2019-11-02 (Sat)

本日のキーワード : 役人
役人(やくにん) : 官職についている人。官僚。公務員。
本日の書物 : 『数学嫌いな人のための数学 ― 数学原論』 小室 直樹 東洋経済新報社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【ガウスの存在定理】によって、【n次方程式には必ず解(根)が存在する】ことが分かった。
それでいて、【五次以上の方程式は代数的には解けない(ガロアの定理)】ことも分かった。
【これこそ、数学が人に突きつけた重大このうえない認識】である。

カール・フリードリヒ・ガウス

エヴァリスト・ガロア
大学でもどこでも、【このことを特に念入りに、学生・生徒に教えるべき】である。これほど有益な教訓は他にないのだから。それなのに、【教科書には影も形も見当たらない】というのはどういうわけなのだろうか。…

【「方程式」】という言葉は、数学だけでなく、「出世の方程式」とか「恋愛の方程式」とかいう具合に比喩的にも使われる。使い方は適切である。意味は、「………の答えは何か」ということを手短かに表したのであろう。それはそれでいい。
だが、数学の言葉を喩(たと)え話に使うのなら、【「………には答えがあるのか」「果たして答えは見つかるのだろうか?」】というような比喩に使ってもらいたかった。問題にとっては、実は【これが一番大切なこと】なのである。数学の論理を見習う、社会に活用してゆく所以(ゆえん)も 、この考え方にある。「方程式」の効用は、まさにここにある。

それなのに、どうしたわけなのだろうか。
すでに述べたように、【日本の学校教育】では、【「解のない方程式」「解があっても解けない方程式」のあることを教えたがらない】。こんなことでは、数学を手本にして、経済、政治、社会を考えてゆくことなど、まったく五里霧中ではないか。その【典型が役人である】。


岡本薫明(おかもと しげあき)


☆「消費税は社会保障財源」「国民に理解求める」岡本薫明財務次官インタビュー

マクス・ヴェーバーは、「最高の役人は最低の政治家である」と曰(い)った。「【役人】という者は、朝から晩まで、【答えのある問題にだけ没頭している】ものだから、【そのように頭が出来上がってしまっている】。だから、政治家には向かない」ということを彼は言わんとしているのである。

マックス・ヴェーバー
政治家の任務は、答えのない問題に取り組まなければならないことにある。解けないかもしれない問題にも対決しなければならない。
それなのに、【役人】は、よい役人として仕上げられた人であればあるほど、【問題には答えがあり、解けるに決まっていると思い込んでいる】ものだから、答えのない問題、解けないかもしれない問題に直面すると途方に暮れ、しっぽを巻いて逃げ出してしまうのだ。だから、役人として仕上げられれば仕上げられるほど、政治家には向かなく成り果てるのである。


岡本薫明(おかもと しげあき)
例えば、【日本の経済官僚】は、【インフレ対策ばかりに頭を悩ましてきた】。どんなインフレにはどんな政策を用いるべきかについて、頭は練りに練られた。【しかし、「デフレ」なんて、誰も聞いたこともなかった】し、驚いたことに、【まともに研究している人もいなかった】。著者は数年前にこのことを指摘したが(拙著『日本人のための経済原論』東洋経済新報社、1998年、297~303頁)、状況は依然として変わっていない。【だから、デフレが突如として襲ってきたら最後、拱手傍観(きょうしゅぼうかん)するしかない】。

ヴェーバーの言葉に耳を傾ける役人は皆無であろう。彼らは強い権力志向を持ち、中央・地方の政界へと身を転じる者も少なくない。そしてまた、特殊法人や大企業に天下る者も、以前から批判はありながらも、一向に少なくならない。【こうして「最低の政治家」を戴く天下の日本という問題解決力のない国家が出来上がってしまった】のだ。』

「自然対数」の“計算”のやり方を考える
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2001年に発刊されたもので、“ゆとり教育”という、後の世に大きな災いをもたらす害悪が蔓延しつつある頃に書かれた書物で、「数学」というものが如何に教育において重要であるのかが、よく理解できる良書となります。

さて、先日のところで、特別な数であるネイピア数「e」を底とする対数について考え、

それは学校のお勉強では、次のような記号で表現されている「自然対数」と呼ばれるものなのですが、

それを微分する(=導関数を求める)と、

となることが分かりました。これは、つまり、『「q」の中に入っているもの(が何であろうと)に関する微分(=導関数)は、中に入っているもの“分の「1」”になる』ということになりますが、それを教科書などでは、

と書いているだけのことになります(→「アベノミクス」・「アベノミカ」・「アベコノミクス」が、ようやく出来たこと、“ゆとり教育”と“買春”事務次官という害悪)と書かせて頂きました。
でも、そもそも、その「自然対数」と呼ばれるものを、どのように“計算”すれば良いのかが、現時点では知りません。ですから、

とか、

とかが、果たして、どんな数になるのかが分からないんです。
実は、同じことが以前にあって、具体的にどう“計算”するのかが分からない状況で、

という“文字”だけで表現される数式(→1から順に無限まで足していったら・・・いくつになるの?、安倍政権の「社会主義政策」と「算数」すら理解できない全野党 ~ 国会議員は「おバカ」しかいない?)を、「アレコレとイジっているだけ」で、“計算”なんか一度もやっていないのにもかかわらず、最後には求め方がわかったことがあります。
それが何かと申しますと、学校の教科書に書かれている「正弦(サイン/sine)」とか、「余弦(コサイン/cosine)」とか、「正接(タンジェント/tangent)」とか、「正割(セカント/secant)」といったものになるのですが、




まず、それらを微分する方法を考え(→比例と反比例の違いが分からない人が多くいるのですが・・・)、さきほどの函数(関数)を用いた結果、「正弦(サイン/sine)」の求め方は、

として考えた結果、

となり、「余弦(コサイン/cosine)」の求め方は、

として考えた結果、

となることが判明しました(→「は・じ・き」や「く・も・わ」では、「数学」が絶対に分からなくなる!)。
他にも、特別な数であるネイピア数「e」の正体を暴くために、

として考えた結果、

となることが判明し(→簡単な割り算の筆算ですが、ちゃんと答えられますか?)、さらに、

と表現できることが判明した結果、

という具体的な“計算”結果である近似値を得ることができました(→「月」は、どうやって生まれたの?、「色」の足し算と引き算)。
ですので、

とか、

と表現される「自然対数」の求め方を知るために、

として考えてみようと思っているところです。

続きは次回に♥
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