2019-06-25 (Tue)

本日のキーワード : 共産主義者、ネトウヨ
ノイジー・マイノリティ(英: noisy minority)またはラウド・マイノリティ(英: loud minority)とは、「声高な少数派」「声だけ大きい少数者」である。

「うるさい」・「騒々しい」といった旨が語源であり、主張に理論的ないし道義的裏付けが乏しく「声の大きさ」に任せて騒ぐだけの少数者を指し、批判的な意味合いが強い。
その過激かつ積極的な姿勢のため、実際には少数派であるにもかかわらず、穏健かつ消極的な多数派(いわゆるサイレント・マジョリティ)よりも目立つ傾向がある。実質的にクレーマーと同等の意味合いを持つ。

本日の書物 : 『真実の日米開戦 隠蔽された近衛文麿の戦争責任』 倉山満 宝島社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 1907年の日本は、何も考えなくても安泰の国でした。そして、何も考えず、何もせず、国際状況は激変しました。
1907年は明治四十年ですが、【事実上の大正デモクラシー】は始まっています。…

日露戦争中の【大増税】で、【選挙権が3倍に広がっていました】。当時の選挙権は納税額で決まるので、増税すれば選挙権が広がるのです。…日露戦争は国民全体で勝った戦争です。「国家的価値」は達成したので、「非国家的価値」が求められるようになります。「非国家的価値」には、地方利益や個人の権利などが含まれます。あるいは、政治的権利の拡充も求められます。これらをひっくるめて【「大正デモクラシー状況」】ということなのですが、三谷名誉教授はその代表を【吉野作造】に求めています(『大正デモクラシー論――吉野作造の時代とその後』中央公論社、1974年。2013年に新版)。…

吉野作造

吉野を軸に、大正期の言論界の状況を見ていきましょう。
ここで、次の表をご覧ください。

1907年ごろの日本の思想状況

現代の日本の思想状況
「はじめに」で示した図表(※現代の日本の思想状況図)と違うのが、「ネトウヨ」が「国粋主義社」に代わっているだけです。【吉野は健全保守の立場】から、【他の三者と生涯にわたり論戦を繰り広げました】(小著『右も左も誤解だらけの立憲主義』徳間書店、2017年)。

【吉野】は、【日本を破壊しようとした共産主義とは一線を画しています】。特に【レーニンが皇帝一家を馬まで殺したとの報】が伝わるや、その【狂暴性を言論で警告】し続けました。ロシア革命で学界と論壇の主流が共産主義となっていく中で、少数派になっていくのを覚悟しつつ。

【共産主義者の代表】は、学界では京大教授から【日本共産党】に入党した【河上肇(かわかみはじめ)】、論壇では早稲田大学教授から代議士に転じた【大山郁夫(おおやまいくお)】です。

河上肇

大山郁夫
吉野は同時に、【国粋主義者】も【「矯激な国家主義者」】として批判します。学界では憲法学の【上杉慎吉(うえすぎしんきち)】、論壇では評論家大きい文字の【徳富蘇峰(とくとみそほう)】が代表ですが、彼らへの吉野の批判は【「中身が無い」】の一点です。

上杉慎吉

徳富蘇峰
吉野に言わせれば、彼らの言説は「天皇親政」「愛国心」を説きながら、その中身は「政府への盲従を強いている」にすぎない【官僚御用言論】です。』

私たち日本人の本当の敵は、「左上」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、ここ100年ほどの我が国の歴史を振り返りながら、強かったはずの我が国が、途中から頭が悪くなり、何故か我が国が負ける方向へと突き進んでいった史実を確認することで、そこに「ツィンマーヴァルト決議」の「革命的祖国敗北主義」の存在を容易に想定することができ、第一目的である「祖国敗戦」を達成し、さらなる第二目的である「祖国の共産主義化」を目指した残存勢力が、未だに現代の我が国に存在している事実、そして、それが誰であるのか、その識別能力を高めるための「基本的な入門書」で、広く国民のみなさまにご覧頂きたい良書になります。

さて、本書をご覧いただきますと、四象限で示される、非常に分かりやすい思想図が頻繁に登場していて、読者に感覚的な理解を促してくれるのですが、私たち日本人の大半は、本来、右上に位置しています。

現代の日本の思想状況
そして、その右上の中においても、さまざまに異なった考え方や意見があるはずで、その中で大いに議論をし、漸進的に物事を進めていく必要があるのですが、それを邪魔するように、両サイドの下に位置する連中が「ノイジー・マイノリティ(noisy minority)」、あるいは「ラウド・マイノリティ(loud minority)」として存在し、我が国にとって非常に迷惑な存在と言えます。そういった連中は、躊躇(ちゅうちょ)なく徹底的に叩くべきですが、本当に私たち日本人が駆除・殲滅し、我が国を清めていかなければならない、その相手が「左上」に位置する「戦後利得者」を中心とする輩になります。
例えば、以下の動画では、日本とアメリカの戦争の原因について語られていますが、基本的に正しい方向で議論がなされています。但し、ある一人の方だけが、「山本五十六」について正しく御指摘されているのですが、他の方々はダンマリになっています。つまり、そこの部分が議論の枠組みから欠如してしまっているわけで、それを議論しなければ、本当の意味で歴史を語ることにはならないと考えているのが当ブログになります。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆もしも、「ミッドウェー海戦」が八百長だったなら。。。

ちなみに、山本五十六がどんな人物であるのかが、よく理解できる逸話が次のようなものになります。

山本五十六
(以下は、Wikipediaからの抜粋です)
『 1939年(昭和14年)水から石油が採れると主張した科学者に海軍共済組合で実験させた。海軍省先任副官・一宮義之らは反対したが、山本は「君達のように浅薄な科学知識ではわからない。深遠な科学というものはそうではない」とたしなめたが、その科学者は詐欺だった。』

それでは、ここからは昨日の続きになりますが、アメリカへと渡った片山潜(かたやません)は、幸徳秋水(こうとくしゅうすい)や堺利彦(さかいとしひこ)らによって結成された「平民社」のメンバーではなかったのですが、アメリカにおいて、平民社を創設し、わずか8ページほどのタブロイド紙『平民』を発行していました。

平民社
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆社会主義者が引き起こした「赤旗事件」

1916年にサンフランシスコからニューヨークへと移った片山潜は、そこで、オランダのマルクス主義者・リュトヘルスの助力を得ます。その頃のニューヨーク移民街は、ロシアから逃亡した「ボリシェビキ」の巣窟となっていて、そこで、片山潜の思想が急進的になってゆき、「コミンテルン(共産主義インターナショナル/第三インターナショナル)」への参加と、「アメリカ共産党」の結成へとその活動を活発化するようになります。
1917年初頭に、ニューヨークでリュトヘルスとともに、レフ・ダヴィードヴィチ・トロツキーと会うのですが、「ユダヤ革命(Jewish Revolution)」(→教科書の記載では「ロシア革命」)が勃発すると、その熱狂的信者と化します。

トロツキー。娘のニーナと。(1915年)
詳しくはこちらをご参照💗
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☆在米片山潜が発行した『平民』について

☆リュトヘルスとインタナショナル史研究 : 片山潜・ボリシェヴィキ・アメリカレフトウィング

続きは次回に♥
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