2019-10-29 (Tue)

本日のキーワード : アメリカ経済学会
アメリカ経済学会(英語:The American Economic Association、略称:AEA)は、1885年に創設されたアメリカの経済学分野における最古にして最重要の学術組織である。
本日の書物 : 『労働者の味方をやめた世界の左派政党』 吉松 崇 PHP研究所
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 2019年、【アメリカ経済学会の会長】に就任したのは、2008年から2015年までIMFのチーフ・エコノミストを務めたフランス人の経済学者、【オリビエ・ブランジャール】である。アメリカ経済学会の会長は就任に当たり、特別講義を行うことが慣例となっているが、2019年1月、【ブランジャールが講義のテーマに選んだのが、まさにこの問題であった】。

オリビエ・ブランジャール
ブランジャールによれば、1950年以降今日までのほとんどの期間で、【名目GDP成長率と国債金利の関係は「ドーマー条件」を満たしている】。たとえば、アメリカのこの間の名目GDP成長率の平均は年率6・3%であるのに対し、1年国債の平均利回りは4・7%、10年国債の平均利回りは5・6%である。このほとんど70年に及ぶ期間のうち、国債の利回りが名目GDP成長率を上回っていたのは1980年代だけであり、むしろこの期間が例外であり、【成長率が国債の利回りを上回っている期間が常態だと考えるべき】である、というのである。
さらに【税制を考慮】すると、【政府債務のコストはその名目支払い金利よりさらに低くなる】。というのは、多くの国債投資家は【その金利収入に対して所得税を支払っているから】である。ブランジャールの計算では、税を考慮した真の国債のコストは、同じ期間で年平均3・8%である。これは、平均名目GDP成長率の6・3%に対して著しく低い。この税効果調整後の国債金利で見ると、1980年代の例外的な期間もなくなり、戦後70年のうち、国債のコストが名目GDP成長率を上回っていたのはわずか3年間だけである。…


もちろん、過去に「ドーマー条件」が満たされていたからといって、将来も常にこれが満たされるだろうとは断言できない。…
2008年の金融危機から今日に至るまで、多くの【財政再建論者】が【「政府の借金が多すぎて、きわめて危険だ」と主張】して、【厳しい緊縮財政や増税を求めた】。しかし、【ブランジャール論文の含意】は、【「あえて財政支出削減や増税という『緊縮財政』を採らなくても財政は自然に安定する」ということ】である。

イギリスやユーロ圏がユーロ・ソブリン危機のあとで採った【緊縮財政】も、【日本の消費税増税】も、【まったく妥当な政策ではなかった】、ということだ。』

東大(あ)法学部の単なる学士の財務省官僚と“アメリカ経済学会”
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、欧米の「左派政党」の性質が変貌している現状の分析とともに、日本のメディアでは「極右」「ポピュリズム」とレッテル貼りをしがちな政党こそが、実は労働者の味方であるという事実を明らかにすることで、主要先進国における政治状況がすっきりと理解できる書物になります。また、日本の左派政党が、如何に欧米の左派政党と異なる奇異な存在であるか、そのために、どれほど私たち日本国民が苦しめられているのか、が分かるようになるお勧めの良書となります。

さて、アメリカ経済学会の会長であるオリビエ・ブランジャールのインタビュー記事が、あの朝日新聞に掲載されたことがあるのですが、やっぱり財務省小物官僚と繋がっているだけあって、そのタイトルには「古巣と異なる」などという表現を使ってネガティブなイメージで記事を書いています。

☆「消費増税、期限決めず延期を」 元IMFエコノミスト、古巣と異なる主張:朝日新聞デジタル
まあ、北朝鮮と繋がっているのが朝日新聞ですから、当然なのかもしれませんが(笑) ご参考までに、現在の朝鮮半島の動向が良く理解できる動画を載せておきますので、ぜひ、ご覧になってみて下さい。本当は何が起きているのかが、とても良く分かりますよ💗

☆【中央日報】朝日新聞、社説で韓日首脳会談の早期開催を要求~ネットの反応「朝日が提案して、それを引用する韓国メディア…そしてそれを朝日がさらに引用w 近親相姦みたいないつもの工作パターンはもう飽きたw」
で、オリビエ・ブランジャールの論文については、日経新聞の経済教室でも載せられていましたが、もっと詳しいものもありますので、以下を御覧下さい、


☆財政赤字拡大容認論 債務、コスト限定的で効果大:日本経済新聞

☆日本の財政政策の選択肢

☆消費増税は失策、日本は回避のチャンス台無しに

☆【日本の解き方】過去最高の税収も“お先真っ暗” 著名エコノミストが批判する「消費増税」で景気は崖から転落

☆MMT(現代貨幣理論)の批判的検討(1)─政府と中央銀行の役割
それでは、本日も本題に入らせて頂きます。
これまでのところで、特別な数であるネイピア数「e」を底とする対数について考えてきたわけですが、

それは学校のお勉強では、次のような記号で表現されている「自然対数」と呼ばれるものになります。

そして、それを微分する(=導関数を求める)とどうなるのかということについて考えてみましたろところ、次のように表せるようで・・・

つまり、どうやら、『「q」の中に入っているもの(が何であろうと)に関する微分(=導関数)は、中に入っているもの“分の「1」”になる』ということが判明したわけです。
ちなみに、これを教科書などでは、

と書いているだけのことになります。
で、これが、「確実に正しい」と思うことができるように、別の方法でも同じ結果が得られるのか、を考えてみようと思い、教科書風の表現を使って、微分してみますと、

次のように書き換えることが可能となりましたが、

さて、ここで困ったことになりました。この数式は、先日のところ(→「色」の足し算と引き算)で登場した、次の数式にソックリなのですが、

ただ一つだけ違っているところがあって、分母に余計な「x」が入り込んでしまっているんです。
それでは、ここから、どのように考えれば良いのでしょうか?

で、こういう場合は、そう、「数学」を騙すんです。

本当は何も変わっていないのに、何か別の違った形に見た目を変えてしまうことで、知りたいことを「数学」から引き出すんです。
昨日のところで、

上の数式の下線部分を、

というような感じで、見た目を変えたいわけですから、新しく「y」という文字を用い、次のように置くことにして、

下線部分を次のように変形させてみます。

これは、一番左端の分母と分子に「x」を掛けただけ、「x分のx」、つまり「1」を掛けただけ(だから、本当は何も変わっていない)なのですが、「y」という文字を混ぜることで見た目を変えることができます。

であれば、もう一度、間違ったところに戻って、「数学」を騙すことで、上の数式から、一体、何が得られるのでしょうか?

それでは、参ります!

まず、

と置いたわけですから、

となります。そして、

なわけですから、

となります。ここで、自分で勝手に決めただけでしかない「べきのルール」(→仮説が仮説を覆す)に従いますと、

次のようになります。

そろそろ、お気付きなのではないかと思いますが、

という数式と、ここまでで得られたものとを比較してみますと、

「x」という「y」文字が違っているだけで、同じことを表現しているわけですから、

ということになります。であれば、対数の性質からいって(→共産主義は「科学ではない!」 )、


「べき」を前に出せるわけですから、

となります。
如何でしょうか? ここまでくれば、あと一息で、教科書に書かれている次のような数式と同じになるのですが、

そのためには、「ln(e)」が「1」である必要があります。
そのことを、キッチリと説明することができるでしょうか?

続きは次回に♥
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Re: No Subject * by みっちゃん
ewkefc(=softbank126242199076.bbtec.net)さん、こんばんは^^
もう、ネタ切れですか~♫ 水戸黄門みたいなワン・パターンで、全然面白くないので、もっと楽しませて頂けませんでしょうか?
期待していますね💗
もう、ネタ切れですか~♫ 水戸黄門みたいなワン・パターンで、全然面白くないので、もっと楽しませて頂けませんでしょうか?
期待していますね💗
https://oyakochoco.jp/blog-entry-2848.html
>2008年の金融危機から今日に至るまで、多くの【財政再建論者】が【「政府の借金が多すぎて、きわめて危険だ」と主張】して、【厳しい緊縮財政や増税を求めた】。しかし、【ブランジャール論文の含意】は、【「あえて財政支出削減や増税という『緊縮財政』を採らなくても財政は自然に安定する」ということ】である。
あのね、資本主義経済は永遠の経済成長を強制する経済システムだが、その経済成長率は単利ではなく複利なんだよ。
何故なら、借金はローンだからだよ。
市場から複利の速度で価値を取りだすことは物理的に不可能なのね。だからアメリカ議会は100回近く債務上限を引き上げて国家を運営しているんじゃない。
いいですか。アメリカは、法で定めた債務上限を引き上げ続けなければ債務不履行
になってしまうわけ。
だから、その都度債務上限を引き上げて債務不履行を逃れてデフォルト逃れをやっているんだよ。
財政が自然に安定するなんてことはあり得ないわけ。この世には複利で拡大し続ける価値など存在し得ないんだよ。
キミは、無知故にあらぬ珍説に騙されてしまったんだよ。
【馬鹿国民はしたくもない借金をさせられてせっせと税金を支払うしかない】https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1288.html
『フレデリック・ソディの経済理論』
https://www.chukyou.ac.jp/research/irss/image/kiyou_57/kawamiya-0401_0230socsci-chukyo.pdf
【騙す馬鹿に騙される馬鹿⑨】
https://ewkefc.blog.fc2.com//blog-entry-22.html