2019-11-26 (Tue)

本日のキーワード : 生ける法、生きた法
生ける法(いけるほう)とは、オイゲン・エールリッヒが提唱した法の概念。一般の人々が受け入れ実践している行為規範のこと。「生きた法」とも。狭義では人々によって受け入れられた慣習法を意味するが、広義には成文法であっても、それが人々の規範や道徳によって積み重ねられてきたものであるなら、生ける法となりうる。

オイゲン・エールリッヒ
オイゲン・エールリッヒ(Eugen Ehrlich、1862年9月14日 - 1922年5月2日)は、オーストリアの法学者。「法の発展の重心は社会にある」というテーゼに基づくその法研究により、マックス・ウェーバーと並ぶ法社会学の創始者となる。主著は『法社会学の基礎理論』(1913年)等。

本日の書物 : 『13歳からの「くにまもり」』 倉山 満 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 今の日本経済はデフレ不況で苦しんでいます。6年を超える長期政権となった安倍晋三内閣は、「アベノミクス」と呼ばれるデフレ対策を進めています。アベノミクスでは2%のインフレに持っていくことを目標としています。これに対して、「インフレになったらどうするのだ?」と批判する人がいます。インフレにしようとしている(が、できていない安倍内閣)と、インフレを悪いものだと批判する人たち。
では、【インフレとデフレのどちらが正しいのか】?

【二者択一】の質問をされた時には、質問そのものを疑ってかかってください。【「どちらも不正解の選択肢」だったりします】から。

この場合の、「インフレとデフレのどちらが正しいのか?」も、【正解がない二択】です。この質問を言い換えると、「焼け死ぬのと凍え死ぬの、どちらがいいですか?」と同じです。どちらもダメに決まっています。【なぜ、死ぬことが前提なのか】。

経済学を少し学べば、デフレは一種類だけど、インフレには二種類あることがわかります。つまり、【経済の状態には三種類ある】のです。

経済の状態を、人間の体温にたとえて説明しましょう。「インフレとデフレのどちらが正しいのか?」と聞かれた場合のインフレは平熱が38度を超えている状態です。一方のデフレは、35度を切った低体温です。【平熱は35度以上、37度未満に収まるのが健康な状態】です。

経済も同じです。【37度以上の高熱が悪性インフレ】、【35度以下の低体温がデフレ】、【35度から37度の平熱がマイルドインフレ】です。インフレには、マイルドインフレと悪性インフレの二種類があります。つまり、【良いインフレ】と【悪いインフレ】があります。一方、【すべてのデフレは悪】です。

【今の日本はデフレ】ですが、しばしば【専門家と称する人やマスコミ】の中には【「デフレ脱却をしようとして、インフレになっていいのか?」】と、【脅迫的な聞き方をする人】もいます。しかし、【凍え死にそうな時に、焼け死ぬのが怖くて焚火(たきび)に当たるのをやめる人がいるでしょうか】。こういうおかしな議論に惑わされないためには、基礎を徹底的に学ぶことです。』

「法律の論理」のエッセンスは「嘘」にあります!
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、タイトルにもありますように、中学生からでも十分に理解できるように書かれた、リーダーの中のリーダーが学ぶ『帝王学』を教えて下さる良書で、もしも、自分が総理大臣であったら、この国のために、何をどのようにしていくべきなのか、それを自分で考えることができるようになるための書物になります。本書をご覧頂き、一人でも多くの有志が、世の中で活躍されるようになれば、と当ブログでは考えています。

さて、現在の我が国では、朝日新聞や読売新聞やNHKなどといった、世間の人々から「カスゴミ」と蔑まれ、忌み嫌われる存在でしかない「マスコミ」と呼ばれる業界があり、そんなところでしか働けない方々がいて、その方々は、普通一般の人々とは違って、平気で嘘をつきます。


☆テレ朝の願望叶わず… 「日本政府が韓国の輸出措置を一部撤回」は誤報だったとして訂正お詫び〜ネットの反応「しれっと管理→規制にして、謝罪中にさらに捏造ぶっこんでる」「フェイクニュースは朝日が作る 名言w」

☆元経済産業省・細川昌彦氏「日本政府がきちっと説明しても、輸出管理の局長級対話を『協議』と報道する一部の日本メディア。再度繰り返す。韓国は国内向けに『協議』とわざと言い換えて日本が譲歩したように見せかける」

☆細川昌彦「ホワイト国から外す=友好国じゃない、ではない。あくまでも輸出管理において信頼できるかどうか。未だにこの誤解が解けてないのが驚き」

☆社長クラスから『書け!』と命令! 『桜を見る会』で過剰な報道を続ける左派メディアの一線記者が、夕刊フジにボヤキ告白
その「嘘」というものを考える際に、非常に参考になるのが、大正・昭和期の偉大な法学者であった末弘厳太郎(すえひろ いずたろう)の思想です。昭和十七(1942)年から二十(1945)年まで、東京帝国大学法学部長を務め、のちにGHQにより教職追放を受けた人物です。愛称は、「ガンちゃん」でした。

末弘厳太郎
残念ながら、戦後の東京大学(あ)法学部においても、また、その他の日本の法学者を含む学界においても、彼の優れた理論を継承する者は、たったの一人も輩出されることはなく、現在に至っています。ですから、日本の法学者や法律家と称される連中は、阿呆しかいない、というのが実情となります。

『 われわれは子供のときから、嘘をいってはならぬものだということを、十分に教えこまれています。おそらく、世の中の人々は――一人の例外もなくすべて――嘘はいってはならぬものと信じているでしょう。理由はともかくとして、なんとなく皆そう考えているに違いありません。「嘘」という言葉を聞くと、われわれの頭にはすぐに、「狼がきたきた」と、しばしば嘘をついたため、だんだんと村人の信用を失って、ついには本当に狼に食われてしまった羊飼の話が自然と浮かび出ます。それほど、われわれの頭には嘘をいってはならぬということが、深く深く教えこまれています。
ところが、それほど深く刻みこまれ、教えこまれているにもかかわらず、われわれの世の中には嘘がたくさん行われています。やむをえずいう嘘、やむをえるにかかわらずいう嘘、ひそかにいわれ陰に行われている嘘、おおっぴらに行われている嘘、否時には法律によって保護された――したがってそれを否定すると刑罰を受けるようなおそろしい――嘘までが、堂々と天下に行われているほど、この世の中には、種々雑多な嘘が無数に行われています。
実をいうと、全く嘘をつかずにこの世の中に生き長らえることは、全然不可能なようにこの世の中ができているのです。
そこで、われわれお互いにこの世の中に生きてゆきたいと思う者は、これらの嘘をいかに処理すべきか、というきわめて重大なしかもすこぶる困難な問題を解決せねばなりません。なにしろ、嘘をついてはならず、さらばといって、嘘をつかずには生きてゆかれないのですから。』 (『嘘の効用』 末弘厳太郎 「改造」 1922(大正11)年7月号)

この文章は、末弘厳太郎が慶應義塾大学で行った講演の内容を元にした、『嘘の効用』という有名な著作の冒頭部分になりますが、ここで、次の問題について考えてみて下さい。
(問題) 「嘘をつく」ということは、「良いこと」なのか「悪いこと」なのか答えよ。
A 「嘘をつく」のは、良いことである
B 「嘘をつく」のは、悪いことである

その答えは、もう、お分かりですね💗
それでは、続きを見てみましょう。
『 私は法律家です。ですから、専門たる「法律」以外の事柄については――座談でならばとにかく――公けに、さも先覚者ないし専門家らしい顔をして、意見を述べる気にはなれません。法律家は「法律」の範囲内にとどまるかぎりにおいてのみ「専門家」です。ひとたびその範囲を越えるとただちに「素人」になるのです。むろん「専門家」だからといって絶対に「素人考え」を述べてはならぬという法はないでしょう。けれども、その際述べられた「素人考え」は特に「専門」のない普通の「素人」の意見となんら択ぶところはない。否「専門」という色眼鏡を通して、物事を見がちであるだけ、その意見はとかく一方に偏しやすい。したがって普通の「素人」の意見よりかえって実質は悪いかもしれないくらいのものです。


☆薬師寺克行・東洋大学教授(元朝日新聞)「安倍内閣支持率はなぜ下がらないのか… 硬派メディアの報道が国民に届かない」~ネットの反応「ガチガチの左の硬派だからダメなのでは?」「マスゴミの自己評価の高さは異常」

☆<桜を見る会>元朝日新聞記者・佐藤章氏「前川喜平氏の間接情報だが、氏の人間性からして信憑性がある」~ネットの反応「まずその人間性がどうかと思うぞ?」「信憑性の根拠が人間性ってwww」
しかも世の中の人々は、ふしぎにも「専門家」の「素人考え」に向かって不当な敬意を表します。普通の「素人」の「素人考え」よりは大いにプレスティージュをもつわけです。例えば、世の中には無名の八公、熊公にして、演劇に関する立派な批評眼を具えているものがいくらもいます。ところが、何々侯爵とか、何々博士とかが少し演劇に関して「素人考え」を述べると、世の中はただちにやれ劇通だとか芝居通だとかいって変に敬意を表し、本人もいい気になって堂々と意見を公表などします。侯爵や博士のくせに芝居のことも人並みにわかる珍しい男だというくらいならばともかく、その男がさも「専門家」らしい顔をして「素人考え」を憶面もなく述べるのをきくとき、また、世の中の人々がこれに特別の敬意を表するのをみるとき、私は全く不愉快になります。かくのごときは実に一種の「不当利得」にほかならないと私は考えています。しかし世の中の「専門家」はとかくこの点を間違えやすい。世の中の人々も、普通にその同じ間違いを繰り返して「専門家」の「素人考え」を不当に尊敬します。私は全く変だと思います。



☆【話題】『桜を見る会批判している番組の司会者が 、ノリノリで出席している茶番』

☆ラサール石井「百田氏よ、他の極右論陣よ。この声を聞け…」→ 百田尚樹「このバ◯、何を言ってるの?」
私は法律学者です。ですから「法律」および「学問」についてだけはともかくも「専門家」として意見を述べる資格があるのです。だから今ここに「嘘の効用」と題して嘘をいかに処理すべきかという問題を考えるにしても、議論はむろんこれを「法律」および「学問」の範囲内に限りたいと考えます。一般の道徳ないし教育などに関する問題として、いかにも「玄人」らしく意見を述べることはどうも私のがらではありません。
「法律」の上で、また「学問」一般について、「嘘」は善かれ悪しかれいろいろの働きをしています。それを考えてみることは、ひとり「法律家」にとってのみならず、一般の人々にもかなり興味あることだと思います。ことに私は、私の「法律」および「学問」に対する態度を明らかにするがためには、この「嘘の効用」についての、私の考えを述べることがきわめて重要であり、少なくとも大いに便利だと考えているのです。それが、私のこの稿を起こすに至った主な動機です。』
末弘厳太郎は、現在の日本のメディアに多く登場する、「さも専門家らしい顔をして素人考えを憶面もなく述べる」ような連中を不愉快に思っていることがお分かり頂けたと思います。もし、分かりにくければ、池上彰なんかをイメージされると良いと思います。

池上彰
で、このあとのお話は、いくつかの法律の歴史上に現れた「嘘」を例示しつつ、「嘘」というものが、実際にどのような働きをしたのかを説明されます。
そして、その後、「法律の論理」に関するエッセンスを教えて下さります。この「法律の論理」というものは、「数学的な本来の論理」とは決定的に異なっています。そして、そのことを理解できてこそ、本当の優れた法律家として法律の専門家であると称する資格があるのですが、東京大学(あ)法学部は、そのような人物を果たして輩出できているでしょうか?
それでは、本日の最後に、その「法律の論理」のエッセンスの部分をご紹介させて頂きます。
『 「法律」は厳格で動かすことができなかった。法を動かして人情に適合することは不可能であった。そこで・・・「事実」を動かすことを考えたのです。・・・唯一の手段は「嘘」です。あった「事実」をなかったといい、なかった「事実」をあったというよりほかに方法はないのです。』

続きは次回に♥
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