(きべん)】。もはや日本語すら変更している。【外国占領軍による革命など、概念として破綻(はたん)している】。
【天皇主権】と【国民主権】では【意味が違う】。日本国憲法学では、国際法の意味(内政不干渉)以外に、【主権】を【「統治権の所在」】と【 「国政の最高決定権」】の意味で使っている。【天皇主権の場合は前者】、【国民主権の場合は後者】。戦前、「憲政の常道」が強力な憲法習律として確立していた時代、【後者の意味での主権は明らかに国民にあった】ことになるが、【統治権の総攬者としての天皇は不動】。総選挙によって示された国民の意思により総理大臣が選定された時代、【「国政の最高決定権」は国民にあった】。だが、いかに天皇が国民の意思に拒否権を行使しない慣例(それが超強力な場合、憲法習律と呼ばれる)が確立していると言っても、形式的には【御名御璽(ぎょめいぎょじ)が必要】である。【天皇の署名と印鑑がなければ国民が選んだ総理大臣は任命されない】以上、【「統治権の所在」は天皇にある】。【「統治権の所在」と「国政の最高決定権」は矛盾ではなく相互補完関係にある】。それを【対立概念であるかのように印象操作した宮澤の詭弁(きべん)】。
八、日本国憲法は革命によって成立した、革命憲法である。
→ 【まったく事実に基づかない】。【宮澤個人の脳内革命に過ぎない】。
(『帝国憲法物語』PHP研究所、2015年)

☆倉山 満 帝国憲法物語
【詭弁(きべん)】というのは、【相手を騙すための手法のこと】です。一見、正しそうなことを言いながら、【実は論理として成り立っていないもの】のことを言います。

【宮澤の弟子の芦部信喜】は自身の見解として
「八月革命説はポツダム宣言受諾から新憲法制定までの事実の経路とは結びつかない新憲法成立の【法理を説明する解釈理論】であると解する」
としています(芦部信喜『憲法制定権力』東京大学出版会、1996年/初版1983年)。』

朝日新聞グループが撒き散らすデマにご用心!
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、多くの日本国民が今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」という困難な状況にある中で、その禍(わざわい)を招き寄せ、さらに拡大させたのが「日本の官僚」で、それは「日本の官僚制度」によって拡大再生産されている「日本の弊害」であり、それを為すがままにそうさせている根本原因こそが、占領期に勝手に作られた「日本国憲法」を経典とし、その“絶対的な解釈”を構築した東京大学(あ)法学部憲法学教授・宮澤俊儀が創始した“カルト宗教”としての「東大憲法学」であることが理解できる書物で、その信者でもある「似非エリート官僚」が、我が国の国益を棄損させ、日本国民の生活を困窮化させるという仕組みが、戦後一貫して、今、このような状況にあっても厳然と存在している事実を知らしめることで、改めて、何が必要なのか・何をしなければならないのかを日本国民すべてに対して問いかけ、そして考えさせる良書となります。

それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 71,078(68,934)÷1,204,475(1,180,634)=0.05901・・・(0.05838) 「5.90%(5.83%)」

イタリア : 29,315(29,079)÷213,013(211,938)=0.13762・・・(0.13720) 「13.7%(13.7%)」

日本 : 556(536)÷15,253(15,078)=0.03645・・・(0.03554) 「3.64%(3.55%)」

日本国民の皆さん、非常に困難な状況にありますが、くれぐれも朝日新聞グループなどが撒き散らすデマなどに惑わされぬよう注意しつつ、
東日本大震災の後のデマと同じような感じになってきましたね。福島では放射能で何万人死んでるだのデマが大量に流れましたが、この調子だともう出てきそうです https://t.co/zfVTmHndGe
— EARLの医学ツイート (@EARL_Med_Tw) May 6, 2020

切実です
— 結 #手洗い🤲🏻🚿#おうち時間🏠 (@musubinokokoro) May 5, 2020
これに1つ足しました🥺 pic.twitter.com/D0Hyu6bRaX
世界に範を示すために、引き続き、「シューキンペイを避けること」を徹底しましょう💗

さて、さきほど、「くれぐれも朝日新聞グループなどが撒き散らすデマなどに惑わされぬよう注意しつつ」と申し上げましたが、実のところ、ウンザリするほど、毎日毎日、デマを垂れ流しています(笑)

これは以前から繰り返し書かせて頂いていることですが(→☆ウイルス感染者である教科書調査官は誰? ~ 武漢肺炎禍をやっつけるために、「シューキンペイ」を徹底しましょう!、☆PCR検査は、頼んだら誰でもできるのでしょうか?)、ポンコツPCR検査ばかりをガンガンやれと主張する面々、特に朝日新聞グループがそれなのですが、「数学」の基礎が理解できない「おバカ」を自ら証明しているようなモノで、そのようなところに勤める親を持ってしまったお子さまが、非常に哀れでなりません(笑)
で、そんな「数学」の基礎すら理解できない朝日新聞グループなんかに勤めている連中は、自分たちが理解できないが故に、自分たちの思い込みを正当化してくれると信じられるような“エサ”に喰い付くことが得意で、つい先日も、次のようなデマを垂れ流していました(笑)

査読前論文で、基本的な誤認があるとのコメントつきなのに、そうしたことを無視してよく出すな。さすが朝日クオリティ→PCR検査多い国はコロナ死亡率減 千葉大がデータ分析:朝日新聞デジタル https://t.co/ICy0aTxdQf #新型コロナウイルス
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) April 28, 2020
このデマについての解説は、次の動画が分かりやすいので、ぜひご参照くださいませ💗
報ステ「国民の皆さん!安倍政権が国民をスマホの行動履歴で監視しようとしてます」 ← デマでした〜ネットの反応「毎度毎度わざとやってんだろこの番組は」「フェイクニュースやってないで自社のクラスターの取材でもしてろ」 https://t.co/0CPzWVamvI
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) May 6, 2020
「PCR検査の数、実はたくさんやってる国のほうが死亡数が多い」専門家会議、ついに本当のことを言ってしまう〜ネットの反応「欧米のやってるのは受粉作業だからな」「ワイドショーの連中がPCR少ない連呼してんだよな。まるで検査したらそれで回復するかの様にな」 https://t.co/gjAnycPRE9
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) May 5, 2020

【PCR検査の結果について注意してほしいこと】
— 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) April 23, 2020
検査には限界があり、正しい診断結果がでないこともあります。
検査結果を正しく理解するための知識をまとめました。#新型コロナクラスター対策ゼミ pic.twitter.com/HKVpmWmXA3
まあ、「数学」の基礎すら理解できない朝日新聞グループなんかに勤めている連中などには、とても無理だとは思いますが、せめて、次のような論文に目を通して頂き、少しでも“正しく説明できるレベル”になって頂いてから、記事にして頂きたいと思います。


☆『感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける 定量的課題』西浦博、稲葉寿
【接触が8割減った社会のイメージ】
— 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) April 7, 2020
北海道大学 西浦 博より解説します。
流行前の生活・社会を機能させつつ、どのようにして接触の8割減を達成できるか、皆で考えていきましょう。#新型コロナクラスター対策ゼミ pic.twitter.com/vQatrbkiYr
単なる自分たちの思い込みを正当化する可能性のある材料を見つけて流す行為は、風説を流布していることに他なりませんので、厳に慎んで頂きたいものです。
ぶっちゃけ思うのですが、朝日新聞グループのデマが、悉(ことごと)くネット上で叩かれて激しく炎上する様は、ネットという媒体を通して、日本国民に幅広く「査読」されていると言っても良いのではないでしょうか?

例えば、さきほどの朝日新聞グループによる「千葉大学の論文」というデマについても言えることですが、「論文」というものは、誰でも、その気になりさえすれば、朝日新聞グループの記事のように、ただ単に自分たちの思い込みだけで書くことは自由です。
でも、朝日新聞グループのデマ報道とは決定的に異なっているのが、「論文」は第三者によって「査読」されるという点です。


☆査読の仕組みと 論文投稿上の対策 - お茶の水女子大学
つい最近でも、その「査読」に8年間という非常に長い期間を要した、「数学」における超難問についての論文が話題となっていましたが、

☆【査読に8年】京大の望月教授、未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明
で、当該の論文は、プレプリント(査読前論文)と呼ばれるもので、査読を通過する前の論文になるのですが、その内容を要約すると、「PCR検査数を増やすことで、陽性率(=陽性数÷検査数)が低下するが、陽性率が7%未満の国はそれ以上の国に比べて1日の死亡者の割合が15%でしかない。従って、死亡者数を増加させないために陽性率を低下させるようにPCR検査能力を拡大することが急務である。」というもので、要するに、①PCR検査陽性率と死亡者数との間には相関があり、②死亡者を増やさないためにPCR検査を充実させる必要がある、とするものです。


☆『十分な PCR 検査の実施国では新型コロナの死亡率が低い ~ 死亡者数からは、西洋とアジアでは感染の広がりは 100 倍違う』 国立大学法人 千葉大学
で、この論文に対する「ツッコミ」、つまり「査読」を次のサイトで読むことができます。

☆『Global Comparison of Changes in the Number of Test-Positive Cases and Deaths by Coronavirus Infection (COVID-19) in the World』 Preprints
そこに書かれている「ツッコミ」を少しご紹介させて頂きますと。。。
『Comment:
There are a few fatal flaws in this study.
(この研究にはいくつか致命的な欠陥がある。)
First of all, you are confusing correlation with causation.
(第一に、相関関係と因果関係を混同している。)
Secondly, there is no statistical control and verification of the target population.
(第二に、対象母集団の統計的な管理と検証が行われていないこと。)
Third, the results of machine learning, which is a classifier, are being misused without any verification.
(第三に、分類器である機械学習の結果を何の検証もせずに悪用していること。)
The authors claim that, "You there! One lemon contains as much vitamin C as one lemon! ", is merely saying.
(著者らは、「そこのあなた! レモン1個にレモン1個分のビタミンCが含まれているんだよ!」と言っているに過ぎない主張をしています。)』
『(1) Sometimes I wish I could. However, you cannot claim causality out of correlation, no matter how strong it is.
(そうしたいと思うこともあります。が、しかし、どんなに強い相関関係があっても因果関係を主張することはできません。)
A couple of examples: "cities with more trees are safer" does not mean trees make cities safer.
(いくつか例を挙げてみましょう。「木の多い都市はより安全である」というのは、木が都市をより安全にするという意味ではありません。)
"Countries with more Mangos have more Malaria patients" does Not imply that cutting down mango trees will reduce Malaria patients. You need to exterminate Mosquitos. Not Mangos.
(「マンゴーの木が多い国はマラリア患者が多い」というのは、マンゴーの木を伐採すればマラリア患者が減るという意味ではありません。蚊を駆除する必要があります。マンゴーではありません。)
I wish More PCR tests indeed have a causal impact on the reduction of NPDD, however I cannot claim that just because countries with more PCR tests have lower NPDD.
(より多くのPCR検査が確かにNPDD(死亡数)の減少に因果関係があればいいのですが、PCR検査が多い国の方がNPDD(死亡数)が低いからといって、それを主張することはできません。)』

それでは、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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