2019-10-16 (Wed)

本日のキーワード : 仮説
仮説(かせつ、英: hypothesis)とは、真偽はともかくとして、何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題のこと。
本日の書物 : 『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』 竹内 薫 光文社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 もう一つ、【「はじめに仮説ありき」】の具体例をあげてみましょう。
電磁気学を作ったジェイムズ・クラーク・マクスウェル(1831~79年)という人がいます。

ジェームズ・クラーク・マクスウェル
彼は、自著『電気磁気論』において、【空間を電波という電気の波が伝わる】、という考えを述べました(それまでは、人類は、電波という概念をもっていませんでした)。
しかし、マクスウェルは電波の存在を示唆するだけで、実証することはできなかったのです。
電波自体は、後にハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツ(1857~94年)という人が、1888年に実験で検出することに成功したのですが、それによって、【電気が空間を伝わる】ということがはじめてわかったのです。

ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツ
さて、このヘルツの実験なのですが、これは当時の人たちに「科学の進歩」として大々的に受け入れられました。大きな衝撃だったのです。
なぜかといえば、【当時の科学者たち】は、【この発見によってエーテルの存在が決定的に証明されたと思った】からなんです。

ここでは、ちょっと解説が必要でしょう。
そもそも【「エーテル」とはなんでしょう】か?

現在では、エーテルといえば、麻酔などに使われる化学物質のことを指しますが、もともとは、古代ギリシャの大哲学者アリストテレスが、
「 月より下の世界は、土、水、火、空気の四元素からできており、不完全で、生成と消滅がくりかえされ、運動は直線になっている。月より上の天上界は、霊的な第五元素のエーテルからできており、完全で、天体は円運動を行なう」
と考えたのがはじまりです。
そう、これは、すでにガリレオのところにでてきた考え方ですね。
【大学の教授たちの頭を支配していた仮説】は、【古代ギリシャのアリストテレスにまでさかのぼることができる】のです。
さて、今回ここで問題にしているエーテルは、アリストテレスの仮説をもとに、中世の哲学者ルネ・デカルト(1596~1650年)が考えだした概念です。

ルネ・デカルト
デカルトは、【宇宙空間を充たしている目にみえない物質】を考えました。それが、【エーテル】です。彼は、【エーテルこそが光を伝える媒質(ばいしつ)であると考えました】。

そしてそれ以来、【エーテルは、空気のようにあたりまえに実在するもの】として、【科学者の世界では考えられてきた】のです。ただし、空気とちがって、だれもその存在を確認することはできなきったのですが…。
ともかく、ヘルツが行ったのは、あくまで電波の検出です。べつにエーテルの存在を証明する実験を行ったわけじゃないんですよ。まったくの別物です。それなのに、当時の人はそれをイコールで結んでしまいました。
「やっとエーテルの存在が証明された」と。…

しかしその後、1905年にアルバート・アインシュタイン(1879~1955年)がでてきて、【エーテルは実在しない】という【特殊相対性理論】を発表して、それ以降、【物理学】では、【空間を充たす物質ではなく、空間そのものが光や電波を伝える】と考えられています。

アルベルト・アインシュタイン
つまり、【波には必ずしも媒質は必要なかった】、というわけです。
まさに、【新しい仮説が古い仮説を倒した!】のです。』

「対数の性質①」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2006年の初版発行以来、今年の春には32刷となるほど、コンスタントに読まれている書物になり、特に「左翼リベラル(パヨク)」の連中にお勧めさせて頂きたいのですが(笑)、カチコチに凝り固まった「思い込み」でモノゴトを判断しないために、知っておいて損はない様々な事例が挙げられていて、柔軟な思考を身に付けることができるようになるお勧めの良書になります。

さて、昨日のところで、学校のお勉強で「対数」と呼ばれているものの正体が判明いたしましたが、それは函数(関数)というものについて、「足し算」と「掛け算」からなる4つのパターンに分類した時に、
① 「++タイプ」 : 足し算を足し算にする函数(関数)

② 「+×タイプ」 : 足し算を掛け算にする函数(関数)

③ 「×+タイプ」 : 掛け算を足し算にする函数(関数)

④ 「××タイプ」 : 掛け算を掛け算にする函数(関数)
※これは、まだ取り組んではいません。
②のタイプの函数(関数)は、すべて次のように表現でき、

そして、その②のタイプの函数(関数)のいずれにも、③のタイプの函数(関数)に属している「対(つい)」になる函数が存在していて、それらのペアは互いに打ち消し合う関係にあり、

そして、

を満たすような③のタイプの函数(関数)を、

とした時、どんな正の数「c」に対しても、②のタイプの函数(関数)と③のタイプの函数(関数)の、2つの函数(関数)が存在していることになります。


そして、すべての「x」について、それら「対(つい)」となる函数(関数)は、お互いに打ち消し合うことになりますので、


という振る舞いをする「x」についての2つの「対(つい)」になる函数(関数)があることになり、その時、その③のタイプの函数(関数)は、学校のお勉強で「対数」という名前で呼ばれているもので、「log」という記号で表されているものになります。

以上が昨日までのところになりますが、それでは、ここからは、②のタイプの函数(関数)を「p」で、③のタイプの函数(関数)を「q」(「p」が逆さまになったと考えて下さい)で表すこととして、次のように書き換えます。

③のタイプの函数(関数)「q」は、そもそも、その定義が②のタイプの函数(関数)「p」の逆になっています。そして、すべてが「対(つい)」になっています。
で、②のタイプの函数(関数)「p」は、「C」の「x乗」という形をしているわけですから、必ず「べき」のルールに従うはずです。
ということは、「べき」のルールはこちらが勝手に決めてしまっただけ(→台湾マフィア「竹聯幇(ちくれんほう)」と日本国民の悪夢だった旧民主党政権)でしたので、次のルールに沿って考えれば良いということになります。

※x、y、sは、いずれも数になります。
で、以上を踏まえた上で、「対数」と呼ばれるものがどのように振舞うのか(これが学校のお勉強で言うところの「対数の性質」になります)を考えてみたいと思います。
まずは、一番簡単なところから始めますと、そもそも③のタイプの函数(関数)「q」は、「×+タイプ」、つまり、掛け算を足し算にする函数(関数)であるわけですから、

となることは、至極当然なのですが、それを教科書や参考書では、

などと書かれているだけのことになります。
ちなみに、wikipediaでは、こんな感じ(↓)になります。


ただ単に「掛け算を足し算にする函数(関数)」の振舞いを説明するためだけに、「積の対数は(底が等しい)対数の和に等しい」などといった文章や数式を丸暗記する必要ってあるのでしょうか?

続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 「常識を覆すこと」と「常識がないこと」とは、意味が全然違うんです ~ 森ゆう子と「アインシュタイン方程式」 (2019/10/23)
- 野党の問題議員・某森ゆう子と「相対性理論」 (2019/10/22)
- 「炭素税」という名の「おカネ儲け」をやろうとしている自由民主党と財務省 (2019/10/21)
- 野党の国会議員が果たす「重要な役割」と「多重人格」 (2019/10/20)
- 共産主義は、単なる「カルト宗教です!」 (2019/10/19)
- 共産主義は「科学ではない!」 (2019/10/18)
- 「科学」と「数学」の違い (2019/10/17)
- 仮説が仮説を覆す (2019/10/16)
- 「色」の足し算と引き算 (2019/10/14)
- 「月」は、どうやって生まれたの? (2019/10/13)
- 早くコーヒーが冷めるのは、どっち? (2019/10/12)
- 「教員採用試験」の問題って、ひょっとして誰でも解ける? (2019/10/11)
- 子どもの頃から、キチンとお勉強をしないで「グレてしまう」と、どうなる? (2019/10/10)
- 簡単な割り算の筆算ですが、ちゃんと答えられますか? (2019/10/09)
- 「は・じ・き」や「く・も・わ」では、「数学」が絶対に分からなくなる! (2019/10/08)