2019-08-21 (Wed)

本日のキーワード : ユダヤ教徒の犯罪組織
ユダヤ系アメリカ人の組織犯罪(英: Jewish-American organized crime)は19世紀の末から20世紀の初めにかけてアメリカのユダヤ人コミュニティーの内部で出現した。この組織はユダヤ系ギャング(英: Jewish Mob)、ユダヤ系マフィア(英: Jewish Mafia)、コーシャー・マフィア(英: Kosher Mafia)、コーシャー・ノストラ(英: Kosher Nostra)、あるいはアンザ・シュティック(英語: Undzer Shtik、イディッシュ語: אונדזער שטיק)と呼ばれてさまざまな仕方でメディアやポピュラー・カルチャーで言及されてきた。
19世紀より東欧から大量のユダヤ系移民が入植するようになると、ユダヤ人差別なども後押ししてニューヨーク市を中心にイタリア系の「マーノ・ネーラ」と似たユダヤ系の犯罪者が台頭し、スリ、盗品売買、売春といった犯罪を行うようになった。
現在ユダヤ系の犯罪勢力は、ユダヤ系ロシア・マフィアやイスラエルのマフィアと提携し誘拐、売春、闇金融、麻薬取引といった活動をしている。
本日の書物 : 『金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界』 猫組長 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 9・11同時多テ発ロ後の資金移動規制と、二つの金融危機が起こった結果、【思わぬ「福音」】がもたらされることとなった。それまで【キリスト教圏】では【アンタッチャブル】とされていた、【特殊な金融機関の闇が暴露される】こととなったのだ。

それこそが【「神の銀行」】と言われる【バチカン銀行のスキャンダル】だ。…

バチカン宮殿
【バチカン銀行】は、1942年にそれまでの「宗務委員会」から改組され設立された【「宗教事業協会」の別名】だ。バチカン市国の統治主体である【ローマ教皇庁の運営資金の調達や、資産管理】などを行っている。バチカン銀行が本拠地を置くバチカン市国は世界最小の主権国家だ。【イタリアのローマ市内にありながら、イタリアの法律が適用されない特殊な場所】にあって、【バチカン銀行】は長く【暗黒街の「オフショア銀行」として利用されてきた】。

歴史を振り返りながら解説をしよう。
71年、後に大司教となる【ポール・マルチンクス】が【バチカン銀行の総裁に就任】する。

ポール・マルチンクス
バチカン銀行の資金調達と資金管理は、【アンブロシアーノ銀行】が行っていた。75年、そのアンブロシアーノ銀行の頭取に【ロベルト・カルヴィ】が就任する。

ロベルト・カルヴィ
カルヴィは【「教皇の銀行家」】と呼ばれた。
一方で、【イタリアの犯罪組織「マフィア」】は【「麻薬ビジネス」を軸】に、アメリカのマフィアを土台とした犯罪組織【「コーザ・ノストラ」】と【連合体のような関係】になっていった。

マフィアとは本質的にはイタリアのシシリア島出身者「シシリアン」で構成された純血の犯罪組織だ。第一次世界大戦後にイタリアからアメリカへの移民が増え、新大陸に渡ったシシリアンたちは、マフィア文化も持ち込んだ。20年のいわゆる【禁酒法】によって、【密造酒という財源】を手に入れたマフィアは【アメリカ国内で急速に近代化】する。【拠点】となったのが、密造酒の陸揚げ地点である【ニューヨーク】と、内陸地の中継地点である【シカゴ】でだった。
米伊の犯罪組織は、大西洋を越えて結び付きを深めていく。
近代化の過程では、林立した小組織間で血で血を洗う抗争が頻発した。その結果、【ニューヨークのマフィア組織】は【純血のシシリアンによって一本化される】こととなった。だが、31年、【ラッキー・ルチアーノ】が、シシリアンからなるボスを虐殺する【「シシリアの晩禱(ばんとう)の夜」】を起こし、【五大ファミリーによる合議制】へと作り替えた。

ラッキー・ルチアーノ
純血ではなく能力こそが組織のトップになる資格となった新たな組織を、ルチアーノは【「コーザ・ノストラ」(我らのもの)】と呼んだ。ルチアーノの右腕【マイヤー・ランスキー】が【マネーロンダリングを三段階にシステム化した】ことは前述した通りだ。

マイヤー・ランスキー
33年の【禁酒法廃止】によって密造酒という財源を失ったコーザ・ノストラは、【麻薬ビジネスへの進出】。その資本を元手に【カジノ、ホテル経営、不動産業へとビジネスを拡大】する。「抗争より調和」を選んだことで、【コーザ・ノストラの純益は、当時のGM(ゼネラルモーターズ)の年間売り上げより大きい「600億ドルある」と報じられる】ほどまで成長する。』

バチカン銀行とマフィア、とユダヤ教徒
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「国際金融」について、数多くの実務経験(!?)のある著者が、いわゆる教科書的で表面的な解説だけではなく、普段は見ることができない「隠された裏側」にもスポットを当てることで、本当の意味での理解を促す良書になります。本書の最終章で「フィンテック」についても触れられていますが、多くの方々にとって、あらためて「おカネ」というものが何であるのか、を考えさせられることだと思います。

さて、「バチカン銀行」と「暗黒街」の親密な関係については、本書に詳しく書かれていますので、ここでは省略をさせて頂きますが、例えば、日本語版のWikipediaを確認致しましても、その肝心な部分がサッパリ書かれていません。英語版であれば、「マフィア」とか「フリーメイソン」という単語が頻繁に登場しているのですが、どうしてこうも違っているのでしょうか?

本当に重要な部分が書かれていない、という点には、くれぐれもご注意くださいませ。

で、本文中に登場していたマイヤー・ランスキーは、ポーランド系ユダヤ教徒で、映画『ゴッド・ファーザーPART2』のコルレオーネ・ファミリーの最大の敵である、マイアミを根拠地とするユダヤ人のボス、「ハイマン・ロス」のモデルとされる人物になります。
また、マイヤー・ランスキーと同じくウクライナ系ユダヤ教徒であった「ベンジャミン・バグジー・シーゲル」も、賭博の街ラスベガスの成立に関わった、重要な「暗黒街」の人物になります。

ベンジャミン・バグジー・シーゲル
さて、ここからは昨日の続きになります。福島県の『エンゼルフォレスト那須白河』へ到着した我が家と柴犬ちゃん。

☆エンゼルフォレスト那須白河HP


18時30分の夕食までに温泉に入り、


それでも時間がありましたので、再び散策に出かけました。



そして、いよいよ夕食の時間に。歩いてすぐのところにあるレストランに向かいます。レストランにはワンちゃん用のカートが置かれていて無料で貸していただけます。もちろん、ワンちゃんの食事は、床の上で与えることになります。

お食事はバイキングになっていますが、ワンちゃん用のおかずも複数用意されていて選べるようになっています。

普段はペットフードしか与えていないので、少し心配していたのですが。。。


あっという間に完食してしまいました💗


食事を終えて、お部屋に戻ってからは、再び交代で温泉に。その間、柴犬ちゃんはお留守番です。





こうして1日目が終わりました。

ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング


- 関連記事
-
- 「金融政策とは雇用を確保する政策である」 ということが理解できない “おバカな” 元日銀総裁が犯した 『怠惰の罪』 (2021/11/08)
- 給料が上がらず、生活が苦しいと感じる方が多いのはなぜ? ~ 日本銀行の大罪 (2021/11/06)
- 「おカネ」と「暴力」が表裏一体となる理由 ~ それは、「おカネ」が「政府の借金(負債)」だから (2019/08/23)
- 「日本のメディア」や「Wikipedia」なんかよりも、「読書」の方が圧倒的に「学ぶ」ための近道です (2019/08/22)
- バチカン銀行と暗黒街 (2019/08/21)
- ネオ・クラシカルとニュー・クラシカルとケインズ経済学 (2019/08/20)
- タックスヘイブンとシティ・オブ・ロンドンの金融治外法権 (2019/08/19)
- 日本の“御用”経済学者がノーベル経済学賞を一度も受賞できない理由 (2019/08/15)
- 財務省御用達の経済学者とガラパゴス (2019/08/14)
- 1万円札の正体は? ~ 政府の負債と民間の資産 (2019/08/13)
- 公務員に過ぎない「官僚」は景気変動に対しては、“異常”なほど“鈍感”なんです (2019/08/12)
- 日本の名目貨幣の誕生 (2019/08/11)
- 中国・朝鮮半島よりも遥かに早かった「日本のおカネ」の誕生 (2019/08/10)
- 日本銀行の責任逃れの屁理屈 = 真正手形主義 (2019/08/09)
- 消費税増税なんかしなくても、「財務省が主導する税金の無駄遣い」を無くせば良いんです (2019/08/08)