2019-11-17 (Sun)

本日のキーワード : 不等式、不等号
不等式(ふとうしき、英: inequality)とは不等号(ふとうごう)を用いて、数量の大小関係を表した式を言う。値や量を評価するという意味では等式を不等式の一種であると見なすこともできる。
本日の書物 : 『未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来論』 ポール・クルーグマン他 PHP研究所
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『- デフレに慣れた日本の消費者は、お金を使うことを嫌がっているように思います。-
クルーグマン : 【そうではない】と思います。日本は完全雇用の状態ですが、【問題は企業が賃金を十分に上げないこと】。【そしてモノの価格を上げたがらないこと】にあるでしょう。議論の余地はあるかもしれませんが、【日本】はこれまで【目標とされてきた2%のインフレ率よりも高いインフレ率を必要としている国】です。ところが、【いまだにその2%すら達成することができていません】。

ポール・クルーグマン
安倍首相が【2014年の消費増税】を決断したとき、【景気は失速】しました。さらなる増税が必要だというのは事実ですし、失業率が低い2019年こそ最良のタイミングだともいえるかもしれません。しかし、依然としてインフレ率が低い現在、【私は消費増税には反対です】。以前よりは日本経済は強くなっていますのでなんとか切り抜けられるかもしれませんが、それでも【危惧があります】。

このところ、【グローバル経済は軟調】になってきています。【次の消費増税のタイミング】が、【経済環境全体が悪化しつつあるときと重なった】ら、どうなるでしょうか。前回、【消費増税した際の景気失速が再び繰り返される可能性】があります。本当に【景気回復を妨げる】かもしれない。

私がもし安倍首相に会うとしたら、【インフレ率が2%に達するまで待つように助言】します。増税に反対なのではなく、【好景気になるまで待ったほうがいい】というのが私の意見です。』

「収束」か「発散」か・・・それが理解できないド文系マルキスト
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、いまだ発展途上にある「資本主義」について、今後、「資本主義社会」はどのように変化していくのかという問題に対して、様々な考え方を持つ著名人にインタビューする形で、その問題の答え(=方程式の解)のヒントを探ろう(もちろん、それがあるのかないのかは誰にも分かりません)という目的で刊行された良書で、色々なアイデアがあることが理解でき、読者の考え方にもプラスの影響を与えて下さるであろう書物になります。

さて、現在の仮の憲法(本当の我が国の憲法とは言えない)に過ぎない「日本国憲法」の第43条には、次のようにあるのですが、
第四十三条
両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。両議院の議員の定数は、法律でこれを定める。
“全国民を代表”しているはずであるにもかかわらず、衆議院・参議院併せて約700人の、それも大人である我が国の国会議員どもは、全国民が何ら関心を示していない、本当にどうでもいいことを、なぜか必死で議論していて、それを阿呆な日本のカスゴミ(=マスコミ)が煽っている、という茶番を繰り広げています。


☆野党、お約束のメディア引き連れパフォーマンスw 『桜を見る会』追及チームのメンバーが衆院議員会館の安倍晋三総理の事務所を訪問〜ネットの反応「いつものアポなし突撃芸人の皆さんですね wwwww」「嘲笑されてることにまだ気づかないのかね、このアホ議員たちとマスコミ」

☆【桜を見る会】野党「ニューオータニ5千円は安すぎる!」→出された料理が判明ww〜ネットの反応「料理少なすぎwww これじゃあ、ほとんどの人は料理にありつけないだろwww」「ニユーオータニと言っても、5千円が妥当だろ」「『アベはケチ!』に作戦変更しますw」
☆【東京新聞】桜を見る会前夜祭参加男性「会場はぎゅうぎゅうで五千円は高い。ぼったくりかと思った」〜ネットの反応「次はそっち方向かよwww ええ加減にせえやww」「野党は『ニユーオータニぼったくり追及チーム』を立ち上げるべきwww」「疑惑が浅まったな」

☆【桜を見る会】安倍首相「すべての費用は参加者の自己負担」「夕食会の5000円はホテル側が設定した価格だ」〜ネットの反応「これでマスゴミは何も無かった様に立ち消え、朝日だけはモリカケみたいにとことん戦えw そして沈めw」

☆【時事世論調査】安倍内閣支持率48%(+4) 、立憲民主3.1%(-2.7)
どこまで“平和ボケ”しているというのでしょうか? 香港でトンデモナイ人権侵害が公然と行われているというのに、よその国のことだから知らぬ顔なのですか、パヨク(左翼リベラル)さんたちはwww

☆<桜を見る会>ラサール石井「総理の一存で中止とか私物化の証拠」 有本香「総理主催なんだから当然でしょ。アホなの?」〜ネットの反応「やっても批判、中止しても批判。ただ批判したいだけ」「ラサールって看板そろそろ下ろせ!ってラ・サール高校からクレームきそうだな」
それでは、本書のお話に戻りまして、ポール・クルーグマンは、「インフレ率が2%に達していない」、「好景気にもなっていない」、そんな状態で強行された、消費税率の引き上げについて、その政策を馬鹿にしているということが御理解頂けたと思います。言葉としては丁寧ですが、「こんな時期に消費税率の引き上げをするなんて、アホじゃないか?」って言っているんです。


岡本薫明(おかもと しげあき)


☆「消費税は社会保障財源」「国民に理解求める」岡本薫明財務次官インタビュー
で、そのことを理解するためにも、先日書かせて頂きました(→“マルキストの阿呆(あほう)”には到底理解ができない、ケインズ派と古典派の分かれ道)、次の問題を考えることが役に立ちます。
(問題) ここまでの前提を元にして、いま、国民投資(「I」)が1兆円追加で増えた場合、国民生産・国民所得(「Y」)はいくら増加するか、次の連立方程式を用いて答えよ。ただし、限界消費性向は「0.8」とする。



で、これを数式で表現いたしますと、次のようになり、これは「公比0.8、初項1の無限等比級数」となります。


何だか難しいと感じられるかもしれませんので、他のパターンを挙げてみますと、例えば、次のような“無限に続く数式”があったと致します。

これは、次のように表現することができます。


ここで、現在、当ブログがカモにしている“マルキスト”の考え方を以下に示させて頂きます。
「有限の世界に無限の需要が無いことは小学生でも理解するよ。資源が有限ということは、その資源によって生産される物も有限だ。」 by ewkefc
これが何を言っているのかと申しますと、「有限であれば有限」ということ、ただそれだけのことなのですが、これは、いわゆる古典派経済学(マルクス経済学も含む)の典型的な考え方である“恒等式”の単なる説明に過ぎない(→資本主義に代わるシステムはありません!! ~ マルキストがなぜ馬鹿にされるのか、その分かりやすい理由とは?)んです。

ですから、現代社会においては、とても古臭く、時代遅れで、まったく役に立たない、そんな風に評価されている考え方になります。要するに、無駄なもの、ということになります(笑)
で、さきほどの“無限に続く数式”を図で示してみますと、次のようになります。

つまり、どんどん足していくと2になる(2に収束する)、ということです(図全体の面積は2で、左半分の正方形の面積が1)。

つまり、この場合は、「無限に足すけれど有限になる」ということ、「無限」と「有限」は共存している、「無限」であって「有限」であるということになります。
逆に、次のような数式ですと、無限大に発散(=収束しない)します。

「無限なら無限」・「有限なら有限」という考え方(二元論や恒等式の考え方)では御理解頂けないと思いますが(笑)

ここで、お話を元に戻しまして、問題(上の数式)の答えはいくつになるのでしょうか?

まず、次のような数式から考えてみましょう。

これらの数式は、実際に紙と鉛筆で確かめて頂ければ、間違っていないことが分かるはずですが、一番最後の数式(nを用いた数式)に着目して頂きますと、両辺を(1-x)で割ると、次のように表すことができます。

で、上の数式の「x」を「r」に置き換えて、さらに左辺の各項に「a」を掛けると、

となることが分かりますが、これを学校の教科書などでは「等比数列の和の公式」と呼んで、ただただ丸暗記させています。
で、公比と呼ばれる「r」が、仮に「1」だったとする(r=1)と、左辺は、

となり、無限大に発散(=収束しない)します。また、「a=0」だと、ゼロに収束します。
このように数学においては、論理的に進めていくために、「場合分け」と呼ばれる作業をする必要があります。
そのときに必要となってくるのが、「不等式」や「不等号」になります。
しかし、「無限なら無限」・「有限なら有限」という考え方(二元論や恒等式の考え方)のような、非常に“単純明快”(→これを世間一般には“短絡的”と呼びますw)な思考能力しか持てない方(例:ewkefcなど)にとっては、こういったことの必要性が、まったく理解できないんです(笑)
だって、常に、絶対に、「AかBのどちらか一方である」、「AならばAである」、「BならばBである」、という風にしか、その思考能力では考えられないからです。「賛成か反対か」、「100%か0%か」、「善か悪か」みたいな、極端に単純化した場合にしか、世の中に生じる複雑な事象を理解することができない、ということです。

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