2019-11-27 (Wed)

本日のキーワード : モンスター
モンスター(英:monster)とは 怪物、魔物の事である。語源はラテン語のmonstrane(見せる)とも、monere(警告)ともされる。

本日の書物 : 『13歳からの「くにまもり」』 倉山 満 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 謎だけを残した選挙となりました。
令和元年夏の参議院選挙で、安倍晋三首相率いる【自民党】は、【消費増税を公約にして勝利】しました。これで安倍内閣は、国政選挙において全戦全勝の6連勝。…

☆朝日新聞世論調査 安倍内閣支持率44%(-1) 安倍首相のこれまでの実績について… 評価する62% 評価しない36%「桜を見る会」騒動とは何だったのか〜ネットの反応「朝日の調査で-1%とかww」「自民党は支持率上がっててワロタw」

☆ANN世論調査 徴用工訴訟、韓国国会議長の案「支持する」7%「支持しない」75%~ネットの反応「朝日調査でこれかよ」「アンケ結果を闇に葬らなかっただけ褒めてやろう」「共産党と立憲民政党の支持率足したら10%弱はいくのにそれにも届かないとは」
政治において増税ほど国民を敵に回す難事はありません。ところが、この結果です。

☆JNN世論調査 国民民主党支持率1.0% … 先月比マイナス0.8%〜ネットの反応「森ゆうこ効果www」

☆【朝日新聞】鮫島浩「世論調査が支持率も消費増税も肯定的に出るのは、安倍政権にNOと言いにくい空気があるからではないか」〜ネットの反応「何の強制力が働くんだよw 普通に肯定的な意見があっても認めたくないだけだろw」

いろいろと疑問があります。
・なぜデフレなのに増税をしたがるのか?誰が?
・そんな出鱈目な政策を掲げている与党が、なぜ勝てるのか?
・そんなに長期政権の安倍内閣が、なぜ何の実績も無いのか?
・そんな与党に勝てない野党は、一体何なのか?

順番に説明しましょう。第一の謎です。【なぜデフレなのに増税をしたがるのか】? 【誰が】? …
前章で、【「デフレ期の増税」】がアベノミクスを壊すというお話をしました。子供でもわかる、おかしな話です。【これを主張しているのは、財務省という役所です】。
では、【財務省】は【なぜ「デフレ期の増税」などを主張するのでしょうか】。…
【財務省がデフレだろうが何だろうが、増税をしたがる最大の理由】…【政権に対する拒否権であり、省益だから】です。【消費増税】は【政権を操る武器】なのです。


岡本薫明(おかもと しげあき)


☆「消費税は社会保障財源」「国民に理解求める」岡本薫明財務次官インタビュー
当たり前の話ですが、景気が良いと政権の支持率は上がります。これまで、安倍内閣が長期政権化してきたメカニズムは簡単です。
日銀が金融緩和をする。 → 株価が上がる。(景気が良いとみんなが思う) → 支持率が上がる。 → 選挙に勝てる。 → 誰も引きずりおろせない。
6年以上、【これだけを繰り返し】てきました。
ところが、【消費増税】をすれば【景気は腰折れ】します。【金融緩和の効果を破壊する】からです。それどころか、【将来の増税を明言】するだけで【インフレターゲットの効果を破壊】します。…

これを安倍内閣の反対者の立場から見てみましょう。【「ほどほどに強い政権」】です。景気回復が続く以上、野党や与党内の反主流派に引きずりおろされることはないでしょう。しかし、景気が爆上げで誰も逆らえない政権にもなりません。
【消費増税】が政治と経済の中心課題である限り、安倍内閣は【常に財務省との関係に神経をすり減らさなければなりません】。



☆「消費税の役割がいっそう重要」 政府税調 中長期答申で指摘 - FNNプライムオンライン
たかが延期に、国政選挙で信を得たという儀式が必要なのです。【財務省が決めた消費増税】を延期させていただく…。
日本は形式的に民主主義の国ですが、選挙など儀式(セレモニー)にすぎず、【実質的には官僚が支配する国】なのです。

第一の謎への答えです。【なぜデフレなのに増税をしたがるのか】? 【誰が】?
【財務官僚が日本を支配するため】です。』

東京大学(あ)法学部卒業生がサッパリ理解できない「法律の論理」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、タイトルにもありますように、中学生からでも十分に理解できるように書かれた、リーダーの中のリーダーが学ぶ『帝王学』を教えて下さる良書で、もしも、自分が総理大臣であったら、この国のために、何をどのようにしていくべきなのか、それを自分で考えることができるようになるための書物になります。本書をご覧頂き、一人でも多くの有志が、世の中で活躍されるようになれば、と当ブログでは考えています。

さて、岡本薫明(おかもと しげあき)は、現在、我が国の“経理課の課長”の立場にいるだけという小物官僚に過ぎないのですが、

岡本薫明(おかもと しげあき)
なんと、あの東京大学(あ)法学部を卒業しただけ、それも単なる学士の資格だけでも、十分に財務省官僚のトップになることができる、つまり、我が国の“経理課の課長”ぐらいには出世ができるということを証明してしまっている御仁になります(笑) 財務省って、それぐらい(=民間企業ではあり得ない)、チョロい組織だということです💗
そんな彼は、昨日のところでご紹介させて頂いた、大正・昭和期の偉大な法学者であった末弘厳太郎(すえひろ いずたろう)の思想を、微塵も継承することができなかった、そんな東京大学(あ)法学部卒業生の一人になります。

末弘厳太郎
だから、“経理課の課長どまり”なんでしょう(笑)

もっとも、そんなショボいポジションで、本人はご満悦なようですから、チッポケな人生で終わるのを良しとしているのでしょう。まあ、これは価値観の問題ですので、ここでは評価を致しませんが、当ブログでは理解できない、とだけ述べておきます。だって、その気になって、これまでの財務省官僚の失態をハッキリと認め、正しく方向転換させる(→そうすれば、恐らく、後世に語り継がれるでしょう)ことができる立場に居ながら(→これって、もの凄く大きなチャンスなんですがw)、その根性さえない軟弱なオッサンにしか見えないものですから。

で、そんな“軟弱なオッサン”である岡本薫明(おかもと しげあき)などに代表される東京大学(あ)法学部卒業生は、何が理解できていないのかと申しますと、それは「法律の論理」です(笑)

法学部で法律を学んでいるはずなのに、その「法律の論理」がサッパリ習得出来てはいないんです(笑) だからこそ、実社会全般において、およそ東京大学(あ)法学部卒と言っただけで、「小馬鹿にされる」という現実が存在しているわけです。

昨日のところで、その「法律の論理」のエッセンスの部分をご紹介させて頂きましたが、それは次のようなものになります。
『 「法律」は厳格で動かすことができなかった。法を動かして人情に適合することは不可能であった。そこで・・・「事実」を動かすことを考えたのです。・・・唯一の手段は「嘘」です。あった「事実」をなかったといい、なかった「事実」をあったというよりほかに方法はないのです。』

この文章を御覧頂いて、驚かれた方もいらっしゃると思うのですが、ここで述べられている「嘘」というものは、現在の日本のメディアが日々垂れ流すような「嘘」とは別のものです。

☆これはひどい…⇒NHK「大学生と作る就活応援ニュースゼミ 1からわかる!『北朝鮮ってどんな国?』」 学生「(旅行者が)拘束されるとどうなるんですか?」 池畑修平キャスター「少し説教されるけど、釈放されます」
現在の日本のメディアが日々垂れ流すような「嘘」とは、「事実に反するということを知っている者が、【そのことを知らない相手】にそれを事実として述べてだます行為」を意味します。

それでは、末弘厳太郎が述べているところの「法律の論理」における「嘘」と、日本のメディアが日々垂れ流すような「嘘」との違いはどこにあるのでしょうか?
心ある方々であれば、次の文章をご覧頂くだけで、その「法律の理論」のエッセンスが簡単に習得できるはずです。
『 例えば、ローマのごときでも、奇形児を殺した母をして殺人の罪責を免れしめるがために、裁判官はしばしば monstrum の法理を応用したといわれています。
ローマでは、たとえ人間の腹から生まれたものでも、それは奇形児で十分人間の形を備えていない場合には、法律上称して monstrum(鬼子)といい、これに与えるに法律上の人格をもってしなかった。この考えは、ローマにおいてはきわめて古くから存在したようであるが、後のユスチニヤン法典中にも法家パウルスの意見として Digestorum Lib. I. Tit. V. de statu hominum L. 14 中に収められている。ところである母が子を生んでみると、それがみにくい鬼子であった。そういう子供を生かしておくのは家の恥辱でもあり、また、本人の不幸でもあると考えて、母はひそかにこれを殺してしまった。やかましく理屈をいえば、それでもやはり一種の殺人には違いない。しかしさらばといって、その母を殺人の罪に問うことは裁判官の人間としてとうてい堪えがたいところである。社会的に考えてもきわめておろかなことです。そこで裁判官は、なんとかして救ってやりたい、その救う手段として考えついたものが、この monstrum の法理です。母は子を殺した、しかし殺したのは人にあらずして monstrum であった、したがって罪にはならぬ。と、こういう理屈をもって憐むべき母を救ったのだということです。
今日の発達した医学の目からみれば「人」の腹から「人にあらざるもの」が生まれるわけはどうしてもありえないのでしょう。しかし、さらばといって、ローマ人はばかだ、無知だと笑ってしまうのはやぼです。なるほど、それは不合理でしょう。しかしとにかく、これで人の命が救われたのです。そうして当時の人は多分その裁判官を賞賛したに違いありません。』
『 「法律」は厳格で動かすことができなかった。法を動かして人情に適合することは不可能であった。そこで・・・「事実」を動かすことを考えたのです。・・・唯一の手段は「嘘」です。あった「事実」をなかったといい、なかった「事実」をあったというよりほかに方法はないのです。』

続きは次回に♥
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