2019-10-19 (Sat)

本日のキーワード : 近似
近似(きんじ、英: approximation)とは、数学や物理学において、複雑な対象の解析を容易にするため、細部を無視して、対象を単純化する行為、またはその方法。近似された対象のより単純な像は、近似モデルと呼ばれる。
本日の書物 : 『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』 竹内 薫 光文社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日本でも人気の高い天才物理学者のリチャード・ファインマン(1918~88年)は、こんなことをいっています。
「 【科学はすべて近似にすぎない】」

リチャード・フィリップス・ファインマン
この【近似】という言い方は、【科学がどんなに進んでも完全な予言などできないし、永遠に真理には到達しえない】、という意味なのです。
それは、精密科学と呼ばれる物理学や化学さえも例外ではありません。
つまり、【限りなく白に近い仮説であっても真理にはなれない】、ということです。

もしかしたら、みなさんは科学の延長線上に真理というものがあると思っていたかもしれません。でも、ちがうんです。
【科学】と【真理】は、【近づくことはできてもけっして重なることはできない】、ある意味とても切ない関係なんです。
もちろん、その理由としては、反証可能性の関係があげられますが、科学哲学者のファイヤアーベントは、さらに進んで、
「 【科学は神話に近い】」
とまでいいきっています。

ポール・ファイヤアーベント
つまり、科学といえども人間の文化活動の一環であり、文化であるからには、時と場所によって大きく評価が変わるものだ、というのです。』

共産主義者を簡単に論破する方法
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2006年の初版発行以来、今年の春には32刷となるほど、コンスタントに読まれている書物になり、特に「左翼リベラル(パヨク)」の連中にお勧めさせて頂きたいのですが(笑)、カチコチに凝り固まった「思い込み」でモノゴトを判断しないために、知っておいて損はない様々な事例が挙げられていて、柔軟な思考を身に付けることができるようになるお勧めの良書になります。

さて、本文をご覧頂くことで、「科学」と「真理」の違いが御理解頂けたのではないかと思いますが、


どういう訳か、前世紀にすでに否定された「共産主義」というものを、何故か未だに妄信するお気の毒な方が、稀に、当ブログにコメントを残されている(もちろん、あほくさいので真剣に読むこともありませんがw)のですが、どうやら、日本共産党が信じて疑わないものとしての「科学的社会主義」なるものがあるそうなんです。

その主張するところは、次のような考え方だと思われるのですが、支離滅裂な内容となっています(※昨日のコメント欄より抜粋)。

「 需要の飽和によって所謂先進国の経済成長が軒並み鈍化した。①無限の経済成長を前提条件として成り立つ資本主義経済国の国家運営は、②資本主義経済の矛盾によって頓挫してしまったんだよ。③だから、所謂先進国の社会主義化が進んでいるわけ。
つまり、市場の成熟による需要の飽和に達した先進国は自由競争を制御し、国家が市場に手を突っ込んで市場をコントロールしようとする動きが活発になっているわけ。例えば、アメリカのトランプ大統領は自由貿易を否定して重商主義を振り回しているし、安倍内閣は異次元の金融緩和と称して過度に市場に介入し続けているし、働き方改革と称して私企業の経営に介入している。
このように、④所謂先進国は国家がプレイヤーとなって資本主義経済国を運営しようとしているんだよ。この、宛ら⑤国家資本主義的な動きは資本主義経済国を存続させようとすれば必然なんだよ。⑥要するに、科学的社会主義(共産主義)だということだ。
確かに、所謂共産主義国、つまりソ連型の社会主義国は競争原理が働かなかったから経済成長を実現できずに短命に終わったが、市場経済によって⑦資本主義経済を運営していた国も成長の限界に達して急速に社会主義化が進んでいるわけだから、科学的社会主義は証明されたということだよ。
ただし、そもそも資本主義経済は存続不可能な経済システムなのだから、市場経済(自由主義経済)で運用しようが計画経済(統制経済)で運用しようが、行き着く先は財政破綻だ。何故なら、⑧この世は有限の世界であり、無限の価値は存在し得ないからだよ。」
と、御覧のように、突っ込みどころ満載となっているのですがwww
まさか、こんなことを主張するお気の毒な方が、現実に存在しているなどどは夢にも思いませんでした(笑)

この文章は「帰納法」で書かれているのですが、例えば、Aさん・Bさん・Cさんという3人がいたとして、それぞれが目にしたスワン(swan)について、次のように証言したとします。
Aさん 「俺が見たスワンは白かった」
Bさん 「私が見たスワンも白でした」
Cさん 「僕も白いスワンを見たよ」

これらの証言から、「スワンは白い」という結論を導こうとすること、が「帰納法」で、数学の世界では、「帰納法」で導かれた結論は、正しいとは限りません。

そんな基本的なことが理解できていないということは、この文章の書き主は、非論理的な思考の持ち主であると推測され、その結果、文章それ自体が内容のないモノとなってしまっています。
それでは、止めを刺す意味で、「背理法」を使って、証明しておきましょう💗
(命題)
『 「この世は有限の世界であり、無限の価値は存在し得ない」のだから、「無限の経済成長を前提条件として成り立つ資本主義」は行き詰まり、やがて「科学的社会主義」へと移行する。』
この命題が正しいとするのであれば、「この世は有限の世界であり、無限の価値は存在し得ない」のだから、同様に「科学的社会主義」も無限には存在し得ない。
従って、『「無限の経済成長を前提条件として成り立つ資本主義」が行き詰まり、やがて「科学的社会主義」へと移行する』という命題は、そもそも「矛盾」があり、正しいとは言えない。


☆なぜ人は共産主義に騙され続けるのか
それでは、本日も本題に入りたいと思います。
これまでに判明している「対数の性質」は、次の通りですが、
《 対数の性質① 》

《 教科書や参考書での表記 》

《 対数の性質② 》

《 教科書や参考書での表記 》

ここで、あと一つ付け加えておきますと、「×+タイプの函数」の定義(=対数の性質①)より、

なので、「y」が次のような分数であったとして、

それを代入してみますと、

となります。この、

という関係を、教科書や参考書では、

などと書かれているだけのことになります。

で、次回以降に、これ(↓)を考えてみたいと思います。

続きは次回に♥
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