2019-07-30 (Tue)

本日のキーワード : 時間、おカネ
『モモ』(Momo)は、ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童文学作品。1973年刊。1974年にドイツ児童文学賞を受賞した。各国で翻訳されている。特に日本では根強い人気があり、日本での発行部数は本国ドイツに次ぐ。
日本では、1987年に女優・歌手の小泉今日子が朝日新聞のインタビュー記事で本作の大ファンであることを公言し、話題になった。
イタリア・ローマを思わせるとある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちによって人々から時間が盗まれてしまい、皆の心から余裕が消えてしまう。しかし貧しくとも友人の話に耳を傾け、その人に自信をとりもどさせてくれる不思議な力を持つ少女モモが、冒険のなかで、奪われた時間を取り戻すというストーリー。
本日の書物 : 『モモ』 ミヒャエル・エンデ 岩波書店
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 とてもとてもふしぎな、それでいてきわめて日常的なひとつの秘密があります。すべての人間はそれにかかわりあい、それをよく知っていますが、そのことを考えてみる人はほとんどいません。たいていの人はその分けまえをもらうだけもらって、それをいっこうにふしぎとも思わないのです。この秘密とは――それは【時間】です。
時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところであまり意味はありません。というのは、だれでも知っているとおり、その時間にどんなことがあったかによって、わずか一時間でも永遠の長さに感じられることもあれば、ほんの一瞬と思えることもあるからです。
なぜなら【時間】とは、【生きるということ、そのもの】だからです。そして【人のいのち】は【心を住みかとしている】からです。
このことをだれよりよく知っていたのは、灰色の男たちでした。彼らほど一時間のねうち、一分のねうち、いやたった一秒のねうちさえ、よく知っているものはいませんでした。ただ彼らは、ちょうど吸血鬼が血の価値を知っているのとおなじに、彼らなりに時間のだいじさを理解し、彼らなりの時間のあつかい方をしました。
灰色の男たちは人間の時間にたいして、ある計画をくわだてていました。大々的な、慎重にねりあげた計画です。いちばん気をつけていたことは、じぶんたちの行動をだれにも気づかせないようにすることでした。彼らは目立たないように大都会の人びとのくらしのなかにしのびこんでいました。そして一歩一歩、だれにも気づかれずに、日ごとにふかくくいこんで、人間の心に手をのばしていました。』

もう、騙されない! 社会保険と消費税
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ドイツの児童文学作家による架空の物語ですが、深く考えないでご覧頂いても、大人でもかなり楽しめるお話になっているのですが、物語の中心となる「時間」というものを「おカネ」と読み替えることで、この物語が本当に伝えたいものが何であるのかが理解できるようになります。そして、それは現代を生きる私たち一人ひとりが、「おカネ」というものの意味をキチンと理解するためにも必要であり、ぜひ、多くの方々にご覧頂きたい良書になります。

さて、世の中の多くの方々が、本当の意味で「おカネ」というものが何であるのか、をご理解されていないのではないか、そして、そのことが根本原因となって「格差の拡大」などといった数多くの社会問題を引き起こしているのではないか、と考えているのが当ブログになりますが、

現代の日本の思想状況
それでは、なぜ、多くの方々が本当の意味で「おカネ」というものが何であるのか、をご理解されていないのか、という原因を探っていきますと、かつて「革新派」と呼ばれる左にも右にもまたがって存在した「共産主義者」がいましたが、

そんな左下や右下の下々(しもじも)の共産主義者をコントロールしつつ、大日本帝国を戦争へと導いていった左上の上座に位置する「革新官僚」の系譜に連なる連中よるプロパガンダが、いまだに継続されているから、と考えています。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆共産主義者とネトウヨ

☆戦後の日本社会党も日本共産党も、そして戦前に戦争を引き起こした連中も、悪いのはすべて「革新派」です

ですから、現在の我が国に必要なのは、私たち一人ひとりが右上の健全保守の立場に立ち、そこにおいて様々な議論がなされるべきで、いつまでも左上の「革新官僚(共産主義者)」の系譜のコントロール下に甘んじている「パヨク(左翼リベラル、極左)」や「ネトウヨ」の方々に目を覚まして頂きたいと考えております💗

現代の日本の思想状況
その左上の「革新官僚(共産主義者)」の系譜のプロパガンダの一例が、次のようなものになります。


これは、東京大学(あ)法学部と呼ばれる世界では通用しない大学を卒業しただけの人間で、経済や金融や財政という学問の「博士号」を取得した優れた専門家でもない、単なる「4年制大学卒業者」に過ぎない人間が、散々な不祥事を起こしながらも、その責任を取ることもなく(そう、まるで吉本興業のようにw)、歴史ある「大蔵省」から格下げされた“三流官庁”である「財務省」(企業で言えば経理部)のトップ(つまり経理部長)に居座り続けている岡本薫明(おかもとしげあき)くんによる、これまた世界では通用しない「消費税の社会保障財源説」になります(笑)

☆「消費税は社会保障財源」「国民に理解求める」岡本薫明財務次官インタビュー

まず最初に、ハッキリ申し上げますが、
「消費税を“社会保障を目的とする税”と考えて実行するような国はありません」

つまり、全世界から見て、この岡本薫明(おかもとしげあき)くんが語っている「珍説」は、馬鹿にされるだけのお話になります。
実際、財務省や日銀などの連中が、世界中からどれほど馬鹿にされているのかが良く分かる動画が、こちら(↓)になりますが、非常に残念なことに、彼らはそのことをご存じないようです(笑)

岡本薫明(おかもとしげあき)くん
で、そんな岡本薫明(おかもとしげあき)くんも、「おカネ」というものが何であるのかがサッパリ理解できないその一人になります(笑)

そもそも、「おカネ」以前に、「社会保険料」と「消費税」の大きな違いすら理解できていない東京大学(あ)法学部卒の三流官僚なのですが、「社会保険料」というものは、国民一人ひとりが、いくら支払っているのかが記録されていて、その負担額に応じてそれぞれの給付が決定される仕組み(自分の支払いが自分の給付に繋がる)で、だからこそ「保険料」と呼ばれているわけで、生命保険とか損害保険とかと同じで、保険に入っていない方は保険金をもらえない、保険の掛け金が少なければ保険金も少なくなるのと同じ仕組みになります。
ところが、岡本薫明(おかもとしげあき)くんのいう「消費税」を社会保障費に充当するという理論ですと、誰がいくら支払ったのかがサッパリ把握できません。つまり、個人個人の支払額に応じて給付が決定されることとならず、自分の負担が他の第三者の給付に繋がってしまう、トンデモな制度となってしまいます。
ご参考までに、簡単に、社会保険料(負担)と年金(給付)の関係式を書かせて頂きますと、次のようになります。
(20歳から70歳まで50年間、社会保険料を負担する)
所得×保険料率×年数 = 所得×0.2×50 = 所得×10
(70歳から90歳まで20年間、年金を受け取る)
所得×所得代替率×年数 = 所得×0.5×20 =所得×10
さらに申し上げますと、いわゆる「消えた年金」と呼ばれるものは、行方不明で消滅したわけではなく、単に、「社会保険料の未納(徴収がキチンとなされていなかった)」がその原因であって、そして、その穴埋めに税金を投入していることこそが本末転倒なわけです。
私たち国民は、一体いつまで、こんな東京大学(あ)法学部の三流官僚に好き放題されなければならないのでしょうか?
続きは次回に♥
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