2019-07-05 (Fri)

本日のキーワード : チュチェ思想、金閣寺、臨済宗
チュチェ思想(チュチェしそう)とは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)及び朝鮮労働党の政治思想(=単なる妄想)である((笑)

平壌のチュチェタワー
本日の書物 : 『経済で読み解く日本史② 安土桃山時代』 上念司 飛鳥新社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 人間は放っておいても徐々に賢くなる生物です。なぜなら、どうせ同じ結果が得られるならなるべく楽をしようと考え、仕事を効率化するからです。

そのため、鎌倉時代や室町時代にあっても、時代が下るにつれて【生産性が向上】し、【モノの生産量が増えていきます】。

モノの生産量が増えると【取引量が増大】し、【決済に必要な貨幣に対する需要も増加】します。鎌倉時代から室町時代にかけて大きい文字は、趨勢的(すうせいてき)に増加する生産量と、それに伴って高まる【貨幣そのものに対するニーズ】が正のフィードバックループを起こしていました。
要するに、【お金の量が増加すれば、相対的にモノの量が不足し、価格が上昇する】わけです。

【価格が上昇】すれば、それは生産者に生産量を増やすためのインセンティブを与えます。そして、【生産量が増加】すれば、それに伴って【取引量も増加】します。取引が活発になればなるほど、【貨幣需要も増加】します。

もし【ここで追加的に貨幣量が増加しなければ、経済は成長を止めてしまいます】。


逆に、【追加的な貨幣の増加が継続的に続く場合、経済はその後も順調に成長する】ことになります。

ただし注意しなければならないのは、【貨幣量を100倍に増やせば、たちどころに生産量が100倍に増えるわけではない】という点です。貨幣量の増加が引き出すのはあくまでも埋もれていた【潜在的な経済成長の力】であって、それは【じわじわとした変化】でしかありません。

現実には、実体経済の成長に合わせて少し背伸びするぐらいの貨幣量の増大を維持するととても良い効果があります。

現代において、多くの中央銀行が【物価目標】を設定していますが、その目標値が概ね【インフレ率2~4%程度】である理由はまさにこれです。

【マイルドなインフレ】こそが、【成長に必要なマクロ経済環境】なのです。これは、【絶対に逆らえない「経済の掟」のひとつ】です。』

臨済宗相国寺派とチュチェ思想
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、私たちの日本の歴史を、経済・金融の面を切り口としてみた場合、これまで学校の授業でお勉強させられ、「訳の分からない歴史」でしかなかったものが、普段の日常感覚で国史の流れをスッと、いとも簡単に理解できる、という良書で、また、多くの方々が勘違いしていると思われる「おカネ」というものについて、非常に正しい認識ができるようになる、お薦めの書物の第2巻になります。

さて、本書のシリーズの第1巻については、すでに先日ご紹介させて頂いております。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆上念司 経済で読み解く日本史① 室町・戦国時代

第1巻では、室町時代と戦国時代を中心にして、我が国の「おカネ」がどういったものであったのか、を分かりやすく解説して下さっているのですが、その「おカネ」を国内に供給する役割、つまり、現代で言うところの「中央銀行」の役割を果たしていたのが当時の寺社勢力でした。
そこで登場してくるのが「臨済宗(りんざいしゅう)」、いわゆる「達磨(だるま)」の「禅宗(ぜんしゅう)」の支那由来の宗派で、

『月百姿 破窓月』 月岡芳年 1887年
鎌倉に5つの寺(「鎌倉五山(かまくらござん)」)、京都に5つの寺(「京都五山(きょうとござん)」)、その両方の上位に「五山之上(ござんのうえ)」として最高寺格の「南禅寺(なんぜんじ)」があります。

南禅寺 三門
で、京都五山の一つに「相国寺(しょうこくじ)」というのがあります。

相国寺 法堂
「相国寺」をご存じなくても、「金閣寺」や「銀閣寺」は、ほとんどの方はご存じだと思われるのですが、いずれも、この臨済宗相国寺派に属する寺になります。

☆臨済宗相国寺派HP

鹿苑寺 舎利殿(金閣)

慈照寺
で、そのトップに就いている坊主が「有馬頼底(ありまらいてい)」ですが、

有馬頼底(臨済宗相国寺派)
その横顔はと言いますと。。。



それでは、昨日同様に参考となるある書物をご紹介させて頂きます。もちろん、この(↓)要注意人物のお話に繋がってゆくことになります。

都留重人
『 参謀本部と外務省の首脳が訪ソ使節としてまず頭に浮かべたのは、参謀本部第五課(ロシア課)所属の参謀から選ぶ案だった。だが、参謀本部内にはもっと優れた適任者がいると秦(はた)次長から名前が挙がったのは、つい二月から三月にかけてクーリエとして日ソ間を往復して帰ったばかりの瀬島龍三(せしまりゅうぞう)中佐(戦後、伊藤忠商事会長などを歴任)だった。

少佐時代の瀬島龍三(1942年)
クーリエとは、外交機密文書を人の手で運ぶ「外交伝書使」のことだ。ウィーン条約で認められた国際飛脚とでもいうべきクーリエには、さまざまな特権が与えられていた。生命の安全保証ならびに持参する外交行嚢(がいこうこうのう)が税関審査などを免除されるなどの外交特権である。…瀬島特使案は最終的には消えた。だが、ヤルタ協定のさなか、ソ連内にいて先方の軍首脳と会っていた瀬島のこのときの任務は、いまだに特定されていない。今日では小野寺緊急電を握り潰した中心人物は瀬島ではないか、とも言われているが、決定的な証拠は隠されたままだ。』
(以下は、Wikipediaからの抜粋です)
『 1954年の「ラストボロフ事件」の際、ソビエト連邦代表部二等書記官だったユーリー・ラストヴォロフが亡命先のアメリカにおいて、瀬島を含む11人に「厳格にチェックされた共産主義者の軍人を教育した」「これらの人物は共産主義革命のため、モンゴルのウランバートルに存在した第7006俘虜所において特殊工作員として訓練された」と証言した(ほかには朝枝繁春、志位正二、種村佐孝、平沢道則などの名前が挙げられた)。
元警察官僚で初代内閣安全室長の佐々淳行は、瀬島が1980年代に東芝機械ココム違反事件において工作機器のソ連への売り込みに協力したことが判明したことを受けて、中曽根政権の官房長官で警察庁時代の上司の後藤田正晴に対して瀬島の取り調べを進言した際に、「警視庁外事課時代に「ラストボロフ事件」に絡んでKGBの監視対象を尾行している時、接触した日本人が瀬島であり、当時から瀬島がソ連のスパイであったことは警察庁内で公然たる事実であった」と報告した。報告を受けた後藤田が警視総監の鎌倉節に尋ねると、鎌倉は「知らないほうがおかしいんで、みんな知ってますよ」と答えたという。しかし瀬島が当時中曽根康弘のブレーンとして振る舞っていたために不問にされたという。
また、ソ連の対日工作責任者であったイワン・コワレンコは「シベリア抑留中の瀬島龍三が日本人抑留者を前にして『天皇制打倒!日本共産党万歳!』と拳を突き上げながら絶叫していた」 と証言し、「瀬島氏はソ連のスパイではないのか」との問いには「それはトップシークレット」とのみ回答している。』
『 瀬島案が無理となった三月末、大本営と政府間の調整会議の席上で、いつもは陪席しているだけの内大臣・木戸幸一(きどこういち)が、なぜかこのときばかりは発言した。昭和十五年以来、内大臣の要職に就き、東條英機を首相にと天皇に言上するなど、もっとも天皇の信頼を得ている宮中政治家だ。
「ソ連特使の適任者がいないということのようだが、私の知り合いで外務省の書記官がいる。彼なら適任と考えられるがどうか」
そう言って木戸が上げた名前が「都留重人(つるしげと)」だった。

都留重人

都留は昭和八(一九三三)年にハーバード大学に留学した。昭和十一(一九三六)年五月には博士課程に合格し、アメリカやイギリス、カナダの学者などと深い交流をもって帰国した経済学者である。…米国生活が長く英語に堪能だということは周囲の誰もが理解できたが、木戸がなぜロシア通でもない経済学者を推したのかはすぐには分からなかった。
だが、軍首脳は直ちにこれを名案だと判断、都留は三月二十九日に急遽、東京を発ち、ソ連へ向かったのである。手には重たい外交行嚢を提げていた。その都留重人には「木戸の知り合い」という面以外に、もう一つの顔があった。
まず木戸との関係から言えば、都留は木戸の姪を妻に迎えていた。』
詳しくはこちらをご参照💗
↓

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