2019-08-23 (Fri)

本日のキーワード : おカネ、暴力
エレクトロン貨(エレクトロンか、Electrum)は、紀元前670年頃にアナトリア半島のリュディアで発明された、世界最古の鋳造貨幣(硬貨)である。打印貨幣、打刻貨幣、計数打刻貨幣に分類される。
エレクトロン(elektron )とはギリシャ語で琥珀を意味し、金銀合金はその淡黄色が琥珀を連想させるものであることから、琥珀金すなわちエレクトラム(electrum )と呼ばれた。
エレクトロン貨はギュゲスの時代~紀元前7世紀の終わり頃に発明された。紀元前600年頃には、アリュアッテス2世により、品質が保証された貨幣が発行された。
本日の書物 : 『金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界』 猫組長 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【「ソブリン・クリプト・カレンシー」】においては【アメリカとロシアが激しく争っている】。

14年のクリミア危機以来の金融制裁が続くロシアは、自国の銀行でVISAやMastercardを扱えないほど苦しい状況にある。9・11後の世界で、【アメリカが金融システムを監視し、支配するようになった】ことはここまで述べた通りだ。【ロシアにとって「仮想通貨」は、アメリカによるシステムから脱出する最強のツール】となる。

実は【ロシア】は「仮想通貨」の根幹技術である【ブロックチェーン技術大国】だ。…
この技術的アドバンテージをフル活用して、【ロシアはドルに対抗できる「仮想通貨2・0」を開発しようとしている】。

はたして【ロシアはアメリカに対抗する通貨を作り出すことができるのか】。その【鍵は「暴力」にある】と私は考えている。
【通貨の歴史がそれを証明】している。

【世界最古のコイン】は【紀元前6世紀頃】に【トルコで鋳造】されたと言われている。

エレクトロン貨
同時期に【アケメネス朝ペルシア】が【エジプトからイラン高原、インドのインダス川流域を支配】し、【史上初の大帝国となった】ことと、【その王朝でコインが発明された】こととは無関係ではない。

アケメネス朝の版図 紀元前500年時点
【帝国はコインを発行】し、【暴力を背景にその支配域にコインの使用を強要】することで、【徴税や軍費を容易に調達することが可能】になった。
【通貨誕生の裏】には、【すでに暴力があったことを見落としてはならない】。』

トランプ一家 or プーチン一家
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「国際金融」について、数多くの実務経験(!?)のある著者が、いわゆる教科書的で表面的な解説だけではなく、普段は見ることができない「隠された裏側」にもスポットを当てることで、本当の意味での理解を促す良書になります。本書の最終章で「フィンテック」についても触れられていますが、多くの方々にとって、あらためて「おカネ」というものが何であるのか、を考えさせられることだと思います。

さて、「チュチェ思想」を布教するカルト集団である「北朝鮮」は、サイバー攻撃で盗人を働いていることで有名ですが、

☆北朝鮮、サイバー攻撃で約2100億円を違法に取得 国連報告書
そんな「北朝鮮」も、アメリカやロシアからすれば、やっていることは「子供騙し」のレベルでしかなく、もはや、トランプ一家(=アメリカ)の手下か、あるいはプーチン一家(=ロシア)の手下かの、いずれかの選択肢しか残されておらず、そんな「北朝鮮」の、アメリカとロシアにとっての“利用価値”は、「中華人民共和国に対する鉄砲玉」である点で見事に一致しています。

☆米サイバー司令局が北朝鮮ハッキンググループのマルウェアを正式公開 | TechCrunch Japan
現在の世界において、本書の著者風に表現すれば、「強力な暴力」を持っているのは、トランプ一家(=アメリカ)とプーチン一家(=ロシア)の2カ国だけです。「中華人民共和国」なんて、“竹やり”さえも持ち合わせてはいません(笑)
「アヘン戦争」の頃の支那統治者の決定的な過ちであった勘違いを、現在、見事に再現していることにお気付きでございますでしょうか?

で、そんなトランプ一家(=アメリカ)とプーチン一家(=ロシア)が裏側で鎬(しのぎ)を削っているのが、本文中に書かれていた「ソブリン・クリプト・カレンシー」、つまり、単なる仮想通貨や暗号通貨とは異なる、中央銀行のデジタル通貨である「Central Bank Digital Currency(CBDC)」です。

☆「日本刀の名称」瀬戸内市HP
ちなみに、プーチン一家(=ロシア)が「北朝鮮」や「中華人民共和国」とは比較にならないほどのレベルにあることが、以下のリンク先の記事からも御理解頂けるかと思います。

☆感染から被害発生までわずか18分――CrowdStrikeが「1分で検知し、10分で調査を進め、60分で脅威から修復」を推奨:素早い「熊」や「千里馬」に負けないために - @IT
で、それを解析可能なトランプ一家(=アメリカ)も、その能力は推して知るべし、です💗

ちなみに、その解析を行ったのが「CrowdStrike(クラウドストライク)」で、最近上場したばかりなのですが、株価はこんな感じです。

CRWD
さて、ここからは昨日の続きになります。福島県の『エンゼルフォレスト那須白河』に宿泊した我が家と柴犬ちゃんの2日目の朝。

☆エンゼルフォレスト那須白河HP
朝食を終えた我が家は、広大な敷地内の散策へと出かけました。

敷地内には、「湿地園」という湧き水によって形成された湿地があり、季節毎に普段見かけることがない珍しい植物を観察できるようになっています。

そして、そこから見る風景も格別で、こんな感じでした💗

その傍に、ちょっとした水遊び場があるのですが、とても綺麗なお水で、しかも、とっても冷たいんです。我が家の柴犬ちゃんも、こんな感じでした。




ほどなくすると、柴犬ちゃんも足が冷えてしまったのか、岩の上へと退避。







しばらくすると、とても大きなワンちゃん2匹を連れられた御夫婦が来られました。

ですが、我が家の柴犬ちゃんは、2匹のワンちゃんが近づいてくるにつれて、後退(あとずさ)り(笑) お友達になることができなかった次第です。
このあとも、敷地内の散策は続きました。

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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