
本日のキーワード : 牛車
牛車(ぎっしゃ、ぎゅうしゃ)は、ウシや水牛に牽引させる車のことで交通手段のひとつ。主に荷物を運搬する荷車タイプのものと、人を運搬する乗り物タイプのものがある。日本の道路交通法では軽車両の扱いである。

☆大正2年 ゼロ戦の試作機を運んだ大西組(現・オーエヌトランス)
本日の書物 : 『戦争と平和』 百田 尚樹 新潮社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 牛に引かれて進むゼロ戦
ここでいったん戦場から視点を変えて、【ゼロ戦がどんな環境で作られていたか】を見てみましょう。【ここにも日本の持つ欠点が如実に現れている】からです。
ゼロ戦を製造していたのは、名古屋にある三菱重工業の工場でした。【問題は、その工場には飛行場がなかった点】です。そのため、ゼロ戦を飛ばして基地まで運ぶことができませんでした。ではどうしたかといえば、せっかく作った【ゼロ戦をいったんバラバラに分解】して、【荷車に積む】。【それを牛に引かせ】て、約四八キロ離れた岐阜県の各務原(かかみがはら)飛行場にまで【一昼夜かけて運んだ】のです。一機を荷車三台に分解して載せて、牛三頭に運ばせたと伝えられています。

【なぜトラックではなく牛なのか】といえば、【道が舗装されていなかったため】です。車で急いで運んでガタガタ揺れると、【精密機械である飛行機が傷んでしまうから】です。そして【この状況】は、昭和一五(1940)年の初飛行から昭和二〇(1945)年のポツダム宣言受諾まで、【ずっと変わりません】でした。こんなことが信じられますか。

普通ならば、飛行場の隣に工場を作るか、工場の隣に飛行場を作ることを考えるはずです。そうでなければ、工場と飛行場の間の道路を舗装して、車が使えるようにしてもいいでしょう。しかし、当時は道路の舗装すらしなかったのです。狭い道をカーブするのは一苦労で、そのために電信柱を動かすといったこともあったそうです。ちなみに、ゼロ戦に限らず、より大きな一式陸上攻撃機の時には荷車一三台、つまり牛一三頭で運んだそうです。
【なぜこんな馬鹿げたことが続けられたのか】 ―― 一言で言えば、【原因は日本の縦割り行政の硬直性】です。つまり、工場はあくまでも民間のものですが、飛行場となると軍の管轄になるし、さらに道路を管理するお役所はまた別という具合に、すべて、【管轄が異なる】わけです。【だから調整が進まなかった】のです。
【何とも間抜けな話】で、本来は【全体を統括する部署なり官庁なりがあれば済む話】なのですが、そうはなりませんでした。それで、終戦までずっと牛に頼る羽目になったのです。【こういうことは、今でも見られる日本の欠点】でしょう。

牛に関しては、もっと面白いというか情けない話が残っています。
戦争末期になると、日本ではあらゆる物資が足りなくなってきました。いわゆる【統制経済】の体制になり、【重要な物資の売買が自由に出来なくなった】のです。問題は【その統制品の中に牛も含まれていた】ことでした。そのため、【ゼロ戦を運ぶ牛を手に入れるのが困難になりました】。困った三菱重工の社員は、【仕方なく闇市で牛を手に入れます】が、ある日、その牛で荷車を動かしている時に、【地元の警察に捕まって】しまいました。そして【起訴までされてしまった】のです。

日本が生きるか死ぬかの戦いをしている時に、その戦いに最も重要なゼロ戦を作って運んでいる飛行機会社の社員を「闇で買った牛を使った」ということで起訴する ―― 【信じられない話ですが、本当のことです】。』

アメリカ版朝日新聞が指摘していること
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」という困難な状況にある中でこそ、ご覧頂きたい書物で、「戦争」と「平和」というテーマを通じて、私たち日本国民の「長所」と「短所」を浮き彫りにすることで、改めて、今、何が必要なのか・何をしなければならないのかを日本国民すべてに対して問いかけ、そして考えさせる良書となります。

それでは、まず、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値

☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 54,883(51,017)÷965,910(890,524)=0.05681・・・(0.05728) 「5.68%(5.72%)」

イタリア : 26,644(25,969)÷197,675(192,994)=0.13478・・・(0.13455) 「13.4%(13.4%)」

日本 : 372(328)÷13,441(12,368)=0.02767・・・(0.02652) 「2.76%(2.62%)」

御覧のように、イタリアの死亡症例数は、我が国の約70倍となっていますが、総人口は我が国の半分ほどですので、それを勘案致しますと、イタリアの死亡症例数は人口比で我が国の約35倍ということになります。

☆イタリア、経済活動再開へ 5月4日から段階的に
同様に、アメリカの死亡症例数は、我が国の約147倍となっていますが、総人口は我が国の3倍程度ですので、それを勘案致しますと、アメリカの死亡症例数は人口比で我が国の約49倍ということになります。


☆ペンス米副大統領、5月末の祝日までに新型コロナ終息すると予想
死亡症例数が決定的に異なっている理由については、様々な要因が考えられますが、そのことに関しましては、ここでは脇に置いておくと致しまして、人口比で我が国の約49倍もの死者を出しておきながら、何の根拠もなく、お説教めいた報道をしているメディアがあります。
それが、アメリカ版朝日新聞と呼ばれ揶揄(やゆ)されている、あの「CNN」です(笑)


CNN「ニューヨークでは1日に2万人の検査が行われるが、東京は1日にたった300人しか検査してない」〜ネットの反応「また日本支局がサヨク界隈が流すデマに騙されたか。民間検査を含まない数値だろうがそれ」「検査数競う競技じゃないんだからさ」 https://t.co/PflKPr4ijz
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@vG2AZlCr4F3hx6Y) April 26, 2020


その報道に対しては、朝日新聞グループの報道に対して見られるような、全面否定の見解が多く寄せられていますが、
CNNのツッコミ所
— こたママ kotamama (@kotamama318) April 24, 2020
①検査数が不足→米国は日本の34倍検査するも死者は日本の166倍
②日本の感染数が7倍→検査数を増やしたから当然
③ユニクロ「全国民にテストを」→服飾メーカーですが?
④緊急事態宣言に強制力がないのは憲法のせい→あなたの国が作った
⑤NYから「気をつけて」→東京はNYより安全 https://t.co/ZZMufjeD47
Holes in CNN
— こたママ kotamama (@kotamama318) April 25, 2020
①Lack of testing→No. of tests in US is x34 more than in JP, but No. of deaths is x166 more than JP
②Cases increase x7→Testing increased
③Uniqlo→Clothing maker?
④Declaration has no force due to Constitution→US made it
⑤"Stay safe"→He's safer in Tokyo than NY https://t.co/ZZMufjeD47
日本は、CTやMRIの普及率も高く、福田電子や日本光電とかいう優秀な医療機器メーカーがある。
— 🍀草…⚔…🌸又GO郎 (@kusanomatagoro) April 25, 2020
米国は、Pulse oximeterの有利性が理解できていない。
肺炎を患うと血中酸素が減ってくる為、Pulse oximeterでモニタリングすることは有効。
PCRキットは、中韓とも偽陰性と偽陽性の間違いが多いようだ。
その中でアメリカ版朝日新聞が触れているように、現在の“仮の憲法”に過ぎない「日本国憲法」には、一昨日も書かせて頂きましたように(→☆今回のような非常事態を、何故か想定すらしていない「日本国憲法」)、何処からどう見ても、「非常事態」について一切想定していないという致命的な欠陥が存在しており、
【社会全体で8割の接触減が必要である理由】
— 新型コロナクラスター対策専門家 (@ClusterJapan) April 15, 2020
「接触8割減が必要なの?7割ではダメなの?」という質問がありました。
8割減が必要な理由をシミュレーションで示しました。#新型コロナクラスター対策ゼミ pic.twitter.com/3gIBNf2Cr8
そのため、我が国全体で8割の接触減を目指そうと、みんなで頑張っているにもかかわらず、それを阻害する要因を作り出してしまっているわけです(詳しくは次の動画で解説されていますのでご参照くださいませ)。

また、本文中に書かれていたこととも関係するのですが、ゼロ戦を牛で引いて運ぶという馬鹿げた事態を引き起こしたのは、「日本の縦割り行政の硬直性」であり、現在においても、同じような「バカげた話」は数多く存在していて、つい最近でも、無能な財務省官僚の行動に見ることができます(詳しくは次の動画で解説されていますのでご参照くださいませ)。
「財務省が安倍政権の"倒閣運動"をやっている。30万円給付で対象を線引きし最も時間のかかる自治体業務に、というのは明らかにそれ。財務省は時々これをやる。途中で首相が気がついて止めたのはよかった」と高橋洋一氏。不思議なのはかつて最も信頼するブレーンだった高橋氏に首相が耳を傾けないこと。 https://t.co/BdUzvWRIBR
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) April 25, 2020
☆【30万円支給】高橋洋一氏「財務省が安倍政権の"倒閣運動"をやっている…財務省は時々これをやる。途中で首相が気がついて止めたのはよかった」

岡本薫明(おかもと しげあき)
信じられない話ですが、本当のことです💗
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 政府内の「無能な官僚」が、日本国民を殺しているんです💗 (2020/05/06)
- 「日本国憲法」の本当の使い方 ~ 「英米法の考え方」で作られた「日本国憲法」 (2020/05/05)
- “ノリ・メ・タンゲレ” ~ 日本国憲法にしがみつくのはやめましょう(笑) (2020/05/04)
- 日本国民が「自粛」という困難な状況に追い込まれた本当の理由 ~ 緊急勅令が削除された「日本国憲法」 (2020/05/02)
- 東大憲法学とキリスト教とチュチェ思想 (2020/05/01)
- 日本軍の失敗の責任、官僚の失敗の責任 ← それが問われることはありません!!! (2020/04/30)
- 「正解」が絶対・確実に存在するテストだけが得意な日本の官僚 (2020/04/29)
- 戦争中にもかかわらず、ゼロ戦を牛車で運ばなければならなかった理由 (2020/04/28)
- 金正恩の動静、ホントのところはどうなの? ~ 「him」を「kim」とを勘違い? (2020/04/27)
- 今回のような非常事態を、何故か想定すらしていない「日本国憲法」 (2020/04/26)
- 有事と平時 ~ 「そうなったらどうするか」が有事の対応。「そうならなければいい・ならないようにしよう」は平時の対応。 (2020/04/25)
- 縁起の悪いことを言うのは、本当にダメなの? (2020/04/24)
- 日本人が「盾の思想」を失った理由 ~ 戦国時代の“平和ボケ” (2020/04/23)
- 武漢肺炎(COVID-19)禍で、あらためて浮き彫りになる「盾の思想」が欠落する日本 (2020/04/22)
- 攻撃は最大の防御なの? (2020/04/21)