2019-09-28 (Sat)

本日のキーワード : 御頭
御頭(おつむ) : 《もと女房詞「おつむり」の略》 頭。主として幼児に対して用いる。
本日の書物 : 『アベノミクスが変えた日本経済』 野口 旭 筑摩書房
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 現在にいたる【日本の財政をめぐる議論】が始まったのは、バブル崩壊によって日本経済が長期低迷に入った1990年代前半のことである。【その理由】は明らかであり、それまではバブル景気の拡大を背景とする税収増によって改善していた【日本の財政収支】が、バブル崩壊後の【景気悪化によって急速に悪化し始めたから】である。
【その時期の日本の財政赤字は、現在から見ればまったく取るに足りないものであった】。

しかし、財政当局すなわち【大蔵省】は、【そうは考えなかった】。

大蔵省は、「10年に一人の大物」と呼ばれた【斎藤次郎】事務次官を司令塔として、【盛んに政界工作を展開】した。

斎藤次郎
そして、1994年2月に、フィクサーとして政界に君臨していた【小沢一郎】と相謀って、時の首相であった【細川護煕】に、【消費税を3%から7%に引き上げる「国民福祉税」構想を発表させた】のである。

小沢一郎
この国民福祉税という【増税構想】は、細川政権の官房長官であった【武村正義などの反対によって撤回】された。そして、細川連立政権は、それによって崩壊した。しかし、【大蔵省】は【増税を決して諦めはしなかった】。

細川政権の崩壊を受けて、1994年6月に【村山富市(むらやまとみいち)】連立政権が誕生し、自民党が与党に復帰した。この【村山政権】では、【将来的に消費税を3%から5%に引き上げることが内定された】。

村山富市
そして、1996年1月には【橋本龍太郎】政権が誕生し、結局は【この政権の手によって1997年4月の消費税増税が実行された】わけである。

【この橋本政権の増税】によって、【日本経済は戦後最悪の景気後退に陥った】。それは、1996年頃までの緩やかな景気回復の中で【それなりに消化されているかのように見えた金融機関の不良債権】が、【景気の悪化によって一気に表面化したから】である。

その【結果】、1997年末から1998年にかけて、【日本を代表する金融機関のいくつかが破綻】した。そのようにして生じた【金融危機】は、【速水優(はやみまさる)総裁下の日本銀行の稚拙な対応】もあって、その後の【日本経済】に、【現在にまでいたるデフレというやっかいな病を定着させる契機となった】のである。

速水優

橋本政権は結局、それによって崩壊した。そして不況の最中の1998年7月に、【小渕恵三】政権が成立した。【小渕政権】は、橋本政権時の【財政スタンスを180度転換】し、不況克服のための【財政拡張政策】を行った。その【結果】、景気悪化による税収減も重なって、【日本の財政赤字は急激に拡大】した。
小渕は1999年11月に、松山市で開かれたあるシンポジウムで、「日本の総理大臣である自分は世界一の借金王になった」と自嘲気味に発言した。【日本の財政破綻の可能性】がメディアや経済論壇で盛んに論じられるようになり、【財政破綻や国債暴落を煽る書物】が経済本の一大ジャンルになるのは、【主にこの時期以降のこと】である。

日本の財政が問題視されるにいたった以上のような経緯は、【日本の財政状況の悪化】とそれによる【財政破綻懸念】を【生み出した最大の原因】は、皮肉にも【財政健全化を目的として実行】された橋本政権による1997年の【消費税増税であった】ことを明らかにしている。

確かに、財政赤字を拡大させる政策を実行したのは、橋本ではなく小渕である。しかし、【日本経済が最悪の経済危機に落ち込んでいる以上、小渕であれ誰であれ、橋本を引き継いだ政権に財政拡張以外の選択肢は政治的に存在しなかった】。そして、【そのような状況を生み出したのは】、明らかに【橋本政権による無用な消費税増税だった】のである。』

「お・も・て・な・し」と「お・つ・む・な・し」の決定的な違い
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、そもそも「アベノミクス」って一体何なのか、それによって、日本経済がどのように変わったのか、あるいは変わろうとしつつあるのか、それをマクロ経済学の観点から、キチンと分かりやすい形で解説がなされている書物で、本書をご覧頂くことで、「アベノミクス」が始まった直後のセオリー通りの展開や、2014年の消費税率引き上げによる大失敗が理解でき、そして、目下、世界経済が混沌とする中で予定されている、「悪夢の民主党政権」同様の愚策中の愚策である消費税率の再引き上げを行うことが、いかなる意味を持っているのかを、読者御自身のアタマで考えることができるようになる良書になります。

さて、あと少しで、臨時国会が召集され、長~い夏休みを終えて、ようやく仕事に復帰されるという、およそ民間人には考えられない“特権”を保持する「御身分」が「国会議員」なのですが、その召集前に、自身の能力の無さを鑑みて、自ら辞表を提出すべき閣僚がいます。そう、もちろん、コイツです(笑)


☆小泉進次郎大臣に自民党幹部が嘆きの声「あの小泉語答弁では国会が持たない」~ネットの反応「世論調査で次期首相候補No1って答えてるバカの目を覚まさせるいい機会じゃない?」

☆小泉進次郎が大臣を辞任するべき理由
奥様の「お・も・て・な・し」は良いとしましても、

この旦那(↓)の「お・つ・む・な・し」は国益を棄損するという意味で、辞任させることが喫緊の課題となっています。

さあ、普段お仕事を何もされていない、公明党も含めたすべての野党の国会議員のみなさんは、全力でコイツの首をとりましょうね💗 雑魚同志、ちょうど良い相手でしょうから(笑)

今回の臨時国会の最大の焦点は、もちろん、愚策中の愚策である「消費税増税」ですが、悪夢の民主党政権と全く同じことを実行した、現在の安倍政権の無能ぶりについて、徹底的に追及するための国会になります。


それでは、本日は、早速、昨日の続きとさせて頂きます(同じ説明をすると、どうしても長くそしてくどくなりますのでw)。
それでは、参ります💗

いま、次のような函数(関数)を想像して、

足し算を掛け算にしている、「+×タイプ」と名付け、それが「どのように振舞うのか」を考えているところとなります。
そこで、「n」を整数として、ある函数(関数)「f(n)」が「+×タイプ」であると仮定してみますと、次のように表すことでができます。

上の式は、御覧の通り、1を足し合わせただけの「足し算の函数(関数)」を表していますが、次のように「掛け算の函数(関数)」にも変形できます。

そして、最終的には、次のように表すことができます。

この①の式は、「nを入れると、n乗になる」(入れたものが「べき」になって出てくる)ということを意味しています。
ここで、「f(1)」が一体何なのかはサッパリと分からないままなのですが・・・
ひょっとすれば、「どんな数でも成り立つ」のではないでしょうか?

それを確かめるために、「n」「m」を整数として、

と表し“近似”できることを用いて、考えてみたいと思います(厳密に言うと、ここでは、有理数について考えています)。

そう致しますと、「f(n)」は、次のようになり、

さらに、

となりますので、「+×タイプ」の想定に従えば、

となりますので、①と②は同じものを別々の表現で表しているだけですから、

となります。さらに、両辺を「m分の1乗」すると、

となることが判明しました。入れたものが「べき」になって出てくる函数(関数)ということになります。どんな数「x」も「m分のn」の形で近似できる、そして、「f(1)」は単なる数ですから、それを「c」と致しますと、次のように表現することができます。

で、もともとの出発点である「+×タイプ」に、果たして属しているのかどうかを確認しておきますと、

と、どうやら問題はなさそうです。

それでは、ここまでのお話をまとめさせて頂きますと、次のような函数(関数)が、もしも、仮にあったと仮定して、ということは、勝手に想像して作り出したものに過ぎないのですが、

という形をした、足し算を掛け算にしている函数(関数)を、「+×タイプ」と名付け、それが「どのように振舞うのか」を考えてみますと、cを定数とした場合に、

となり、この函数(関数)は、「c」が正の数(つまり、「c>0」)かつ「1ではない」(c≠1)、次のような“曲線の形”をしています。これを一般に、「指数関数」と呼びます。

そして、未だに何か良く分かっていないものとして、ある一つの特別な函数(関数)「E」があって、それは以下の条件を満たすものなのですが、

この微分しても(導関数を求めても)、自分自身の導関数と等しくなる(=微分しても変わらない)、特別な唯一の函数(関数)を成り立たせるための、特別な数、それを「e」と表しますと、次のように表現することができます。

さて、この「e」の正体は何なのでしょうか?

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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Re: No Subject * by みっちゃん
お待ちしておりましたw
こんな「おバカ理論」の信奉者の御登場をw 反論にさえなっていないですねよ💗
↓
『無限の経済成長というあり得ない前提条件で成り立っている国民国家という経済共同体は、端から存続不可能な共同体なのね。
それを無理矢理存続させようとして借金依存国家という選択をしたのは主権者たる国民なんだよ。
消費税増税を愚策と言うなら、増税が嫌なら、どうして借金依存による共同体運営を選択したの?
矛盾したことを言ってはいけないよ。』
それでは、誰にでも理解できるように翻訳させて頂きますと、
①「無限の経済成長というあり得ない前提条件で成り立っている国民国家という経済共同体」⇒ つまり、「資本主義社会」のことですねw
②「端から存続不可能な共同体」⇒ つまり、「資本主義社会」は永遠には存続不能 = これが、いわゆる「マスクス経済学」www
③「借金依存国家」⇒ バランスシートの概念がない、つまり「複式簿記」が理解できていない証拠で、アセットサイドの概念が欠落していますwww そして、借金依存でさえないですがwww
④「矛盾したことを言ってはいけない」⇒ おや?どこにも矛盾がないのですがwww 日本語さえ理解できませんか?
という感じで、このような「おバカコメント」を残す連中というのは、一体いつまで、100年以上も前の「古典派経済学」を妄信されているのでしょうね? 知識をアップデートできていないようです💗
恐らく、微分積分学などの「数学」が理解できないのでしょうねw
これだから、「左翼リベラル(パヨク)」の「ド文系」は、世の中から馬鹿にされるんですね~
さあ、「ewkefc」さん、どうぞ、キチンとした(=まともな)反論とやらを、早くお聞かせ下さいませ💗
当ブログは、非常に寛容でございますので、いつでも、いつまでも、お待ち申し上げております^^
こんな「おバカ理論」の信奉者の御登場をw 反論にさえなっていないですねよ💗
↓
『無限の経済成長というあり得ない前提条件で成り立っている国民国家という経済共同体は、端から存続不可能な共同体なのね。
それを無理矢理存続させようとして借金依存国家という選択をしたのは主権者たる国民なんだよ。
消費税増税を愚策と言うなら、増税が嫌なら、どうして借金依存による共同体運営を選択したの?
矛盾したことを言ってはいけないよ。』
それでは、誰にでも理解できるように翻訳させて頂きますと、
①「無限の経済成長というあり得ない前提条件で成り立っている国民国家という経済共同体」⇒ つまり、「資本主義社会」のことですねw
②「端から存続不可能な共同体」⇒ つまり、「資本主義社会」は永遠には存続不能 = これが、いわゆる「マスクス経済学」www
③「借金依存国家」⇒ バランスシートの概念がない、つまり「複式簿記」が理解できていない証拠で、アセットサイドの概念が欠落していますwww そして、借金依存でさえないですがwww
④「矛盾したことを言ってはいけない」⇒ おや?どこにも矛盾がないのですがwww 日本語さえ理解できませんか?
という感じで、このような「おバカコメント」を残す連中というのは、一体いつまで、100年以上も前の「古典派経済学」を妄信されているのでしょうね? 知識をアップデートできていないようです💗
恐らく、微分積分学などの「数学」が理解できないのでしょうねw
これだから、「左翼リベラル(パヨク)」の「ド文系」は、世の中から馬鹿にされるんですね~
さあ、「ewkefc」さん、どうぞ、キチンとした(=まともな)反論とやらを、早くお聞かせ下さいませ💗
当ブログは、非常に寛容でございますので、いつでも、いつまでも、お待ち申し上げております^^
https://oyakochoco.jp/blog-entry-2810.html
>今回の臨時国会の最大の焦点は、もちろん、愚策中の愚策である「消費税増税」ですが、悪夢の民主党政権と全く同じことを実行した、現在の安倍政権の無能ぶりについて、徹底的に追及するための国会になります。
無限の経済成長というあり得ない前提条件で成り立っている国民国家という経済共同体は、端から存続不可能な共同体なのね。
それを無理矢理存続させようとして借金依存国家という選択をしたのは主権者たる国民なんだよ。
消費税増税を愚策と言うなら、増税が嫌なら、どうして借金依存による共同体運営を選択したの?
矛盾したことを言ってはいけないよ。
【ぐうたら野郎が主権者】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
【ぐうたら野郎の言い訳】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-361.html
【現代貨幣理論(MMT)と国家の関係性とは?貨幣供給と国債と納税の意味』に対する反論】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1224.html
【飽和を解消するには移民を受け入れるか市場をリセットするしかない】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-941.html