2020-01-08 (Wed)

本日のキーワード : 躾(しつけ)、謀反
謀反(むほん、むへん、ぼうへん)は、国家・君主・主君・時の為政者にそむくことである。

本日の書物 : 『バカヤロー経済学』 竹内 薫 晋遊舎
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『先生 : 【安倍さんが総理になって何をやったか】というと、【霞が関をぶっ壊せ的なことをしちゃった】んだよね(笑)。

☆ツイ民「散歩してたらこんな凄い人に💓」 安倍首相とのツーショットツイートが話題に〜ネットの反応「こんな事あるんですね~ほんとすごい!!」「野生の安倍総理」
竹内 : 就任直後に【官僚と対立するような政策】をとったと。
先生 : そうそう(笑)。一番最初にやったのが、【財務省・総務省】の【税制調査会】に切り込んだこと。税制調査会ってこれはもう、【官僚の隠れ蓑】。【学者と呼ばれる人たちにお願いして、官僚が動きやすい報告を出すための審議会】だったの。
竹内 : いわゆる【御用学者の会】ですか?

先生 : まさしくそう(笑)。安倍さんは最初「成長路線だ」と言ってたの。それで、財務省も含めて、官僚はみんな「ふんふん」って聞いていたんだけど、成長路線を具体的に進める時に、【税制調査会の会長をひっくり返しちゃった】の。財務省にとっては、これはとんでもない話でね。【政府の税制調査会といっても、実はこれ、財務省の税制調査会だから】(笑)。それまでの税制調査会の会長は、一橋大学で学長をやってた【石弘光(いしひろみつ)】さんっていう人だったの。もう【コッテコテの御用学者】で、【財務省の意向に従う人って、有名だった】んだよ。
竹内 : あ、サラリーマン増税の?
先生 : 会社員の所得控除を廃止するとか言っちゃった人ね。
竹内 : あの人、【御用学者】だったんですかぁ。たしか、笑いながら会見しちゃって、バッシングされた…。あっ、あと増税とか言っておきながら、かなりの資産を持ってて、週刊誌に叩かれてましたよね(笑)。

著名な御用学者の石弘光

先生 : そうそう。だから、はっきり言って世間からズレてるよね。ズレているんだけど、【財務省にとっては、増税路線を言ってくれるからスゴくありがたいワケ】。だけど、財務省の思惑通りには、いかなかったの。「【本間正明さん】がいい」って話が浮上したんですよ。この人は、【増税路線じゃない】んだよね。それで、ひっくり返った。

本間正明氏と安倍総理
これはもう、【財務省始まって以来のこと】でね。財務省はびっくりしたよ! 普通はこの手の話が財務省の事務局から来ると政府は「はい、わかりました」で終わりなんだよ。それをひっくり返したんだから、やっぱり驚くよね(笑)。【いくら財務省でも、総理がそうしたいと言えば、言う通りにするしかない】からね。それでね、本間さんが会長になった後、【予算の原案、ドラフトを作成する事務局を財務省から全部移し替えちゃった】の。だから、もう大変!

竹内 : ああ、例の【台本を奪い取った】ワケですね。だとすると、【その後に起きた本間さんのスキャンダル】って…。
先生 : 【よくわかる】でしょ?

竹内 : うーん、【情報が故意にリークされた】のですか?
先生 : 【としか考えられない】でしょう。マスコミだって、【財務省はありとあらゆる手を使って本間さんを失脚させた】、って言ってたもん。

竹内 : ナルホド、【利権を奪われた官僚が反撃】に出たんだ。
先生 : そう、強烈な反撃が来た! いろんな反撃が来たんだけど、モロにヒットしたのが、例のスキャンダルね。
竹内 : 公務員宿舎に、愛人と同居してたってやつですね。
先生 : そう。で、ちょっとここで経緯を言うと、【愛人と言われている人】は存在するんです。それで、たしかに【正式な奥さんとは違っていた】んだよね、これは事実なのよ。大阪から東京に来るときも、【そういう人がいるからっていうことで、同居人として届け出を出している】。でも、【同居人としてそういう申請を出しているということを知っているのは、実は財務省しかいない】んですよ。

竹内 : 【財務省がリークした】としか考えられないわけですね。
先生 : そう。それで【いろんな情報誌にバラまいた】ら、週刊ポストにひっかかったらしいね。要するに、【「俺たちの言う通りにしないと、こういうことになるぞ」っていう見せしめ】だよね。』

「飼い犬」(=官僚)の“躾(しつけ)”の「理論」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、約10年ほど前に初版が出版された書物になるのですが、そこに書かれている文章は、至って平易な文体なのですが、恐らくは、さらに申しますと現在においても、多くの方々が「実はそういうことだったんだ!」と改めて驚かされるような数々のテーマがその内容となっていて、それぞれについて、対話形式で分かりやすく解説がなされた良書になります。

さて、本文中に書かれていましたが、本間正明氏が財務省官僚の謀略によって失脚させられたのは、就任からわずか一カ月後(2006年11月~12月まで)のことです。これは、2006年(平成18年)9月26日~2007年(平成19年)8月27日までの第1次安倍内閣(改造前)で行われた“官僚の謀反”の一例です。
また、以前にも書かせて頂いておりますが(→ラスボスは、「財務省」と「内閣法制局」)、小松一郎氏が内閣法制局長官に就任(2013年8月~2014年5月)した際にも、同様の“官僚の謀反”が行われていました。これは、2012年(平成24年)12月26日~2014年(平成26年)9月3日までの第2次安倍内閣(改造前)で行われた事例になります。

それでは、何故、こういった“官僚の謀反”が頻繁に起こっているのでしょうか?

昨日のところでも書かせて頂きましたように、本来ならば、“官僚は「飼い犬」”でしかないのですが、そんな「飼い犬」に対する“躾(しつけ)”のやり方が間違っているから、です。

「飼い犬」(=官僚)は、あくまでも「イヌ」(=官僚)でしかありませんので、「ヒト」である私たち日本国民(=本当の意味でのイヌの飼い主)や、日本国民が選挙によって選んだ「ヒト」である国会議員(=飼育員・トレーナー)とは異なった存在であり、ヒトとは異なる“イヌの心理”をキチンと理解した上で、そのイヌが「飼い犬」として、飼い主にとって望ましく行動するようにしていかなければならないわけです。

何故ならば、「ヒト」である私たち日本国民(=本当の意味でのイヌの飼い主)は、選挙によって国会議員(=飼育員・トレーナー)を選び、そして「税金」によって雇用し、「飼い犬」(=官僚)のエサ代も「税金」で支払いつつ、私たち日本国民(=本当の意味でのイヌの飼い主)の「福利(幸福と利益)」(=希望どおりになって生活などが落ち着くようにすることと、その人のためになること)の実現のために、最大限に努力することを期待し、「国民と政府との信託関係」を憲法によって契約しているからです(→「ウソ」を「本当」だと見せかける専門家)。
つまり、国会議員(=飼育員・トレーナー)は、私たち日本国民に対して、『フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary duty)』の責務を負っているということになります(→日本国憲法と「フィデューシャリー・デューティー」 ~ 立憲民主党・石垣のりこは「〇〇主義者」です!)。
で、そんな国会議員(=飼育員・トレーナー)や私たち日本国民(=本当の飼い主)の側に欠けているのが、「飼い犬」(=官僚)の“躾(しつけ)”に関する知識です。

学問分野として、『動物心理学』と呼ばれるものがありますが、

その研究によりますと、イヌの行動原理に関する理解度は、一般の飼い主や専門外の一般学生と、訓練士や動物看護士や専門的に学ぶ大学院生との間には、明確な差があることがテストによって明らかとなっています。


☆飼い主がしつけ教室で学ぶこと ―犬の行動原理の理解テストを通じて―

例えば、次のサイトでも解説されているのですが、「飼い犬」(=官僚)の“躾(しつけ)”にも「理論」が存在しています。

☆犬のしつけは楽しく..ネッ!
詳しくはリンク先をご参照頂きたいのですが、「飼い犬」がモノゴトを「学習」する心理を分析すると、次のような法則があることが分かります。
① 「うれしいこと」が起こると、その「直前の行動」を学習する
② 「うれしいこと」が起こらなくなると、学習したことをやらなくなる
③ 「たまにうれしいことが起こる」と、その学習効果は絶大!!!
④ 「いやなこと」が回避できると、その行動が学習される
⑤ 「罰」は、一時的には効果ある。しかし、副作用もある
これを、「官僚」に置き換えてみますと、次のようになります(笑)

① 「天下り」ができると、その「直前の行動」を学習する
② 「天下り」ができなくなると、学習したことをやらなくなる
③ 「たまに天下りができる」と、その学習効果は絶大!!!
④ 「いやなこと」が回避できると、その行動が学習される
⑤ 「罰」は、一時的には効果ある。しかし、副作用もある
①から③については、説明さえ不要である「自明」なことですが、要するに、“官僚の最大の喜び”が「天下り」であって、いつもいつも、そのことだけしか考えていない、そんな「イヌ」でしかない存在が“官僚”ということになります。
また、④であれば、縄張りだと思い込んでいる「〇〇省」の省益を優先するあまりに、「税制調査会に切り込まれる」とか、「利権を奪われる」とか、「内閣法制局長官人事に介入される」とかといったことに対して、何らかの“抵抗”をすることで、それが成功すると、その行動が学習される、ということになります。
で、⑤については、もはや“あからさまな”、“露骨”とも言える“元官僚ゲリラ”と世間で認知されている、あの通称・前川喜平をご想像して頂ければ良いと思いますが、文部科学省の「天下り斡旋問題」の責任を取らされただけではなく、「罰」として、その“異常ともいえる性癖”をバラされちゃったがために、何が何でも、元の主人である安倍内閣に噛み付きたい、吠えたい、といった「副作用」が生じていることからも分かります。


☆共産党系の団体「日本母親大会」が、道徳教育がテーマの講演の講師に前川喜平を呼んだらしいw~ネットの反応「道徳教育? もっとも遠いテーマでしょうにw」「ハッピー米山も呼べよ」




☆東京新聞・望月衣塑子記者「前川喜平前文科事務次官の出会い系バー通いに対しては『教育者としてあるまじき行為!』を盛んに連発していたのに!」〜ネットの反応「訂正しろ!貧困調査(若い女性限定)だ!」「出会い系バー通い」は認めるんだwww」





国会議員(=飼育員・トレーナー)は言うまでもなく、私たち日本国民(=本当の飼い主)が、「飼い犬」(=官僚)の“躾(しつけ)”に対して、もっと気を配らなければならない、ということが御理解頂けましたでしょうか💗

続きは次回に♥
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